育成が上手くいかないのは何故だろうか。
朝食を済ませて頭が回るうちに、サクマはポケモンセンターの個室で思案にふけっていた。
ここ最近のデデンネは実力をメキメキと伸ばしており、Lvにして43にまで到達している。
一方で、イーブイは31、タツベイは32だ。ここからは鍛えてもバトルしても、うんともすんとも言わなくなってしまった。
サクマとしても、3体固定でダブルバトルを勝ち抜くのは厳しいと考えているので、どうにか出来ないかと思案しているのだ。
考えに考え抜いて、やはり"ポケモンを育てる才能"が無いと結論付けた。
……。
そんな事を考えてもなんの進歩もないので、一先ず自分自身の育成方針を否定してみることにした。才能がないなら育て方がだめって、それ一番言われてるから。
イーブイとタツベイの目指すべき所は似ており、最終到達点は範囲技でゴリゴリにゴリ押すアタッカー。
そのため、イーブイには"なきごえ"のような音技と特殊技を、タツベイには反動技の"ずつき"や特殊技を重点的に使わせていた。
それ以外の技は使わせない。"たいあたり"なんかを使わせるくらいなら、将来使う技の系統を使ったほうが経験になると判断してのことだった。
専門家にするので、それ以外は必要ない。そう考えてのことだった。
しかし、バトルにおいて、それは無駄なことではなく基礎に当たる部分だったのではないか。いろいろな技を使うからこそ異なる知見が得られ、本業に活かせるのではないか。
「よし」
気合を入れてから特訓方法を載せたノートを開き、部屋でくつろいでいるポケモンたちを振り返る。
デデンネはコンセント近くでゴロゴロして、タツベイとイーブイはベッドの上で寛いでいる。
ヒードランとモロバレルはボールの中だ。その二匹は気候や温度湿度など、自分の肌に合う場所でないと、ボールから出て休まない。
その点、ガルーラはこどもが過ごしやすい場所ならどこでも出てくる。
サクマはタツベイとイーブイに見合った特訓方法がないかポケモンたちに聞こうとしたが、休息の時間を邪魔するのも悪いので止めた。
その代わりに自分の頭で捻り出すことにしたのだが、不意に着信が入った。
サクマのスマホに連絡が入ることは滅多にない。そもそも交友関係が広くないし、雑誌のインタビューやリーグに関連した連絡もほとんどがメール。
訝しげに画面を覗くと、クレールからだ。
無視する。
やりたい事が出来た直後に、水を差すようなタイミングで別の用事が発生すると集中力がガタ落ちする。
用事が5分で終わっても、やろうと思い立った瞬間のエネルギーはどこかへ消え去ってしまうものだ。
マナーモードにすると、新たに届いたメールの件名が画面の上部に表示された。いま会えないか、と聞かれている。
会えないので特に返信はしない。
その日は仮方針通り、タツベイとイーブイの技を色々と試してみた。使い慣れていないので苦戦しているが、これがよい方向へ向かうための切っ掛けになればいい。
練習も一段落して、夕食とポケッター更新を済ませたらまたクレールから電話が来た。特に用もないので出ると、ぼそぼそとした声で何事かを話している。
「すまーん、朝忙しかったから出なかったわ」
「実は、相談したいことがあって……」
「……? ごめん、全然聞こえない」
「そ!!」
「!?」耳がキーンとなる。
「相談したいことがあるの」
「お、おう……」
「実はね、学校で男子に告白されて……」
そんな枕詞で始まったのは、告白されちゃってどうしようというありきたりな内容だった。
これ俺要る? なんて思うのは当然だろう。
ダブルバトルの王者を目指している人間になぜ恋愛相談ができると思うのだろうか。知り合いに相談するとしても、サクマ以外に適した人物がいるはずだ。
「そんなのは、クレールの好きにすれば良い。君の人生であって、俺の人生じゃない。君は君が正しいと思ったことを行うべきであって、恋愛素人の俺に相談するべきじゃない」
「……え?」
