シャニマス×ノクチル×ポケモン   作:malco

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先程、間違えて中途半端になっていた方を投稿してしまいました。こちらが完成版です。

体調不良になって更新が遅くなってしまいました…って言えれば良かったのですが、実際には体調が悪かったのは4日程で、そこからはサボり癖がついてしまったみたいです。本当すいません。


ツイスタ

いつものように朝のトレーニングを終えた後、俺は自宅に戻り自室でスマホを弄っていた。今日は、休日で学校もないし、のんびりするつもりだ。

プロデューサーに進められて始めたツイスタだが、今は割と楽しんでいる。アンチもそこそこいるけど、いい反応を見せてくれる人も結構いて楽しい。

 

「…………………」

 

何だ、またか。最近、dmを送ってくる人が多いんだよな。別に嫌ではないけど…

 

「…丈一郎?」

 

最初の頃、調子に乗ってポケモンに関する質問に答えていたら、いつの間にかその手の質問ならOKみたいな流れができてしまったみたいだ。

 

「…………………」

「おーい」

「…うん?あれ、透?いつの間に来たんだ?」

 

スマホから目を離すといつの間にか透が来ていた。

部屋に入って、目の前に来るまで気付かないって、いくら何でも夢中になりすぎだったかもな。

 

「今、来た。…ところで何やってたの?」

「あー、ちょっとメールの返事してた」

「ふーん。樋口?」

「いや」

「じゃあ、小糸ちゃん?それとも雛菜?」

「違う」

「え?じゃあ、プロデューサー?」

「残念」

「…もう丈一郎が連絡する相手いないじゃん」

「…君も結構失礼だね」

 

確かに俺のスマホの連絡先にはそのメンバー位しかいないけども…ちょっと悲しくなってきたな。

 

「ふふ、ごめんごめん」

「…まぁ、いいよ。俺も君たちと連絡さえ取れれば満足だし」

「えへへ…そっか」

 

まぁ、実際の所、透、円香、小糸、雛菜としか連絡とってないし、後は両親とプロデューサーと連絡取れればそれで問題ないんだよね。

 

「で?誰とメールしてるの?」

 

…あれ?話しそことに戻すの?

 

「うーん?内緒」

「誰とメールしてるの?」

「内緒だって」

「誰とメールしてるの?」

「いや…だから」

「誰とメールしてるの?」

「…………」

 

うーむ?ひょっとしてこれ、俺がちゃんと答えるまで話進まないのかな。

 

「誰とメールしてるの?」

「あー分かったから…実は女の人から相談受けてるんだ」

「……………………女の人?」

「…どうかした?」

 

何だろう?凄い間があったし、透の顔色がさっきより良くないように感じる。

体調でも悪いのかな?

 

「…ううん。何でもない」

「そう?」

「うん。それでさ、その…」

「うん?」

「メールの相手、私の知ってる人?」

「知らないと思う」

「…そうなんだ・・・・どこであったの?」

「いや?会ったことはないけど?」

「え?」

「え?」

 

…うん?何だろう?

会話がかみ合ってない様な気がする

 

「…彼女じゃないの?」

「…彼女な訳ないじゃん」

 

何だ、俺に彼女でもできたと勘違いしてたのか

 

「そもそも、俺に彼女なんて出来るわけないだろう?」

「でも丈一郎って、結構モテるし」

 

まぁ、中学、高校でチャンピオンになったわけだし、ステータス目当てで告白してくる奴は何人かいたけど

 

「…やっぱり、無理だよ」

「なんで?」

「だって、彼女作ったらお前たち4人よりも優先しなくちゃいけないだろ。俺、お前たちより大切にしたいって思える女子に今まで会ったことないし」

「・・・・・・・・・そっか」

「うん、そうだ」

「ふふ」

 

何だろう?何か凄い嬉しそうな顔してる。

 

「…じゃあさ」

「ひぃっ!」

 

え!何だ!さっきまで笑顔だったのに、突然何かを思い出したのか無表情になって、こちらを睨んでいる。

 

「そんな何よりも大切にしたい幼馴染みの一人の私をほったらかしにしてメールしてる相手って誰?」

「怖い怖いよ!その無表情辞めて!そういうことで怒るのは円香の役目じゃなかったか?」

「…そうだね。じゃあ、樋口に連絡するから」

「待って!それは辞めて!」

 

な、何する気だ、この子は!この手の事が円香にバレたら俺が一体どんな目に合うと思ってるんだ!

