童貞貫き通して魔法使いになれたので"あさおん"魔法使ってみた 作:sannsann
次の日、ゆふぃさんに電話で相談してみた。
ゆふぃさんが言うには、それこそが女の子としての感情というか、恥ずかしいという気持ちじゃないかって言われた。
うーん…女の子に……恥じらいねぇ…。
なるほど、わからん。
とりあえず、今更なんだけど…私のそのスカートを押さえないとか胸元押さえない無防備さって、学校で発揮されまくってたんじゃ…。
あれ、そう考えるとなんか恥ずかしくなってきた気がするぞ。
なんだろ、ああそうだ!わかった!
男でいう『ずっとズボンのチャック全開でした』か!
なるほど、そういう気持ちか、今わかったよ。
これはノーベル賞ものかもしれん。
確かにそういうことなら、少し恥ずかしかったのかもしれない、今後は気をつけよう!
そういえばクラスの男子も私のパンツ見てたんだろうか。
クラスの女子をオカズに…ってエロ漫画だとよくあるシチュだけど実際どうなんだろう。
いやけど私ちんちくりんだしな…ワカメちゃんで抜くやつおらんやろ……おらんよね?
ちなみに私の前世、性の目覚めが超遅かったんだよね…。
小学校のときはアホの子かな?っていうくらい何も知らなかったし、中学校もそのまま継続。
高校になってようやくそういう知識を知ったけど、高校…男子校だったんだよね…。
そして二次元にどはまりして…そのまま卒業して、専門学校に行った。
大学みたいなキャンパスライフなんてあるわけもなく、ひたすら勉強して卒業した。
だからクラスの女子をオカズにって気持ちがいまいちピンとこない。
そりゃあクラスに自分の大好きなアニメキャラとかがいたら興奮するんだろうけど…それは何か違うしな。
そして就職した会社はほぼ男ばかり、専門職なせいかオンライン上でのやりとりも多くて出社自体そこまでの頻度ではなかった。
最後らへんは時代も進んで在宅ワークばかり。
そんでもって趣味はネトゲとアニメ、家から出ることなんて滅多になかった。
あれ思い返せば私、彼女どころか友達すらいなかった…?
おかしいな、目から汗が出てきたぞ…。
いやいや、やめよう…今は今だ。
うわ、ぼーっとしてたら隣の席の男子と目があったけど、バッと目をそらされた…。
んんんんんん…。
なんか凹む。
うう、そんな露骨にしなくても…前に消しゴム拾ってあげたじゃん。
関係ないかそんなの。
今更だけど、隣の男子の名前知らないわ…。
ていうかそもそも、クラスメイトの名前、全然知らない…。
……あれ、私の学校生活詰んでね?
私自身が招いた結果なのかもしれないけどさ…。
もうやだ、早く家に帰りたい。
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『ゆふぃさーん…』
『おかえりてるるちゃん、学校はどうだった?』
『もう行きたくない…』
『何かあったの?』
『何も…何もなさすぎてもう…』
『あらー…ところで電話で言ったこと、少しはわかった?』
『うん…今日授業の時に考えたけど、やっとわかった。
あれですよね、ズボンのチャック全開で外歩いてちゃってたみたいな感じですよね』
『……うーーーーーーん………まあ、うん…。
うん、そうだね…とりあえずそんな感じからでいいかな…?
…いやいいのか…けどこれでも少し前進してるし…まずは恥じらいというものを……けど考え方が小学生男子並……』
『どうしました?』
『ううん、なんでも。
私はもうちょっとかかるかなぁ、2時間くらい残業かも』
『お疲れ様です…頑張ってください!
…先にログインして待ってますね!』
『うん、お姉さん頑張るよー!!またあとでね!』
『はいー』
あれからゆふぃさんとは結構な頻度で電話をするようになった。
あれ、私リア充っぽくね?
学校は終わってるけど、放課後は充実!
うん、何も問題ないな。
よし、皆放置っぽいし、野良のPT狩りいってこよー。
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てるる:むきー!
ヌルポ:ボコられたらすぐ
忍 者:ぶっちゃけDEX支援ってロマンでござるし…
ペアなら絶対に詠唱中断無効アクセつけた
ウィザ:すぐ死ぬ支援はちょっと^^;
てるる:むきー!!
ヌルポ:そもそもDEX極振りしても無詠唱できないから、結局無効アクセつける羽目になるしね…
囲まれたら詠唱中断されるし
もうボロクソである。
私がしている支援職のスキルの中には詠唱が必要なやつがいくつかある。
ステータスのDEXを伸ばせばそれを短縮できるが、無詠唱はできない。
そんでもってモンスターに殴られたら詠唱は中断される。
しかも
現在のゲームバランス的に、もっぱらPTで優遇されるのは耐久特化の支援職だ。
大人数PTですでに耐久特化支援職がいる場合は、私のような詠唱特化も輝く、詠唱のたびにPTが立ち止まることなくさっと支援スキルを更新して歩けるからだ。
そんな中、新しいアプデで実装されたダンジョンのモンスターは、
今までのダンジョンに変わる新しい効率の良いダンジョンとして今大人気の狩場だ。
そんな中私らみたいな詠唱特化は状態異常にかかりやすい。
つまり何が言いたいかというと…。
ゆふぃ:こんばんはー
忍 者:こんばんはでござる
ウィザ:キタ、vit支援キタ、コレデカツル!
ヌルポ:やっとまともな支援がきたな
てるる:ひどくない!?もう支援しないからね!?
こんな感じで耐久特化な支援職のギルメンがくるまで私のギルド内ポジションは地に落ちているのだ。
けどこの私には夢があるッ!
まあ、夢のまた夢のまた夢のまた夢くらいに無理なんですけどね…。
けど装備・ステシミュレーターで全身ボスカード・神器装備とかやってニヤニヤするの、楽しいよね。
さーて、今日も夜ふかしゲーム三昧だぜ!
明日も学校?ヘーキヘーキ!