それではどうぞ
私はミルレーサー、世界的舞台女優でもありフジキセキとカスケードの母親でもある
あの子が、産まれた時の事を思い出す。
医学的にみてもカスケードは、異常だった正確に言えば
男のウマだということ。
出産の立ち合いで、ヒロポンは私に言った、
「どうしても産む!!」という覚悟を、私に伝え覚悟を決めてた。
医師からも「あなたの健康を考えたら堕胎させるべきです!」と言われるが
それでも、彼女は産むと堅い意志で堕胎を拒否ならば、私の言う事は
「わかったわ、絶対にいい子を産んで!そしてあなたも生きるのよ!先生彼女の意志を尊重してください」医師に頭を下がる
病院の人も堅い決意を感じとったのか
「わかった、全力で母子共に助ける努力をします」
出来る限りの事をしようと、決意を固める
手術室に運ばれていく、ヒロポンを見送る。
「どうか神様、あの子を救ってやってください」
祈るような気持ちで、彼女を待つ
「お母さん、ヒロポンさん大丈夫だよね?」
「ええ、大丈夫よフジキセキ」
私の幼い頃にそっくりな、娘フジキセキ
フジは、ヒロポンと仲の良い関係だ。
妹が出来ると聞いて、フジは喜んでいた!
しかし、手術は難航している
「はぁはぁ、ひっひっふー!! あぁぁぁぁ!?」
「もう少しだ、頭が見えてきたぞ、 ヒロポンさん踏ん張って」
手術室からは、ヒロポンが苦しい痛みを断末魔のように叫んでる
「お母さん!!ヒロポンさん、大事だよね、ねぇ!!」
「大丈夫よ!!フジ、あの子は絶対大丈夫よ」
心配な様子で、病院の廊下をうろうろするフジキセキ
私も、あなたを産んだ時は苦労したけど、あの子程辛い思いはなかったけど
「ヒロポンしっかり」
私は、同じウマ娘として、彼女を尊敬している。
学校は違えど、いつも私を応援してくれたり励ましたり、色々と助けて貰った事もあった。
私は、レースには出れなかったけど、舞台女優という夢を求めて成功した。
今の旦那と結ばれたのも、ヒロポンのおかげ
だから
「お願い、無事に出産してきて!!」
更に、時間が経ち
「はぁ!!ふんぐぬぬぬぬ、あぁ!!」
「出てきたぞ!!・・えぇぇぇ!?」
「おぎゃぁおぎゃぁ」
手術室に驚愕な叫びが走る。
産まれたのね!?
「出産おめでとうごさいます!!無事に産まれてきましたよ、ヒロポンさん」
あぁ、よかったこれで、あの子も救われる。
「ミル先輩を呼んでください」
「ミルレーサーさん、こちらへ」
私は医師に導かれ手術室に足を入れる
「先輩、これが私の結晶なのですね」
「おめでとう、ヒロポンあなたも立派な母親よ」
「この子は、カスケード・ハートよ」
心から祝福をしたい、でもヒロポンを妊娠させた人の事を知りたい。
「ヒロポン、相手はどんな人なの?」
私の質問に対して、ヒロポンは
「あの人は、一族を勘当されて生きた証が欲しいと言ってた」
「そう、名前は」
私が名前を聞き出そうとした瞬間
「・・・」
「先生、バイタル低下です!!心臓心肺停止」
急激に体調変化を起こしたヒロポン
「下がって!! 電気ショックを!!」
「ハイ!! 電圧400いつでも」
私は信じられなかった、ヒロポンが目の前で、死の淵に立たされている状況に
「だめよ!!ヒロポン生きて、生きてその子を育てるのよ!!」
手術室に響く言葉
先生達が処置を行う
「だめだ、次は600だチャージ1・2・3」
ドン!!
ヒロポンの体に衝撃を与える、しかし、
「だめです、心肺反応ありません」
「くそ800だ1・2・3」
蘇生処置を施しても彼女は息を吹き返すことはなかった
「そんな!?嘘よね、ヒロポンだめよ!!あなたはここで死んでは!!」
言葉とは裏腹に
「ご臨終です、なんてこった母体が持たなかった、くそ!!」
医師は悔しそうに、息を引き取ったヒロポンを見つめるだけだ
「おぎゃぁおぎゃぁ」
残されたこの子は、どうなる?
