進撃の迷宮譚 作:でけぇ害虫
町々を渡り歩く行商人、カルロさんの馬車に用心棒としてタダ乗りすること約四ヶ月。俺は遂にオラリオに到着した。
オラリオの正門前は多種多様な人種が長蛇の列を作っている。カルロさんと同じ商人もいれば、大量の資材を抱える職人や旅装を纏った吟遊詩人、果てには貴族と思しき
そしてそれらと同等かそれ以上に多いのが、見るからに冒険者志望と分かる装いの者達だった。
下ろしたての革鎧に身を包む若いヒューマンに、年季の入った金属鎧で身を固める屈強そうなドワーフ。動きやすそうな道着を纏う獣人の青年や、上質なローブを羽織り杖を抱えたエルフの少女等々。
まさしく人種と職業のバーゲンセールと言わんばかりの光景である。俺が生まれた町でこれ程の冒険者を見ることはなかったので、実に壮観だ。正直興奮している。
入口の時点でここまでとは、流石は冒険者の街オラリオである。オラリオの人口の実に八割が冒険者であるというあの噂は本当なのかもしれない*1。
そして直に俺もそんな冒険者の仲間入りをする。その事実が実感として湧いてきた俺は、ぶるりと小さく武者震いをした。
「お、ようやく俺らの番が来たみたいだぞ」
退屈そうに欠伸を噛み殺していたカルロさんが口を開く。その声で我に返った俺は姿勢を正した。
これから行われるのは簡単な入国審査のようなものだ。名前と顔を守衛に晒し、指名手配中の犯罪者などではないかの照合が行われる。そこで問題がなければ手数料を支払い、晴れてオラリオの土を踏むことを許される……ということらしい。
まあ、そう身構える程の厳しい審査ではないらしいので大丈夫だろう。少なくとも俺などは外から見る分にはただの孤児のガキだし、公になっている犯罪歴などは存在しない。
ささっと審査を終わらせて、街に入ったら早速冒険者ギルドで登録を──
「おい、貴様! 貴様は何者だ!?」
!?
「貴様だ貴様に言ってるんだ! 何者なんだ貴様はッ!!」
「へぁっ!?」
拝啓、これまで私を育ててくれた院長殿。
今私は、凄まじく既視感のある強面のスキンヘッドに恐喝を受けております。
俺は自身を見下ろす男の顔を見上げる。
日焼けによるものと思われる色黒の肌。長身で屈強なガタイ。頭髪と眉毛は残らず剃り落とされ、落ち窪んだ眼窩は得も言われぬ威圧感と不気味さを醸し出している。
──アイエエエ!! キース・シャーディス!? キース教官ナンデ!?
「もう一度聞くッ! 貴様は何者だッ!?」
「え、あ……お、俺はジャック! シガナ町出身です!」
思わず「シガンシナ区出身! アルミン・アルレルトです!」と答えそうになったのは内緒だ。
……そう言えば内心で散々独白みたいなことしてた割に、一度も自己紹介してなかったような気がする。
ドーモ、はじめまして。ジャックです。コンゴトモヨロシク……
「そうか、馬鹿みてぇな名前だな!」
「いえ! 結構ありふれた名前だと思います!」
キース教官似の男に恫喝されながら、反射的にそう返す。
だってジャックって日本で言うところの太郎ぐらいの立ち位置の名前だし。
「ジャック、貴様は何しにここへ来た!」
「冒険者になって一旗揚げるためです!」
「それは素晴らしいな! 貴様にはモンスターの餌がお似合いだ!」
「ひでぇ!」
行って良し! と叫んでさっさと後続に顔を向けるキース教官モドキの守衛。
目を白黒させる俺を余所に、カルロさんは平然と馬車を進ませた。
「驚いたろ? あの門番はいつもああなのさ」
「えぇ……あれ大丈夫なのかよ? 色々と……」
「ははは! まあ確かに俺も最初に見た時は腰を抜かしたが、あれはあれで意味のある行動なのさ。
例えば今の通過儀礼を受けたのが犯罪者で、もし疚しいことを考えていたとしたら、大抵の奴が挙動不審になる。脛に傷がある奴なんざ幾らでもいるし一々拒むわけじゃないが、それでも牽制や抑止力にはなるし、何よりオラリオ側がそういう奴をマークしておける。あの男はその辺の見極めが優秀らしい」
「へ、へぇー……」
びっくりした。まさか急に進撃の巨人の世界に来てしまったのかと冷や冷やしたぜ。
確かに俺は進撃の巨人ファンだが、さりとてあの残酷な世界で生きたいとは微塵も思わないからな。俺はこの剣と魔法のファンタジー世界で快適な暮らしを送るんだ。
「さて、それじゃあお前さんともここでお別れだな」
カルロさんが言う通り、彼との二人旅はここでお終いだ。元々オラリオに着くまでという約束だったのだから当然である。……いかん、ちょっと感傷的になってきた。
「寂しくなるなぁ」
「俺もだよ。飯代だけで雇える用心棒なんざ、後にも先にもお前さんぐらいだろうなぁ」
「そういう意味で言ったんじゃねーよ!」
げらげら笑うカルロさんの脇腹を軽く小突く。彼は「悪かったって」と言いながら街の中心を指差した。
