シャニマス×ノクチル×ポケモン   作:malco

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今回は、2172文字と少なめです。

お待たせした上に短めで申し訳ないですが、よろしければどうぞ


283プロにて

ここは、俺や透たち5人の所属する事務所283プロダクション

 

本来なら、今日はノクチルメンバーはレッスンがなくここに来る予定ではなかったのだが、今朝の通学路で透と円香の尋問を受けて仕方なく昨夜の出来事と放課後にプロデューサーに会いに行く予定だと伝えた結果、5人一緒に来ることが決まった。

 

 

そして、たった今、小糸が親に無断でアイドル活動をしていたことや書類を偽造したことなどの全ての事情をプロデューサーに説明を終えたところだ。

 

「……なる程、事情は分かったよ」

「「「「「………………」」」」」

 

俺達は、プロデューサーの言葉を待つ。

 

ここまで、勝手なことをしたんだ。ある程度の罰は仕方ないとも思ってる。でも、出来ることなら、小糸一人ではなく全員で背負えるものだとありがたい。

 

「小糸、すまなかった」

「…え?」

 

プロデューサーは一言、謝罪をすると小糸に向かって頭を下げた。

 

「な、何で?プロデューサーさんが謝るんですか?」

 

小糸は、困惑しながら聞き返す。

困惑するのも分かる。俺から見ても今回の一件でプロデューサーには落ち度があるようには見えないけど

 

「俺がちゃんと小糸の話しを聞いておくべきだったんだ。それを怠ったせいで小糸に嘘までつかせてしまった。だから、すまない」

「………………」

 

…なるほど。そういう考え方もあるのか。

プロデューサー、この人はアイドルの事を第一に考えている。優しく、そして自分に厳しい、そんな人だ。

 

「これから、小糸の親御さんとはしっかり話し合わないといけない。その前に確認させて欲しい。小糸はこの先もアイドルを続けたいか?」

 

プロデューサーは頭を上げると小糸の目を真っすぐに見つめ、小糸の意思を確認する。

 

「はい!昨日、ちゃんと話し合って決めました。わたしは、アイドルを続けたいです!」

 

そして、小糸も躊躇うことなく、真っすぐに答える。

 

「よし!分かった!小糸、改めてよろしく頼むよ」

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

ここが、小糸の本当の意味でのアイドルとしてのスタートラインだ。小糸はここから今まで以上に全力でレッスンに取り組んで実力を上げていく、そうすれば結果はその内ついてくる筈だ。

 

……まぁ、この間みたいに練習のやり過ぎにならない様に適度に見張っておく必要はあるかもしれないけど

 

「プロデューサー、小糸の書類の方は大丈夫そう?」

 

良い感じの雰囲気になってるけど、一応これだけは確認しておかないとな。ここまで来て、やっぱり駄目でしたなんてことには流石にならないとは思うけど

 

「ああ、任せてくれ。何とかするよ」

「本当に、大丈夫なんですか?」

 

プロデューサーの言葉を聞くと、円香が再度確認をとる。

 

「こう言ってはなんだけど、CDデビュー前に分かって良かったよ。今ならまだ、何とかこっちの方で処理できると思うよ」

「…分かりました。あなたの事を信じます。ただし、もしも失敗して小糸がアイドルを辞めなきゃいけないことになったら、私はあなたを許さない。それも覚えておいて下さい」

「え?ま、円香ちゃん?」

 

おっとプロデューサー、チャンスだぞ。ここで約束を実行することができれば、円香の好感度が3程上昇する。失敗すれば、そこで信頼関係は終わりっていう割に合わない約束だけどね。

 

好感度が上がりすぎるのは俺としては複雑だけど、せめて普通に会話できるくらいにはなって欲しい所だな。

 

「お願いね。プロデューサー」

「小糸ちゃんが辞めることになったら、雛菜も一緒に辞めちゃうから、頑張ってね~」

「透と雛菜もか…それじゃあ、俺が残る理由もなさそうだし、その時は俺も辞めようかな」

「え?え?え?」

 

プロデューサーの事は結構好きだけど4人程じゃないし、皆がいないなら残ってもあんまり意味ない。

幸い、プロになってからちゃんと結果を残してるし、今なら以前ほど条件の厳しいスカウトも少なくなっている筈だ。

 

「ま、待ってくれ!」

「そ、そうだよ!これ以上、迷惑かけちゃ駄目!」

 

プロデューサー、そして自分が引き金となり、この事態を生んでしまった小糸が慌てて止めに来る。

 

まぁ、そこまで本気で言ったわけじゃないんだけど………2人してそこまで、いいリアクション取ってくれると、もうちょっとからかいたくなるよな。

 

「あー大丈夫、大丈夫、契約金は、いざって時の為に手を付けてないから。ちゃんと全額返せるよ」

 

283プロが透たちにとって良くない場所だった時にいつでも連れ出せるようにと思って、念の為に手を付けないでいた。まさか、それがこんな形で活用できるだなんて思ってなかったけど

 

「い、いや、そういう事じゃなくてだな…」

 

プロデューサー、本気で焦ってるな……ちょっと、面白いかも。こんなに人をからかって楽しいと感じるのは、小糸以来かもしれない。

 

「も、もう!皆、いい加減にして!特に丈くん!わざとやってるでしょう!」

 

何故、俺だけ名指しなのよ。円香と透はともかく、雛菜は俺と同じようにちょっと遊んでる感じがしたけどな

 

「そ、そうなのか?勘弁してくれ…」

 

まぁ、結構楽しんだことだし、このくらいでやめてあげるか

 

「まぁまぁ、プロデューサーが約束を守ってくれたら、何も問題ないから大丈夫だよ」

「わ、分かった。任せてくれ!」

 

そうだ!頑張れ!プロデューサー、アイドルユニット『ノクチル』の未来は…未来があるのかどうかはプロデューサーの手にかかっているぞ!

 




いつもは4000~5000字程度を目標にしていたのですが、今後は2000字程度の文章量で投稿していくことになるかもしれないです。
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