なんで前回出走出来なかったんだ
長すぎてもあれだし分割で
うまく表現できてるかどうかだな今回
視点的には外野側がメイン
564「出走じゃぁぁぁぁい」
「位置についてよぉぉぉい」
パァァァン
ダ!!
「どうやら始まったようだな」
ルドルフは走り始めた彼女達に視線を送る
「やはりマルゼンスキー、君は本当に走ることが楽しいんだな」
一緒に駆け抜けたチームメイト、時代に翻弄された彼女にもしあの時一緒にレースが出来てたらもし一緒にそんなIFなことが出来てたなら
「羨ましいなぁ・・私も併走できる程度の体力があれば・・」
「やっぱ楽しいわぁこうやって走るのが一番ね」
逃げを担当しているマルゼンスキーは、
いいスタートダッシュを決めて早くも100㍍手前まで走る
(さぁて後輩ちゃん達は?・・・うん、まだ後ろね)
チラ見しながら彼女は後輩達が、どこら辺にいるかを見る
おっきい後輩ちゃんはエアグルーヴと争っているわね
他の後輩ちゃん達は後方からのスタート
カスケードちゃんは・・えぇ!?
エアグルーヴのスタートは完璧だったがいきなりミシェルマイベイビーとポジション争いに巻き込まれる
「アハハハ・・随分と綺麗に走るようだけど、アメリカではこれは当たり前だよ」
「ちぃ・・これが日本と海外の違いか」
スタートと同時エアグルーヴはマルゼンスキーの2バ身辺りで維持しようと考えてたがそこに邪魔が入る
ドン!!
「悪いけどここはワタシの指定のポジション位置なんでね」
「なにぃ!?」
巨体に似合わない小技を繰り出してきた相手にいきなり驚くが、
ダ!!
「舐めるなよ」
「別に舐めてないよ・・むしろここで勝利してカスケードにも勝って・・」
だが
「ミシェル、悪いけどワタシは先にいくわ!」
「「!?」」
2人が争っている中外から抜いたのはエラズリープライド
(ペースを上げて掛かってもらうわよ)
「お喋りしてる暇があったらマルゼンスキーさんを抜かないとね」
「言うじゃないか!」
「エラズリーあんた!?」
エラズリーは先に抜けてマルゼンスキーから約3バ身程の位置で速度を維持する
(ミシェルはいつも通りの位置を確保して中間地点で上げていくつもりね、エアグルーヴさんは恐らく徐々にスパートを上げていって最終コーナー付近で・・)
チラ
エラズリープライドは更に後方にいる面子に視線を見る
ムーンは恐らく徐々に上げてくるから差し切られないように
ビアンカは恐らくカスケードの動きに注意してるわね
思考をしながらもレースは続く
最後尾付近
「なんだビアンカいつもなら先にいってるんじゃないか?」
「先手は取らせてあげるけど、今注意しなくてはいけないのは
君が本気になって走ったのはムーンと私が敗けたあの日とビッグ教官とのタイマンマッチレースの時だ。
あの日のことは今でも鮮明に思い出す
私は勝ちを確信していたのにも関わらずいきなり現れた君の走りに恐怖を感じ敗けてからトレーニングしてても後ろから来る君の走りに怯えた
私は恐怖を捨て去らうと常軌を逸したトレーニングもこなしていたがそれでも恐怖に怯える日々を痛感していた、
でも君はそんな私達に声を掛けて
「カスケード・・勝ったら君を連れ帰る♥」
「ふん・・たかだが合宿を超えただけでここまで自信ありげに言われてもな」
「ビアンカ!カスケードを連れ帰るのは私よ!」
ムーンライトルナシーは1バ身先で私達の会話を聴きながらも先を走っている
「ワタシだってカスケードを連れ帰るのよ♥」
「いいや私だ♥」
(こいつらあの女帝を眼中にしてないな・・はぁ悪い癖が出てるなぁ)
この二人がドバイトレセン学園で、いつも競い合ってどっちが強いか毎日争っていた。
無論それは俺を巡ってのもあったり何より親同士が現役時代ライバルだったこともあり幼馴染でもあるのも要因だが
(さて女帝はだいぶ先にいるな?女帝はミシェルと位置争いして・・エラズリーは一足先にマルゼンスキーの少し後方か仕掛けるとしたら・・・やはりあの距離だな)
カスケードはじっくりと獲物の位置を把握して仕掛けるタイミングと距離を確認する
ところかわって外野では
「エアグルーヴ先輩が!?」
「向こうではラフプレーがありますから」
「ワーオエアグルーヴさん大丈夫ですカー」
「カスケードの本来の走りは追込か」
リギルメンバー達はリーダーの併走トレーニングレースを見ながら走っているウマ娘達を見る
「既に500㍍通過してますね」
「マルゼンスキー先輩は徐々にギアを上げていってますわね」
「エルだってあれくらいできマスヨー」 (絶賛正座待機中)
チームメンバーはエアグルーヴのこのレースがG1級さながらのレース展開に心配をしている
そんな先の光景を目にしているグラスワンダーは
「今はまだしっかりと鍛えるのが先です、必ずあの日のリベンジを」
静かにリベンジを誓っている彼女のその瞳には炎が宿り始めていた
「マルゼンスキーは逃げ担当であれか東条」
「先生あれでもまだ現役時代の頃より劣ってますけど大体6割ですね」
「あれで6割か?・・・もし時代が違っていれば彼女は間違いなくG1総なめしてたな」
かつてリギル所属していたマルゼンスキーを先生が評価している
「脚に問題が無ければ彼女は本当に
「スーパーカーという異名は現役でもいわれてましたわ」
補足
ランボルギーニ・ディアブロ
イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニが1990年から2001年まで製造していた2シーターのクーペ型乗用車(スーパーカー)である。車名のディアブロの意味は「悪魔」。伝説の闘牛の名前から取られた
カウンタックと並ぶ名車でありながらその走りはまさに暴れるような走行や走りを
見つめている先では速くもレースは中盤に入る
追込なのねカスケードちゃん、ちょっとお姉さん驚いちゃったけど抜かせる気はないわよ!