 

「何?問題あるの?…それともさっきの言葉は嘘なの?」

「いやいやいや!本当だから!」

「じゃあ、話して」

「あ、ああ。最近、プロデューサーに言われてツイスタを始めたんだ」

「知ってる」

「そ、それで、そこに男女問わず質問がdmで来るんだよ。さっきのはその返事をしてて」

「…質問ってプライベートなこと?」

「そういうのもあるけどそれは無視してる。答えてるのはポケモンに関する質問とかだけだよ」

「ポケモンの事?どんなやつ?」

「あー、そうだな例えば」

 

Q:私のミツハニーなんですけどいつまでたっても進化しません。何か特別な道具が必要なんですか?(画像付き)

A:ミツハニーは雌しか進化できません。残念ながら、あなたのミツハニーは雄なので進化できません

 

Q:タマンタを進化させたいんですが、なかなか進化しません。どうしたらいいですか?

A:まず、テッポウオをゲットしてください。手持ちにテッポウオを入れた状態でタマンタのレベルを上げてください

 

「こんな感じのどうすれば進化できるのかっていう質問が多いかな」

「へー皆、自分のポケモンの進化方法とか知らないんだ?」

「そんなもんだと思うよ。透だって俺が偶然、進化の方法が書かれた論文見なかったらヒンバスの進化方法知らないままだったかも」

「あー、かもね」

 

実際、自分のポケモンの生態や進化方法について詳しく知らない人は多い。一緒に生活をするだけなら、そのポケモンに必要な食事の用意だけしておけば、寝床はモンスターボールに戻すだけで済むからね。

 

「俺としては、もう少しバトルに関する質問とか来てほしかったんだけど」

「あんまり来ないの?」

「ああ。そっち方面はまだアンチも多いかな?」

「…そっか」

 

おっと、ちょっとネガティブな会話になっちゃったか。透も少し暗い顔になってるし

 

「そんな顔するなって、アンチなんかは好きに言わせておけばいいんだよ」

「…でも、ちゃんと結果も出してるのに」

「まぁ、それは下位リーグだしね」

「そうだけどさ」

「それにさプロで結果を出せば、文句を言う奴もいなくなると思うよ」

 

まぁ、そうなった場合、アンチがいなくなると言うより、嫌だけど認めざる得ないって状況に変わるっていうのが正しいかもしれないな。

俺に対してアンチ意見を出してる奴の主張は主に

『小手先の技ばかり使ってもプロの世界で通用しない』

って感じだ。

プロで結果を出せば、その手の文句をつけてくる連中も黙るしかない…はずだ!

 

「…まぁ、誰かの意見や世間の風潮に合わせてバトルしても楽しくないしね、俺は俺のやり方で頂点を目指すよ」

「…うん。丈一郎はそれでいいと思うよ」

「それにさ」

「?」

「透との約束もあるしね」

「え?」

「あれ?覚えてない?ほら、子供の時にジャングルジムでした約束?」

 

思い返してみると、随分前にした約束だ。

俺と透は、偶然出会ったお兄さん、プロデューサーとジャングルジムで遊んだ。

当時の俺たちには、そのジャングルジムは高くなかなか登ることが出来なかったが、二人で協力して何とか頂上まで登り切ることができた。

その時の達成感と見た景色は今でも覚えてる。その時に透としたポケモンバトルでチャンピオンになり、てっぺんの景色を透たちに見せるっていう約束だ。

 

「…覚えてたの?」

「忘れる訳ないだろう?あれは、俺にとっては原点みたいなもんだし」

「…ふふ、そっか。…覚えててくれたんだ」

「…透?何か顔が火傷状態みたいに赤いけど大丈夫か?」

「あ、うん。大丈夫だから、すぐ回復するから近づかないで」

「いや、でも」

「本当!大丈夫だから!」

「…はい」

 

程なくして、透は何時もの状態に戻ったけど、何だったんだ?

まぁ、本人に聞いても詳しくは教えてくれなそうだし、体調不良ってわけじゃなさそうだしいいか。

 

「…まぁ、いいや。それより透ちょっとミロカロス見せてくれない?」

「え、何で?」

「ツイスタにこんなの来てた」

 

『以前、誕生日に娘にせがまれてポケモンのタマゴをプレゼントしたのですが、そのタマゴが孵化してヒンバスというポケモンが生まれました。娘は初めてのポケモンという事もあり気に入っているようなのですが、正直あまり見た目のいいポケモンではないですし、学校などで虐められないか心配です。ヒンバスは何か魅力になる所はないですか?』

 

「あーこういうのあるよね」

「まぁ、幼稚園や小学生辺りだと見た目だけで判断されたりするからな」

 

実際、俺たちの時もそうだったな。俺たちが子供の頃も卵からかえったポケモンがストライクだとかアブソルみたいな見た目かっこよくて強そうなポケモンだとそれだけで偉そうな態度取ってくるんだよな。

 

