ダーツマスターズdelete「一緒にワンターンキルしようぜ!!」 作:ラッキーダーツ1号
20XX年ー世界はー
破滅へと向かっていた。
伝説の禁断ドキンダムXの出現により。
1月22日午前6時、北海道札幌市中心部にドキンダムXが襲来。
その後破壊の限りを尽くしながら1月23日午後4時、東京を襲い日本を壊滅まで追い詰めようとしていた。
福岡県博多
「後5時間もすればドキンダムXは博多まで来てしまう。どうにかして止めないと。」
「呉島長官!住民に避難指示を出しました!!」
彼女は仁田美鈴、高校生でありながらデュエマの実力は高くCSで優勝するほど、博多市で有名だったので呼ばれた。
「じゃあ美鈴ちゃんよろしく頼むよ。正午ピッタシに関門海峡を越してくる。北九州市に向かってくれ、ドキンダムを九州地方に踏み込ませないでくれ。」
彼は呉島誠司。長官と呼ばれる者だ。
彼は「ドキンダム駆逐隊」を(3日で作ったので美鈴と彼しかいないが)結成した政府非公認の組織だ。
「では行ってきます。」
こうして美鈴は車に乗って、北九州市へ向かった。
取りたての運転免許だったがドキンダムとの決戦の影響で運転はあまり緊張しなかった。
ドキンダム上陸30分前。
「ついたな....怖いなあ。」
近くに車を止めてドキンダムの襲撃を待つ。
住民は既に避難済みで道は空いていた。
全長80mのドキンダムがゆっくりと近づいてくるのが見えた。
「来る!」
すると背後に人影を感じた。
「ついに日本も追い詰められましたね。壇ノ浦で戦う様は源義経が思いつきますが追い詰められてると思うなら気分は平宗盛でしょうね。」
「誰!?」
黒のジャンパーに白のズボンで髪型にこれと言った特徴は無い男が背後から来た。
「危ないですよ!!なぜ避難指示に従わなかったのですか?」
「誰と聞くなら先に名乗って欲しいです。」
「み、美鈴。」
「そうですか。」
男はドキンダムの方向へ向かう。
「危険ですので下がっておいてください!!」
「僕はドキンダムを倒しに来ました。沖縄からはるばる。」
「だから?私がドキンダムを倒すために来たの!一般人が勝てる相手ではないから!こう見えてCSで何度も何度も優勝してる実力を持ってるんですよ!」
「まあまあ僕を信じてください。」
「ダメです!これ以上犠牲者を出しては.....。」
と会話してるうちにドキンダムがすぐそばまで来ていた。
「ま、まずい!」
すると男は勝手にカードを並べ始めた。
「ドキンダムXですか.....。許し難い存在ですね。消えてもらいましょう。先攻は僕が貰います。」
「ちょ......。」
ドキンダムもそれに応えるようにシールドを展開した。
「僕のターン。まずは呪文、ラッキーダーツ。シールドを一枚選んでください。」
「ラッキーダーツ!?運ゲーですか!?下がっててください!運で勝とうだなんてドキンダムには通用しませんよ!!」
ドキンダムは一枚指さした。
「まずは呪文、ナウオアネバー、効果でスペルサイクリカを出して戻します。そして効果でもう一度ナウオアネバー。効果でアイチョイスを出して戻します、効果でドレミ団の光魂GOを唱えます。効果で一枚引いて手札からナウオアネバーを唱えます。これを繰り返して無限にドローします。山札が3枚から2枚になったところで光魂効果でガロウズホールを使います。時空の指令コンボイを出します。そしてG0で次元の嵐スコーラーを出して追加ターンを得ます。追加ターンの初めに手札からグレートメカオーのイFormulaXを出して覚醒します。そして残りの1マナとイFormulaXをタップしてムゲンクライム、罪無ビカビカ兆を出します。そしてターン終了時に手札が10枚以上あるのでエクストラウィンです。」
ターン終了と同時にドキンダムは悲鳴を上げながら塵になった。
「う、運だけでナウオアネバーループするなんて...........。あ、ありえない.........。」
「立場は平宗盛でしたが気分は源義経ですね。」
ダーツマスターズdelete「一緒にワンターンキルしようぜ!!」
「と、言うことがあったのか。」
美鈴は博多市の「ドキンダム駆逐隊」のアジトへ戻って来た。
「はい。」
「で。なんで彼はここに居るんだ?」
男はアジトのソファーでくつろいでいた。
「博多から来たって言ったら博多に用があるって言われて勝手に着いてきてしまいました......。」
「そうなのか.....。彼の名前は?」
「まだ聞いてま.....。」
「楠木勇。」
言い終わる前に勇は名乗った。
「豪運な.....。」
「僕は生まれつきだか知りませんが運だけは良くて勝負事には一度も負けたことがありません。」
「そうか、わかった。で博多になんの用事......。」
「ドキンダムの影響だか知りませんが異世界に繋がる扉が出てるって知り合いから聞いたので。」
「なるほど。その.....。」
「その異世界からはクリーチャーが生息していてクリーチャーが扉から出てくる可能性があるので封じて欲しいと知り合いから言われました。」
「そ、そうか......。」
「では僕はそろそろ失礼します、短い間でしたがありがとうございました。」
「お、おう。またな。」
勇は出て行った。
「で、ここからはどうします?ドキンダムはもういませんし.....。」
「自由にしてていいよ。ドキンダムは倒されたって避難した人には伝えとくから。」
「ありがとうございます!」
美鈴は誰もいない街を歩いていた。
学校には行けないし友達もしばらく会えない。とりあえず散歩していた。なぜか歩きたい気分だった。
楠木勇。
ドキンダムから救ってくれたのは喜ばしいことだが、自分の何かを踏み躙られた気がして苛立ちが抑えられない。
すると勇が公園のベンチに座っていた。
「何してるのかしら?」
話しかけようとしたら、どこかへ行ってしまった。
「お、追いかけよう。」
しばらく彼を探した。話しかけようと一度決めたらやめない、それが彼女の信条だった。
しばらく探したが見つからない。夕方になってやっと見つけた。
彼は路地裏にいた。
するとさっき勇が言っていた異世界と思われる扉らしきものがあった。
するとそれに手を突っ込んだ。
何かをしてるように見えたが突然。
「あっ、やべ。」
その言葉と共に勇が吸い込まれ始めた。
考えるより先に体が動いた。美鈴は飛び出して勇を引っ張ったが逆に引き込まれてしまった。
「美鈴ちゃん!?」
心配して探しに来た呉島が美鈴の足を引っ張る。
しかし呉島は足を滑らせてしまった。
「うわあああああ!!」
みんな引き込まれてしまった。