ジン=ウォルフォード 6歳になりました。
転生して六年……俺は自分に限界を感じていた。
魔法も体術も剣術もシンとの差は開くばかり。
上達の目処は見えずただただ、シンに敗戦を味わうばかり。
そして悩みに悩み抜いてたどりついたのは
「感謝」だった。
まー現実逃避はこのくらいにしよう。
俺の転生したての頃は原作に関わり原作キャラとともに世界を守ろう!!
そう思っていた。
だが、今はこのままじゃまずいと思う。
俺は原作に関わるどころか足を引っ張るだけなのだ。
理由は簡単、もう流石に自覚した。俺には……才能がない。
まずは魔法。 魔法を使うための才能はあったが、実戦では多分使えない。
攻撃魔法を使おうにも威力が弱すぎる。どのくらいだと聞かれれば半径1メートルくらいの岩に魔法を放ってもヒビが入るくらい。
属性によって適性があるのでは?と思い全て試したが、結果は同じ。
これに対してじいちゃんやシンはアドバイスをくれた。
イメージが大切と言われたり、シンからは前世の科学の知識を教わったが、理解は全然出来なかった。
この世界の魔法は「イメージ」が大切である。
その魔法のイメージがそのまま具現化する感じだ。そんな魔法を再現するにあたって必要なことが魔力の制御である。
魔力の制御をすればするほど、向上する。
しかし、俺は魔力の制御の訓練をし、シンから教わったことを再現しようとするも、イメージが曖昧なのか威力が全然上がらない。
多少威力は上がるも、岩に入るヒビが大きくなる程度、破壊はできない。
攻撃魔法がダメなら俺には治癒魔法に才能があるのではとじいちゃんに言われたから試してみても、擦り傷は治せるせ回復させられるが、治癒は無理だ。
唯一結果に如実に現れたのは障壁くらいだ。
本当に俺には才能がない。
俺に比べてシンはじいちゃん曰く魔法の天才とのこと。教えたことはすぐに出来、そしてアレンジまで加える。今となって教えてもらってることは魔力制御だけだ。
次に体術、剣術。これに関してもシンは天才だ。
ちなみに俺?比べる対象がいないから詳しくは知らないけど、多分才能が無い。
前世の俺はそこまで身体能力が高く無い。よく言ったとしても、平均レベル。現世では前世の俺より運動ができない。
まだ、教わっていないが最後に魔術付与。メリダばあちゃんに教わる予定。
これに関してはばあちゃんをすぐ超えるだろう。原作と同じだ。
魔術付与とは曖昧なのかイメージを文字にしてものに付与をする。シンは前世の知識のイメージをオリジナル言語(日本語)で書いている。
流石に付与は俺じゃ勝てん。ほんと全てにおいて完璧だ。
さすがは原作主人公というべきか。半端者オリ主である俺とは比べ物にならん。
これでは完全にシンの出がらしだ。
最近変に原作に関わらない方がいいと思ってきた。
俺は「賢者の孫」の物語が好きだ。キャラが好きだ。
だから物語に多少関われど出来るだけ原作に近づけようと思う。
変に原作に関わると余計に悪化しそうだ……特に人間関係が。
俺が変なことしたらシンがシシリーと結婚しないかもしれない。物語を読んでいくとシンとシシリーはとても幸せに見える。
だから最低限は原作に近づけようと思う。
閑話休題。
さっきの一連を通して現状整理を整理しよう。
攻撃魔法はゴミ、回復魔法、障壁魔法が使える。体術、剣術は標準以下、魔術付与はチート品は作れない。
結果、努力で原作キャラに追いつくのはほぼ不可能。いっそのこと王都に行かないことも多少は考えたが、これは却下。
原作キャラに会いたいという理由と一緒に行かないと不審に思われる。
一番の理由が前世で出来なかったことをしたい。
彼女がほしい。学園ライフを満喫したい。
あとは俺の記憶のことを話すかだが、これも却下だ。
面白半分にされることもあるし、何より、原作から解離する可能性がある。原作の物語、それが最善なのだ。
知っていれば対処ができ、準備もしやすい。俺が下手に関わったせいで、原作キャラ死亡、その可能性も十分ある。
原作のシンは友達、特にヒロインのシシリーに何かされただけで怒り狂っていた。そんな情に熱いシンが敵に友人を殺されたとなったら、怒り狂い、魔人サイドの目的である、シンの魔人が達成してしまう。
それが行われたら世界は終わる。
シンと戦うなんざしたくない。この世界で唯一の理解者で大切な家族だからだ。
物語を崩すわけにはいかない。だが、俺というイレギュラーの存在、シンに一番近くにいる存在がいるから、原作からの解離は存在するだろう。
だからこそ俺は最低限原作の解離の修正、魔人サイドの奴らと同等以上に戦うための力をつけなければならない。
現状可能性があるのは障壁魔法。
ふとそこで原作であったことを思い出す。
これは原作でシンがクラスメイトに魔法を教えているときに、考えを改めさせる場面で、マリアに障壁を出させて、「これじゃーまともに防げないよ」みたいなことを言っていた。
強い魔法、硬い障壁を張るには魔力の制御が大切。
つまり、魔力制御をやりまくれば、なんでも防げる障壁をはれるようになるということだ。
これも原作からだが、シンが魔力制御の一部を見せると言って、魔力制御をクラス内で発動、クラスメイトが立てなくなる場面があった。
魔力制御をやり続ければ、無敵の障壁をはれるようになり、魔力制御をその場でやれば攻撃はできないが、圧で制圧ができる。
「これだぁぁぁぁぁあ」
突破口が見え、俺は思わず大声で叫んだ。
「うるさいよ、何時だと思ってんだい?」
この後ばあちゃんに怒られた。
「継続は力なり!!」のプロット考えた時点では80話くらいで完結予定でしたが、書きはじめて少し内容変えたりネタとか入れたら話数が200話行くかもしれないことが判明しました。どう思いますか?
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作者が思うがままに進めていい。
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長すぎるから変更すべき。
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とりあえず完結させればなんでもいい。