「透や円香も当時のヒンバスやタッツーのことで弄られてたよな」

「…そうだっけ?」

「覚えてないんかい」

 

まぁ、こいつはそうだよな。当時からいつも飄々としてたし、円香は少し気にしてたみたいだけど

 

「まぁ、そんな訳でこの人の心配を解消するためにもミロカロスの写真と進化の方法を教えてあげようと思ってさ」

「うん、いいよ」

「じゃあ、外でやろうか。俺の部屋じゃ、ミロカロスも窮屈だろうし」

「りょーかい」

 

 

 

***

 

 

 

そんな訳でミロカロスの撮影の為に外に出たんだけど…

 

「ミロカロスって改めてみると結構大きいな」

「うん。確か6メートル位だっけ?」

「ああ、確かそれくらいだったと思う」

 

このサイズだと家の中とかじゃあ、あんまり自由にできないだろうな。

 

「全身を映したいし、少し、離れたところから撮るよ」

「大丈夫?それ以上、下がると道路に出ちゃわない?」

 

うーん。確かに…仕方ないな、あいつに頼もう

 

「出てきてくれ」

 

俺はそう言い、腰のモンスターボールから一体のポケモンを出す。

 

「ロト!」

 

小さな丸い身体にとんがった頭頂部を持つ、プラズマポケモンのロトムだ。

 

「ロトム、スマホに入ってくれ」

「ロト!」

 

俺の指示を聞くとロトムは俺のスマホに入っていく。ロトムはあらゆる電子機器の中に潜り込んで操作する事が出来るという能力を持っている為、こうしてスマホに入り込むことも可能だ。

 

「それじゃあ、ミロカロスの全体を映すように撮ってくれ」

 

ロトムは俺が指示を出すと、宙に浮きミロカロスの全体が映る的確なポジションを探し出し、撮影を行っていく。

 

「便利だね。ロトムって」

「まぁな。フォルムを変えれば、色んな相手に対応できるし、変化技も結構あるから、バトルでも使いやすいよ」

 

そう、俺が普段カバンに入れて持ち歩いているロトムのカタログを使用すれば、タイプの変更も可能だ。相手の情報が分かっていれば、対戦前に有利なタイプに変更してバトルもできる。

透とそんな話をしていると、ロトムが写真撮影を終えて、こちらにやってくる。…うん、いい写真だ。

 

「さてと、後はこれを送ればOKだな」

「ポロックやポフィンの作り方とかも教えるの?」

「さすがに、文章でそれを伝えるのは無理だから、どうやったら進化するのかだけ教えておくよ。そこから、頑張って進化させるのも楽しみの一つだと思うしね」

「…そっか。ここからが大変だね」

「でも、楽しかったろ?ポロックやポフィン作り」

 

そう言うと、透は過去の事を思い出したのか少し笑顔になる。

 

「うん。いっぱい失敗したけど楽しかった」

「ああ、俺たちも楽しんでたよ」

「ふふ、覚えてる?色々試してたら変な味のポロックができて、ヒンバスやケロマツが物凄い表情になったりしてさ」

「あったな、そんな事。失敗したの食べさせたら、その日一日中無視されたりしてさ…」

 

透との過去の思い出話を終えると、俺はツイスタに写真と多少のアドバイスを書いて、返信する。

まぁ、ポロックやポフィンを作って育てるとなると結構な時間はかかるけど、希望はある。それに綺麗な鱗という珍しい道具を手に入れることができれば、交換でも進化は可能だ。これで、あの親御さんの心配も少しは解消されればいいけど。

 

…ああ、そうだ。

 

「透、折角だし、ミロカロスと一緒の写真撮っていい?」

「いいけど、何で?」

「うん、いい機会だから俺のツイスタに皆の事宣伝しておこうと思って」

「宣伝?」

「俺の一押しのアイドルグループだしね」

「おーデビュー前だけどやっちゃう?」

「その内デビューするだろう?」

「それもそっか。じゃあ、皆も呼ぶ?」

「もちろん、言ったろ一押しのアイドルグループだって」

「りょーかい」

 

その後、透に召集されて全員集合すると彼女たちと彼女たちの相棒たちを纏めてロトムに撮影してもらった。撮った写真はツイスタに投稿して、その際に『同期で283プロに入ったデビュー前のアイドルたちなのでデビューしたら応援してあげて』とコメントも付けておいた。

 

後日、プロデューサーにこの手の事をするときには事前に許可をとる様にと軽くお説教をされることになるが、この時は、まだ知らなかった。




作中にあげた質問は作者が実際にゲームをしていた時に分からずに困ったことを書いてみました。ちなみに、私はミツハニーの雄とタマンタ(テッポウオがいない状態)でレベル60まで育ててしまったことがあります。

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