童貞貫き通して魔法使いになれたので"あさおん"魔法使ってみた   作:sannsann

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芽生え

 

 

 

てるる:こんばんはー

逆 毛:ばんわwww

騎 士:こんばんは

忍 者:こんばんはでござる

ゆふぃ:やっほー

聖天使:こんばんは^^

ヌルポ:ぬるぽ

ウィザ:ガッ

逆 毛:ガッwww

 

 

オフ会楽しかったー。

帰りは心配されてゆふぃさんに送ってもらってしまった。

そしてまさかの電話番号交換……家族以外で初めてだ。

つい電話帳を見てニヤニヤしてしまう。

ゆふぃさんのこともだけど、オフ会を、皆のことを思い出せるし。

超楽しかった……あんなにはしゃいだの、本当にいつ以来かなぁ、また皆とああやって遊びたいなぁ。

 

 

聖天使:オフ会どうだったー?

忍 者:とりあえずマスターはリアル逆毛でござった

聖天使:えーそうなんだ、すごぉい☆

ウィザ:東北勢誰か…

てるる:超楽しかった!

    ゆふぃさんちょー可愛かった!

    あとおっぱい大きかった!

逆 毛:ちょwww

聖天使:え

騎 士:おぃぃぃいい

ヌルポ:ヌルポ

忍 者:ガッ

ウィザ:マジで?!kwsk

    てるるは結局おばちゃんだったの?(笑)

逆 毛:おまえらwwwリアルの話題www禁止www

聖天使:えー気になるー

騎 士:マスターの言うとおりだ、やめとこう

    明日からくるアプデのこと話そうぜ

 

ゆふぃ→てるる(個人チャット)

  :てるるちゃん、リアルのことは言わないで

   いくらオフ会をしたからって駄目だよ

   ネットでの当たり前のマナーだよ

 

逆 毛→てるる(個人チャット)

  :てるる、リアルのことを話すのは駄目だよ

   外見とか身体特徴がどうとかは特にね

 

騎 士→てるる(個人チャット)

  :てるる、そういうのはいけないよ

 

 

おうふ、一斉に個人チャットで注意きた。

うう、確かに軽率だった…普通に考えたらわかるのに、ちょっと浮かれてたかも。

 

 

てるる:ごめんなさい、少し浮かれてました

    おっぱいとか言ってごめんなさい

逆 毛:そういうところだぞwww

忍 者:まあ胸なら騎士の方がでかかったでござるな

聖天使:え、騎士さん男性だよね?

ウィザ:どういうことなの…

騎 士:汚いさすが忍者汚い

ヌルポ:すごく…大きかったです…

逆 毛:wwwwwwww

聖天使:ええー…

ウィザ:もう全然わからん

 

 

危ない危ない、皆の機転…?でうやむやになったぞ。

無理やり感はあったけど、次のアップデートでくる新装備やマップのことで雑談になった。

思えばあれは、皆空気を読んだというか、駄目な流れってわかってたんだろうね………私以外。

そしていつもどおりボイチャやお酒が解禁されたりして、しばらくするとログインしているのが前のオフ会参加メンバーだけになった。

 

 

逆 毛『ちょうどオフ会メンバーになったな。

    改めて言うけどてるる、オフ会のこと自体を言うのはいいとしても、皆のリアルに関する話題は基本的に禁止だよ』

 

騎 士『どこに行ったとか、何が美味しかったとかそういうのならいいんだけどな。

    まあそれらも度が過ぎると未参加の人が疎外感を感じるから注意がいるけど。

    まあなにより、その人のリアルに関することはギルド崩壊の起点になることが多いしね。

    もしこの注意がきけないのなら、やりたくないけど除名せざるをえなくなってしまう』

 

ヌルポ『まあ皆空気察してすぐに話題変わったからよかった』

 

てるる『ごめんなさい、軽率でした…。

    ゆふぃさんも、本当にごめんなさい』

 

 

マスターが草も生やさず注意するってよっぽどだ。

騎士さんも…。

それになにより、ゆふぃさんがずっと無言だ、ゲーム内チャットも、ボイスチャットも。

私が失言してから、ずっと、ずっと無言だ。

 

 

ゆふぃ『本当に、やめてね…てるるちゃん

    ああいうの何かと大変なんだから』

 

 

