学院に着いたらそれぞれの教室に向かう。
これから新しいクラスでの新生活が始まる。
頑張るぞ!!
そう心に誓った…………誓ったのだが。
もう疲れた。
まずは俺の普段の生活だか、休み時間はじいちゃんとばあちゃんについての質問攻め。
授業の座学は簡単だった。ばあちゃん達に仕込まれたんだ。できて当然!!
しかし実技は違った。
俺は実技はクラス最下位。
クラストップはマークとオリビア辺りかな?
レオン先生が、一番最初に俺にやるように指示。
そして終わってから理由がわかった。
俺のことを思い、あまり心のダメージを少なくするためだ。
お陰でクラスメイトからもそこまで評価もほんの少ししか落ちていない。(がっかりされていない)
レオン先生はやっぱり尊敬できる。
的また射抜くか、と思い発動させるも的に刺さるだけ。
おかしーなー、強度上げたのかな?
腐っても精鋭、Aクラスのエリート集団30人。
ではなく28人(俺と謹慎中のカートを除く)
みんな詠唱ありだったが、みんか的にはヒビが入っていた。
本当になんで俺ここにいるんだろう?入るクラス間違えた?
そして色々とショックを受けた俺はマークを伴い屋上にいる。
「……あ、あのジンくん。なんで俺は今この時間、5時間目が行われてるはずの時間にこんなところいるんすか?」
「ここにいる理由?さっしろよ!友達だろ?」
「いや、無理があるっす。授業サボりになっちゃうじゃないっすか?」
「言うじゃないか?……友は道連れって」
「旅は道連れの間違いじゃないっすか?」
「細かいなー。細かい男は女に好かれないよ」
「ジン君が適当すぎるだけな気がするっす。せっかく……」
「……オリビアのこと?」
「!?なんで知って!」
「(原作知識から何て言えないな)………勘だ」
「……もしかして当てずっぽうすか?」
「まーそうとも言うな」
「あぁぁ」
俺がそう答えると頭を抱えてしゃがむマーク。
「安心しろ。誰にも言っていない。…ところで、告白はするのか?」
「………迷ってるっす。もうこの際なんで聞くっすけど、ジン君はどう思うっすか?」
「マーク、俺は常々こう思う」
「………」
俺の言葉を聞き、マークは黙って聞く。
「男は度胸だと」
「男は度胸……」
「言っちまえ、そうしなきゃ何も始まらん」
「で……でも、振られたらどうするんすか?」
「そんなの振られた後考えろ。同じことを言うが、まずは行動を起こさないと何も始まらない。それに告白をすれば相手は自然に意識してしまうものだ。だから、まずは言ってみろ!!」
「ジン君……」
マークは俺の言葉に感銘を受けて、何かを決意するようだった。
あ!そういえばこの言葉どっから持ってきたとか言っておいた方がいいかも。
「って本に書いてあった」
「すっごい不安になったんすけど」
「大丈夫だ!!(多分)……いける!」
「今の間はなんすか?余計不安なんすけど、振られる気しかしないんすけど」
「なんだ?何ビビってるんだ!」
「誰のせいっすか!」
「はぁー。一つ聞くが、オリビアを他の男に取られて良いのか?」
「?!……それは嫌っす」
「だったら言うだけ言ってみろ!もし振られたら俺が愚痴を聞いてやる」
「ジンくんも告白されたら意識するんすか?」
「いや、俺はしなかったな。今日の昼休み2名ほどから告白された。名前は彼女達の名誉に関わると思うから言わないけど、そんなに意識はしなかった」
「ちなみにどうなったんすか?」
「どうなった?普通に断ったよ。俺にはすでに心に決めた人がいるって。嘘だけど」
「それはそれでひどいと思うっす」
「いや、普通に断ったら何でと問い詰められ、どんな女が好みだとか、好む服着るからとか、髪型も好みの髪型にするとか、めっちゃ言われたんだよ。少し怖かったわ!」
「……なんかすいません」
「振るにしても真実を言うより嘘を言ってあげた方が幸せなこともあるだよ!」
「……また本からっすか?」
「いや、実体験だ」
「……お疲れ様です」
「おう。まー話は逸れたが、言うだけ言ってみな。もちろん手紙とかで回りくどくではなく直接な。そっちの方が効果ある」
「……それはどっちっすか?」
「両方だ!!手紙で告白されたときより呼び出され、逃げ場をなくされ両肩に手を当てられた。そして直接告白された」
「……」
「すげー怖かった。でも、そっちの方が効果があると実感した。とにかくまずは言ってみろ。な!!」
俺はそうマークに言う。マークはなんとも言えない表情をしていた。
「………わかったっす。ダメだったら愚痴聞いてくださいっす」
「まかせろ!」
俺と話をし、覚悟を決めたな!!少し顔つきが変わった気がする。
あ!そうだ。一応授業のことも言っておこう。
「一つ言い忘れたけど、授業については抜けることレオン先生に許可もらってるから」
「先に言ってくださいっす。安s「まーでも、授業は欠席、授業態度もある程度マイナスしておくって言われたけどね」……」
「全てにおいて公平なレオン先生。まじ尊敬するわ」
「ジンくん……一言余計っす」
結果を言えば、成功し付き合うことになった。
マークから泣きながら「ありがとうっすジンくん」と泣きながら感謝をされた。
どうも小さい頃からずっと好きだったらしい。
「どうやったの?」って聞いたらオリビアの両肩に両手をのせ、「好きっすオリビア。俺と付き合って欲しいっす」と言ったらしい。
オリビアは多分勢いで返事しちゃったのかな?
まー結果はどうあれめでたい!!そして原作通りに進んだ。
とりあえず俺はマークに「おめでとう!幸せにしてあげな」っと言ってあげた。
そしたら「まだ気が早いっすよジン君」と照れながら言った。
この一件が原因なのかな?
俺は恋愛においては一騎当千、異国の王族と内密に恋人関係にあると、そんな噂が広がった。
異国の王族って点はシンが十三歳から俺が遠出をしていたって言う情報をSクラスの人に話し、どこからか話がもれ、話に尾鰭がついたのか、広がってしまった。
まー結果はどうあれ休み時間に質問攻めになること、告白されることは無くなった。
俺に告白してきた2人はその後は音信不通。何もなかった。
全てうまく解決した。
だから俺はこの件は放っておくことにした。
ただ、俺が気がかりなことが1つある。
マリアがまた俺に対してよそよそしい態度をとってる気がする。
俺なんかした?なんでぇ?
本人は知らないがその噂が人から人へ伝わり続けたことにより、一部の人間からジン=ウォルフォードは百戦錬磨実力を誇るだとか、他国の者に広い人脈があるとか、噂に尾鰭がつきまくってしまっていた。
残念なことにこの事はジン本人には未来永劫伝わることはなかった。