よう実×呪術廻戦   作:青春 零

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幕間 夏の一コマ

 それは夏休み、客船にて竜グループの試験が終了した翌日の夜の事。

 その日の仕事を終え、船へと帰還した護が有栖の映画鑑賞に付き合っていた時の事だ。

 

「意外と、そこまで怖くはありませんでしたね」

 

「そう思うなら、いい加減腕を放してくれませんかね?」

 

 ベッドの上、流れるエンディングテロップを眺めながら板チョコを齧る護と、その横でガッシリと腕にしがみつく有栖。

 吐いたセリフに対し何とも説得力の無い姿。最早この在り様にも慣れてしまった護は、呆れと諦観の混ざった声で苦情を発した。

 

「いえ、本当に思っていたほど怖いとは思わなかったのですよ?

 ただホラー特有の暗い雰囲気にはまだ慣れないと言いますか、この体勢の方が落ち着くものですからつい」

 

「抱き着きたいなら持参のぬいぐるみでも抱いてりゃいいじゃん」

 

「護君だからいいんですよ。こうして体温を感じられる方が、私は安心できます」

 

 ――だったら神室でも呼んだらどうかと一瞬思ったが、有栖の性格上これ以上誰かに弱みを晒したく無いのだろう。

 気分はまさしく手のかかる子供を持った父親のそれ。

 内心仕方がないなと思いながら、護はされるがままを受け入れる。

 

「……まぁ、これで少しはマシになってるって言うなら別にいいけどさ。

 思ったほどでもなかったって言ったけど、やっぱ古い映画だったから演出がチープな分マシだった?」

 

「それもありますが、あとは物語の構成ですね。冒頭で殺人鬼が人形に乗り移った経緯が描かれたのが大きかった気がします。

 あくまで中に入っているのが人間だと理解していた分、未知の怪物に襲われる恐怖に比べたら大分マシに思えました」

 

 ここ最近は、こうして映画を観た後で感想を言い合うのも半ば習慣となっていた。

 今観た映画のどこが怖くてどこがマシだったのか。そう言った部分を客観的に分析することで、恐怖を和らげ、冷静に見る力を付けようと言うのが狙いだ。

 

「言われてみればそれはあるかもな。元々このシリーズって序盤の方は割とコメディ色強めって言うか、明確に主人公と敵って構図が出来てるから。

 敵があくまで人形に乗り移った人間として描かれてる辺り、最後にちゃんと倒されるんだろうなって安心感があるんだろ。

 まぁ、結局次回作になったら復活すんだけど」

 

「あの状態から復活するんですか?」

 

「バタ〇アンかよってくらいしつこいからなこの人形。

 燃やされても溶かされても爆散しても、次のシリーズじゃ何だかんだ復活してくる。

 確か今年7作目が出る予定だった筈」

 

「……有名作なのは知ってましたが、そこまで続いているとは知りませんでした」

 

「気になるなら観てみるといい。回を追うごとに段々スプラッタシーンも増えて来るけど、多分3作目までは今と同じ感覚で観れると思う。

 まぁ……5作目はあんまりお勧めしないけど」

 

「どうしてですか?」

 

「何て言うか……女性的に色々とセンシティブな内容を含むと言うか、多分観たらドン引きすると思う」

 

「護君がそんな風に言うのも珍しいですね」

 

 まぁ、これまでえぐい内容の映画などさんざん見てきたというのに、ここに来て観ない方がいいと言うのも今更な発言だろう。

 とはいえ、そもそも護は別にホラー映画なら何でも我慢して挑戦しろなどと言う気は最初から無かった。

 

「どんな映画を観るかは有栖の勝手だけどな。ホラー映画なんていくらでもあんだし、最初から気分が悪くなるって分かってるのを観る必要もないだろ」

 