母の愛を知らずに
いや、そんなことはあってはならない。
私は決めた
「先生!この子を引き取ります」
「出生届は、どうしますか?」
「後輩の実子として届けます、その後養子縁組で私達の家族にします。」
こうして私は、カスケードを養子として向かい入れた
カスケードは手の掛からない子だった。
赤ん坊の頃は、夜泣きがあまりなく大人しい子だった。
ベビーシッターも
「珍しい子ですよ、こんなに手の掛からない赤ちゃんなんていないですよぉぉぉ、おおよちよち」
私の実家で預けて育てる事にしたけど、旦那もフジも実の子のように愛情一杯注いだ
そんなある時 カスケードが2歳の頃事件が起きる
「お母さん、カスケードが部屋にいないんだけど?」
「ええぇ!?、目を離したの!?」
「なんか、いつの間にか私も昼寝しちゃってアハハ!」
しょうがないわ
「私も探すからね、フジは書斎、私はリビングよ」
「OK、見つけたらカスケードを驚かせよう」
全く、この子はエンターテインメントな事するの好きよねぇ。
カスケードを探す事、30分
私とフジは、どっちにもカスケードがいないと判断して、旦那の一人部屋を覗く。
うちの旦那は、カスケードを自室であやしてた事が何度かあり、
ここしかないよなぁって、感覚で今いるんだけど
「オグリgyっぷっが・」
「!?」
二歳児が、パソコンを弄ってるんですけど!?
しかも、言葉も出してる
目の前には信じられない光景が広がってた。
机の周りには、広げられたウマに関する本
しかも、ただ広がってるわけではない。
チェックマーカーまでして、この子天才なのかと
もう少し様子を見ると
「だいちゃん・・コーナー」
ふぁぁぁぁ!?過去レース見ながら、フォームチェックしてるんですけどぉぉぉ。
「お母さん、カスケードいたぁ?」
「フジ、ちょっと静かにあれ見て、どう思う?」
「あれって?えぇぇぇ!!」
うちの娘も、驚いてた
二歳児が、普通にパソコンを弄って、悪戯で遊ぶなら分かるけど
レースを見て、フォームチェックしてそれを見ながらレースに関する蔵書を読破
異端な光景である、いやこれは異常
そんな光景を見とれてて
「あ?、お母ちゃんとフジねぇ」
「「ええぇぇぇぇ!!」」
更なる嬉しい悲鳴
この後、連れ出されたカスケードは、父の一人部屋を出禁になり、ミルレーサーは医者に相談する
医者の診断は、異常なしと言われ最初は戸惑ったけど
やはり、ヒロポンの血筋なのかとミルレーサーは考える。
仕事仲間の人に、カスケードを預けてみようかと判断する
「フジ姉!!トレセン学園に行くの?」
「うん、見ててねカスケード、キセキを起こしてレースに勝利するからね」
実の姉弟のように、仲睦まじい様子を見つめる親としては心苦しい
「うぅ、あなたぁ」
「泣くなミル、俺だって本当は一緒にいたいのに」
私達は、舞台の日本ツアーのため、全国を回らなくてはならない。
「小父さんの言う事ちゃんと聞いて、待ってるんだぞ」
「分かったよ!フジ姉」
こんなに立派に成長しちゃって
「ティッシュ頂戴、あなた」
「ミルほら」
ちーん
私、こんな涙もろかったかなぁ
ヒロポン、あなたの子は家族の一員よ。
「カスケード、日本ツアー終わったらフジのレース見に行こうな」
「うん、いこうお母さんお父さん」
「じゃあ、私もカスケードの期待に応えなくちゃね」
フジはきっと、トゥインクル・シリーズで活躍できると確信している。
私達の子ですから
そうあの日までは
年月が経ち
東京競馬場
「さあ8枠12番、サイレンススズカ!!今日はどんな走りを魅せてくれるのでしょうか?」
「仕上がりもいいようで、ファンも期待しております。かという私もファンなんですけどね」
パドックが完了しそれぞれのウマ娘達がゲートへ向かう
そんな中、観客席にいる黒い髪色を纏い片目が隠れそうな鬣を持つウマがいる
「あれが、サイレンススズカか」
「カスケードどう見る?彼女の走りを」
この世界であの逃げの理想のサラブレットがいるとはな
オレは嬉しい反面この先の事を知っているが
「正直に言うと彼女は逃げだ、しかも大逃げ」
「そうか、やはりな」
俺の隣にいるのはトレーナーだ、しかも専属のな
ある場所でスカウトされて今は契約を結んでる
「ゲートイン完了、出走の準備が整いました」
「さあ、スタートです、やはり先頭を取ったのはサイレンススズカ!!」
「指示を無視して走るなんて」
結果的に終わってみれば、サイレンススズカの圧勝だった、後続に5馬身差を出すという結果だった
競馬場自販機にて
「あの指示出したのは、沖野あなたね?」
「バレたか」
「全く、あんたって人はチームのウマに手を出すなんて言語道断よ」
互いにライバルとして、ウマ娘を勝利へと導くとしては同じ志を持っている者同士だが
「あの子はうちには必要ないわ、移籍でスピカに移動させるわ」
「いいのか?おハナさん」
自分でも嫌になるわ、担当のウマ娘の能力を引き出せなくて
沖野のとこならきっと伸ばせられるわ
「わかったよ、ところでおハナさん、ジュース奢ってくれないか?」
「あんたは!」
「よう、坊主とお嬢ちゃん、元気そうだなぁ」
声を掛けてくる人がいる
2人は、声のする方へ顔を向ける
「「半蔵先生!?」」
「久しぶりだな、東条、沖野」
ところかわってライブ会場
「はぁ、綺麗」
私もあんな風になりたい
彼女が見つめる先には、今日勝利したサイレンススズカが、歌って踊ってる
彼女にとって美しく見えた。
北海道から上京して、お母ちゃんと私の夢「日本一のウマ娘になる」夢を背負って今この場にいる
「私もあそこに立ちたい!!」と決意するが
ピト!!
