キャプテンアメリカ~オラリオ・ミィス《神話》~ 作:Rogers
1
王都から少し離れた荒野
「なぜ、国から追われていたんだ?君たちの様子を見る限り姫を誘拐したとは思えない、事情を教えてほしい。」キャプテン・ロジャースは私達に問いかける。
「…ああ、確かに話さないのは不義理をなすところだ。実は______」
アルゴノゥトは彼らに真実を伝えた。
「なるほど、そんなことが…ってそんな冷静に受け止められるかよ!ミノタウロス?生贄?オイオイ、王都は楽園じゃなかったのか」クロッゾは冷静さを欠いて言葉に出した。
「全て事実だ。信じるかは、あなた達次第だが…」
「信じるさ、」 キャプテン・アメリカ
時代や場所、世界が変わったとしても螺旋のように形を変えながら悪意と嘘と苦しみを繰り返している。
それは、かつて、祖国が策を巡らせ、多くの人の血を流し、自分たちの自由を奪おうとしていたことを思い出す。
『世界は変わってしまった、後戻りはできない、最善を尽くすしかないわ、一から全てをやり直すことになるかもしれないけどっ、』ペギーの声が頭の中で響く。
「100」、「10000」を救うために「1」を犠牲にする。どの命も重さは同じだ。まだ選択肢があるというのなら、模索すべきだ。
「彼らは見失っているんだ。止めないと。」
「でも、どうするんだ?王女の他にこいつの妹も王都に残ってるぞ。」
「情報を集めて、作戦を練る。彼らも逃げてまだ数時間だ。休息すべきだろう。」
「ええ、時間を頂戴。」そのあと、彼女は彼のことを非難しつつも、心配している態度を示したりして夜が明けた。彼女らが2人きりで話をしていたが、辺りを見まわりしていたため詳細は知らない。戻ってきた彼らの顔が何かを決断した真剣な表情をしていたことから覚悟を決めたのだろうとわかるぐらいだ。
翌日
彼は一見情けなく見えるが、芯があるし頭もまわる。
アルゴノゥトの提案で一行は精霊の祠へ向かうこととなった。
彼とクロッゾ、2人の関係をみているとブルックリンでバッキ―と…を思い出す。そんなことを考えるのも束の間、魔物の襲撃を退けながら、祠のある洞窟に足を踏み入る。
彼が呼び出した精霊は雷の力を纏っていた。
「ついにキターーーーーー今から始まる儂の時代~…我が名はジュピター」一同騒然となる。その後もギャグパートが続いた。
「ぬおぉ、お主、なんと高潔な魂じゃ!なかなか見ることもない、(…どんな経験をしてきたと言うんじゃ…それに、儂の力と似たような…)」
「なにをブツブツ言ってるんだ?あの精霊。」【クロッゾ】
「まぁ良い、喜べ契約者よ!この大精霊自ら『剣』となり、お主の武器となろう!我が奇跡、受け取るがいい!」アルゴノゥトは精霊の力を手に入れた。
彼の妹は明日、処刑されるそうだ。
「フィーナを助けに行く、そして全ての事柄に決着をつけにいく!」
彼らの眼前には王都が広がり、決戦の火蓋が切られようとしていた。