 なにせ内容が、呪い人形に種を注がれ無理矢理出産させられるという話だ。

 護自身、なまじ実際に起きた()()()()を知っているだけに、よくもまぁこんな趣味の悪い映画を作ったものだとドン引きしたものである。

 

「で、次は何観る? 寝る前にあと一本くらいは付き合うけど」

 

 ともあれ、この映画に関する話はもういいだろう。内容が内容だけに、有栖のような女子に対し口に出すのも憚られる内容。

 話を逸らす意味も兼ねて、近くに置いたリモコンに手を伸ばしながら有栖に問いかける。

 

「そうですね。寝る前は気分を切り替えたいので、出来ればホラーではなく明るい映画が観たいです」

 

「ホラーじゃないなら、別に俺が一緒に観る必要無くない?」

 

「いいじゃありませんか。護君だって今日は1日中仕事だったのでしょう? 偶には息抜きも大事ですよ」

 

「息抜きって言うなら寝たいんだけど……」

 

 なんて言いながらも、護はリモコンを操作し適当なタイトルを物色し始める。

 

「明るい映画ねぇ……ジ〇リでもいっとく?」

 

「私はそれでも構いませんが……急にチョイスが雑になりましたね」

 

「俺、ほのぼのした映画とかあんま観ないから。明るい映画とか言われても、パッとじゃあんまし思いつかないんだよね」

 

「……護君の場合、ホラー映画のような体験なら普段からしているでしょうに。映画までホラーで染める必要無いのでは?」

 

「好き好んでホラーばっかり見てる訳じゃないっての。元々映画鑑賞だって別に趣味って訳じゃないし、っと……あ、これどうさ。去年ヒットして話題になったやつ」

 

 リモコンをポチポチと操作してすぐ、護の目に一つのタイトルが目に留まった。

 それは昨年大ヒットし、若者の間では今なお話題に上るアニメ映画のタイトル。

 

「いいんじゃありませんか? 評判も高いようですし、私も少し気になってはいたので」

 

「んじゃこれで決まりな」

 

 有栖の同意も取ったところで、護は早速その映画を選択する。

 冒頭、物語はとある田舎に住む女子高生と都会に住む男子高校生が、ある朝起きたら身体が入れ替わっていた所から始まる。

 

 ホラーじゃないと分かっているからか、随分とリラックスした様子の有栖。

 画面を眺めながら、再び雑談を投げかける。

 

「話は戻りますが、趣味じゃないなら何故ホラー映画を?」

 

「しいて言うなら仕事の一環かな。

 呪霊の中には映画が元になって生まれるようなケースも稀にあるから、メジャーなタイトルくらいは押さえるようにしてるんだよ」

 

 護にとってホラー映画は半分教材感覚だ。

 実際に起きた事件を元にしている映画。実際に似たようなケースの事件が起こる可能性。なんならその映画が元になって新しい呪霊が発生する可能性。それらを踏まえた上で視聴している。

 

「映画が元になって生まれる呪霊ですか……そんなケースもあるんですね」

 

「大勢の人間が具体的な恐怖のイメージを共有するって点で、映画はこれ以上ない媒体だからな。

 もっと言うと海外で発生する呪霊なんかは特に厄介でさ。海外じゃ呪霊は滅多に発生しない分、予め網を張っとかないと発見が遅れて被害が広がる事も有る」

 

 日本と違い、海外じゃ呪霊の発生件数は極端に少ない反面、稀に発生した時は極端に強い呪霊がポッコリ生まれたりする。

 年がら年中人手不足の高専は海外まで手を回す余裕は無く、転移能力を持っている護はそう言った呪霊を隠れて処分しているという訳だ。

 

「なんなら今度、映画を観ながら実際の体験談を話そうか? アメリカの湖畔でホッケーマスクの呪霊が出た時の話とかどうよ?」

 

「遠慮します」

 

「実際に倒した時の話をしながらなら、恐怖も和らぐかと思うんだけど?」

 

