童貞貫き通して魔法使いになれたので"あさおん"魔法使ってみた 作:sannsann
お巡りさん、わたしです
皆さんはエロ同人というものをご存知だろうか。
ご存知ない?それは人生の半分を損していますよ。
すぐに購入すべき。
みんなの大好きなあのキャラやあの子やあの娘なんかのエッなシーンが盛り沢山な本なわけだ。
少年漫画とか少女漫画だと発禁されること間違いなし。
パンツどころか裸も見れちゃう。
中にはオリジナルカップリングといって、原作とは別のカップルを作ったりして楽しむ人もたくさんいる。
アニメや漫画だけではなく、ゲームのキャラクターとかの本もたくさんある。
そして、私がしているオンラインゲームのエロ同人もまた、たくさんあるのだ。
中には自分のキャラをこう、うん…エッチなことさせたりしたりする猛者もいるとか。
長々と話しましたが、つまり何が言いたいかと言うと…
「へっへっへ…買っちゃった…。
♀ナイトと♀プリーストのガチ百合本…ッ!」
はい、自分の
こう、ね、感情移入というかね。
うん、正直たまらんかった。
パソゲーの中でも人気ゲームの一つだから、同人界でも人気なのだ。
このゲームの同人だけでも、ダンボール一箱はあると言っておこう。
それくらい好き、ゲーム自体も好きだし、こういう本も大好き。
あ、エッチな奴だけじゃないですよ、ほのぼの系とかそういう全年齢版もあわせて一箱。
私は特に4コママンガになってるほのぼの系のやつが好き。
同人だけではなくて、商業誌でもでてるアンソロジーとかも全部買うくらい好き。
オンラインゲームって、通常のコンシューマゲームと違ってメインストーリー以外の要素がたくさんある。
メインもいいんだけど、サブクエストのお話だったり、あとはもう完全オリジナル設定とか世界観でのお話とか、本当にたくさんのお話にあふれている。
もうそれを読んでいるだけで幸せ。
それでまた、ゲームをする、幸せになる、本を読む、幸せになる、ゲームをするって感じで無限ループになる。
ゲームだと悲しい話だけど、それを忘れさせてくれる楽しいオリジナル設定に変えるような話も好きだし、それぞれが考察して掘り下げたストーリーも好き。
敵キャラ視点としてプレイヤーと闘ったりする視点も好きだし、ゲームをしてて"あるある"みたいな思わず頷いてしまう話も好き。
レアアイテム求めて狩りをしてたのに、同じレアでもゴミのほうが出てコッチじゃねーし!ってなったりとかね。
ああ、話が脱線した…。
こんな感じでパソゲの話になるとついつい饒舌になっちゃうんだよね、まあ脳内でなんだけど。
今日行った大阪の日本橋やばかったなぁ…オタクの聖地って感じ。
お店回っているだけで楽しかった。
あ、もちろん一人。
友達…?知らない言葉ですね。
まあね、仮にいたとしても、友達と一緒に行ってエロ同人買うかって話ですよ。
しかも百合本だし。
というわけで今日はたくさんお店を回って、これだ!という
たった3冊って?今月はもう買いすぎてしまって、お金がないんだよね。
あと見た目がまだ成人して見えないから、買うのも苦労するんだよね…。
サングラスにマスクつけたりしてさ、不審者感がすごい。
店員さんも見てみぬふりしてくれている気がする。
まあまだそのあたり緩い時代だしね、何も問題はない。
さて、厳選した3冊…もう返って読むのが楽しみすぎてニヤニヤしちゃう。
さすがに電車で読むのは自重した…。
「あー楽しみだなぁ…どれから読もうかなぁ」
晩御飯代までエロ同人に使ってしまったが、悔いはない。
ちょっと思ったより遅くなっちゃった…今日は22時からギルド狩りって言ってたけど、本読みたいなぁ…けど狩りも行きたい…、迷う。
とか思ってたら、眼の前からパトカーがこちらに向かってきた。
やばい、エロ同人持ってる、これ18禁じゃん…!
補導されちゃう!?
どうしよどうしよどうしよ…ッ!
と、とりあえず隠れよう!
マンションの中に入れば大丈夫だろう…ってあああ、オートロックじゃん!入れない!