その声は、優しかったゆふぃさんからは想像も出来ないほど低くて冷たい声だった。

駄目だ、なんで私はこうやって調子にのるんだろう。

そりゃあそうだ、当たり前のマナーさえ忘れたのか。

どんどんどんどん暗い感情が胸の底から湧き出てくる。

思えば、今回のことだけじゃあないんだろう。

今までゲームでエロい発言をたくさんしてきたけど、それも実は嫌がられていたんじゃないんだろうか。

私自信が楽しいと思っていても、相手がそれをどう受け止めるかなんて、わかんないんだし。

そういえば前世でセクハラは相手がどう受け止めるかだと社内教養があった気がする、それと一緒なんじゃ…。

もしかしたら、ゆふぃさんも、ずっと嫌な気持ちだったり、イライラしてたりしたんじゃないか。

ううん、ゆふぃさんだけじゃない、皆だってそうかも。

どうしよう、皆に嫌われちゃう。

もう遊んでもらえなくなる。

せっかく仲良くなったのに、皆に、ゆふぃさんに、嫌われちゃう。

嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だッ!

 

私はもう、無我夢中で携帯電話を手に取った。

オフ会で教えてもらった電話番号に架電する。

家族以外で唯一登録された、その人に。

 

 

 

 

『てるるちゃん!?どうしたの?』

 

『ゆ"ふぃ"ざんんん、ごめん"なさい"!!

 ごめん"なさい"!!

 嫌わない"で!!

 ごめんなさい"、ごめんなさい…嫌いにならないで

 もう言わないから、もう絶対言わないから!』

 

『ちょ、てるるちゃん!?』

 

『う"ぇぇぇぇぇん…』

 

『落ち着いて!大丈夫!大丈夫だから!』

 

『ごめんなさい"!ごめんなさい"!ごめんなさい"!…』 

 

『ああもう! ならない!ならないから!

 そもそも別に嫌いになんてなってないから!』

 

『ひっぐ…ひっぐ…ほ、本当……?』

 

『当たり前でしょう!

 ちょっと今回のは注意したほうがいいなって思っただけだから!』

 

『う"ん"……ごめんなさい"…』

 

『ああもう、だから泣かないで…ッ!』

 

 

感情が爆発してしまった。

嫌われたくなくて、咄嗟に電話してしまった。

何をしているんだろう私は。

なんだこれは、私はこんな子供じみていたか。

ああけど駄目だ、感情が押さえられない。

涙がとまらない、ゆふぃさんごめんなさい。

 

 

忍 者『やっぱキマシタワーでは?』

 

ヌルポ『おねロリだっつてんだろカス』

 

逆 毛『どっちでもいいよもうwww』

 

騎 士『まあこれで、てるるちゃんもわかっただろう 』

 

ヌルポ『うーん…てるるちゃんもやっぱりまだまだ子供だったんだなぁ』

 

逆 毛『とりあえずゆふぃさんもてるるちゃんも、二人ともマイク入ったままだよwww』

 

騎 士『電話してるしヘッドセット外してるんじゃね?』

 

忍 者『拙者見えるでござる、ゆふぃ氏のおっぱいに顔を埋めて泣きじゃくるてるるちゃんと、その頭を優しく撫でるゆふぃ氏のスチルが』

 

ヌルポ『やはりおねロリこそ至高』

 

逆 毛『聞かれたら殺されるよwww』

 

騎 士『まあこれでてるるちゃんのエロ発言が収まってくれたらいいんじゃないか、情操教育的にも』

 

忍 者『拙者、耳年増だけど実は未経験というシチュが大好きでござってな』

 

ヌルポ『俺も。

    あと知ってそうでちゃんと理解してないような無知シチュも好きだわ』

 

逆 毛『おまえらwww』

 

騎 士『ゆふぃさんならともかく、てるるちゃんは幼なすぎて無理だわ…』

 

忍 者『さすがに拙者も本気ではござらんよ。

    ただ脳内シチュは別でござる』

 

ヌルポ『とか言うけど、お前てるるちゃんのパンツ必死で見てたじゃん』

 

忍 者『うぐッ!…あれは目の前であんなのされたら……って言うかオマエモナーでござる』

 

逆 毛『うんwwwそろそろやめとこうwww』

 

忍 者『そう言うマスターも見てたてござるよな?