失望したような声。何か、アドバイスを期待していたのだろうか。
「好きな相手なら付き合えばいいし、迷って相談するような相手なら多分付き合わない方がいい」
電話口に呼吸の音だけが届く。
サクマは時計を見た。このままずるずると電話が長引けば、夜更かしする羽目になる。
「じゃ、もう夜も遅いから。問題が解決したらまた」
「あ、ちょ――」
そう言って有無を言わさず通話を切り上げた。
ホウエン地方で修行をしているが、その期間も永遠ではない。Dリーグを突破した以上は、サクマは必ず次のCリーグに歩を進める。
ダブルバトルのリーグにも当然開催時期がある。
ポケモンバトルはオールシーズンで行われるし、競技によって時期はずれるが、ダブルリーグは春と秋に行われる。サクマが出場したのは春のリーグで、秋の開催までは5ヶ月ほど。ホウエン滞在は2ヶ月なので、残り3ヶ月を「進化した」イーブイとタツベイの調整にあてたい。
だから、なんとしても進化してもらわなければ困るのだ。
*
元から進化に対するモチベーションの高かったタツベイは滞在残り2週間の時点でコモルーに進化した。
コモルーは活動性が低いようで、バトルを除けば水もご飯もあまり口にしなくなった。ネットの情報ではそれが進化に必要ということだったが、あまりにも心配になったのでジョーイさんに聞いた所『食べたい分を食べますので、消化器官の不調ではないですよ』と笑って教えてくれた。
肝心のイーブイは中々進化しない。
世話はしているが、なつき度が足りないのだろうか。ビジネス的な関係だから信頼関係が構築できていないとか言われたら泣いてしまう自信がサクマにはあった。
ただ、サクマが何も気づいていないというわけではない。
ブースターやらシャワーズやらの進化系統を見ると視線をよこしているので、興味が無いというわけではなく単純に迷っているのだろう。
……いや、困ります困りますお客様困りますニンフィア以外に進化されたら困ります。
ニンフィアのフェアリースキン眼鏡ハイパーボイスはメガサーナイトのハイパーボイスをゆうに上回る威力を誇る。
もちろん、メガサーナイトはこだわりメガネ(同じ技しか使えないが威力1.5倍)が無いぶん打ち分けができるとかもあるが、それを差し引いてもニンフィアは火力お化けだ。その辺りがゲームと全く同じとはサクマも思ってはいないが、期待している。
その点について、尋ねるトレーナーはいた。
例を挙げれば、『石を置いて尋ねればいいじゃないですか』とのたまうブースター使いだったり、『月でも見上げれば気持ちも落ち着くよ』としたり顔で言うブラッキー使い、『氷のある場所なら頭が冷えるよ』なんてニヤニヤ顔で話すグレイシア使いだったり、枚挙にいとまがない。
こういった輩に限ってイーブイの意思を尊重しろ!と言うものだからサクマも反応に困る。
たまに勝負に負けて『俺は可愛そうなイーブイの気を遣ったんだ!』とか負け惜しみを吐く負け犬がいるので、雑魚煽りをして炎上したりする。そのせいでサクマのポケッターのリプライではイーブイ進化愛好学会変態性癖奴が常に喧嘩している。
ちなみに、学説によると進化の優先度はグレイシア・リーフィア>ニンフィア>ブラッキー・エーフィらしいので、そこらの茂みやスーパーのアイスコーナーでさえ近寄ることはなくなった。
ホウエンらしい出来事と言えば、カイナシティでの出来事だろう。
ポケモンセンターでいつものようにバトルをしていたサクマの前にエスパー使いのジムリーダーフウとランが現れたのだ。
ゲームで見たようなロリショタではなく、中高生程度に成長していたので色々と面倒な事は終わっているんだろう。
それから当然のように双子からでダブルバトル(広義のマルチバトル)を仕掛けられたので、一人ずつでポケモンを2体出すんだよオラッ!と言い返した所、二人はお互いの顔を見合ってからそらしたのだ。
思春期なのか、妙な雰囲気になっていたが容赦なくコテンパンにした。
二人ともエスパー使いというだけあって、両壁(