やばい、もうパトカー来る…と、とりあえず壁に体を寄せて隠れようッ!
だ、大丈夫だよね…バレてないよね…?
心臓がドキドキ言ってる。
パトカーがかなりゆっくりだけど、前を通り過ぎて行った。
セ、セーフ……!
「危なかった…「こんばんは」…ッッひゃあ!?」
斜め後ろから声をかけられて、そっちを向いたらお巡りさんがいた。
な、なんで!?通り過ぎたはずじゃ!?
『駅前111から101、アパート集合ポスト前で対象発見、職質に入る』
しょ、職質!?
やばい…やばい…。
思わずリュックをギュッと抱きしめる。
「こんばんは、驚かせちゃったかな。
防犯パトロール中です。
ごめんね、パトカーの姿を見て隠れたように見えたから、何かあったのかと思って声をかけさせてもらったんだよ。
あと、よく見たらまだ学生さんかな?もう遅い時間だけど親御さんには連絡とかちゃんとしているかな?」
ああああ…隠れたことが逆効果だった…不審者と思われてる。
「あの、いえ…少し、びっくり…して」
「そうなんだ、ごめんねびっくりさせて。
けどなんで隠れたのかな?」
ですよね!隠れる=やましいことがある、ですよね!
や、やばい…。
に、逃げたらいけるか…ッ!
「ちょっとちょっと!どこへ行くのかな?」
あああ、お巡りさんがもう一人きた…!
そうか、パトカーは通り過ぎたんじゃなくて、二手に分かれて捜索してたんだ…!
『駅前101から駅前、111と合流、2人で職質開始、なお対象は10代女性、逃亡の動きあり、応援に女性警察官派遣願う。場所は……』
あ、あ、あ、やばい、応援って…大事になってる。
そりゃそうだ、逃げようとしたらそうなる…!
私だってそう思う…!
けどけど、どうしよう、やばい…!
ガチでやばい…だってリュックの中には
しかもマスクにサングラスまで入ってるし…!
ど、どうしよう…。
・
・
・
・
「ごめんね、怖がらせちゃって。
けどお巡りさん達も、仕事だからさ、不審点を解明しないといけないんだ。
お嬢ちゃんが何も危ないものとか持ってないってわかったら、それでお終いだからね。
ね?だからそのリュックの中、見せてくれないかな?」
身分確認ということで学生証は出した。
ギリギリ補導対象時間にはなっていないということでそこは注意で済んだ、家も近かったし。
問題はリュックの中身。
出せるわけがない。
どこの世にお巡りさんへエロ同人を提出するやつがいるだろうか。いるわけがない。
お巡りさんの顔を見ないように下を向いて首を左右に振る。
「なんで見せられないのかな?何か危ないものとか、そういうものを入れているとかかな?」
私の見た目がまだ幼いせいか、お巡りさん達の口調は優しい。
優しいのだが、目だけはギラギラとしている。
一言のウソも見逃さないという強い意思を感じる。
「ち、違います…」
掠れそうな声でなんとか返事をする。
「じゃあなんで見せられないのかな?
そんなに頑なに拒否をされたら、逆に何かあるんじゃないかって思っちゃうよ?」
おっしゃるとおりです。
そ、そうだ…ッ!
「あ、あの…生理のやつとかで。は、恥ずかしい…から…」
女性特有の生活用品をちらつかせば納得してくれるかも!?
「そうなんだ…それは恥ずかしいかもしれないね。
じゃあ同じ女性の警察官がもうすぐここまで来るから、その人にだったら見せてくれるかな?
それで問題ないことが確認できたら、それで終わりだからね」
…ッッ!
詰んだ…無理だし。
女性警察官であろうと
『駅前2号、駅前115と共に応援着』
もう一台パトカーが来たと思ったら、そこからさらに追加のお巡りさん2人、そして後部座席からは女性警察官が降りてきた。
くっそ大事になってきた…。
最初に声をかけてきたお巡りさんが、女性警察官に説明してる。
うん…あかん、涙がでてきた。
「こんばんは、ごめんね怖がらせて。
怖いよね、大きな男の人に囲まれてたら。
今からは私がお話するからね」
囲んでいたお巡りさん達が少し離れて、女性警察官一人が私の横にきた。
「その、生理用品とかかな?恥ずかしいものって聞いたけど。
それだけ確認できたら、もういいからね、だからリュックの中、見せてくれるかな?」
だから無理だって、だけど見せないと終わらない。
諦めてくれないかな。
「そんなにイヤイヤしても、駄目はものは駄目だよ?
