キャプテンアメリカ~オラリオ・ミィス《神話》~ 作:Rogers
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『王都』
【騎士長】「必ずやアルゴノゥトは人質の護送中を狙ってくる!異変を発見次第直ちに報告せよ!鼠一匹たりとも見逃すな!」「はっ!」
今回の処刑にはかつてないほどの厳戒態勢が敷かれており、下級騎士、傭兵のなかにも疑問を持つ者もいた。
傭兵A「今回の共犯者はあの『キャプテン・ロジャース』だって!?なんでそんな大物が弱そうなやつに手貸してんだ?」
傭兵B「さあな、俺があいつを見たのは、こっから4つ山を越えた町だったが、市民避難誘導とか、即席でチーム組んで戦ってるとこぐらいだし、まあ、姫の誘拐とかしそうにないって感じだっけどな。」
「表と裏みたいに使い分けてんじゃね?俺たちゃ報奨もらえりゃあなんでもいいしな。ガッハハ」
王は未だに見つからないあの忌々しい道化のことを考えつつ、今日がアリアドネ最期の日でもあることで証拠もなくなると口角を上げながら…
処刑台
【騎士長】「陛下、処刑の準備が整いました。ですが、未だアルゴノゥトは姿を見せず…どういたしますか?」
【王】「無論、刑を執行せよ、見せしめにしてこの私に逆らうなど何人も許さぬことを世に示せ!」
「は! これより罪人アルゴノゥトの妹、フィーナに死刑執行を言い渡す。直ちに前へ、罪状は逆賊の妹であること!王女をかどわかし攫ったことにある。何か言い残すことは」
【フィーナ】「私はこの身に流れるエルフの血に誓って罪など犯していません。私の兄も王女様を攫ったりしていません。」
「黙れ!では、執行者まえへ!」
男の声が轟く。
「諸君、聞いてくれ!スティーブ・ロジャースだ。僕のことは耳にしているだろう。僕達を捕える命令も出ているだろう。だが、真実を知ってくれ…ラクリオス王は真実と異なる事実で僕たちをだまそうとしているんだ。『雷公』将軍ミノスは
この事実を知る者は何人もいるだろう。君たちの隣にいるかもしれない…王は、多くの人や自分の血縁者をミノタウロスの生贄にしたんだ。アリアドネ王女も拉致された。それだけじゃない。ミノタウロスが暴走すれば人類に牙を向けるだろう。今よりももっと多くの人を犠牲にして…
簡単ではないだろう…自由の代償は高い常にそうだった。だが、払う価値はある。
僕1人ででも立ち向かうが…1人ではないと信じる…」
【王】「何を根拠にそんな出鱈目を!」 「出鱈目ではない!」
「その声は…やはり現れたか道化!」
アルゴノゥトは雷の剣を持ち、キャプテン・ロジャースはシールドを背中に背負い、堂々と処刑台に現れた。
「私はこの虚飾を本物に塗り替えるためにここにきた!約束しよう!この私が、アリアドネ女王を救い出してみせると!この雷は精霊から賜った奇跡で…」
『英雄日誌』
綴られるは男たちの軌跡…愚かな男が、人に騙され、王に利用され、多くの者どもの思惑に振り回され、なし崩し的に姫を助け出してしまうようなとびきり滑稽な物語であり、『喜劇』。後の世で彼の名も残らないだろう。だが、ここから始まるは、語られることのない、始まりの英雄達に鼓舞をかける言葉だ。
これは悪しき猛牛を『ミノタウロス』を倒すだけの物語!
そうだ。たった一匹の魔物を倒すだけ!だが、この一歩をもって人類は前進する!
どうか約束してほしい!
この偉業が果たされたとき、みなの手で『英雄神話』を紡ぐと、自分が大きな存在の一部と思えば…人は力を合わせればなんでもできる。と
嘆きと絶望の時代は終わった!これより始まるは『
私は今より『英雄たちの船』になろう!
君がどうか彼らを導いてくれ!スティーブ!いや、『キャプテン・ロジャース』
【キャプテン・アメリカ】「…僕たち人類には多くの試練が待ち構えているだろう。誰も逃げられない。向き合うしかない試練が訪れた時どう行動するか、力があるから
【ガルムス】「約束しよう!必ずや貴様らの後を続くと!『英雄』の灯火は途絶えさせぬと!」
【ユーリ】「我が誇りに誓おう!心の強きものが上げた咆哮を、今も眠る強者に聞かせると!」
【リュールー】「この名に賭けて果たしましょう!この『物語』を必ずや、世界の果てまで届けると!」
よろしい!ならば神々よ、ご照覧あれ!
この瞬間をもって新たなる時代を切り拓く! 私達が、
この日、このとき、この場所で。私は確かに天上からの『声』を聞いた。
それは、大笑いした神の声。天の支配者は、その男たちの『宣戦布告』に対して告げたのだ。『足搔いてみるがいい』と。
道化の答えは一つだけ さぁ、喜劇を始めましょう。
胸に星を掲げて赤、青、白のスーツ、国一番の鎧を纏ったその姿、真実