るま(かろらぼ):多分TRPGで地球とか滅ぼしたいタイプの人
ひぐらし(かろらぼ):今回初の犠牲枠
うっひょー! ここがるまちの研究所かー!
とりあえずフレディー・マーキュリーのフィギュア置いておくンゴwwww
おほー! この研究所散らかってんなぁwww
それもそっかwwwwww
地球が滅んでから、もう3年、だもんな。
ワイは隕石の衝突で生き延びた人間や。
正直もうダメかと思ったけど、せめて眠る前にかろらぼの聖地巡礼をしようと立ち上がったのだ。
もしかしたらゾンビだけは生き延びてるかもしれないと、希望を持って。
そう、最後の最後で推しに出会えたらなんて。そんな夢見たいなーーーーーーー。
バーチャルラクーンシティには誰もいなかった。地球は割れてしまい、舞い上がった塵で太陽光は遮断され、吹雪が酷いことになっている。もう火種はない。どうやらここまでのようだった。
とりあえず研究所に我参上って落書きしておくンゴwwww ふぁーwwww
深呼吸してwwww かろらぼを全身に取り込むンゴwwww
そう思ってたのに、もうダメだ。呼吸するたびに肺が凍る感覚。第二の氷河期の訪れは、刻一刻と命を削っていく。
どうしてこうなったんだろう。
あれは確か、るまちがひぐらしさんを喪ってからの話だったか。
ある日突然ひぐらしさんが行方不明になった。噂によると、貴重な理性あるゾンビを国が確保し、実験体にしたという。
そこからるま博士はその天才性を存分に発揮し、ひぐらしさんの居場所を突き止めた。
だが、そこは悲惨な屠殺場と形容しても良いほど、酷い有様だったと聞く。
「ひぐらしのいない世界にもう用は無いんだよね」
怒りと悲しみを混ぜ合わせながら、彼女は配信中にスイッチを押した。
NASAの衛星が爆破し、スペースデブリが降り注ぐ配信は、200万再生を突破。世界は、それでもいつも通りだった。
そして、ワイがいつものように働いていたら、……気付いたらるま博士が隕石を落とし地球を滅ぼしていた。
「ーーぁ、聞こえますか、聞こえますか」
日課で無線機に呼びかけをする。もしかしたらまだ生きている人間がいるかもしれないと一縷の望みをかけて。
だが、ついぞ応答する人はいなかった。
……かろらぼの研究所、か。
そうか。あの二人はここで配信していたのか。
埃の溜まった研究所、割れたガラスと試験管……。
ふと目をやると、机の上に何か紙のような物が置いてある。
ところどころ風化していて、読めない文字があった。
文字が書いてある。それが何故か無性に嬉しかった。
最初の一文にこう書かれている。
るま博士の文字だ。
「文字数