日本神話の暴れん坊   作:ぺへ

5 / 11
5話(身バレ)

ソーナ「大介君、少し聞きたいことがあります。」

大介「聞きたいこと?」

ソーナ「はい…。あなた、常に飢餓感に襲われていますね?今、こうして話している時にも。」

大介「…それが何か?」

ソーナ「単刀直入に聞きます。あなたは、先日はぐれ悪魔を喰らったイビルジョーですね?」

 

僕は突然会長から校舎裏へ呼び出された。へぇ…。気付いたんだ、あの短い会話で…。

 

大介「そうだよ。」

ソーナ「っ!素直に認めてくれるんですね…」

大介「まあ、特に隠す事でもないし。それで?会長は僕を殺す?」

ソーナ「…いえ。正直、私はあの時のお礼を言いたいんです。」

大介「お礼?」

ソーナ「はい。正直、あの時はかなりギリギリでしたから…。倒せたとしても、もしかしたら眷族の1人が犠牲になっていたかもしれません…。本当にありがとうございました。」

 

そう言って会長は僕に頭を下げる。え、えぇ〜…。別に助けたつもりは無いんだけどな〜…。そもそも、あれは単なる食事だし…。まあ、いっか。

 

大介「僕がイビルジョーだってこと、誰にも言わないでね。めんどくさい事になるし。」

ソーナ「分かっています…。しかし、教えてください。『捕食者の皇』という神器はどういう能力なのかを。」

大介「まあ、こんな感じかな…」

 

僕は神器を解放する。すると、イビルジョーを模した鎧が形成され、人の身長よりもある大刀を手に持つ。もちろん、禁手《バランス・ブレイカー》も存在するし扱えるが、全身がイビルジョーへと変貌出来る。

 

ソーナ「こ、これが…!?」

大介「そ。もちろん、禁手も存在する。まあ、滅多に使わないけど。まあ、会長自身のトレーニング位なら手伝うからさ。」

ソーナ「…私の姉には伝えてもよろしいでしょうか?」

大介「へえ〜。お姉さんがいるんだ。その人も悪魔だったり?」

ソーナ「そこまで知っていましたか…。そうです。私の姉は魔王でもありますが、決して他人には言わないことを約束します。」

大介「…分かった。会長を信じるよ。それで?いつまで聞き耳を立てるつもり?塔城さん。」

ソーナ「え?」

 

建物の影から塔城さんが現れる。しかも、なんとも言えない表情をして。まあ、前の僕の顔を思い出したんだろうな…。

 

小猫「…教えてください。何故、はぐれ悪魔を食べていたんですか…?」

大介「僕にとっては食事だから。君達が普段食べる牛や豚なんかと一緒だよ。」

小猫「…そうですか。大丈夫です。部長達には言いませんから。」

大介「ありがとう。じゃあ、僕は行くから。」

 

僕はその場を去る。何故、このように素直に話したか。それは、少し離れた方に堕天使の存在を感じたから。多分、僕を捕まえたいんだろうな…。まあ、乗ってみるとしようかな。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。