姉のランは両壁で耐久を上げてきたが、ガルーラを主攻に据えてのデデンネによる妨害戦術が刺さった。
元来、メガガルーラは耐久の高いポケモンであり、並大抵の攻撃では倒すことは難しい。そこにデデンネによる特殊or物理の弱体が入ってくるので余計に突破に時間が掛かる。
そうこうして時間を掛けるうちに両壁の効果時間が切れ、そのタイミングで攻勢に転じ勝利。
弟のフウに関してはトリックルームを主軸に据えていたが、サクマがエスパー弱点であるモロバレルをおもむろに出したことで崩壊した。いわゆる最遅モロバレルであり、トリックルームの素早さ逆転環境下ではどのポケモンよりも早く動いた。
ガルーラはそのぶん遅くなるのだが、高速で放たれるキノコのほうしに2体が眠らされる事態に。後続はしんぴのまもり(状態異常無効)でそれを無効化したが、この時点でポケモンの数は4対2へ。
ダブルバトルにおいて、こうした数的不利を覆すのはかなり難しい。フウも一縷の望みを懸けてさいみんじゅつを使ったりもしたが、大した意味はなかった。
業務で来た訳では無いジムリーダーを下した時点で、かなりの自信がついた。サクマはその時点でだいぶ満足していたが、むしろ本番はここからだった。
「あたしたちのコンビなら」「負ける事はなかったのに」
外野では「あ、あれは二人の心がテレパシーで一つになったんだ!」などと解説が飛んでいたが、当のサクマがそれを耳にすることはなく。
「負けた人は大抵そういうこと言うんですよね」
とお言葉を。
それから水を得た魚のように盛り上がったフウとランは、サクマから「二人で掛かってこい」の言質を取ると3度目のバトルに突入した。
サクマにとって最も実りになったのは、この戦いだ。
脳みそが2つ、目が4つ、口が2つになるだけでバトルの難易度は跳ね上がるのだ。まして完璧な連携を行う双子のコンビであれば。
双子がネイティオをネンドール、サクマはガルーラとデデンネを繰り出す。
「試合開始!」
「すなあらし」「おいかぜ!」
合図の直後、双子は阿吽の呼吸で指示を出した。
サクマも遅れて――マイナーポケモンの対処には若干の迷いが出る――「グロかい!」と叫んだ。両壁展開を見越してのグロウパンチとネイティオを機能停止に追い込むためのかいでんぱだ。
その一瞬の間にフィールドは砂に包まれ、砂塵がメガガルーラとデデンネを襲う。追い風は無節操に風を吹かせるのではなく、味方の背中だけを押すように吹くので、すなあらしが強烈になるようなことはない。
しかし、デデンネのかいでんぱは体が強い風に流されてあらぬ方向へ発射される。実力のあるポケモンはただの技一つとっても格の違いを見せつける。デデンネはその洗礼を受けたのだ。
メガガルーラの
サクマは頭のゴーグルをおろして砂嵐に対応する。サクマから双子は見えず、相手ポケモンとメガガルーラはその姿が見え隠れする。縦40mのコートにおける悪天候戦は、視界不良のためいかに敵陣に切り込まないか、いかに自陣に引き込むかが勝敗を分ける。
今回の場合、双子のこの行動、砂嵐がアドバンテージになったかと言えば、必ずしもそうではない。
メガガルーラは攻撃が2段階上昇しており、ほぼ無傷。なおかつ敵陣に接近しているため、限定的な2対1であったが視界不良の不利をうけない。もっと言えば氷技が一貫していた。
「サイコキネシス」「じしん!」
「冷パンッ!!」
三体を隠すように砂嵐が吹き荒れる。
かき消されないように声を張り上げて、現状では戦況に寄与しないデデンネをヒードランに交代。素早くみがわりを指示した所でピ――と笛が鳴り、試合が中断される。
「ネンドール戦闘不能!」
「ガルーラ!!」
サクマの掛け声でガルーラが自陣の付近に戻ってくるが、その直後のタイミングで試合再開が宣言された。態勢を立て直す隙を与えないため素早くポケモンを繰り出したのだろう。
お互いにお互いのポケモンが見えない距離に位置している――はずだった。
突如、砂嵐を裂いてエネルギー弾がガルーラへ放たれた!