「フィクションをノンフィクションに落とし込もうとするの、止めて貰えません?」

 

 言いながら護の頬を抓る有栖。

 その表情は薄く笑みを浮かべているが目は笑っておらず、抓る指からは、絶対に止めろという断固とした拒否の意志が感じられた。

 

 なお、後日件の映画を視聴した有栖はこう語ったそうな。

 

『今後海外旅行に行くときは、絶対護君にも付いてきてもらいます』

 

 


 

 

~ようじゅじゅさんぽ~ 「第1回JUPPONグランプリ」

 

 

 

 

悟  「第1回JUPPONグランプリ! 開ッ催しやす! さ、盛り上がっていこ皆。レッツ、じゅっぽ~ん!」

 

パンダ「じゅっぽーん!」

 

憂太 「じゅ、じゅっぽーん」

 

他一同「「「…………」」」

 

悟  「どうしたどうした~、皆ノリ悪いよ?」

 

真希 「折角の休みに朝っぱらか集められて、どうやってテンション上げろってんだよ」

 

護  「俺なんか昨日ほぼ徹夜だったんだけど」

 

楓花 「私は単に声を上げるのが性に合わないので」

 

棘  「しゃけ」

 

パンダ「俺もぶっちゃけノッといて何だけど怠いわ。帰っていい?」

 

悟  「ダメ~」

 

一同 「「「はぁ…………」」」

 

護  「で、今度は何の集まりさ」

 

悟  「僕はぁいつも……真剣に考えてる。生徒達が~呪術師としてぇ~強くぅ~なるぅ~ために……どんな方法がぁ~あるぅ~だろうかと」

 

真希 「急に語り出したな」

 

楓花 「いつもこうなのか?」

 

護  「大体こんな感じだよ」

 

悟  「呪術師は腕っ節だけじゃない。戦いの中では一瞬の閃き……そしてそれを実行する臨機応変な行動力が重要になる。それをどうやったら鍛えられるか……その答えが!」

 

護  「朝から大喜利かい」

 

悟  「正解!」

 

 

  ――ピンポンピンポーン

 

 

護  「……この効果音なに?」

 

パンダ「どうせ潔高にでも用意させたんだろ」

 

悟  「それも正解!」

 

 

  ――ピンポンピンポーン

 

 

護  「伊地知さん……」

 

悟  「そんじゃざっくりルール説明ね。僕がお題を出すから、それぞれ目の前のフリップに答えを書いてね。んで全員一斉に発表」

 

悟  「今回は二チームに分かれてののチーム対抗戦! より多くJUPPONを取ったチームの勝ち! 優勝チームにはなんと――

 

 ――豪華温泉旅行をプレゼント!」

 

 

パンダ「おぉ」

 

真希 「意外とまともなのが来たな」

 

パンダ「けどなぁ~、温泉旅行か……。俺、勝っても行けなく無い?」

 

悟  「ダーイジョーブ。その温泉旅館、元高専関係者の経営だから。パンダも話を通せば行けるよ~」

 

パンダ「マジでか」

 

憂太 「え、けどパンダ君、お湯入れないんじゃ」

 

パンダ「こういうのは気分が大事なんだよ気分が。カルパス売ってるかな?」

 

真希 「それはどこでも食えんだろ」

 

護  「…………」

 

楓花 「どうした護?」

 

護  「いや……なんでも」

 

楓花 「うん?」

 

悟  「フッフッフ……どうやら皆、ノッて来たみたいだね。そんじゃ早速、始めていこー。ちなみにペアは、バランスを考慮して僕が勝手に決めたから」

 

 

棘・真希・憂太チーム

パンダ・護・楓花チーム

 

 

護  「バランスを考慮って、これどういうバランス?」

 

悟  「だってパンダも楓花も、護がいないと温泉旅館までの移動大変じゃん」

 

護  「俺、引率役かよ」

 

パンダ「まぁまぁ、別にいいだろ? 一緒に卓球しようぜ?」

 

