童貞貫き通して魔法使いになれたので"あさおん"魔法使ってみた   作:sannsann

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オフ会オウフwww

 

 

 

いよいよオフ会の日がきてしまった。

どうしよう、めっちゃ緊張してきた。

服はとりあえず、シマニュラに買いに行った。

おしゃれな服屋?知るかそんなの!

そもそも店員に話しかけられるのが無理なんだよ!

シマニュラの展示品を参考に、ちょっとアレンジして買った。

うん、清潔感があればいいよね・・・。

 

 

あードキドキしてきた。

そもそもボイチャ以外で他人と話すのっていつぐらいぶりだろう。

 

あと皆が、ギルメンが・・・どんな人達なんだろう。

 

ギルマスの逆毛はいつも草生やして空気読めなさそうにしていたり、調子に乗っているように見えるけど、喧嘩になったり空気が悪くなったときに、上手いこと言ってギルド内の調和を保ったり、困っている人にこっそりアドバイスしてくれたり・・・実は良識的な人なんじゃないかって思う。

以前私がボイチャで喋るきっかけになったのはちょっと怒りたいけど、それでも元は私のコミュ障を直してあげたいって気持ちがあったからだしね。

 

ヌルポさんはどうだろう・・・空気読まずにヌルポしてくるけど、この人もよくよく考えたらギルマスみたいに悪い空気の時にあえて空気を読まないヌルポ発言をしているような気がしないでもない。

ペア狩りでも結構気遣いしてくれているし、良い人かな?

 

騎士さんは、ちょっと謎。

紳士枠なはず、ただ地元じゃ負け無しの喧嘩自慢とかたぶんネタなんだと思うんだけど・・・もしヤンキーだったらどうしよう・・・。

あと忍者さんとよく口論しているけど・・・二人で会って大丈夫かなぁ?

けどこの人もギルチャで正論言ったりとか、自慢も自慢に聞こえない謙虚さがヒシヒシと感じ取れるし、良い人かな?

 

忍者さんは、汚いは褒め言葉だ、だとかヤバそうな発言してるし、一人称が拙者だったりござるだったりふざけている時もあるけど、いきすぎはしないんだよね・・・。

空気読めるというか・・・だからまあ、良い人かな?

 

ゆふぃさんは、どんなのだろう。

かわいいのかなぁ?綺麗系かなぁ?

さすがに年上だよね?

男のコロガシ方が上手いから、お姉様タイプか・・・。

お局様タイプな人だったらどうしよう。

ギルチャやボイチャで感じる限りでは良い人そうだけど・・・。

 

うんつまりは、皆良い人そうだ。

 

ああ、ドキドキしてきた。

ていうかアレだよね、目の前のキョスケ(売店)の近くの柱に集まっている男女って絶対そうだよね・・・。

マスターどんなのかな、とか言ってるし。

 

うわ、うわー・・・。

女性は一人だし、あれがゆふぃさんかな・・・。

ゆふぃさん可愛い・・・見た感じ大学生かな?いや働いているかな・・・?うう・・・思っていたより全然柔和そうな印象。

 

あとはちょっとポッチャリした人、ガッチリした人、ヒョロっとした人がいる・・・あ、スーツの人も来た。

スーツって事はあれがマスターか・・・ってリアルでも逆毛www

スーツに似合わなさすぎるwww

あれかな、皆と会うからワックスで固めたのかなw

さすがにあれで商談には行かないよね・・・?

じゃあ残りの3人が騎士さんと忍者さんとヌルポさんか・・・。

誰がどれだろう・・・。

 

とかそんな感じで少し離れた柱の陰からチラチラ覗いている私です。

 

現在時刻は13時55分。

まだ集合時間の5分前。

けど私以外は皆揃ってる。

案の定携帯電話には後は私だけだというメッセージが。

完全にタイミングを逃してしまった・・・。

 

いや本当は30分前には着いていたんだけど、トイレに行ったりしたのと、それらしき人見つけたけど早めに合流しちゃうと、残りの人が来るたびに挨拶しないといけないと思って、その喋るのが嫌で最後まで待っていたのだ。

あの時の私を殴りたい・・・一番最後の方が一番目立つじゃないか・・・。

 

 

どうしようどうしよう・・・ここまで来たらもう行くしかない。

今更ドタキャンは嫌だ。

行け私、また誰とも喋らないコミュ障生活に戻るのか。

 

だけど足はこれ以上進まない。

すぐ隣の柱、皆の後の位置まで来た。

話し声がしっかりと聞こえる、てるるはまだかな、という言葉が聞こえる・・・もう確定だ。

このグループだ。

いやそんなのとっくにわかってた、言い訳にすぎない。

あと数歩近づいて、声をかけるだけ。

 

あの、と声を出そうとした、小さな小さな「・・・ぁ」という掠れた声だけが出た。

自分だけにしか聞こえないような声。

やっぱり無理だ、ボイチャとはまた違う、現実に誰かと話すなんて、声をかけるなんて、自分にはまだ無理だ。

 

 

 

 

そんな風に諦めかけた時だった。

 

 

 

 

 

 

トゥルルルルルルン♪トゥルルルルルルン♪

 

 

 

 

私の手に持っていた携帯電話から、グループチャットの着信音が鳴り響き、その瞬間・・・皆が一斉にこちらへ顔を向けたのだった。

 

 

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