それは相手ランクルスの気合玉であったが、そんな事がサクマにわかるはずもない。サクマの指示も間に合わず炸裂したが、ガルーラを倒すには至らない。
これによってサクマの脳裏には、相手がこちらの位置を把握しているという疑念がよぎることになる。自陣にこもり続けることが不利をもたらす――そうした思考のノイズは場合によっては致命的だ。
サクマは負けた時の言い訳もちょっとだけ頭の片隅に置いておいて、指示を出す。
「デルタ! おんラスカ!」
みがわりをアローヘッドに据えた突撃指示。相手ポケモンの位置が見えないため、おんがえしとラスターカノンは対象不問である。
一種の賭けじみた行為だが、そもそもこれは練習のための試合なので、こうしたリスクのある行為を積極的に行うことに意味があれば意義もある。
砂のカーテンの向こう側で、何かの技が炸裂する光が見え――それは"みがわり"を対象にしており――ヒードランが発射地点に向けてラスターカノンをぶっ放す。
ヒードランの攻撃先へ、そのタイミングでメガガルーラが突っ込んだ。サクマが指示した訳ではないが、度重なる練習の中でコツを掴んだのだろう。攻撃を喰らったか回避したポケモンに向かっての攻撃が、愚直に攻撃するよりも余程当てやすいことに。
ピ――! と笛が鳴った。このタイミングで初めて、サクマはランクルスが場に出ていた事を知る。
自陣に戻ってきたメガガルーラは反撃を喰らったのか、先程よりも消耗していた。ヒードランはみがわり以外での消耗は無い。
それから追い風が止み、たっぷり1分の交代時間を使ってから試合が再開されると同時に砂嵐も止む。
視界が晴れたフィールドにはネイティオとエルレイドが。
ネイティオが空に飛び上がると同時においかぜを発動。背を押す風に包まれたエルレイドが勇ましく飛び出した。
「いわぷ!」
ヒードランのねっぷうに巻き込まれないためにメガガルーラにはいわなだれを指示。吹き付ける熱波がエルレイドを襲う――かにみえたがこれを飛び上がって回避。
だが、回避先に置くようにして放たれた岩がエルレイドを叩く。
「サイコキネシス!」「インファイト!」
二人の声が会場に響く。
メガガルーラの落とした岩がサイコキネシスによって逆に跳ね返される。エルレイドは何とか着地し、消耗したメガガルーラ向かって突っ込んでくる。
「まもラス!」
いわなだれをサイコキネシスで無理矢理突破するという心理的盲点を突かれ動揺したが、双子がねっぷうに負けじと声を張り上げたため指示が間に合った。
急な指示にも対応できる"まもる"によってインファイトをなんとか凌ぐと、それを制するラスターカノンがエルレイドに放たれるが――軌道が曲がり空を切る。ネイティオのサイコキネシスだ。
「サイコカッター!」「サイコキネシス!」
「おんラス!」
エルレイドの長く伸びた肘が紫色に光り輝き剣閃が煌めく。メガガルーラもおんがえしで攻撃し返すが、何かに抑えつけられているかのように動きが鈍い――またしてもネイティオのサイコキネシスだ!