脚に悪感が走る
「うーん、いいトモだ間違いなく走れるぞ」
「ははは、なにしてんですかぁー!?」
「ひでぶ!!」
脚に力を入れて触ってきた男を飛ばす
「いててて、脚力もいいな」
「あ、すいません大丈夫ですかぁ?」
「いや問題ないな、沖野オメーその癖なんとかしろ」
「いやぁ、こればっかりはつい」
「いくらいいトモしてるからって、許可なくウマ娘に障るのはだめだとあれほど昔から」
なんだか知り合いらしき人物が、
沖野という方を叱っているようで
「ところでお嬢ちゃん、時間大事なのかい?」
「え?時間・・・あぁぁ、いっけねぇべー寮の門限が」
「まずいな、うちの担当の子に連れてってもらえ」
「え?」
後ろから現れたウマ娘?に驚く
「なんだ、寮生なのか?」
「あ、はい私今日からトレセン学園転校してきたスペシャルウィークと言います」
大きく育ったなぁほんとにな
スペシャルウィーク
「まあレース見学もいいが、時間厳守のトレセン学園で最初から破るのはまずいからな、これは貸し一つにしてやろう」
その方は、電話を取り出しスマホを操作する
プルルルルr
「姉さん実は、今日から寮に入る子、トラブルで遅くなるから開けてくれないかな」
「・・・」
私の為に、
寮の門を掛けてくれる手配をしてくれた。
「トレーナー、とりあえずこの子送り出してくるから」
「分かった、送り届けたらちゃんと家に帰れよ」
「あぁ」
トレーナーとウマ娘?はやり取りして
私とウマ娘さんは、その場を後にする
「さて、沖野」 拳ポキポキ
「あの?、半蔵師匠」
「ほう、師匠とまた呼んでくれるのかぁ、嬉しいなぁあの頃に戻ってちょっとお仕置きも兼ねて」
「半蔵先生、ちょ!?タンママジで悪かったです」
「いつから平等だと、勘違いしてた?」
ヒィィィィ!?この人マジでこえーよ
「あぁ?なにやってんだよトレーナー?ゴルシちゃん今日、からかおうと中濃ソースで肉って額に書こうとしたのによぉ」
「お?、破天荒ゴールドシップじゃないか?」
「ゴールドシップ!、助けてくれ頼む」
沖野の頼みにゴルシは
「トレーナー、たまにはしばかれるべきだよなぁ、ウマのトモ触るなんて外道を通り越して変態トレーナーだもんなぁ」
「ゴーーールシィィィ!?」
「ほう?、まだ治ってなかったんだな?」
「いいいやぁぁぁぁぁ」
東京競馬場に響く悲鳴は、くしくもライブの音でかき消され
沖野は久しぶりにお仕置きされていた。
一方トレセン学園の栗東寮前にて
「どうもすいませんでした」
「アハハ、勉強熱心なのはいいけど、
門限破りはだめだよ、いけないポニーチャンだなぁ」
私は遅れた理由を正直に答えた、とりあえず許しは貰ったけど
「あのー、電話してくれた方のお名前伺いたいんですけど」
「そうだねぇ、教えてあげたいのはいいけど、やっぱダメね」
「えぇ!?お礼も言えてないのに」
フジキセキ寮長曰く、明日にでもなれば分かるとのこと
スペシャルウィークはこの日、色んな都会の恐ろしい体験をした
「やっぱ都会はおっかねぇべ、ちゃんとしっかりするべぇ」
新たな決意を胸に明日へと
一方その電話した本人はというと
プルrrrrr
「なんだ、ビアンカか」
「カスケード!!国際G1を蹴ってまで、日本で勝つ意味があるのか?」
俺は日本トレセン学園に転向してきた
電話してる相手は、ドバイでウマ娘サラブレットサバイバルで共にしのぎを削ったウマ娘だ
「あんな小さな島になにがあるっていうんだ、カスケード」
ビアンカは問う
「小さな島だからこそ、意味があるんだよ」
「どういうことだ」
「日本のウマ娘が、世界に通用する実力を持っていることを」
「ふん、ビッグ教官が言っていたが」
あぁ、あの人が言う言葉確かに正しい
サバイバルレースの教官の一人のあの方
「日本のウマは、随分と行儀の良い走りをするからねぇ」
あの一言で、オレは久しぶりにキレタ!!
