シャニマス×ノクチル×ポケモン   作:malco

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思ったより時間がかかりました。


バトル施設

俺は283プロダクションのソファで一人でプロデューサーを待っていた。

 

今、幼馴染みたちはプロデューサーと一緒に事務者のレッスン室にいる。今日から正式にレッスンが始まる為、プロデューサーとレッスントレーナーさんに挨拶しに行っている。

 

…俺?俺もそっちに行きたかったけど、流石に無関係な俺まで挨拶に行くのは変だし、この後、プロデューサーと一緒に今後お世話になるバトル施設へ挨拶に行くみたいだから、それまではここでスマホでも弄りながら待機してるよ。

 

「お待たせ、丈一郎」

「ううん、そんなには待ってないよプロデューサー」

 

…何かデートの待ちあわせみたいなこと言ってるな。

 

「早速、移動しよう。車出すから下で待っててくれ」

 

そう言うと、プロデューサーは部屋を出て行く。

俺が気にする事じゃないかもしれないけど、プロデューサー俺や幼馴染みだけじゃなく、他のユニットの担当もしてるんだよな。一人でイルミネーションスターズ、アンティーカ、放課後クライマックスガールズ、アルストロメリア、ストレイライト、そして俺たちの担当もしているとか…過労で倒れたりしないだろうな?

 

 

 

***

 

 

 

現在、プロデューサーが用意してくれた事務所の車で283プロの契約したバトル施設までの移動中だ。

プロデューサーと二人だけだし、いい機会だから聞きたかったことを聞いておこうかな

 

「…ああ、そうだプロデューサー」

「どうした?」

「今更なんだけど、バトルのやり方とか変えなくて本当にいいの?」

「え?どうしたんだ突然」

「いや、一応ね…できたら、これは辞めてくれって意見があるなら聞いておこうかと思って」

 

透がアイドルになるって言った時にも事務所の事は調べたけど、実際に事務所の中を見て本当にアットホームな所なんだと感じた。

 

俺は何を言われようと構わないけど、俺のせいで283プロのイメージを落としてしまったら流石に少し申し訳ない。

 

「…はは、そんな事気にしていたのか。じゃあ、変化技を使わないでくれって頼んだらやってくれるのか」

「自分から切り出しておいてなんだけど、それは嫌だ」

「だったら、いいよ」

「…でも、俺結構、引くような戦法使ったりもするよ。具体的には相手を毒状態にしてからひたすら守ったりとか、相手の使用ポケモンが一体になったら道連れ使ってバトルを終わらせたりとか」

「…お、おう」

 

あ、ちょっと引いたな。

…結構前だけどフルバトルで相手が一体だけになった時に猛毒状態にして苦しめてから道連れでバトル終わらせたときは、軽くバッシングあったんだよな。あれは流石に良くなかったか。

 

「事務所のイメージ的に大丈夫?俺以外は全員アイドルが所属してるわけだし」

「………」

「これだけは駄目っていうのあれば、少しくらいは配慮もするけど」

「…必要ないよ」

「…本当にいいの?」

「ああ、もちろんだ」

 

…まぁ、そういうなら

 

「…それにな」

「?」

「丈一郎はちょっと自分の事を過小評価してると思うぞ」

 

過小評価?俺が?

 

「…そうかな?俺、結構バトルには自信あるけど」

「そっちじゃなくて、人気の方だよ」

「人気?」

「そうだ。丈一郎のバトルには確かに反発してる人もいるけど、それ以上に応援してくれてるファンが大勢いるんだ」

「……」

「その内、嫌でもわかると思うよ」

「…まぁ、プロデューサーがそう言うなら信じてみるよ」

「…そうか。…おっ見えてきたぞ、あそこだ」

「おー」

 

プロデューサーの車で移動すること数十分、目的地が見えてきた。

 

「あれが、丈一郎が今後お世話になるポケモンバトル専用のトレーニング施設、バトルスタジアムだ」

 