その瞬間、ヒードランの狙いすましたラスターカノンでエルレイドが吹っ飛んでいく。
タイミングが遅ければエルレイドの一撃がモロに入っただろう。
「熱風!」
「おいかぜで返して!」
その隙を狙って熱風でネイティオの撃墜を目論むが、必死のおいかぜで拮抗状態に。
と、同時にメガガルーラが引っ込んでモロバレルが出された。
ピ、ピ――! 審判の笛が鳴らされる。ラスターカノンを喰らったエルレイドに場外判定が出たのだ。
エルレイドが飛ばされる僅かな間にサクマは指示したが、それに素早く対応したポケモンも相手も素晴らしい実力であることは言うまでもないだろう。
こうした他責による場外には、そのポケモンにイエローカードが出されるだけで済む。試合は一時中断され、そのポケモンが場内に入った時点で試合は再開される。
それ以外の場合での場外は戦闘不能として扱われ、試合は一時中断される。当然ながら場外に追いやる戦術も存在するし、速すぎるポケモンが時折場外に出てしまうこともある。
エルレイドが枠線を踏み越えた瞬間指示が飛ぶ。
「サイコカッター!」「でんじは!」
「みがキノ!」
ヒードランのみがわりがモロバレルとエルレイドの間に割って入り肉盾を、ヒードランは痺れたがエルレイドが眠る。弟のフウが苦い顔をした。残り2体しかいないのに、そのうちの一匹が無力化されたとあっては動揺を隠し得ない。
「はれ熱風!!」
「っサイコキネシス!」
モロバレルによって強烈な晴れ間が形成されると、後押しを受けた熱波がフィールド上空に吹き荒れる。
マヒの影響で乱れた一部をネイティオは弾き返したが、最終的には晴れで威力の上がった熱波に捉えられ撃墜。エルレイドもその後に集中砲火を受けて倒れた。
「試合終了ッ!」
合図が出ると、一気に疲れが押し寄せたような気がした。ガルーラが集中砲火を受け、かなりのダメージを負ったため非常に神経を使ったのだ。
メガガルーラはサクマのエースポケモンなので、こんなところで倒されるわけにはいかなかったのだ。
「……は、ははは、いい経験ができました」
「そうそう」「自信あったんだけどねー」
お互いに健闘を称え合い、握手をする。
ポケモンの回復を待つ間に反省会をしようという流れになったので、砂嵐の向こう側からメガガルーラに攻撃を当てたメカニズムを尋ねたが、エスパータイプやエスパー使いはこういう事を平気でやれるらしいので全く参考にならなかった。
とはいえ、余程の使い手でなければ戦闘中常に透視のような事をするのは難しいようだ。
ホウエンでは概ね良い経験ができたといって差し支えないだろう。
イーブイ?
滞在最終週に進化しました。
ホウエン遠征終わりました
対戦してくださった皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます
全勝しましたがエースが倒されることもありませんでした(笑)
ダブル発祥の地みたいですけど大したことなかったな
こ58 り10246 い5569 き 13:49
今回も炎上した
*
わしゃしゃと頭を撫でるのは、群れのボスの手だった。
茶色からピンク色に変わった体毛は進化の証。撫でられているのはニンフィアだ。
待ち望まれた進化によってアタッカーとしての地位を確立しつつあるニンフィアだが、群れ内部でのヒエラルキーはいまだに下っ端であった。
補助に重点を置いているデデンネはエース格であるガルーラヒードランと共闘することも多く、連携能力も育っている。
しかし、ニンフィアはハイパーボイスを覚えることから始まり、身体の変化に伴う立ち回りの調整が必要だ。元来まじめな性格であるとこも相まって、トラブルに発展することはなかった。
