ジン=ウォルフォード、十歳になりました。
十歳になって変わったことといえば、俺も一人で森の立ち入りしてもいいと許可されたことだろう。
別に俺、じいちゃんの背中とったわけじゃないのに、どうしてだろう?
許可出された当日に質問したら「ジンも、自衛能力が着いたからいいと言われた。
理由は分からないけど、十歳になったある日、じいちゃんになんで魔力制御に力を入れているのかを聞かれた。
「魔力制御ができればできるほど、頑丈な障壁をはれるでしょ。そして、頑丈な障壁はれればみんな守れるから」
俺は素直に答えるとじいちゃんはいきなり障壁を出してきた。
「このくらいの硬さの障壁は出せるかの?」
「え、この程度でいいの?……はい。これでいい?」
俺はじいちゃんの出した障壁と同じ強度の障壁をすぐに出す。
「これわしかなり魔力込めたんじゃがのー?これも才能かのー?」
「ん?なんか言った?」
「いやなんでもないぞい。ジンは一人で森に入りたいかの?」
「入りたいかな。シンは一人で入ってるし、俺も自然に興味あるし」
「わかった。入って良いぞ!!ただし、何か危険があった時はすぐに自分の周囲に障壁をはって、自分の身の安全を測るのじゃぞ?それができるなら許可を出そう!」
「うん!わかったよじいちゃん」
こんなやりとりがあり、ついに森の立ち入りの許可が出たのだった。
その日から一ヶ月たってじいちゃんに一緒に森に行かないか誘いが来た。シンも一緒だ。なんか、教えたいことがあるらしい。
三人で森にはいって少ししたら、魔力感知について教えてもらった。
俺、できるようになるまで一年近くかかったなーと思いつつ、やり方を聞いて、実践をした。
シンはというと聞いてからすぐに実践した。
気にしたら負けだ!
俺もシンも魔力感知をして、ある悪意の反応を感じ、俺もシンも顔を見合わせた。
お互い思っていることは同じなのだろう。
「じいちゃん、ジン早く行こう。あんなもん放っておいたら大変なことになる。」
「おう!」
「そうじゃのう、ちとこれはまずいかもしれんの」
俺たちは身体強化を発動し、反応があった場所へ急いで向かった。
現場ついたら、三メートルほどの熊がいて猪や鹿の死骸が散乱していた。
……コイツの仕業だな。
魔物の熊は、俺たちに気づくと禍々しい魔力を周囲に発散させ、
「がああああああああああ」と殺意を吹き出し吠えた。
俺は一瞬魔獣の殺意に怯んで、恐怖してしまった。
はじめての実践。はじめて感じる殺意。
命のやりとりは1つの油断で勝負は決してしまう。
俺は唇を噛み、痛みで体に喝を入れ、障壁でシンとじいちゃんを守ろうと展開しようとした瞬間。
「待つんじゃシン!!」
じいちゃんがそう叫んだ時には遅く、シンは魔物に向かって飛び出して行った。
シンは高速で魔物に向かっていく、そしてその手には刃が青く光っている剣を持っている。
靴は《ジェットブーツ》剣は《バイブレーションソード》。
これはシンが最も愛用している魔道具だ。
魔物がシンの接近に気が付いているのだろう。右腕を振り上げシン目掛けて振り下ろしてきた。
シンはそれをギリギリで躱し、隙を窺っている。
こんな魔物に勝てるのだろうか?
原作では確かシンは簡単に倒していた。
でも、今のシンの戦闘を見る限り……苦戦している。
魔物は巨大な腕を使い、シンの接近を完全に阻止、そのせいでシンは攻めきれずにいる。
「バタフライエフェクト」
俺と言うイレギュラーの存在のせいで熊の魔物は原作より強くなっている可能性があるおそらく、原作ではもう少し早く森に入って魔力感知を教わったのだろう。
あくまで可能性という段階だが、充分あり得る。
シンが熊の魔物を攻めきれないのはあの巨大な腕が原因だ。
だったらそれを排除してしまえばいい。
シンの加勢をするため身体強化を施し熊に向かう。
「?!ジン!!」
じいちゃんが叫ぶも俺は気にせず突っ込む。
「シン、首切り落とせ!!俺が腕をどうにかする。」
シンに大声で声をかけ、指示をする。
シンが一瞬戸惑って動きが止まってしまい、これは好機だと言わんばかりに熊の魔物はシンを両腕を振り上げ潰しにかかる。
俺はシンの前に立つと、障壁を展開した。
ドン!!
俺の障壁は魔物の一撃を完璧に防ぐ。
当たった瞬間熊の魔物は体制を崩し、チャンス到来。
シンは俺の右後ろを通り抜け、再び走り出した。
狙うは首。これは命のやり取りだ。
熊の魔物も、体制を崩すもすぐ様シンに迎撃を開始する。
俺は自分の障壁を解き、今度はシンと熊の魔物の腕の間に障壁を展開させ。
ドン!!
再び俺の障壁に熊の魔物の腕がぶつかり、弾いた。
シンは魔物が怯んだその瞬間を見逃さず、「ジェットブーツ」を使い魔物の背後に移動し、首を切り落とした。
俺たち双子の勝利だ。
ふぅ。どうにか倒せた。
俺は倒れて動かなくなった魔物を見ながら息をついた。
「ジーン!」
なんかシンがハイテンションで俺に走って近づいてくるけどどうしたんだろう?
「ありがと、助かったよ!!」
俺の前に着くと、お礼を言って両手を広げていた。
「イェーイ」
あ、ハイタッチか。シンのあげた両手に合わせてパチンッとハイタッチをした。
その後、じいちゃんに評価を聞きに行き、
「おお、勿論じゃ。これ以上無いほど完璧に出来ておったぞ」
じいちゃんから高評価をもらえた。
その後は高速で帰ってる時になんか呟いてたけど気のせいかなー。
そして魔獣との戦闘から数日、じいちゃんからは呼び出された。
何か大切な話があるとかなんとか。なんと、じいちゃんと俺たち双子は血の繋がりがないんだとか?
俺もシンも知ってたけど。
じいちゃんはシンの言葉を聞き、泣いてしまった。
俺は、そんなじいちゃんに
「ありがとう。大好きだよ」と一言言った。
その結果さらに泣いてしまい、俺はそんな光景をみて、たまたまシンと目があった。シンに苦笑い、シンも俺に笑い返してきた。
じいちゃん、俺らを拾って、助けてくれてありがとう。
「継続は力なり!!」のプロット考えた時点では80話くらいで完結予定でしたが、書きはじめて少し内容変えたりネタとか入れたら話数が200話行くかもしれないことが判明しました。どう思いますか?
-
作者が思うがままに進めていい。
-
長すぎるから変更すべき。
-
とりあえず完結させればなんでもいい。