ありふれの檜山×ノイント物。
「アアアアアアァァァァァァッッッッッッ!!!!!!」
痛い痛い痛い、イタイイタイイタイッッッ!!!!!!
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「俺の腕、身体」
激痛と表現する事すら生温い痛み。
全てを塗り潰して、湧き続ける恐怖。
魔物に喰い殺された。生きたまま喰い殺された。
フィクションなら見掛ける事も有るシチュエーションだろう。
うぁっグロ!で終るシーンだ。
だが間違っても、実体験したいとは思わない。
「腕が、身体が有る」
激痛と恐怖に狂って、のた打ち回る内に正気に戻る。
魔物に喰われた筈の腕が、身体が有る。
喰われる処か、傷一つ無い。誰かが手当てしてくれたのか?
部位欠損の再生とか!香織でも無理なLvじゃ無かったか!?
「日本の、俺の部屋!?」
手当てしてくれた誰かを捜して、周囲を見渡す。
教会の治癒院か、臨時の野戦病院の類だと思っていた。
だが此処は、懐かしい日本の俺の部屋だった。
「ヲイヲイ、全部夢オチだったとか言わないよな?」
訳が解らない。
混乱する頭を落ち着かせて、状況を整理する。
俺は檜山大介。認めたくは無いが、ありふれたただの高校生だ。
だと言うのに他のクラスメイト共々、異世界召喚された。
異世界トータスでは勇者だの神の使徒だの呼ばれて、戦争に強制参加。
確かに天之河が代表して同意はした。
だが突然拉致られて、外国処か異世界。
此処で拒否ったら、処刑とか国外追放臭かった。
運良く国外追放で済んでも、異世界にいきなり放り出されるのは辛い。
魔物が居て、治安?ナニソレ美味しいの!?と言うガチの世界。
難易度高めのスタートだと思う。
「仕方無かった。筈だ」
戦争の参加を決めた俺達は、鍛錬を積み続けた。
それこそゲームのキャラのように、LvUPして行くのを実感する。
と言うかゲームだった。お約束のステータスやら魔法が有る。
そうして過ごす内に初の実戦!オルクス大迷宮。
俺は此処で、南雲を殺した。香織を手に入れる為だ。
上手くやったと思っていた。
撤退中に一発!ドカンとやって、南雲を奈落に突き落す。
これで香織は俺のモノ!そう思った。
だが香織は諦め無かった。南雲は生きて居た。
奈落から這い上がって、バケモノになって帰って来た。
アレはもう魔王!奈落の魔王だろう!?
それからはもう、泥沼だった。
南雲の生還を知った香織は、南雲に付いて旅に出た。
俺は香織を諦められずに、あのネクロフィリアのキチガイと手を組んだ。
それで王都の決戦でも色々やって、
やっぱりバケモノだった南雲にやられて、最期は魔物に喰い殺された。
本気で色々有った。これが全部夢オチ!?
それとも、最初からリスポーンで日本に帰れたのか!?
と言っても、これが夢オチだと信じていない。
魔物に喰い殺された記憶が、恐怖が!余りにリアルだからだ。
それともう一つ、変わった事が有る。
「香織はもう諦めて、
もっと凄い美人を口説く!これだっっ!!!」
香織に対する執着が、綺麗にサッパリ消えていた。
俺は香織を手に入れる為、最終手段に出た。
香織を殺した。殺してでも香織を手に入れようとした。
だが香織は、俺のモノになら無かった。殺してもダメだった。
やれる事はもう、全部やったって感じだ。もう出来る事が無い。
そう思ったら、もうどうでも良くなった。
と言うか?あの魔王の女に手を出す気は失せた!と言っても良い。
†
「おはよう、白崎さん」
「おはよう、檜山君」
普通に挨拶出来た自分を誉めてやりたい。
と言うか困惑が顔に出ていないかが、懸念材料である。
状況を整理している内に、今日が平日だと気付く。
支度を済ませて登校。高校に顔を出す事に決める。
他にも日本に戻って来たクラスメイトは居るのか?
それを確かめる心算だった。
だが教室は予想以上に賑やかだ。
見知ったクラスメイトは居た。居た処か【全員】居る。
俺が殺した筈の香織が居る。
召喚される前と同じように、其処に居た。
それは俺の知っている香織で、幻だとは思え無かった。
「清水まで!」
他に清水も居た。
清水も死んだと聞いていたが、当たり前のように生きて居る。
こっちは困惑顔で、席でラノベらしき物を読んで時間を潰していた。
「問題はこっちだろうな?」
南雲が居た。魔王南雲だ。
アイツの顔を確認して、無意識に距離を取る。
だが其処に居たのは、召喚前のオタク臭い陰キャの南雲だった。
あの魔王とは、全くの別物である。
厨二臭い眼帯や籠手は装備していないし、髪も普通に黒かった。
何だ?日本じゃ一般人面して過ごす心算か!?
「は~い、HRを始めますよ~。皆さん席に着いて下さ~い」
愛子先生がやって来てHRが始る。
さて、これからどうする?着席してこの後の事を検討する。
状況を把握し切れていないが、動くべきだ。
動かない者に、得られる者は無い。
状況を放置すれば、魔王に何もかも奪われる。
南雲はトータスでハーレムを築いた。これ以上!魔王に美人はやらんっ!!
「八重樫と、園部辺りか?」
香織以上の美人と言ったら、クラスでは八重樫か園部だろう。
躊躇いは有る。魔王の御膝下で、ナンパなどしたく無いからだ。
だが他に当ても無い。
「ヲイヲイヲイ!
これはリスポーンじゃなくて、ループ!!」
迷いながらダラダラ授業を受けている内に、昼休憩に入っていた。
其処で見覚えの有る悪夢を、目撃する事になる。
異世界召喚。
あの日と同じ異世界召喚の魔法陣が、教室の床で輝いていた。
漸く違和感の根元に気付く。
俺は日本に帰って来れた訳じゃない、戻って来たんだ。
詰りリスポーンでは無く、ループ系の展開。
くっ!高校は、用心してサボるべきだった!!
「ようこそ、トータスへ。
勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ」
魔法陣の輝きが治まると、其処には見覚えの有る光景が広がっていた。
聖教教会の神殿。神山の頂上に在る大聖堂だった筈だ。
大聖堂に居るのは、白い法衣を纏った神官共。
今喋ったリーダー格の、爺さんの事も知っている。
俺達を召喚した諸悪の根源!エヒトと言う異世界の神様の下僕。
聖教教会の教皇イシュタルだ。
†
補足&解説枠。
本作は檜山×ノイントの、ノイント物です。
現在構想中の終着点は↓となります。
1/エヒト様大勝利ED
死亡フラグ回避の為、魔王南雲の誕生を阻止する。
ユエは魔人族に回収されて、エヒトの元へ!乗っ取り成功。
檜山は使徒となって、ノイントと世界を巡る事に。
2/エヒト様判定勝利ED
魔王南雲誕生。
南雲パーティーをスルーして、日本へ見逃す。
檜山はやはり使徒となって、ノイントと世界を巡る事に。
3/原作準拠ED
王都決戦で、イレギュラーとの戦いを決意するノイント。
南雲はヤヴァイから、手を出すのは止めろ!と檜山。
使徒の使命を果たそうとするノイントを、力づくで止める檜山。
次にノイントが目覚めるのは、エヒトが討伐された後!と言う展開。
檜山は口では【白崎さん】ですが、
内心のテキストは【香織】です。
終末のハーレム×蜘蛛ですが、なにか?
とかも構想しましたが、ありふれで行く事に!銀髪は好い☆