ただそれでも、不安は残った。
ニンフィアにとってみれば、ボスはあまり戦いが上手ではない。
イーブイだった頃の戦績は負けのほうが多いし、タツベイだってそうだ。
ガルーラやドランバレルの活躍は見ていたが、それだって彼らの力が圧倒的に勝っていたからだ。
――少なくとも、そう見えていた。
もしかしたら、ボスの言うような"ニンフィア"ではなく、もっと別の進化をした方が良いんじゃないか。そっちの方が強くなれるんじゃないかと。
最終的にはそこらへんのトレーナーのニンフィアを見て憧れが強くなったため、気持ちが進化の方に向いたのだが。根本的なサクマへの疑念というものは残っている。
そしてそれはコモルーにも同じことが言えるのだった。
*
ホウエンからシンオウに帰ってみれば、サクマを待ち受けていたのは対戦相手がいないという現実だった。
そりゃそうだ過疎競技だしそれが原因でホウエンに行っていたのだから。
在野にもいわゆる"強い人"というのはいる。リーグで勝ち残るような事はできないが、AリーガーBリーガーにも稀に勝てるような才覚を持つような人が。
そうした人材がシンオウから払底してしまったわけではなく、単に修行頻度の問題であったり、風潮の問題もあって遭遇できない。
最近のサクマは、ポケッターでの炎上が有名になりすぎて問題トレーナーとしてまとめサイトで叩かれるようなこともしばしば。
最も新しい炎上は、ホウエン遠征が終わった際の投稿に「は? バトルハウスにも行かなかったやつが何いってんのwww」という旨のホウエン民からの反感を買い最強論争へと発展したことから始まった。
なお人のリプ欄はおもちゃ箱ではないという本人のつぶやきはスルーされる。
バトルハウスというのはいわゆる廃人施設のことであり、カロス地方とホウエン地方においてバトルシャトレーヌという4姉妹によって運営されている。
サクマはこうした廃人施設はあまり好きではなかったので、そもそも考慮に入っていなかった。それもそのはずで、見せあい6-4で戦っていた人間が4体固定のパーティーで何十連勝と戦わなければならない施設を好きになる筈がない。
ゲームであればいわゆる運ゲーでたまたま敗北というパターンは何度も体験している。1000連勝3000連勝と高みを目指す廃人もいるにはいるが、それには対戦とは別の専用編成と試行回数が必要になるし、そうなってくると遠征の趣旨に反してしまう。
ちなみにバトルシャトレーヌのルスワールという人物が、当該施設のダブルバトルにおけるスター選手である。ゲームではエンテイライコウスイクンラティオスという伝説厨編成で戦うことになるが、サクマが調べた限りではルスワールの伝説編成は噂程度に言われている程度だった。
ちなみにサクマが煽ってもバトルハウス公式は無反応だった。正しい対応である。
そんなこんなで炎上しつつもCリーグまでの3ヶ月を自主トレ比重多めで過ごした。
Cリーグではニンフィアファンクラブの面々が応援に来てくれたが、残念なことにニンフィア自身の技の精度やレベル的パワー不足によって目立って活躍はせず、選出頻度も少なかった。選出もされなかったコモルーよりはマシかもしれないが。
ともあれ、目立っておかしな戦術やポケモンは無く、無事に勝ち越した。
戦う前ですが秋のCリーグ1位通過すると思います
この調子だと来年秋にはシロナも倒して晴れてチャンピオンですw
こ360 り8871 い7012 き 12:00
【総合】ダブルバトルについて語るスレ【part174】
156:名無しのダブルトレーナー ID:krIAnIZvI
追い風最高!追い風最高!