海外のレースで勝利したオレは、伝説の海外十傑ウマ娘の一人マイビッグボーイに
「日本のウマを舐めるなよ!!」
タイマン勝負を仕掛けた
あの日の出来事は、正直自分でも馬鹿だったかもしれないが我慢できなくて勝負した
結果は・・・
「ビッグ教官に勝つもんだから、周りの皆が引いて新たな十傑ウマが誕生したと騒がれて大変だったね、カスケード」
「あぁ、だが俺はただ我慢出来なかっただけだ」
あの日、タイマンで勝利しドバイで行われたタイマンレースに勝利した、
俺は世界中に名前が知れ渡り
「若き十傑ウマ誕生!!」「あのビック教官をねじ伏せた漆黒のウマ」
一時期取材が、ドバイに殺到するほどだった。
「まあ、俺が特殊な存在だということも、バレてしまったしな」
「・・・」
無言のビアンカ
無理もない、彼はウマ娘ではなく
だから、彼の存在は黙認されるはずだった。
「まさか、ドバイの王族が後ろ盾になるとは思わなかったよ」
「それに関しては、正直驚いた」
彼を保護するため、ドバイの王族はカスケードのスポンサーになった。
彼の家族は、別な意味で有名であり取材が殺到するかもしれないので、
王族が後ろ盾になることで、パパラッチ回避も兼ねて後ろ盾になった。
しかし、私としては
「なあ、今からでも遅くないから私の旦那にならないか?」
「それは俺に勝ってからの話だな、トニビアンカ!!」
電話越しでも彼の決意が、本気だと伝わる
「ふ、そうだったな君は打ち負かした者と伴侶になるって宣言してたな」
「あぁ」
あのサバイバルレースで戦いで彼は堂々と宣言した
「俺に勝てるなら、旦那にでも伴侶にでもなってやるよ種馬でも」
そして、私は何度も挑んだ、勿論他のウマ娘達も好意もあって、あの数カ月はまさに彼を求めて戦場となった。
「全く、あいつら暇さえあれは勝負しにくるもんだから、身体が搾りあがるとは思わなかったぜ」
「君は、それだけ魅力的なんだよ、カスケード」
「だったら奪いに来ればいい、ジャパンカップでな」
「!?」
彼からのラブコールを受け取る
「その言葉、本気なんだな」
「あぁ、クラシック級で会おう、あいつらにも伝えといてくれ」
「それまで誰にも負けるなよ、カスケード!!」
「そのつもりだ、トニビアンカ夜更かしは美人の顔が台無しだぞ」
「・・・・・馬鹿」
この女ったらし
ガチャ
「さて、ここからはい上がって、目指すべきは日本の悲願夢の頂へ、そして日本のウマ娘底上げしてやる」
俺は、意識を手放す
そして漆黒の伝説が始まる
カスケードの伝言を受けたトニビアンカは、その日のうちにドバイサバイバルレースに参加してた、海外のウマ達にカスケードの伝言を伝える。
世界各国散らばったウマ娘達が、集結する日まで自国で功績をもってジャパンカップに挑む日まで彼女らは、トレーニングとレースに励むのであった。
「カスケードを倒すのはワタシよー!!」
「カスケード、待っててください」
「日本には、カスケードがいる」
彼女らが、日本に来た時世界に衝撃が走るそれはまだ先の話
まだ先の面子をちょっとだしてみた フライング出走
現在のカスケード(オリ主)のスペックは
マイビッグボーイとタイマンで勝てる
ただしあくまでも1対1だったので実際のレースでは勝てる要素はない
十傑ウマに選ばれるが「今はまだその時ではないと拒否」
「日本から這い上がって来た時にその十傑勲章はもらうよ」
その内十傑ウマ娘を一人ずつ出そうと思う
名馬ばかりだけどな
トニビアンカはプライド高く、初めてカスケードに勝負して圧倒的な強さに惚れた
カスケードは、トニビアンカのことを良き強敵であり友と思ってる
一方トニビアンカは、カスケードの強さに惚れて欧州に彼の血を広げようとアタックして振り向かせようと奮闘しかし、彼は日本に行く
だったら彼に勝てばいいだろう!!と、彼が去ったドバイに残ったウマ娘達に激を入れた
彼に好意を寄せるウマ娘が世界各国にいる原因を作った芝
これがどうなるやら(笑)