楓花 「そうだな。そんな捻た考え方をすることもないだろう。純粋に羽を伸ばす機会が出来ると思えばいい」

 

護  「羽をねぇ…………」

 

憂太 「護君、さっきから何か気になってる?」

 

護  「いや、何て言うか……」

 

悟  「さぁさ、話はそれくらいにしてそろそろ行くよー! レッツじゅっぽ~ん!」

 

悟  「第1問!」

 

 

 デデン♪

 

 

悟  「サンタから貰ったプレゼント。けど中を見てガッカリ。何があった? 憂太チームから回答、行ってみよ!」

 

 

憂太 「えっと、プレゼントが呪われてた」

 

真希 「プレゼントに百均の値札が付いていた」

 

棘  「高菜」

 

 

 

悟  「はい、次護チーム!」

 

護  「中にパンダが入ってた」

 

パンダ「いや、何でだよ!?」

 

護  「え、何が?」

 

パンダ「何で、俺が入っててガッカリになるんだよ!」

 

護  「ガッカリだろ」

 

真希 「ガッカリだな」

 

楓花 「ガッカリというか、動くパンダが入ってたら普通にホラーだろう」

 

棘  「しゃけ」

 

悟  「はいはい、人の回答にケチつけないの。ほらどんどん行って」

 

楓花 「中身が歳末セールのクーポン券」

 

パンダ「着払いの請求書が入ってた」

 

 

悟  「さ、順番に採点してくよ~。まず憂太。プレゼントが呪われていた。これは嫌だ~。JUPPON!」

 

憂太 「あ、こういうのでいいんだ?」

 

悟  「次、真希。プレゼントに百均の値札が付いていた。ン~、6本」

 

真希 「理由は?」

 

悟  「プレゼントは気持ちだよ? 気持ち」

 

真希 「説得力ねぇ」

 

護  「むしろ善意でいらない物を送るタイプだからな」

 

悟  「NEXT、棘。おおっ、絵で来たね~。これは……プレゼントの中身が空だった、かな?」

 

棘  「しゃけ」

 

悟  「ん~、もっと捻りが欲しいけど絵が上手いからオマケして~、JUPPON」

 

棘  「明太子」

 

 

悟  「はい、次護チーム。え~護の回答は、中にパンダが入ってた。JUPPON!」

 

パンダ「だから何でだよ!」

 

悟  「パンダって育てるの大変じゃん」

 

憂太 「そこは普通のパンダの想定なんだ?」

 

悟  「次、楓花。中身が歳末セールのクーポン券。世知辛い! JUPPON!」

 

悟  「最後、パンダ! 着払いの請求書が入ってた。これはキレていい。JUPPON!」

 

 

悟  「いいね~。皆ノッて来たね~」

 

真希 「来てねぇよ」

 

悟  「さ、そんじゃ続けて次のお題。自己紹介の印象が『こいつ絶対ヤクザだろ』どんな自己紹介だった? 回答、行ってみよ」

 

憂太 「苗字に『組』をつけて自己紹介した」

 

真希 「家族構成で血の繋がらない兄弟が100人居ると言った」

 

棘  「高菜」

 

悟  「次、護チーム」

 

護  「実家でパンダを飼っています」

 

パンダ「だから何でだよ!?」

 

悟  「まぁまぁ、ツッコミは後ね~。はい次いって~」

 

楓花 「お近づきの印に白い粉を渡された」

 

パンダ「注射の打ち方には自信が有ります」

 

 

悟  「はい、じゃあ憂太からね。苗字に『組』をつけて自己紹介した。隠す気なしか~い。JUPPON!」

 

悟  「次、真希。家族構成で血の繋がらない兄弟が100人居ると言った。いいね、JUPPON!」

 

悟  「棘はまた絵で来たね~。え~っとこれは……背中に自分の名前を入れ墨で彫っていた、かな?」

 