お巡りさん達だって、何もいじめようと思って貴方に声をかけたわけじゃないの。
声をかけるような、不審点があったから声をかけたの。
パトカーを見て、隠れたんだよね?
しかも自分の家でもないマンションの中に入ってまで。
そんなことをされたら、何かあるんじゃないかって思っちゃうのは、理解できるかな?」
どこまでも優しく話しかけてくれるお巡りさん、ほんとごめんとしか言えない。
もう、見せるしか無い。
「ありがとう、見せてくれるのかな、うん…自分でチャック開けてくれる?」
リュックのチャックを開けて、中を見せる。
「ありがとう、中身、この袋の中に入れてくれる?
うん、駄目なものじゃないのなら、取り上げたりしないから安心してね。
手だけだと持ちきれないし、中身がちゃんと全部あるかとか、落としたりしないように一時的にいれるだけだからね」
お巡りさんが差し出してきた透明の破けなさそうなナイロン袋に入れていく。
財布、水筒、タオル、テイッシュ、携帯電話の充電器。
そして、ニット帽、サングラス、マスク。
「こ、これで…全部…です」
「うん、ありがとう。ちょっと財布の中も確認させてもらうね」
女性警察官が財布の中を確認する。
小銭を入れるところまで、事細かく。
あ、レシート…は大丈夫…いや大丈夫か?
本の題名とか乗ってない?
「うん、ありがとう。
ところで…このニット帽とサングラスとマスク、何に使うのか聞いていいかな?」
「あ、あの…その……あの…、ひ、日焼け…対策に…」
「そう、日焼け対策ね。
…アームガードとか日傘は無いのかな?」
「…ッ!あの……わ、忘れちゃって…」
「そっか、わかったわ」
よ、よかった…!
なんとか誤魔化せた!
そして、そしてリュックの中身、全部出さなかったこと、ばれなk「じゃあ、最後に…リュック背板のスペースのところ、見せてくれる?」
思わず、顔を上げて女性警察官を見てしまった。
見なきゃよかった。
その人の目は、一緒だった。最初のお巡りさんと。
顔は笑っている、けど、目は一切笑っていなかった。
ギラギラと、絶対に、どんな些細なことも見逃さないという瞳だった。
そして最悪なことに、私はその目を見て、すぐに顔を下げてしまった。
ますます不審感を感じとられただろう。
「やはり、禁制品かと…、マスクとかはおそらく購入時のための…」
女性警察官が他のお巡りさんとボソボソと話しているのが聞こえる。
全部バレてる…そう、帽子もサングラスもマスクも全部
「ごめんね、あとはそこだけなんだけどなぁ。
何か見せられないものとか、入っていたりするのかな?
それに、生理用品、無かったね。どういうことかな?」
最早うつむくことしかできない。
言い訳もできない、首を横に振れば嘘になる、けどはいそうですとなんて言えない。
「最近ね、若い子の中で…危ない薬とか気持ちよくなる葉っぱとか流行ってるんだ。
これはオイルだからって言って軽い気持ちで勧めてくる人もいるんだよ。
ねえ、もし違うのならそれでいいの。
タバコとか、ナイフだとか、そういうのなら、反省して今後やめればいいだけなんだから。
けどね、クスリとかそういうのだけは、駄目。
一度でもやってしまったら、絶対に後悔する。
悪影響とか後遺症がないなんて、ウソだから。
脳にも、体にも、心にも、全部に悪いんだよ。
だから、もしそういうたぐいのモノを持っているのなら…私は貴方をとめたいの」
あああ、そっち系と勘違いされてる…。
違う…違うけど、かといって実は…なんて出せるわけがない。
この時代、まだまだ同性愛とかには偏見を持たれている。
ていうか、もう今さら出せないし…!