    ああ、パンツだけじゃなくてちっぱいも』

 

騎 士『やめろよ…さすがにアウトだぞ』

 

ヌルポ『おいおい、ゆふぃさんのおっぱいチラチラ覗き見してた騎士様がなんかほざいてるぜ』

 

逆 毛『うはwwwおkwwwおまえらストップwww』

 

ヌルポ『………………あれ、いつの間にか二人の通話終わ『誰の何を見てたのかな?かな?』…って…』

 

逆 毛『おうふwww』

 

忍 者『あ、拙者明日は早いんでござった!

    これにてシツレイ!』

 

ーー忍者さんが退室しましたーー

 

ヌルポ『あ、忍者逃げやがった!』

 

騎 士『あー、その…どのあたりから聞いてました…?』

 

ゆふぃ『聞きたいですか?』

 

 

私は途中からしかわかんないけど、ゆふぃさんはずっと聞いていたみたい。

前のオフ会で、私はパンツ見られてたのか…。

いや、ゆふぃさんからお説教(OHANASHI)されたから聞いてはいたんだけどね…。

なんというか全然実感がわかない。

だから何なんだろうって思ってしまうのは、たぶん女の子として駄目なんだろうなぁ。

 

 

騎 士『いや、その…ごめんなさい』

 

逆 毛『ゆふぃさんごめんwww』

 

ゆふぃ『私というより、てるるちゃんにでしょ。

    っていうかまじで何なんですか?

    中学生のパンツ見てはしゃぐとか』

 

ヌルポ『ゆふぃさん、男はね…いくつになってもパンツを見たいんだよ。

    たとえそれが歳いったおばちゃんでも、小さな子供でも、目の前でパンツが見えそうなら、見てしまう…。

    それが男なんだ』

 

逆 毛『良い感じの言葉だけど最低www』

 

ゆふぃ『わかった?てるるちゃん。

    男はこんなのばっかりだからね?

    わかったら、気をつけないと駄目だよ』

 

 

ゆふぃさんには悪いけど、ヌルポさんの言葉が痛いほどわかる、わかってしまう。

私もそうだった、アニメとかで好きなキャラのパンチラシーンとか何回も再生したり、スロー再生して"ここだ!"とかしてたし。

それに何も好きなキャラだけじゃない。

例えば通勤のとき、電車で対面に座った全然美人でもない、どちらかといえばドギツイおばちゃん。

だけどその人がスカートをはいていて、ちょっとガニ股になっていて、スカートの隙間からなんか見えそう…。

そういうとき、自分自身の好みから程遠くても、ついチラチラ見そうになってしまう。

別におばちゃんのパンツなんか見たくもない、つい視線が…けど見ちゃ駄目だから視線は外す。

もっぱら二次元ばかりだった私でそうだったのだから、普通の人はもっとなんじゃないかな。

そんな感じでチラリズムって、男を刺激する最たるモノの一つじゃないかと思うんだ。

 

だからごめん、ゆふぃさん…私はヌルポさんたちの気持ちがわかるんだ…。

だけどその対象が自分だということに、実感がわかない。

想像もできない……。

 

 

 

てるる『私なんかの…パ、パンツ…で…こ、こ…興奮…するんですか?』

 

ゆふぃ『てるるちゃん!?』

 

逆 毛『ブハッwww』

 

騎 士『待て、一旦この会話やめよう』

 

ヌルポ『ぶっちゃけ最高でした』

 

騎 士『おいいいいいい!ヌルポォ!!!』

 

逆 毛『皆wwwストップwww』

 

 

そうなんだ…興奮するんだ…私なんかのパンツでも。

 

 

ゆふぃ『てるるちゃん、ストップ!

    うん、今日はボイチャこれで終わり!』

 

ーー逆毛チャットルームが閉鎖されましたーー

 

 

 

その後、ゆふぃさんから電話がかかってきた。

皆の言葉を真に受けちゃ駄目だとか、変なこと考えちゃ駄目だとか言われたけど、あんまり頭に入ってこなかった。

あれからなんかずっと胸がモヤモヤ?いやムズムズか…?

なんか変な感じ。

言葉では言い表せない。

わかんない、わかんない…。

もういいや、とりあえず露天放置して寝よう。

うん、そうだ、明日ゆふぃさんに相談してみよ…。

 

 

 

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