それからは全てが早かった。大介は天照達を喰らった後、モンスターへと姿を変えて外にいたはぐれ魔法使い達を全て喰らった。駒王学園は龍属性ブレスで全壊し、流石の駒王町の者達も音を聞き付け集まるが、容赦なく喰らい、地獄と化した。日本神話は他の神話に救援を要請するも断られ、九尾の狐率いる妖怪軍団と手を組み討伐に当たるも全て呆気もなく喰われる。そして、日本全土が地獄と化し人も神もほとんどいなくなった。他神話は、協力し合い日本を強固な結界で覆い、これでこちら側に来ることはないと安心したのもつかの間、翌日には結界は破られ北欧へと姿を表す。
オーディン「ま、まさか、これ程のものとは…!」
ロスヴァイセ「お、オーディン様!大変です!ユグドラシルが腐り始めています!」
オーディン「なんじゃと!?フェンリルを出すのじゃ!それと、他神話にも救援要請を!」
ロスヴァイセ「は、はい!」
大介は目につくもの全てを破壊し喰らった。ギリシャ神話からテュポーン率いる魔物の大軍をも苦もなく喰らい尽くしフェンリルをも喰らい、1日と持たずに北欧神話は根絶された。これを見た各首脳陣はオーフィスを当てようと考えたが、その時からイビルジョーは姿を消した。突如消えたことに驚きを隠せない各勢力だったが、いつ現れてもいいように厳戒態勢が常に取られた。しかし、1ヶ月経っても姿を見せることは無かった。何処かで死んだと思われ、厳戒態勢を解除しようとしたその時、次元の狭間よりグレートレッドの死骸が現れ、それと共にイビルジョーも現れる。グレートレッドはほとんど喰い尽くされていながらも、それでもイビルジョーは未だに獲物を求め続けていた。そして、1ヶ月もしないうちにほとんどの神話は喰い尽くされ、残るは冥府と悪魔側、天使側だけとなった時にイビルジョーは討伐された。が、それは異形の手によってでは無く、78億人もいた人口が僅か1ヶ月足らずで、100万人以下となった人間だった。文明は崩壊し、時代は旧石器時代へと逆戻りしとなり、また新たな文明を作り始めることとなる。
セラフォルー「ソーナちゃん…。なんであの時逃げなかったの…?」
セラフォルーは妹の墓に話しかけるが当然答えるはずは無い。そして、その悲しみは癒える所か深まる一方であった。
サーゼクス「セラフォルー…」
セラフォルー「…ごめんなさい。サーゼクスちゃん。行きましょう。」
誰も責めることの出来ない怒り。世界を崩壊させたのは兵藤大介ではあるがその原因を作ったのはアザゼル。いくら怒りをぶつけようとも、いくら死体に攻撃しようとも虚しくなるだけ。なんせ、あるのはただの肉塊なのだから。