まじでどうしよう。
「………出しては、くれないのね。
わかったわ」
「駄目ですね、心苦しいですが、令状とって強制でいくしか…とりあえず刑事課と少年課の応援もきてもらいましょう」
女性察官が少し離れた男性警察官と何やら話している。
全部は聞こえないが、令状とかさらなる応援とかのワードは聞こえた。
れ、令状?あれだよね、刑事ドラマとかで刑事さんが犯人につきつける紙のやつだよね、そのあと逮捕とかされちゃうやつ…!
おまけにさらなる応援!?
これ以上増えるの!?
駄目だ、もう十分迷惑をかけている。
これ以上は、駄目だ…。
諦めよう。
「あ、あの!…おねえさんに…だけ…なら…」
私の尊厳が死ぬだけだ。
これ以上真面目に仕事をしているお巡りさん達に迷惑をかけられない。
あとはまあ…補導もされるのかな…エロ本とかエロ同人って補導対象なのかな、どうなのだろう。
補導されたら両親とか学校にも連絡がいくのだろうか…。
あ、思ってた以上に尊厳死ぬかも。
「 ! ありがとう、見せてくれるのね?
じゃあ、ここだと恥ずかしいよね、パトカーの中で見せてくれる?」
さりげなく、もう逃さないぞ☆って感じでパトカーの後部座席に乗せられた。
そしてなんか茶色い四角の箱が眼の前に出される。
「じゃあ、背板のところに入っているモノ、見せてくれる?」
もう逃げられない、おずおずと黒いビニール袋に入った
「あの、お巡りさん…ごめんなさい…あの、これ…」
「うん、…うん?
………あー、中身、見るわね?」
ガサガサとあけられて、中身が出される。
【らぐ☆すた】
【その花びらにブレッシングを】
【お姉様が見てる】
…………殺して!誰か私を殺して!
出てきた本を見て、女性警察官がフリーズしている。
「あー…あー…うん、なるほど…一応、中に何か入ってないか…見るね……」
さらにパラパラと本をめくられる。
やめて!このうえさらに本の内容まで見られるとかきつすぎる!
おー、とかふーん、とかへー、とか言わないで読み込まないで…。
ただでさえ、表紙の時点で恥ずか死ぬのに!!!パンツとかおっぱい見えてるやつもあるし!!!
「うん……ちょっと待ってね……『駅前115から各移動局へ送り込み。追加の応援中止、ブツの確認ができた、禁制品等にあらず、繰り返す、追加の応援中止』………」
死にたい。
「うん、大体事情はわかったかな…。
そりゃあ恥ずかしいよね、うん、気持ちはわかるよ。
一応リュックの中、全部見せてね?」
もちろん、後は何も入っていない。
すんなりと確認も終わって、中身は全部リュックの中に戻せた。
戻せたが、途中から窓越しに男性警察官から見られていた。
応援中止とか無線で言った後あたりから。
そりゃあ気になるよね、何が入っていたんだって。
だからって見ないで欲しい…。
そして、アーナルホドナー、ウンウンって頷いて離れて行かないで欲しい。
そのあとは、パトカーで家の前まで送ってもらえた。
「ごめんね、時間をとらせちゃって。
けど、お巡りさん達の気持ちもわかってくれるよね?
あと、お年頃だし、親御さんとかには言わないけど、一応お巡りさんとして言っておくね。
ちゃんと成人してからね?そういう本とかは」
女性警察官の生暖かい目がきつかった。
この後絶対に交番でこの出来事を話すよね。
なんなら飲み会とかで、お笑いの鉄板ネタとして。
誰にも言わないって言ってたけど、絶対言うだろうね。
わかるし、こっちだって元社会人だし。
なんなら自分が逆の立場なら絶対言うわ…クソが。
けど仕方ないじゃん…誰も出せないってこんなの。
例えば、もし自分が中学生として、ある日河原でエロ本(同性愛モノ)拾って意気揚々と家に帰る途中にお巡りさんに声かけられたらさ、絶対無理じゃん。
あー…鬱。
戦利品を読む気にもなれないし、ギルド狩りにいく気分にもなれない…。
寝よう…………。
【らぐ☆すた】
♀騎士と♀プリーストとその友人等による日常系イチャコラ本(R18)
【その花びらにブレッシングを】
♀騎士と♀プリーストのガチ百合本。
【お姉様が見てる】
♀プリースト(お姉様)を慕う♀アコライトの二人を描いた百合本。