内容は「今後の更新についてとお知らせ」です。
俺はばあちゃんに無理やり起こされたあと、作戦立案を命令……ではなく、お願いされた。
今ある案を聞かされ、成功率を高めるため手を加えて欲しいとのこと。
どうもシシリーにシンへの好意を自覚させるらしい。
まーこれは原作知識から引っ張ってくれば楽勝だけど、俺がいるからちょっと工夫を入れる必要がある。
まず俺がという存在。
それは適当にマークあたりと用事があるとか理由をつければいい。
もう一つは俺がシシリーと関わったせいで多少の感情の差異が出ている可能性。
だから念には念を入れてシシリーの嫉妬を最大限に煽る。
考えた時間はわずか数秒。
考えが纏まり作戦を言ったらばあちゃんとマリアが
「アンタ最低だね。何でそんな考えがすぐ出てくるさね?」
「流石にシシリー可哀想」
これアンタらが原作でやってた作戦だけど!!俺が多少手を加えたけど。とは言えず、
「じゃー、ばあちゃんたち考えてよ。これでもまだマシな作戦だと思うよ」
と言うと
「これ以上のがあるのかい?ただでさえさっきのやるの抵抗感あるのに。あぁ、ほんとマーリン一人に任せるんじゃなかったよ」
「……」
ばあちゃんひでーよ。
頼まれたから言っただけなのに、何でボロクソ言われなきゃいけないんだよ。
そしてマリア、可哀想な人を見る目はやめろマジで。
でも、再度話し合ったが、これ以上マシな作戦が出ないのと、時間がないからという理由で俺の意見が採用された。
俺、ばあちゃん、マリアの話し合いが終了し、とりあえず解散することになった。
ジンが《ゲート》を発動させマリアとシシリーの家の近くまで行った。
そしたらジンが俺に
「別々に送ればいいじゃん。何で俺の《ゲート》でしかも同じ場所なんだ?」
「なんかマリアがシシリーと話したいことあるんだって。ほっとこうよ。女の事情に口挟まない方がいいよ」
「だ……だな」
シンの質問に答えたあと、追撃がないように答える。
そして、俺の言葉にシンが今日あった俺とばあちゃんの件を思い出し、顔を青くし、慌てた様子で帰ろうとする。
よし、これから作戦実行。頼むよマリア!!
「じゃあ二人ともまた明日な」
「はいまた明日」
シンとシシリーが挨拶。
ここから始まる。
「あ、シンちょっといい?」
「何?」
別れる寸前マリアがシンを呼びシンが反応。
そしたらマリアは右手をシンの左肩に置き、左手をシンの上着を摘む
「あのさ、明日学院終わったらちょっと買い物付き合ってくれない?ほら、私も一応狙われる可能性あるわけだし、付き添って欲しいのよ。シシリー連れて行くのはまだ危ないし」
「え?別にいいけど」
ちなみに原作と違うのはマリアとシンの距離感である。
マリアの行動にシシリーが慌て、声を上げて抗議する。
「そんなことないよマリア!!私も一緒にいくよ!!ジン君がいるし、安全だよ!!」
やっぱり俺を絡めてきた。でも、それは想定済み。
「ごめん、俺明日学院終わった後、用事あって無理なんだわ」
「用事っなんですか!そんなに大切なことなんですか!!」
やっぱり突っ込んできた。本当に必死だ。
そんなにマリアとシンを一緒に行かせたくないんだろう。
本当に何で自分の好意に気が付かないんだか。
別にいいが……。
俺はシシリーを納得させるため、言葉を続ける。
「クラスメイトのマークと一緒にビーン工房行く予定で。俺ちょっと昔にお世話になってそのお礼を言いに行きたいんだよ。マークに確認したらその時間にか取れないって言われちゃって」
「あーそういえば昔ミッシェルさんと何かやってたな。もしかしてその件?」
「そうそれ!」
もちろん嘘だ。そんな約束はしてない。
でもそれしかシシリーを納得させる理由はなかった。
ただ俺の説明にシンが確証を持たせるようなことを言ってきたのは驚いた。
お陰で必要な手間が省けた。
「あと、ばあちゃんもシシリーを一緒に行かせるのはまだ危険って言ってたし」
「………」
俺が追記の説明し、シシリーも納得してか黙っている。でも作戦は上々、あと俺の役目は1つ。
本当に原作とほとんど同じ内容だ。でも、念には念を入れる。
俺はマリアとアイコンタクトをし、通じたのかマリアは小さくうなづいた。
「じゃー俺ら帰るわ。行こうシン」
「わかった」
俺は帰るときにわざとシシリーの横を通り。
「ごめんシシリー」
「え?」
そう言って帰った。あとは任せたよマリア!!
そうマリアに心の声援を送り《ゲート》をくぐった。
シンとジンが帰った後、残されたマリアとシシリーはというと。
「「………」」
お互い沈黙していた。それから数秒後マリアがシシリーに話しかける。
「シシリー」
「?!な……なにマリア?」
「私、好きな人出来て。その……本気だから」
「え!なにが?どういうこと?」
マリアはそう言い、シシリーの質問に答えることなく走っていった。
俺が帰宅後、俺はもう一度今度はばあちゃんを連れ、マリアの家に《ゲート》で向かう。
最終的な打ち合わせをするためだ。
まぁ、流れと言っても、明日になったら予定通り俺は適当にどこかで時間を潰し、マリア、シンが買い物に行く。
そしてばあちゃんがシシリーに好意を自覚させる。
こんな流れだ。一応念のため、最終的な打ち合わせ、お互いに上手くいったかの確認のため集まった。
「「「……」」」
俺ら3人は無言でいた。
その理由はというと
「怖いほど上手くいきましたね」
「確かに……」
「本当にシシリーが可哀想になってきたよ」
マリア、俺、ばあちゃんが言った。
「でも、上手くいったならよかったじゃん!!」
「「……」」
俺の言葉にばあちゃんとマリアが睨んできた。
「アンタ、本当に言ってるのかい?」
「ジン、流石にそれはちょっと……」
「いや、別に特別なことしてないじゃん。ただマリアがシンを買い物に誘うときに距離を近くしただけで、俺もマリアも正論を言った。それにマリアは別にシンの事とは一切言ってないし、俺に限っては最後に嘘言ったことを謝った。別になにも特別なことしてないよ」
「「………」」
「本当に無言で睨むのやめて。ただ結果的に説明不足で勘違いを生んじゃっただけじゃん。それに、ちゃんとシシリーの嫉妬心煽れたわけだし。あとはその後の行動次第で当初の目的達成できるんだし別にいいじゃん」
「「………」」
本当に特別な事はなにもしていない。
マリアは好きな人がいると言って、その人に対して本気と言った。俺は最後、この件について、そしてあの場で嘘を言ってしまったからその件に対する謝罪をしただけ。
ただ、原作と違うのは買い物を誘うときのマリアとシンの距離。そして俺というイレギュラー。
念のため必要以上にちょっと勘違いをさせ、原作よりも嫉妬心を煽っただけ。
協力してくれと頼まれたからやったのに、何でそんな態度取られなきゃいけないんだよ。
「「………」」
俺はそのあと、ばあちゃんとマリアに睨まれ続け、そのあと、ちょっとしたことを打ち合わせして解散した。