色々と書いていくで〜
黒い球体に飲み込まれた
その中は真っ暗だが少し暖かく感じた
「直ぐ着くから我慢して」
もう元の居場所には戻れなくなってしまった
「一体どこにッ!」
本当に直ぐだった
今までの浮遊感が消え、地面に足がつくと
目の前の黒が晴れていった
目の前には海が見える
展望台らしく水面が遠くに見えた
「後ろを見給え」
言われた通り振り向くと
そこには魔法都市のようなものが広がっていた
空には白い球体が3つ浮かんでいる
下には家々や宮殿、果には巨大な門が見えた
「何じゃこりゃぁぁぁぁ!?」
こんなに美しい世界が有るなら
元の世界に未練なんてね〜なぁ
「ここは我々が世界を管理する拠点
天界と呼ばれている場所だ」
「なぁ、あのデカい門は何だ!?」
一番目に付く物について聞いてみる
「あぁ、あの門はゲートと言って……」
……前から何か走って来る
100m5秒フラットってところか?
「おーそーいー!」
女性がディレの前に来たと思ったら
「どれだけ時間を掛ければ気が済むの!
唯のスカウトに長い説明とか必要ないでしょ!
アンタが居ないと仕事が進まないのよ!
第一何も言わず出てって机の上に
紙一枚“勧誘”ってどう云うことよ!」
まだなんか話しているが
余りにも早口すぎて聞く気になれない
「説明を続けよう」
ディレは聞く耳持たずと説明を続けた
「ちょっとぉ、聞いてるの!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あれはゲートと言って
天界から多世界に行ける場所だ
だが、あれは管理のために使っているのではなく
天界からの観光、貿易の為に使っている
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「宮殿や3つの球体に関しては
実際に行って説明しよう」
「でも、それって彼女が……」
まだ喋ってる……
「あんたが居ないと部下にはどやされるし……」
「彼女はマナ、私と同じ管理者をしている」
怒ってるのに続けると……
「貴方が特異点ね、宜しく」
あれ、怒るのを止めて手を差出してきた
取り敢えず握手しておこう
「これでこの子の説明役はバトンタッチね」
「あぁ、頼むよ〜仕事片付けなきゃ」
「居なくなるなら誰かに言うとか
任せるとかしなさいよ誰が困るか」
ディレはじゃ、と手を上げるとワープした
「本当にアイツは人の迷惑も知らないで……」
「たっ大変なんですね」
「アイツの部下にならないことを祈るわ」
「とりあえず新人には教えないと
直接、建物に行って説明するね」
歩いて中心の宮殿に向かった
飛ばないんだ
────────────
「ここは天界の中心部“カンター”
世界安定化の中心、統制所」
宮殿の入口に着いた
沢山の人達が出入りしている
「安定化?」
さっきから頭がパンクしそうだ
「世界の管理にエネルギーが必要だって
聞いた……よね?」
聞いたなと頷くと続いた
「そう、世界が増え続けると
エネルギーは赤字になる
そして、世界が自然消滅するとき
消費は大きくなる」
赤字……
「エネルギーの会計
天界の統治するのがカンター」
「ここで管理を?」
「ここじゃない、今からその場所に行く」
3つの球体の中にワープして
説明していった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
天界による管理形態は三つの部門に別れてる
ここは観測部
世界の分岐点を見ている
世界の増減を調べ、増えた場合
監視部へ送る
ここは監視部
自然消滅や他世界に及ぼす影響を見ている
もし2つの可能性があるなら管理部へ
ここは管理部、私やディレが所属する
観測部、監視部から送られた
世界の消去を行っている
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「つまり、エネルギーの収支を調べて
バランスを取るようするってこと?」
「そう、それが天界の役割
何回も言うようだけど君に
管理者をしてほしい」
「えぇ、それにはもう慣れました」
「そこで……申し訳ないんだけど……」
やりたいことをやりまくる
留めておくことが大切なんだ