プロデューサーに言われ、前方を見ると大きなスタジアムが見えてくる。ポケモンリーグの決勝戦を行った東京ドーム程ではないけど結構大きい施設だな。あれなら、結構面白い設備とかもあるかも

 

「いいね、早く行こうプロデューサー!」

 

「はは、落ち着いて、まずは施設のオーナーさんに挨拶してからな」

 

 

 

***

 

 

 

車を駐車場に止め、施設の入り口まで移動すると、初老の男性が俺たちを迎えてくれた

 

「283さん、お待ちしてましたよ」

「本日はお時間を作っていただきありがとうございます。…丈一郎、この方がこの施設のオーナーさんだ」

 

え?わざわざ、オーナーさんが出迎えてくれるのか?

 

「初めまして。真田丈一郎と申します。本日はよろしくお願いします」

「知っていますよ。真田選手ですね。前回のポケモンリーグは私も見ていました」

 

やっぱり、結構色んな人が見てるんだな。…さて、この人は説教ないしありがたいアドバイスをしてくるタイプかな?

 

「見事なバトルでした」

 

お?

 

「世間では色々な意見がありますが、私はこの施設のオーナーとなり、色々なトレーナーのバトルを見てきました。ポケモンバトルにはトレーナーとそのポケモンに適したバトルがある。…だから、世間の一部の声など気にせず、あなたのやりたいバトルを見せてください。一人のポケモンバトルのファンとしてのそれを願っています」

 

「…ありがとうございます」

「おっと、立ち話が長くなってしまい申し訳ありません。応接室まで案内いたします」

「はい、お願いします」

 

…いい人だな。あの人

 

「…な。丈一郎の事を応援してくれてる人はいっぱいいるんだよ」

「…うん」

 

やれやれ、結局プロデューサーの思い通りに進んでる気がするな

 

 

 

***

 

 

 

「それでは、まずは施設の説明をさせて頂きます」

「よろしくお願いします」

「お願いします。オーナーさん」

 

俺たちは応接室まで移動するとオーナーさんにこのバトルスタジアムの設備について説明してもらっていた。

 

「まず、このバトルスタジアムでは、通常のバトルフィールドの他に水のフィールド、岩のフィールド、氷のフィールドといった複数のバトルフィールドを使用したバトルが行えます。また、トレーニング用のスペースやポケモンの回復施設なども当然用意されてあります」

「四つのバトルフィールドですか。より実践的な特訓ができそうですね」

「はい。ただし、通常のバトルフィールドは基本的に開放していますが、それ以外のフィールドを使用されたい場合は事前に予約をしていただく必要があります」

 

あ、やっぱり予約は必要か

 

「ですが、283プロダクションさんとは年間契約を結ばせていただきますので、優先的な予約が可能となります」

 

凄いな、年間契約って結構お金がかかる筈だけど。…バトルは変える必要ないって言ってくれたし、それに見合う位の結果はちゃんと残さないとな。

 

「大まかな施設の説明は異常となります。…それでは、バトルフィールドやトレーニングスペースなどを見学されていきますか?」

「あ、是非お願いします」

 

 

 

***

 

 

 

その後、施設内をオーナーさんに案内してもらったけど、ここは本当に凄い。今まで、俺が個人的に使っていたバトル用の施設には通常のバトルフィールドしかなかったし、正直こことは施設のレベルが比べ物にならない。水、岩、氷のフィールドを使っての特訓は今後参加することになるかもしれない大会の時なんかに役に立ちそうだ。

 

「施設はどうだった丈一郎?」

「良い所だったよ。オーナーさんもいい人そうだし」

「はは、そうか。予約が必要なフィールドを使いたいときは事前に相談してくれ、こっちの方で日程調整して予約入れておくから」

「そうなの?ありがとう」

 

何から何までやってもらってなんか悪いな

 

