ジェントル・クリミナルのやり直し   作:羊の執事さん

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3話

 場所が違う、時間が違う、状況以外の全てがあの時と違う、それでも重ねずにはいられない

 

 ”落下した男性は全治6ヶ月の大怪我だ”

 

 全てが変わってしまったあの日と

 

 ”君はヒーローの救助を妨害した”

 

 私は後悔してしまっていたのだろうか

 

 ”お前のせいでお父さんは大怪我をした!”

 

 私は弱くなってしまったのだろうか

 

 ”なんて事してくれたのよ!”

 

 あの日勝手に前へと進んだこの足はすくんで動かない

 

 ”すいません、すいません、うちの息子が本当にすいません”

 

 ヴィランとしての経験が語る、周辺のヒーロの質はそこまで良くない、空を移動できそうなヒーローはいない

 

 ”お前!人様になんてことを!”

 

 今の私なら確実に助けられる、けど

 

「ジェントル!」

 

 バイン!!!!

 

 ラブラバの声が聞こえた、不思議と全く動かなかったこの手足が自由に動く

 

 ラブラバ、君はほんとにすごいよ、君のおかげて私は数々の試練を乗り越えられる

 

 過去の怨嗟はもう聞こえない、私を縛る鎖はもうない!

 

 

 「助けに来た!」

 

◆◆◆◆◆

 

 ジェントル!ジェントル!ダメこの体じゃこの壁を完全に抜けられない、彼の元に行けない!

 

 せめて声だけでも!

 

「ジェントル、ジェントル!!」

 

 バイン!!!!

 

 ジェントルは飛んだ、男の人の所へ一直線に

 

「助けに来た!」

 

 きゃージェントルかっこいいわ、っとダメダメ、人が彼の下に居たら彼の邪魔になるかも知れない、早く退いてもらわないと

 

「すいません!退いてください!彼の個性ならあの人を助けることが出来ます、あぶないから退いてください!」

 

「君それは本当か!」

 

 ヒーロー!これは都合が良いわ

 

「本当です!彼の個性なら空中に足場を作ることが出来るわ』

 

「本当ならダメなんだが仕方ない、みなさん退いてください!」

 

 よし!これでジェントルの邪魔になるものはないわ

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「お疲れ様ジェントル」

 

「あろがとうラブラバ、君のおかげで安全に彼を助けることっができた、」

 

「そんなことないわジェントル、このくらいのことは当然よ」

 

「君たち少し良いか」

 

「貴方は?」

 

「ヒーローデステゴロだ、今回は協力感謝する、君のお陰で彼を安全に救助できたただ今後こういうことはあまりしないように、今回は上手くいったが毎回そううまくいくとは限らないからな」

 

「はい、すいません」

 

「別に謝る必要は無いさ、ただまぁ次やる時は近くのプロヒーローの相談すること、いいな?」

 

「分かりました」

 

「よろしい!それじゃ俺はやる事があるからもう行くわ、それじゃ帰りは気をつけるんだぞ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「あっあの、ありがとう御座いました」

 

「いえいえ、当然の事をしたまでですよ」

 

「あなたのおかげで大怪我せずに済みました、私はこれからやらないといけない事がありますので行かせてもらいますね」

 

「お怪我がなくて良かったです」

 

「ありがとうございました」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「そういえば、何のためにこも辺まで来てたのかしら?」

 

「見てくれラブラバ、ここに新しくカフェが出来てるぞ」

 

 まぁ大した用事じゃなかったから良いかしら、それより新しいカフェを見つけてはしゃぐジェントル、可愛いわ!

 

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