日本神話の暴れん坊   作:ぺへ

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10話(破滅への1歩)

サーゼクス「な、なんだ…?」

セラフォルー「ま、まさか、食べているの…?」

ソーナ、小猫「「だ、大介君なの…?/先輩…?」」

 

そう呼びかけても全く反応を示さない。まるで、目の前のご馳走にしか興味が無いように…。そして、会談を行っていた会議室はカテレア・レヴィアタンの血でほとんどが埋め尽くされている。

 

アザゼル「な、何故生きているんだ…?あの包囲網を突破出来ないはず…」

天照「だ、大介…?」

 

この一言に獣はゆっくりと振り向く。全身に返り血を浴び、暗緑色だった鱗も黄金色となり、その目は獲物を狙う目そのものであった。

 

セラフォルー「な、なにあれ…!」

サーゼクス「大戦の時とは明らかに違う…!」

ミカエル「こ、この強さは…!?」

ヴァーリ「ははははは!!いい強さだ!!俺も遊んで貰おうか!」

アルビオン『バニシングドラゴン!バランスブレイカー!』

アザゼル「よせ!!ヴァーリ!!」

 

ヴァーリはアザゼルの制止を聞くことなく突貫するが、大介は一瞬で彼の鎧に噛みつき、その膂力でそのまま地面に叩きつける。それと同時に口から溢れんばかりの『龍属性ブレス』をヴァーリ自身に流し込む。

 

ヴァーリ『グァァァァァ!!!アグゥゥゥゥゥ!!』

アザゼル「ヴァーリ!!離しやがれ!!」

 

光の槍を持ち攻撃を加えるがなんともないかの様に、ヴァーリを喰らう。白龍皇を喰らう。2つの魂を喰らう。それを見てアザゼルは狂ったように攻撃を加えるが意にも返さずひたすらに喰らう。

 

ソーナ「うっ…」

 

ソーナは込み上げる吐き気を我慢する。それは、彼女だけでなく、大戦を生き抜いた者達も同様だった。大介はただ喰らっているだけ…。その光景が皆のメンタルを確実に削る。

 

天照「もう、無理ね…。月読命。あなたは先に戻りなさい…。そして、伝えて。もう手遅れだと…」

月読命「っ!?天照姉様…。承知しました…。」

ドライグ『相棒!!リアス・グレモリー!!今すぐにこの場を離れろ!!』

イッセー「ど、ドライグ!で、でも…!」

ドライグ「いいから、離れろ!!命が惜しいのならば!!」

 

ドライグの焦り具合に皆も緊急だという意識を取り戻し、すぐさま魔法陣で消える。数名を残して。残ったのはソーナ・シトリーと塔城小猫、そして天照のみ。アザゼルも抵抗虚しく喰われ既に息絶えている。

 

天照「あなた達は逃げないの?」

ソーナ「はい…。私は遅かれ早かれ死にます…。なら、彼に殺された方がマシです…。」

小猫「私も同じです…。ようやく信用出来る人が出来たんですから…。」

天照「そう…。大介…。楽しかったわ…。貴方と出会えて、貴方と暮らせて…。最後まで一緒よ…。」

 

 

この日、堕天使総督を含む堕天使陣営は全滅、日本神話の主神である天照大御神、悪魔陣営シトリー家次期当主ソーナ・シトリー、グレモリー眷族戦車塔城小猫が、『極み喰らうイビルジョー』によって命を失ったことが全神話に通達された。

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