「ジャック、あそこに見えるのがバベルだ」
「おお、あれが噂の……」
指の先を目で追うと、オラリオ最外端のここからでも見えるぐらいの巨大な建造物が目に入った。
天を衝いて聳え立つ白亜の摩天楼──「バベル」。それは迷宮都市オラリオの権威の象徴であり、また迷宮のモンスターの流出を抑える封印でもあるという。
……いやしかし本当にデカいな。超大型巨人どころかユミル巨人体すら上回る超々高層建築。
「ダンジョンはまさにあのバベルの根本にある。お前さんも冒険者になれば、いよいよあそこに挑むことになるってこった」
「ああ、この目で見て実感が湧いた。俄然やる気になってきたぜ」
「その意気だ、未来の第一級冒険者君。そしたら早速冒険者登録──の前に、まずはどこぞのファミリアに入らなきゃな」
「……あ」
すっかり失念していた。俺はオラリオに着いたら真っ先に冒険者登録をしようと考えていたが、それよりも何よりも重要なことがあったのだ。
“神の眷属にならなければならない”という、最重要事項が。
神。それは俺を異世界転生させた張本人だ。少なくとも俺の認識においてはそうだった。
漫画を読んで面白がったりするふざけた一面もあったが、空想の力を現実のものとして人に与え、その魂を全くの別の世界に転生させる……ともはや何でもありだ。間違いなく人間の尺度では到底計り知れない、全知全能の超常存在と言って差し支えないだろう。
一方、こちらの世界にも神は存在する。それも大量にだ。文字通り
しかも俺が出会った神のように不思議空間に座しているのではなく、普通に人間と同様地上で生活しているらしい。俺が住んでいた町には一柱もいなかったが、より大きな国や街、とりわけオラリオには多くの神々が人と共に暮らしているのだという。
神々がオラリオに多くいる理由として、「
地上にいる神は何らかの決まり事によって権能の大半を封じられており、その能力は只人と殆ど変わらないという。ちょっとした神通力程度は使えるのかもしれないが、身体能力的には殆ど人間と同等程度で、しかも神様のくせに普通に病にも罹るらしい。
そんな彼らを地上においても神足らしめているものが、上述した
そして、それこそがオラリオが誇る精強な冒険者達の力の源である。地上のものと比べて非常に強力なモンスターと相対するにあたり、只の人間ではあまりに非力。故にこの街の冒険者は神の恩恵を与えられた超人となり、神の眷属としてダンジョンに挑むのだ。
冒険者にとって神から与えられる恩恵の力は必要不可欠のもので、ギルドの規定からして眷属に非ざる者のダンジョン攻略を原則禁止している程だ。冒険者を冒険者足らしめる力の源泉であるがために、全能ならざる地上の神は神として貴び敬われているのである。
「……何かこういう設定、どこかで聞いたことある気がするんだよな」
カルロさんと別れた俺は、オラリオの大通りを歩きながらそう呟く。
まあ神に仕える戦士の物語なんぞ、例えば聖闘士○矢を始めとして無数に存在していた。恐らく似たような設定の漫画や小説を前世で読んだに違いない。それ故の既視感だろう。
そんなどうでもいい既視感よりも、まず俺はどこかの神から恩恵を授からなければならない。
しかし神なら誰でもいいという話でもない。どうやら一口に神と言っても全てが同じ目的を掲げているわけではないらしく、
ファミリアというのは神を頭領に据えた組という認識で問題ないだろう。例えば俺でも知ってるオラリオ筆頭冒険者、【
オラリオに存在するファミリアの中ではこの探索系ファミリアが大多数を占めるようだが、それ以外にも生産系ファミリアと呼ばれる組も存在する。例えば鍛冶系ファミリア最大手の「ヘファイストス・ファミリア」と「ゴブニュ・ファミリア」、医療系ファミリア筆頭の「ディアンケヒト・ファミリア」、街の食糧事業の大半を担う商業系ファミリアの「デメテル・ファミリア」等々、生産系と一括りにされているもののその活動内容は多岐に渡る。
長々と語ったが要するに神なら誰でもいいというわけではなく、ちゃんと自分の目的にそぐう系統のファミリアに属さねばならないということだ。俺の場合は多くの冒険者と同じくダンジョンの攻略によって生計を立てるのが目的なので、フレイヤ組やロキ組のような探索系ファミリアの眷属になる必要があるだろう。
「でも流石にこの二組は無茶通り越して無謀だよな……」
何せフレイヤ・ファミリアとロキ・ファミリアといえば、世界中にその名を轟かせる大派閥である。前世で言うなれば世界時価総額ランキングの一位と二位を独占する大企業のようなものだ。
翻って俺はと言えば、その身分は故郷を出奔した孤児のガキだ。孤児院で簡単な読み書き計算等は習っているが、前世で喩えるなら精々が中卒といったところだろう。
Q.中卒ですがアッ○ル社に入社したいです。できますか?