トップの座死守したな
164:名無しのダブルトレーナー ID:CrFkCtogP
味方の速さだけ倍は強いって
173:名無しのダブルトレーナー ID:3KGoDQpOE
場外はトリルでもあるしなぁ…
181:名無しのダブルトレーナー ID:Fzd1ZwACW
ジャムさんの砂パも強いだろ
追い風とかいう動きが単調になるだけのクソ技www
189:名無しのダブルトレーナー ID:MR3YNgzut
コンボもさいきん結果だしてるし
192:名無しのダブルトレーナー ID:sJ9v8N6zN
>>181
砂カスがこれ言うの馬鹿すぎやろ砂でもかいてろ
201:名無しのダブルトレーナー ID:zYWqxOHzm
Aリーグトップと一位二位が追い風パーティなんだよ情弱
204:名無しのダブルトレーナー ID:WaTfke0dI
>>201
今期の春リーグは雨一位だろ
214:名無しのダブルトレーナー ID:ciw6S/PNl
雨1位はたまたま定期
序盤中盤から追い風優位で対策が噛み合っただけだろ
トップに負けとるし
222:名無しのダブルトレーナー ID:E06wfron1
付け焼き刃の雨砂で惨敗中のBリーグ下位見てるとネ…もうネ…
223:名無しのダブルトレーナー ID:sm9xDkKXg
>>189
セキ君の重力+催眠術コンボとか初めて見てクソ感動したけどポケモントロすぎで笑う
これからのトレンドは重力催眠追い風や!
231:名無しのダブルトレーナー ID:9/m++Qms1
【悲報】イキリCリーガー君無事一位通貨
234:名無しのダブルトレーナー ID:A+v7TrlDd
コンボパってあんまパッとしないしなぁ、不意は突けるけど
241:名無しのダブルトレーナー ID:cG1+4m2mm
>>231
すろなさん舐め腐ってるのほんま許せん
249:名無しのダブルトレーナー ID:cG1+4m2mm
誰だよすろなさんって、シロナさんな
253:名無しのダブルトレーナー ID:hclLQPntZ
>>231
"プロ"なのはBリーグからだろ
追い風も天候も無いしすぐ落ちるでしょ
256:名無しのダブルトレーナー ID:T8cdIlWw3
シングルはBリーグでもメガシンカとか隠れ特性必須になり始めてるし天候も必須級じゃないからなぁ
261:名無しのダブルトレーナー ID:rZQqhSYXC
シングルとダブルは違うだろJK
268:名無しのダブルトレーナー ID:Ag+V6JOLd
>>261
むしろ天候指導役とエースが同時に出てくるダブルのほうが強いに決まってんだろ
ダブルの方が奥深いんだけどな・・・
278:名無しのダブルトレーナー ID:2Q+WXRepO
ま、天候で素早くなっても追い風に抜かされるんですけどねw
283:名無しのダブルトレーナー ID:UpIXmTz+D
ttp:::///xxxxx123xgazoudayoxxx
こいついっつも燃えてんな
289:名無しのダブルトレーナー ID:qUbbdu2AO
実際ダブルのトップとシロナでどんくらい違うん?
291:名無しのダブルトレーナー ID:LDCEzNTbr
チャンピオンの座結構守っとるしトレーナーとしては絶対シロナのが強い
296:名無しのダブルトレーナー ID:C+Yydh9QK
シングルの魔境とダブルは流石に比べられんでしょ
304:名無しのダブルトレーナー ID:u4SPct2iM
>>283
ぶっちゃけトップとチャンピオン戦って欲しい
すげー興味ある
313:名無しのダブルトレーナー ID:IO/Ej5szF
才能あったらAリーグまでストレートで行けそうなのはダブルの現実表してて悲しすぎる
317:名無しのダブルトレーナー ID:bQY0l3wc8
実際シングルのAリーガーがダブルやったらこっちのAリーガーより強いとおもふ
326:名無しのダブルトレーナー ID:I3YQ5Pqxn
何でもかんでもシングルより下なの泣いた
335:名無しのダブルトレーナー ID:yY5lkirym
見てる分には面白いし楽しいんだけどいまいち周りに分かってもらえないのよな
339:名無しのダブルトレーナー ID:DblN/MYfd
合コンでダブル見てるって言ったら信じられないようなものを見る目でみられた
340:名無しのダブルトレーナー ID:yY5lkirym
>>339
涙拭けよハゲ