地球に人類がいないらしい   作:サトシ16852

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2Bってあんまり敬語使わないイメージがあるんだけどどうなんだろうって思いながら作りました。違和感ありますかね?


1万年寝てたらしい

『報告、生物を探知』

 

地球に降りた2Bと9Sは荒廃した都市が砂漠化したエリアを歩いているとポッドからの報告を受けた

 

「生物?こんな砂漠に?」

 

「なんですかね?こんな砂漠にポッドが探知できるほど大きな生物はいないと思うんですけど」

 

「ちょうど武器の強化がしたかった。素材収集する手間が省けた」

 

「そうですか、なら行ってみましょうか」

 

『了解、マップにマーク』

 

こんな何もないところで生物がいるということはとても信じられないがマップに表示された位置に二人で確認しながら崩れかけのビルに入る

 

「このビルはまだ電気が生きてるみたいですね。まだ電気が使える施設があるなんて、まさかここ機械生命体の製造場だったりしますかね?」

 

「それはない、近くに大きな製造場がある。この小さなビルで量産する意味がない」

 

「それもそうですね。っとここみたいです、あけてみましょうか」

 

このビルについて二人で何か考察しながら歩いていると目的の場所に着き、目の前の扉に9Sは扉を押す

 

「ダメですね、鍵が掛かってます。電子ロックじゃなくって鍵が必要みたいです。随分とアナログだな」

 

「9S、どいて」

 

2Bがそう言うと身の丈ほどの大きな刀で扉を真っ二つにして中に入れるようになった

 

「、、、2Bってそういう所ありますよね」

 

「?、これが一番早い」

 

9Sが少し引いている理由が分からず首を傾げながら開かない扉を開けるのに一番手っ取り早い方法をとっただけだと言う

 

「それよりも早く入ろう」

 

「そうですね」

 

二人が真っ二つになった扉をくぐると手前に大きな機械があった

 

「なんでしょうこれ?マップを見るにこの中から生体反応があるみたいですけど、この大きな機械の中に動物がいるとは考えづらいですね」

 

『推測、旧人類がコールドスリープをするために作られた装置』

 

「それじゃあ、人間がこの中にいるってこと?」

 

『その可能性が極めて高い』

 

「9Sバンカーに通信」

 

「わ、わかりました」

 

思わぬ出来事に驚きつつも自分達だけの判断はできないと考え2Bは9Sにバンカーへの通信を要請する

 

9Sがバンカーに通信をしようとした瞬間大きな機械が動き出し中からガラス張りのカプセルが出てくる。その中には人の形をした影があった

 

「2B、これって」

 

ポッドの生体反応と自分達アンドロイドと同じ形をした影

 

「間違いない、、人間が眠ってる」

 

自分の目で目の前の現実に戦慄しているとカプセルが開き、中にいた人間が目を覚まし始めた

 

自分達アンドロイドの創造主たる人間が目の前で目を覚まし始めるのを見ていた。アンドロイドにとって人間とは創造主、つまり神が目の前で覚醒し始めるという非現実的な光景に思考が停止していた

 

目の前で覚醒した人間は自分達を認識してこう言った

 

「えっと、どちら様でしょうか?」

 

 

 

 

 

 

プスと何がガスが抜けるような音が聞こえる目が覚めた。まず目に入ったのは眩しい光

 

おかしいぞ寝ていたなら確実に電気消してから寝るはずなのに、もしかしてそれほどまでに疲れたたのか?寝る前何してたっけ?アニメ見てたわ、そのまま寝落ちか

 

瞼を貫通する眩しい光に段々と慣れ目を開け始める。すると目の前に全く知らない二人組がいた。一人は女の子でもう一人は男の子であり目隠しと子供であるが故に独特な恐怖感を感じ恐る恐る口を開く

 

「えっと、どちら様で?」

 

呆けていた二人は自分の質問で意識を取り戻したかのようにハッとして問いに答えた

 