棘  「しゃけ」

 

悟  「いや、それもうヤクザって言うかただの危ない人でしょ。6本」

 

棘  「おかか」

 

悟  「って訳で次、護チームね。護の回答。実家でパンダを飼っています…………うん、何で?」

 

護  「中国のヤクザって言ったら大体そんなイメージ無い?」

 

悟  「ああ、チャイニーズマフィアってことね。うん、ちょっとおもしろい。けど3本」

 

護  「ちなみに理由は?」

 

悟  「説明されなきゃわからないネタとか大喜利的に良く無いでしょ」

 

護  「そういうもん?」

 

悟  「で、次楓花とパンダだけど……」

 

楓花 『お近づきの印に白い粉を渡された』

パンダ『注射の打ち方には自信が有ります』

 

悟  「……危ない発言は止めてね? マジで」

 

楓花 「勘違いしそうな行動というだけならセーフだと思うんだが?」

 

パンダ「なぁ? 別にはっきり(ピー)薬って言ってるわけじゃないし」

 

悟  「だから止めてね? 二人とも1本。…………んじゃまぁ気を取り直して、最・終・問・題!」

 

楓花 「もう最後か。随分早いな」

 

護  「しっ! 余計なこと言うな。長引くから」

 

 

悟  「これは実話です……って、嘘だろ?! 一体どんな話? 泣いても笑ってもこれが最後。はいっ、ドン!」

 

 

憂太 「近所のスーパーで卵が1パック50円で売っていた」

 

真希 「森ガールなんて実は存在していなかった」

 

棘  「高菜明太子!」

 

 

悟  「はい次、護チーム。ドンッ!」

 

 

護  「実はパンダと呼ばれたのはレッサーパンダの方が先」

 

悟・パンダ「「マジで!?」」

 

真希 「っていうかまたパンダネタかよ」

 

護  「俺はパンダの可能性を信じてる」

 

パンダ「そんな信頼されてもなぁ」

 

真希 「お前もう、一周回ってパンダの事好きだろ?」

 

パンダ「え…………ポッ」

 

護  「気持ち悪ぃ反応すんな」

 

悟  「はいはい、いいから次の回答、楓花とパンダ、一気に行って」

 

楓花 「東京にはパンダを飼っている学校がある」

 

パンダ「パンダは雑食」

 

悟  「……君ら打ち合わせでもした?」

 

護・楓花・パンダ「「「いや、別に」」」

 

悟  「あそ……じゃあまず憂太の回答ね。近所のスーパーで卵が1パック50円で売っていた……いや確かにあったら驚くけど、何か違くない? 5本」

 

悟  「真希、森ガールなんて実は存在してなかった……怖っ。えっ何、怖い話? 3本」

 

悟  「ってわけで次、棘。これは……ん? うん? 犬、犬か? 犬が、集まって……会議をしてい、る?」

 

棘  「おかか」

 

悟  「えっ、違うの? …………わかんないから2本でいいや」

 

棘  「ツナマヨ」

 

悟  「んじゃ次、護の回答ね。実はパンダと呼ばれたのはレッサーパンダの方が先」

 

パンダ「これ、マジ?」

 

護  「マジ。元々パンダって名前の語源はネパール語で『ニャリャポンガ』――『竹を食べる者』ってとこから来てる。1825年初めてレッサーパンダを見た西洋人がアレは何かと聞いたところそう返され、結果訛ってパンダという名前がついたらしい」

 

一同 「「「へ~」」」

 

悟  「よく知ってるね護。けど5本」

 

護  「……やっぱパンダを信じたのは間違いだったか」

 

パンダ「理不尽過ぎだろ。その掌返し」

 

楓花 「ちなみに理由は?」

 

悟  「流石に天丼ネタが3回続くとクドいでしょ。って訳で残り楓花とパンダも得点半減……って言いたいとこだけど、3人とも揃ったのは凄いからオマケして全員合わせてJUPPON上げるね~」