「あ、事務所の皆のレッスンってもう終わった?」

「いや、まだやってると思うけど?」

「じゃあ、差し入れでも買っていきたいから、ちょっと寄り道してもらっていいかな?」

 

 

 

***

 

 

 

283プロに戻ると、俺は幼馴染みたちがいるレッスン室に向かった。こっそり、部屋の外からレッスン室をのぞいてみるとそこにいたのは

 

「ふぃ~~」

「雛菜疲れた~~」

 

レッスン室の床に仰向けに倒れている透と雛菜だった。

 

「と、透ちゃん!雛菜ちゃんも駄目だよ床に寝たら汗が床についちゃう!」

「…小糸ほっといていいから。…浅倉、雛菜、ちゃんと二人で床拭いておいて」

 

あらら、大分お疲れご様子だ。まぁ、レッスンも終わってるみたいだし、入ってもいいだろう

 

 

ガチャ

 

 

「よ、お疲れー!」

「あ、丈一郎」

「あ~~♡丈一郎先輩~♡」

「ほら、差し入れのアイス持ってきたら二人とも起きて」

「わぁ、丈くんありがとう」

「…ありがとう」

 

さっき寄り道して買ってきたけど、正解だったな。皆、結構汗かいてるみたいだし我先に…あれ?雛菜辺りが我先に貰いに来ると思ってたのに皆でレッスン室の隅に置いてあったバッグに手を入れてごそごそと何かを探している

 

「…あれ?いらないの?」

「ううん。いるよ」

「ちょ、ちょっと待っててね」

「……すぐ行くから」

「シューしてから行くから待っててね~」

 

ああ、成程ね、そういう事か。やっぱ、女の子はそういうの気にするんだな。

スプレーをした4人がアイスを受け取りに来た。

 

「雛菜、チョコアイスがいい~」

「ちょっと、勝手に取らないで」

「え~~~」

「バニラ、チョコ、苺、抹茶2つずつ買ってきたから、喧嘩すんなー」

「おー、あざーっす」

「じゃ、じゃあ私苺で!」

「じゃあ、私も」

 

俺も余り物から一つ食べよう。残りは事務所の冷蔵庫にでも入れておこうかな。確か、ご自由にお取りくださいとか書いておけばいいんだったけ?後でプロデューサーに聞いておこう。

 

「それでレッスン初日はどうだった?」

「雛菜疲れた~」

「初日だから、軽めだって言ってたでしょう」

「あー、言ってたかも」

「…でも、皆ちゃんとできてたよ」

「…小糸もでしょう」

「…うん、でも、もっと頑張らないと」

 

うーん。小糸はちょっと自信なさげだよな。…ああ、ひょっとしてプロデューサーには俺もこんな風に見えてたのか?だったら、確かに少し過小評価って表現も分かるかも

 

「小糸はよく頑張ってるよ」

 

俺はそう言いながら小糸の頭に手を置き、撫でる。

 

「…で、でも」

「今日は初日なんだし、そんなに焦らなくても大丈夫だよ」

「…うん」

 

…ふぅ、これから先も少し気にしておいた方がいいかもな

 

「丈せんぱ~い!」

「うん?」

「雛菜も頑張った~」

 

…全く、しょうがないな

 

「はいはい、雛菜も頑張ったなー」

「やは~~~♡」

「丈一郎ー、私と樋口も頑張ったー」

「ちょっと、浅倉、巻き込まないで」

「よし!じゃあ、次は二人だな」

「ばちこーい」

「ちょ、ちょっと私はいいから!」

 

この後、何とか円香の許可をとって、透と円香の頭も撫でていたけど、その場面をプロデューサーに目撃されて円香がめちゃくちゃ不機嫌になり、家に着くまで口きいてくれませんでした。

 




プロデューサーの出番もっと少なくする予定だったのに、実際に書いていたら何故か出番が増えるという謎の現象が起きています。

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