継続は力なり!!   作:花河相

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今日5話投稿します。

時間があり書くのが進みました。

気になるヒロインも分かると思います。


オーグのせいで踏んだり蹴ったりです。

 入学試験から10日がたち、つい合格発表の日がきた。

 そして俺とシンにとっては10日ぶりの外出となる。

 あの日以降、数日俺とシンはばあちゃんから外出、魔法に関する研究、発動が禁止されていた。

 喧嘩するなと言ってもたった数時間で約束を破ってしまった俺らを信用できなかったらしい。

 罰の意味を込めて、今後このような事をしないようにとのことだ。

 もちろん俺とシンは、朝の一件はカートが原因、そして、喧嘩ではなく、ただの口論であり、決してそんなことはやっていないと懇切丁寧に説明し、弁解をした。

 「ふーん、具体的にどんな口論をしたんだい?」と聞かれあったことをある程度隠蔽をし、話した。

 

「ふーん、わかったよ考えておくよ」

 

 と言ってくれたため、明日には出れるな。と俺とシンは少しほっとした。だが、ホッとしたのも束の間、ばあちゃんに次の日呼ばれてさらにお怒りを食らった。

 

「あんたらの口論ってのは胸ぐらを掴み合って意見を交わすのかい?」

「「ヒッ!」」

 

 すっっごい笑顔で言われた。

 その後、シンには初対面の人に対して拘束してはいけないとか、俺に対して権力使って脅してはいけないと懇切丁寧に指導をされた。

 三日間の外出禁止のはずが五日間に延ばされた。

 

 何でばあちゃんがそんなに詳しく知ってるんだよ?

 その疑問の答えは簡単だった。オーグが全て報告したそうだ。

 

 あの野郎、いつか絞める。

 

 しかし、オーグには弱点という弱点がない。

 俺とシンはどうやってオーグに仕返ししようと話し合った。

 外に出る事を禁止され、しかも魔法に関わることすら禁止されて何もすることがなくなってしまったためだ。

 ちなみに俺は欠かさず魔力制御をしている。

 俺のほぼ固有魔法、隠蔽結界の効果で気づかれないんだもん。

 ちなみにこのことは誰にも言っておらず、世界で俺しかできない。

 特権だね!!

 

 俺はシンの部屋に籠り一日中、何かオーグが焦り、困る方法を模索した。

 しかし2日経っても全く思い付かなかった。

 何も方法がなく、俺がシンに

 

「この国に宣戦布告してみるか?」

 

 と冗談で行ってみたら

 

「いーねぇ!」

 

 俺とシンはこの時のことをこう語る。

 何で、こんなアホなこと考えてしまったのだろうと。まー何というか、俺もシンも外出できない、しかも(シンは)魔法に関われない。

 ずっと山で生活していた俺らにとって家にずっと居ることは難しかった。

 俺もシンもストレスの限界だったのだろう。

 俺の冗談から始まり、俺とシンは本気で侵略の仮想計画を考え始めた。

 かたや人間要塞、かたや人間兵器。

 戦力は無限である。

 考えるのは簡単だった為、いつしか楽しくなってしまい、熱中してしまった。

 結果、俺とシンはアールスハイド王国に宣戦布告後の戦術、どう攻めるか、どう攻め落とすか、さらにどう降伏させるか。

 そしてアールスハイド王国征服後、次はどこの国に攻め込むか、どこの国と同盟を組むか。

 などなど、世界地図を広げ、本を読み漁り色々一日中没頭し続けた。

 

 

 俺の言った事を冗談で流していればこんなことにはならなかった。

熱中し、集中していなければ俺とシンはあんなことにはならなかった。

 

 俺とシンは晩飯の時間すらも忘れていた。

 結果、執事長のスティーブさんがシンの部屋に俺らを呼びにきた時にたまたま話を聞かれてしまい、仮想計画がばあちゃんにバレてしまったのだ。

 

 その結果「あんたたちは反省すらできないのか!!」

 さらに怒られてしまった。

 

 そして謹慎生活が五日から七日になった。

 怒られた次の日俺とシンは何もやることがなく、ダラダラしていた。

 ちなみにばあちゃんはトムさんところに用事があるとかで出かけてしまっていた。 

 俺とシンは何もやることがなく、客室のソファでダラーっとしていた時、あることを考える。

 本来なら三日間だけだったんだよなー。

余計なことをしなければ今日から自由だったのだ。

 

「ジンが余計なことしようって言わなければ今頃俺ら自由だったのに」

「説明しようって言ったのは確かシンでしょ?あーあ、本来なら今頃なー」

 

 何回目だろう?なんでこんなことをしてしまったんだ。  

 まともな精神状態じゃなかった。

 

 

 最初の言葉が発端で俺らは口喧嘩に発展し、取っ組み合いの喧嘩をした。

 勿論魔法は使用しないで。俺じゃシンに勝てないかだって?

 そんなことはない。

 俺はミッシェルさんから避け、躱し、受け流しの技術をひたすら学び続けていたのだ。

 そしてカウンターの攻撃ならシンに反撃できるようになった。

 

 本当に継続は大切だね!!

 

 結果だけ言うと、俺とシンは勝敗はつかなかった。途中じいちゃんが俺らを止めたからだ。

 そして珍しくじいちゃんから少しだけ注意されてしまった。

 もちろんこのことはばあちゃんにも情報が流れた。

 しかし、最初に出た言葉は文句ではなく、「よく魔法使わなかったね」とお褒めの言葉だった。

 

 褒められたのって何年ぶりだろ?

 俺もシンも嬉しさのあまり「「常識だからね」」と言ってしまった。

 

 もう一度言う、言ってしまった。

 

「常識かい。常識ある奴は室内でしかも、くだらない理由でガチで喧嘩しないと思うけど?」

 

 ばあちゃんにまた、怒られた。

 しかし怒鳴ることなく、なんかあやされる。

 俺とシンが五歳くらいの時くらいの対応に変わった?

 

 気のせいかな?しかし罰は与えられた。

 

 謹慎生活が七日から十日に変わった。

 

 

 そして現在、俺とシン、オーグは歩きで会場に向かっている。

 事の発端であるオーグに俺とシンが文句を言うと、

 

「お前たち、自業自得という言葉を知っているか?」

 

 開き直りやがった。俺とシンはオーグへの復讐を誓うのだった。

 いつか、絶対やり返す。泣かせてやる。

 

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