「僕は9Sと言います。そして彼女は2B」

 

9Sに2Bさんね、、いやそうじゃないだろてかそれ名前か?コードネームみたいなもんだろ。聞きたいのはそういうことじゃなくてなんでここにいるのってことだったんだけど

 

「えっと、なんでここに?」

 

「僕たちは付近に生体反応があったのでその確認に来たんです」

 

生体反応?いや生体反応はわかるがなんで確認?不法侵入じゃね?そういうのわかると思うんですけど

 

ってあれ?よく見たらここ俺の家じゃない何処だここ?見たことないぞ、しかも今全裸なんですけど

 

「ごめん服もらえる?話はその後で」

 

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

とりあえず服は部屋の中にあったものを拝借し、謎の二人組との話し合い

 

「まずこちらから質問させていただきます。貴方は人間ですか?」

 

なかなかユニークな質問だな、これはあれか?笑っておく所なんだろうか?『そんなん当たり前やろー』みたいなことを待っているのか?その割には二人組が滅茶苦茶ふざけられないような雰囲気出してるんだけど?とりあえず無難に返すか

 

「人間です」

 

すると二人はとても嬉しそうに顔を見合わせる

 

「2B!僕はバンカーに急いで連絡をとります!彼のことは頼みます!」

 

「わかった」

 

そう言って外に駆けていく9Sくん。それによって目隠し美少女と二人というなんとも気まずい展開になってしまった。とりあえず間を持たすために自己紹介でもするか

 

「えっと、2Bさんでよかったよね?9Sくんいないけど自己紹介、俺は石井優輝、趣味は映画鑑賞とゲームをすること、よろしく」

 

「よろしくお願いします。改めて自己紹介をさせていただきます私はヨルハ2号B型、ヨルハとは新型アンドロイドによるヨルハ機体による部隊のことです」

 

「アンドロイド?アンドロイドってあれだろ?人造人間的な」

 

俺が困惑しながら尋ねると2Bはなぜそんなことを書くのかと疑問に思ったのか首を傾けながら答える

 

「その通りです。私たちアンドロイドは貴方達人類を守るために作られた存在です」

 

なんとも無機質な機械的な返答に本当に彼女はアンドロイドなのではないのかと思ってしまう。それに人類を守るために作られたってなんだその映画みたいな話は

 

「ちなみに何から人類を守ってるの?」

 

「エイリアン、又はそれらが作り出した機械生命体です」

 

「ふっ、」

 

思わず笑ってしまった。あまりに無機質で無表情であまりにもおかしな設定を淡々と話していく彼女に最後にエイリアンというありきたりな侵略者?これ笑わない人いないだろ

 

「どうかしましたか?」

 

「面白い話しをありがとう、君もなかなかいい演技だったよ。というかここ何処?そろそろ帰りたいんだけど」

 

「ここは地球です。石井様は月のどちらに住んでいるのですか?」

 

「は?月?」

 

段々とお互いわけのわからななことになってきた。困惑する表情を見せると彼女も困惑する

 

「石井様がどれほどコールドスリープしていたかわかりませんが七千年ほど前に人類は地球から月に移住しています。」

 

「七千!?流石にぶっ飛びすぎだろ、誰も信じないぞそんなこと」

 

すると2Bはいきなり背中から刀を出し壁に投擲する。しばらくすると投擲した刀が光になって彼女の手元に戻っていた

 

「これで信じてくれますか?」

 

こんなもの見せられては信じざるを得ない、彼女がアンドロイドということと自分がいた時代とは違うこと、映画のような侵略者がいること全て

 

「わかった、信じる。それじゃあ今西暦何年だ?」

 

「西暦11945年です」

 

「聞き間違いか?11945年?2022年じゃなくて?」

 

「はい、11945年です。もしかして2022年からコールドスリープを?」

 

