漆黒の帝王   作:邪帝

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前回の通り今回はオークスに出走するエアグルーヴの内容

とりあえず短めで済ませるぞ話数的には

オークスの時期が5月下旬前後だから彼女らとの話も僅かになる

「さあ各ウマ娘残り僅かな時間となりました」

ガッコン!! 「「「「なんだと!?」」」」 
「あぁぁっと全員出遅れましたぁぁ」


芝生の殺し屋と女帝 

五月に入りURAも賑わいが大きくなる

 

クラシック路線マイル路線の戦いが繰り広げらている最中

 

四月は皐月賞桜花賞が終わったが、

二冠へ向けて走るウマ娘もいれば、G1勝利という栄誉を求めて走り込むウマ娘も

 

そしてオークスは日本ダービーとは別の2400㍍のレースが迫っている

 

中央(URA)東京競馬場で開催されている

 

このレースも長い歴史がありその由来も

 

創設者の第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーは樫の森が茂る「オークス」と呼ばれる土地を所有しており、1779年にエリザベス・ハミルトンと結婚した際、記念に開催することを発案その中に夫人(愛バ)の希望を入れてレースを行い、これが「オークスステークス」と名づけられたのが由来とされている なお日本では本競走の優勝ウマ娘を「樫の女王」という通称で呼ぶこともある

 

 

そして親子二代に亘ってオークス制覇という偉業達成というプレッシャーの中にいるエアグルーヴはというと

 

 

芝生で本番さながらの走り込みをする

「ハァァァァァ!!」

「くっ、まだまだぁぁぁ」

 

「ワーオ速いデース!」

 

 

「エアグルーヴ、ラストスパートよ!!」

 

東条ハナはストップウォッチを持ちながら本番と同じような展開を想定してリギルメンバー総出でエアグルーヴに追込みを掛ける

 

(残り500㍍・・あの子なら間違いなく真ん中から抜ける作戦でいくべきね)

 

 

出走する他のウマ娘の能力と作戦を考えて考慮すると、

あの子は中団やや先頭気味前後で徐々にスパートを掛けていく戦法が一番ね

 

ただ

 

 

 

リギルメンバー総動員してもエアグルーヴにプレッシャーを掛けて併走出来る子がうちのチームにはいないという

 

初代メンバーの皇帝やスーパーカーは既に引退はしてるが現役時代の頃とは違う、走ることは出来るがピークはとっくの昔に過ぎてる為、ただ先輩が助言する程度しかできない。

 

「ぜぇぜぇ・・生徒会長速いデース!!」

「たわけ・・タイキ貴様は元々中距離の適性ないから当たり前だ」

「はぁはぁ。これが現リギルリーダーの走りですか」

「エル・・まだ走れ・・マース!」 ドサ

「先輩と後輩がこれ程とは」 リギルモブメンバー達 疲労困憊

 

ゴールをした彼女達はオークスで走るエアグルーヴになんとかプレッシャーを掛けようとするが

 

強い 

 

ただそれしか言えない、いや本当に彼女の今度のレースに対する意気込みがチームメンバーにもう一度走れと、走らなければ彼女は勝てないと踏んでいるが

 

 

 

「流石にダメです先輩・・ぜぇぜぇ」

「困ったわねぇ・・総動員してでもエアグルーヴに敗けるなんて」

「いやぁまいったわー後輩がこんなにも強いなんて自信無くすけど・・先輩としては嬉しい限りよ、でも・・流石に無理」  

 

 

先輩や後輩同級生ですらエアグルーヴの走りに追いつけ追い越そうとして本番さながらの練習は精神と体力を異常な程消費する

 

東条は考える

 

(ここは先生とカスケードに頼んでやってもらいますか)

 

止めたストップウォッチの彼女のタイムは

 

2:31.1

 

 

彼女の母ダイナカールに迫るタイムで併走トレーニングのレースを終えている

 

 

「なにかこれでキッカケがつかめればいいけど貴方達は休んでエアグルーヴはラスト一本走るけど休憩挟んでからもう一度2400走ってもらいます」

 

「わかりました東条トレーナー」

「いいエアグルーヴ?ラストは恐らくあなたの精神力と忍耐力が試されるわ」

 

 

ラスト一本の練習が彼女にとって勝利をもたらすキッカケを生み出したのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所を変えて

 

 

バシャァァァン

 

「残り100㍍だ!!」

 

プールで半蔵が担当するウマが泳いでトレーニングをこなしている

 

消耗の激しいバタフライをこなしておりスタミナ筋力アップの為に

波を立て乱れぬフォームで泳ぐカスケード

 

 

「よぉぉぉしカスケード休憩したら走るぞ」

「あぁ・・予定通りに1200から2400までやるんだろ?」

 

本番さながらの走り込みを短距離から中距離までこなすためである

彼の引き締まった身体は鋼の如くしかししなやかさを兼ね備えた肉体

まさに走る為勝つ為に産まれてきたようなものだ

 

そこに弟子の彼女が来て

 

「先生、忙しい所すいません」

「どうした東条?」

 

教え子いや弟子のリギルのトレーナーがここに来るなんてなんか相談かな?