A.寝言は寝て言えクソ虫が。
こうなることは火を見るよりも明らかである。きっと門前払いを食らって終わりだろう。
勿論ただの孤児にはないセールスポイントはある。アッカーマンの力を引き出せる俺は恩恵なしの状態でもそこらの兵士や軍人より圧倒的に強いし、何より巨人化能力という規格外の切り札もある。それを前面に押し出してアピールすれば興味ぐらいは持ってもらえるんじゃないかなーと思うのだ。
「やるだけやってみるか……?」
アピール以前に話すら聞いてもらえない可能性の方が遥かに高いが、挑戦する価値はあるのではないか。何せ高みを目指す上で実力あるファミリアに属するのは最大の近道だ。
せっかく「進撃の巨人」の力なんてチートみたいな特典を持って生まれ変わったのだ。うだつの上がらない一般人に過ぎなかった前世と比べれば、挑戦というものへのハードルは遥かに低いはずである。ここで挑戦すらせず尻込みするようならば、俺は何のために数ヶ月も掛けて巨人体を作ったのか。
「──よし、行ってみるか!」
ロキ・ファミリアの本拠地「黄昏の館」。
その正門前に立つ門番の男は苦笑して首を横に振った。
「悪いけど今は新規加入者の募集はしてないんだ。帰った帰った」
「ですよねー」
為せば成る、為さねば成らぬ何事も。そう意気込んで来たは良いものの、待っていたのは案の定の門前払いだった。そもそも入社云々以前に求人すらしてなかったというね。リサーチ不足にも程がある。
というか考えてみれば当たり前の話だ。ロキ・ファミリア程の大派閥なら誰だって入りたいに決まっている。にもかかわらず入団希望者の列が一つもない時点で察して然るべきだったのだ。
この分だとフレイヤ・ファミリアも望み薄だろう。当たって砕けろの精神で突撃したところで結果は目に見えている。
だが肩を落とす俺を憐れんでくれたのか、門番の男は「しょうがないなぁ」とでも言いそうな表情でその場に屈み、俺の耳に口を寄せた。
「ロキ・ファミリアへの入団を希望する冒険者はとても多いから、そんな人達を全員相手していたらキリがない。だから基本的には第二級以上の団員からの推薦ぐらいでしか新規団員の受け入れはしていないんだ。
……けどね、ごく稀に大々的に団員を募集する場合がある。ダンジョンでの事故とかで一度に多くの人員を失ってしまった時なんかに、急いで戦力を補充する目的で新規の受け入れを行うんだ。そういうのは大抵前触れなしでやることの方が多いんだけど……ここだけの話、どうも一週間後ぐらいを目途に新規団員の募集を行うらしいって噂がファミリア内で広まってるんだ」
あくまで噂だから過度な期待は禁物だけど、もし一週間後もまだロキ・ファミリアへの入団を諦めていないなら、その時またここに来るといい──彼はそう言って締め括ると、「俺が言ったってことは内緒で頼むよ」と片目を瞑り茶目っ気のある笑みを浮かべた。
……何なのこの人? 顔だけじゃなくて心までイケメンなのか?? イケメンじゃなきゃロキ組の眷属にはなれないとかって決まりでもあるのか???