 

真希 「配点ガバガバだな」

 

悟  「って訳で、結・果・発・表!」

 

悟  「総JUPPON数――憂太チーム5本。護チームも5本。ドロー! 引き分け!」

 

憂太 「えっと、この場合景品って……」

 

悟  「うんうん。皆今回は頑張ったからね~。今回は特別出血大サービス! 両チームに温泉旅行をプレゼント!」

 

パンダ「お、マジか」

 

真希 「悟にしちゃ気前がいいな」

 

棘  「しゃけ」

 

悟  「ちょっとちょっと~、僕はいつだって気前が良い男前なナイスガイでしょ」

 

護  「ノーコメント」

 

パンダ「右に同じく」

 

楓花 「まぁそれは置いといて。旅行と言うといつからでしょうか? 学校が始まってからだと日程の調整が難しいのですが」

 

悟  「それは大丈夫。明日からすぐだから」

 

真希 「いや、急すぎだろ!」

 

護  「はぁ……やっぱりか」

 

パンダ「ん? やっぱりって何がだ、護?」

 

護  「よく考えてみろよ。関係者が経営してるとはいえパンダOKの宿なんておかしいだろ。他の宿泊者だって居るんだぞ?」

 

憂太 「言われてみれば……」

 

棘  「ツナ」

 

真希 「オイ、ってことはまさか……」

 

護  「兄さん……ぶっちゃけコレ、任務でしょ?」

 

悟  「流石護、大っ正解!」

 

 ――ピンポンピンポンピンポーン!

 

護  「はぁ…………」

 

悟  「その温泉宿がある場所は結構人気の避暑地だったんだけど、少し離れた場所にちょっとした心霊スポットが有ってね。ネットで情報が拡散された結果、肝試し目的の観光客が増えて、呪霊が発生しちゃったらしいんだよ」

 

真希 「そういうことは最ッ初に言えよ! 景品じゃなくて罰ゲームじゃねぇか!」

 

悟  「まぁまぁ、温泉宿の方は割と良いとこよ? 余った時間はのんびりしていいし、そうグレないグレない」

 

一同 「「「はぁ……」」」

 

護  「ってか、別にそれなら全員で行く必要も無くね?」

 

悟  「そこはほら、チームワークを鍛える折角の機会だから」

 

真希 「ってかコイツ、最初から引き分け狙いで点数調節してたろ」

 

護  「でなきゃ最後に何だかんだ適当な理由を付ける気だったんだろ」

 

悟  「何はともあれ、第1回JUPPONグランプリ~これにて終~了~です!」

 

真希 「やっと終わったか」

 

悟  「って訳で次、イントロドンのコーナー行くよ~」

 

真希 「ざっけんな!」

 

 

 

 

~余談の一コマ~

 

パンダ「なぁ……パンダって『竹を食べる者』って意味なんだよな?」

 

護  「語源はそうだな」

 

パンダ「俺、竹なんて食わないんだけど、パンダを名乗って良いと思うか?」

 

真希 「凄くどうでもいい」

 

護  「お前はもう固有名詞パンダで良いだろ」

 

 




 ちなみに私、『チャイ〇ドプレイ』に関しては4作目と7作目は見てないんですよね。
 4作目は動画サイトで配信されて無くて、7作目に関しては6作目の後味があまりにも悪すぎて、もういいやってなりました。

 そして今回、私に大喜利の才能が無いことがよくわかった。
 たった一個のネタを出すにも凄い時間が掛かったし、去年あたりから書き始めていたのがようやく今になって完成。
 第一回とか言ったけど、果たして第二回があるかどうか。
 需要があるようなら頑張ります。

夏休みの締めくくりの水着回、開催するならどっちがいい?

  • よう実4.5巻準拠。学内プールに行こう
  • 高専メンバー参加型。学外で皆と楽しもう
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