まあトレーナーが言ってたしな

 

「担当を持つとどうしても物足りなさを補うために他のトレーナーに相談するのも一つに過ぎない」

 

当時のトレーナーと東条は先生であり師でもあった関係だったと聞かされた

 

 

 

 

「実は困った事がありましてうちのオークスに出走するエアグルーヴにキッカケを与えたくて併走トレーニングをお願いしにきました」

「あの子か・・中々の逸材だな、たしか母はダイナカールだったな?」

 

 

「フー・・なるほどな」

 

カスケードはバタフライメニューを終えてトレーナーが東条さんと話してる声に耳を傾けながら思い返す

 

そういえばそうだったな

この世界でも母娘制覇という偉業が迫っているからかぁ

 

ダイナカールかぁ、勝利こそは少なかったがその走りには人気があったしかし彼女の不幸はクラシック級がピークであったが故にその後のシニア級では功績は散々だった

だがこの世界が色々とズレは生じている

 

 

本来の歴史だとエアグルーヴは二回ほど2着になっているから無敗ではなく敗けているのだ、だがこの世界では無敗のまま桜花賞まで制覇している

 

まさか俺が生まれたことで史実の勝敗とは・・いやそもそもウマ娘がいない世界で人生を終えたからか?

 

このまま行けば間違いなく秋華賞(しゅうかしょう) まで彼女は走るはずだがもし仮にこの世界とあの世界が繋がっていたとなればあの日の事件が起きるはずならばそれを回避する為には

 

 

そんな憶測と思考をしていると

 

 

「カスケード一時間後に彼女らと一緒にリギルのエアグルーヴと本番さながらの併走トレーニングをするぞ」

 

「本気で言っているのか?トレーナー」

「あぁ、いい機会だろカスケード」

 

最高にいいじゃねぇか

無敗の女帝に挑めるなら尚更

 

彼の顔に勝負できるという笑みが零れてる

 

「これは賭けというキッカケだけど、吉と出るか凶とでるかわからないわね」

 

そっと東条ハナはカスケードを見つめながらもその場から立ち去るそして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ♥カスケード」

「あぁん?」

「このレースに勝ったらデートしない?」

「なに言ってんだ?ルナ」

「ズルいわよ!私がカスケードとデートよ」

「ダメよエラズリー・・それはワタシよ」

「フン・・私が勝ったら二人っきりでデートだカスケード!」

 

「ビアンカ、お前勝つつもりでいるならそれは勘違いだ」

 

 

 

芝生(ターフ)の練習場では併走トレーニングの為に呼ばれたウマ娘達が言い争っている

 

 

そんな光景を見ている女帝と東条は

 

「いいエアグルーヴ・・恐らく今のあの子達に勝てないとオークスでは敗けるわよ」

「そうですか・・これは血が滾りますね」

 

(いいだろう、この私がお前達に勝って更なる高みへと向かう為にも)

 

 

この併走トレーニングのレースでキッカケを与える為に呼ばれたウマ娘達が更なる飛躍になったのは言うまでもないが 付け加えるなら

 

 

「ちなみに俺と先輩に敗けたらお前らデートなしな」

 

「「「「ハァァァァァァ!?」」」」

 

 

カスケードは更に条件を突き付けて言い放つ

彼女達に厳しい試練になるの当たり前だった

 

 

「「「「絶対に勝つわよ!!!!」」」」

 

 

海外から短期留学生としてきた彼女達が本気で女帝と後に漆黒の帝王と呼ばれるようになるカスケード、オークスへ向けた女帝との併走トレーニングレースが始まるのであった

 

このレースが後にまた大舞台で再戦するのはまだ先のことである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて出走前の疑似レースが次回行われるはず

史実のエアグルーヴがもしあの時桜花賞出て 秋華賞であの悲劇が無ければ
トリプルティアラ取れた可能性もあったが


とりあえず競馬が好きなファンの皆様、絶対に馬に対してのやってはいけない行為と騎手に対しての行為は本当にやめてね

レースは一度しかありません特別な賞は生涯に一度しかない奴もあるからね

過去の史実のレース前後の観客や行いで逃した勝利で馬の人生を左右されたわけですからね

まあ勿論馬主側や関係者にも限ったことではない



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