「親切にありがとうございます!」
「いいってことさ。それに結局、最後に判断するのは幹部の方々と神様だからね。それでも個人的に応援させてもらうよ」
最後まで爽やかイケメンっぷりの凄まじかった門番さんと手を振って別れる。
……いやしかし困った。確かに新規受け入れがあるって情報はありがたかったが、あくまでそれは一週間後の話。残念なことに、着の身着のまま住んでいた町を出奔した俺は殆ど金の持ち合わせがないのである。一応餞別ということでカルロさんから多少の金銭は頂いたが、流石に何もせず一週間過ごせる程の額ではない。
「まずいな……現状腕力ぐらいしか能のない俺じゃ冒険者稼業以外に稼ぎの宛てがない……」
どこかで下働きとして働かせて貰うという手もあるが、果たして身寄りのない子供を雇ってくれるところなどあるのだろうか。あるとしてもきっと碌な仕事ではあるまい。流石にオラリオに来て早々犯罪すれすれの怪しい仕事をしたいとは思わなかった。
さりとてつい今し方あんな会話をしたばかりで他のファミリアの眷属になるのも気が引ける。一週間後の募集に参加し、そこで合格できたならそれで良し。不合格だったとしても、ちゃんとそういう結果を出した上で他のファミリアに行くべきだろう。仮面浪人みたいな真似は出来ればしたくない。
最終手段としては路上生活という手もある。だが所持金全てを食事代に費やしたとしても一週間保つかどうかは怪しいところ……いや、はっきりと保たないだろう。アッカーマンの血に目覚めてからこっち、増えた筋肉量に比例して食べる量も増加しているのだ。
何より路上なんて不衛生な環境で一週間過ごし、薄汚れてしまった身形で募集に応じたところで合格できるとは思えない。どの世界どの時代においても最低限の服装マナーは必須だろう。
「背に腹は代えられないか……どんな小さいファミリアでも良いから、まずは冒険者として手に職を得るとしよう」
元よりロキ・ファミリアなど俺には高望みが過ぎたのだ。どんな強い力を持っていようと、今の俺の身分は無職の子供。社会的には最底辺の弱者だ。変なプライドに固執して餓死するより、まずは自分の生活を守る努力をするべきなのだろう。……不死身に近い肉体再生能力を持つ巨人化能力者の身で、飢え死になんて情けない死に方はしたくないし。
「おーいマーカス、何やったんやさっきの子供。迷子か?」
「こ、これはロキ様! いえ、迷子ではなく入団希望者でしたのでお引き取り頂きました」
「なにぃ!? 何でもうちょっと引き止めなかったんや! あんな可愛い子やったらウチが直々に面接しとったのに!」
「えぇ……? でも新規加入者の受け入れはやってないから、その手の相手は追い返せってロキ様が……」
「やかましい! 罰としてマーカスは昼飯抜きや!」
「そんなご無体な!?」
そして数時間後。俺は現実というものを嫌というほど思い知らされていた。
「帰ってくれ」
「消えちまいな」
「お前みたいなガキに開ける扉などあるものか」
この世界は残酷だ……そして……とても孤児に厳しい。
考えてみれば当たり前の話で、冒険者とは腕っ節がものを言う世界。そんなところに「冒険者になりたい!」という子供が来たとして、「将来有望そうな子供だ! 是非うちのファミリアに!」となるわけがないのだ。「ガキが粋がってんじゃねぇ! もっとデカくなってから出直しな!」と言われて終了である。
「何の成果も……得られませんでした……!」
あの後何件も何件も色んな探索系ファミリアを訪ねたが、どこへ行っても門前払い。碌にアピールする機会すらありはしなかった。
路地裏でがっくりと
「もう街のど真ん中で巨人化してやろうかな……」
そちらがアピールする機会をくれないのなら、こちらからアピールの押し売りしてくれようと。
そんなアホみたいな凶行に及ぶ決意を固めかけていたその時、俺は何者かが路地裏に侵入してくる気配を察知した。
「君、そんな所で蹲ってどうしたんだい?」
振り返ってみれば、そこにいたのは綺麗な黒髪をツインテールに結った幼げな少女だった。
しかし、彼女がただの少女でないことは明らかだった。オーラというか、纏う雰囲気があまりに普通の人間とは異なる。まるで樹齢云百年もの大樹を前にしたかのような荘厳さすら感じられた。
「もしかしてお腹を空かせてるのかい? それならこのジャガ丸君をあげるよ!」
「え? あ、あぁ、どうも……」
有無を言わせぬ勢いでぐいっと突き出されたコロッケのような揚げ物を受け取る。
思わず受け取ってしまったそれ──ジャガ丸君というらしい──を手に立ち上がる。改めて正面から見てみれば、その荘厳な雰囲気とは裏腹にかなり小柄な少女だった。身長は俺より少し低い程度で──
「…………ッ!」
「ははーん、わかったぞ。何せボクは少し前に同じような雰囲気の少年を見たばかりだからね!」
デッッッッ!!!
いや、ゴホン。失礼、取り乱した。その体格とはあまりに不釣り合いに突出したある一部に目を奪われてしまったのだ。
いやしかし、何だその紐は? 全く機能的な意味を成していないのに、とある身体部位のせいで妙に扇情的な雰囲気を醸し出すその紐は。けしからん。
……はて。何かその紐、どこかで見たことがあるような……?
「でももう安心だ! 何せこのボク……女神ヘスティアは全ての子供の味方だからね!」
「君さえ良ければ、ボクの眷属に──『ヘスティア・ファミリア』に入らないかい!?」
せっかく親切にしてくれたのにお昼抜きなんてマーカス君かわいそう…
ん? マーカス…マーカス…マレカス?
マレカスぅ!!
なお彼は今回限りのオリキャラです。もう出番はないでしょう。
キース教官似の守衛も同じく今回限りのそっくりさんです。深い意味はありません。