「いや、わからない。コールドスリープした記憶なんてない。家でアニメ見て寝て目が覚めて現在に至るって感じ」

 

「2022年ということは1万年前から、、、」

 

「なんのSFだよ、一万年前の人間が現代に蘇ったとか、そんな映画あっても見ないぞ」

 

「混乱するのはわかりますが落ち着いてください。我々が貴方を必ず守ります」

 

彼女から力強いが放たれ混乱していた状態から少し落ち着いた。すると9Sが戻ってくる

 

「お待たせしました。バンカーからはレジスタンスキャンプで暫く暮らしてもらうようにと、かまいませんか?」

 

「かまわない、住む場所を提供してくれるだけですごく助かるよ」

 

 

それから歩いてレジスタンスキャンプとやらに向かう途中様々な話しを聞いた。エイリアンと人類はまだ争ってはいるが実際はアンドロイドと機械生命体が戦っているだけだと

 

「そっか、君たちアンドロイドなんだっけ」

 

「ええ、そうですよ石井様の時代にはいませんでしたか?」

 

そう聞いてくる9Sにはとても話しやすい印象を受けた

 

「ああ、アンドロイド全くなかったわけじゃなかったけど君たちほどのはいなかった」

 

「まぁ、一万年前ですもんね」

 

一万年、そんなにも時間が経ってしまった事実と実感のなさがなんとも言えない感覚を感じさせる

 

「そうだ、話しを聞く限り争いは君たちアンドロイドと機械生命体ってのがずっと争ってるんだろ?おかしいと思わないのか?」

 

「おかしい?」

 

「だってそうだろ?人間とエイリアンの争いで君たちは関係ない。それに人間の道具として扱われて不満とかはないのか?」

 

「なぜ?私たちは人間のために作られたアンドロイドですよ?」

 

彼は本気でわからないようだ。それに若干の恐怖を覚える

 

「俺だったら変な争いに道具として扱われるのは嫌だな。2Bは思わないか?」

 

「思いません」

 

「そっか、アンドロイドって安全なんだな」

 

「どう言うことですか?」

 

「昔見た、、って言っても一万年前か、知るわけねーな。俺の時代にあった映画でアンドロイドが世界に人間は不要だと判断して人間を殺戮しまくる映画があってな、アンドロイドはみんなそんなふうになるのかと思ってた」

 

「しませんよそんなこと、一体どんなプログラミングされてるんですかそのアンドロイド」

 

「さあ?」

 

楽しく9Sと話しながら歩いているとレジスタンスキャンプに着いた

 

「ここがレジスタンスキャンプです。あまり快適な設備を用意することは出来ませんでしたがすぐに用意します」

 

「ありがとう」

 

レジスタンスキャンプを歩くと中心に芝があり荒廃した世界にほのぼのとした雰囲気を与える面白い場所だった。少し歩くと大きなベニヤ板でできたような大きな机と大量の資源と思われる大きな箱があり、そこに一人の女性がいた

 

「はじめまして、このレジスタンスキャンプのリーダーをしていますアネモネです。十分な設備を準備することが出来ずもうわけございません」

 

「こちらこそいきなりすいません、そんなすぐに準備なんで出来ませんし気にしないでください」

 

なるほどリーダーか、とても堂々としてハキハキとした言動から確かにリーダー気質を感じる。こう言う人がリーダーになるのは人間もアンドロイドも同じなのか

 

「ありがとうございます。石井様のお部屋は2B達の部屋の隣にあります」

 

「どうも」

 

2B達に部屋に案内されベットに座る

 

「それでは僕たちはバンカーに向かうので今日はしっかりと休んでくださいね」

 

「わかった」

 

「それでは失礼します」

 

そう言って出ていった二人を見送りベットに横たわる。色々起こりすぎて混乱していたため疲れに気づかなかったようだがとてもつかれていたようだ

 

暗い意識の中これからどうなるのか不安に思いながら考えないようにしながら意識を手放した

 

 

 

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