徐々にギアを上げてレース中盤に入る
気持ちよく前を走る
マルゼンスキーは6割程度で走っているがその脚の速さはまるで衰え知らず
もし仮にこれが現役だったら脚に異常がなければ間違いなく彼女はぶっちぎりで勝ててるだろうだが運命は残酷だが
「今は後輩ちゃん達と楽しみましょう」
「抜かせてもらいますよ」
「抜かせないわ」 逃げコーナー◎
エラズリープライドは逃げるマルゼンスキーを抜こうとするが、
それを許さないマルゼンスキーは更に速さを上げる
その後方では
「エラズリーの奴、抜く気満々じゃねぇか!」
「先輩を抜くにはまだ甘いな」
エラズリー・・・なるほどねぇ先輩が6割程度だからって一足先に抜こうとしたけど抜かせるつもりはないわけね、あの姉さんただものじゃないわ
ミシェルは前を走るマルゼンスキーとエラズリーの攻防を見ながらも隣にいるエアグルーヴと走っている
「貴様との争いに付き合う気はないから・・ハァァァ!!」
「!?」
エアグルーヴは脚を加速させてミシェルとの争いから脱出して先頭を争っている彼女達追いつこうと脚に力をいれる
「争う気はないと・・・やっぱ舐めてるのはアンタじゃねぇぇか!!」
ドン!!
ミシェルは屈辱的な言葉を言われてエアグルーヴに追い付こうと脚に力を込めて前に出る
それを見た更に後方にいるウマ娘達は
「まったくエラズリーもミシェルも掛かっているけど、そろそろ追い上げていかないと差しきれないわね」
ドン!!
ムーンライトルナシーも脚に力を入れて先に走っている彼女達追いつこうとスパートを掛けていく
「悪いけど勝たせてもらうわよ」
「ムーンそれは私の台詞だ」
「あらいつのまに来たの?ビアンカ」
トニビアンカも動き始めた彼女らに併せて脚を動かしムーンの隣に付ける
「珍しいわねビアンカ、あなたがここで動くなんて」
「ムーン・・来るぞカスケードが!」
(本気で走って来る)
なにか察しているビアンカ
そして残り1500㍍付近を通過した瞬間
まるで狙った獲物に鋭い牙が迫るプレッシャーが彼女達を襲う
「なに!?」(今まで感じたことないこの感覚!)
「カスケード♥」
先頭を走っているマルゼンスキーでも感じる恐怖
何度か感じているエラズリープライドは狂気的な快感を
「桜花賞で感じたそれ以上のプレッシャーだと!?誰が・・まさか!?」
「ダーリンが来る!!」
徐々に先頭に追い付き始めてるエアグルーヴとミシェルマイベイビーは
後ろから放たれているプレッシャーを放っているウマ娘
そう
その低い姿勢で鋭い牙で狙った獲物を逃がさないまるでネコ科の猛獣を模範するその走りはまさに捕食者
「ゆけカスケード!・・お前の走りを魅せつけてやれ」
彼のトレーナー半蔵が認めるその走りは黒い疾風となって彼女達を襲い掛かるいや
その走りは蒼炎の流れ星になって
「はぁぁぁぁ!!」
悪いが勝たせてもらうぞ、たとえこれが併走トレーニングレースでもな!
まだあのカスケードには届かないが、
徐々にスピードが上がっていくカスケードに対して
「1500㍍付近でまだ最終コーナーすら抜けてないのにスパートですって!?」
東条は驚くしかなかった、普通仕掛けるとしたら終盤直線または最終コーナー前後のはず理論的データ的に考えると明らかに愚策としか言えないだが
「嘘だろ?スピード上げながら曲がっている」
「やばいあのままだと」
((抜かれる!?))
脳裏によぎるのは間違いなくカスケードが勝ってしまうというリギルメンバー達
だが
「お姉さんちょっとだけまだ逃げ切らせてもらうわよ」 紅焔ギア/LP1211-M
(ルドルフごめんねちょっとだけ本気で走るわ)
「逃げさせないよ先輩」死に際の集中力発動
(カスケードが動き始めたと同時加速したわね)
先頭を走っているマルゼンスキーは更に加速する
食い付いていくエラズリープライド
動き始めているのは他にも
「これ程とは、どうやら出し惜しみしてる場合ではないな」ブレイズ・オブ・プライド
「ダーリン今度こそ勝ってアメリカで」 スピードスター発動
迫って来るプレッシャーを感じてエアグルーヴも本気で動き始める
ミシェルマイベイビーも抜け出そうと必死に脚を走らせる
「マルゼンスキー頼む無茶だけはするな」
(それ程まで彼女を本気させるものなのか、カスケード!)
離れたとこからでもチームメイトが本気で走っている様子を見ているルドルフ
「凄いスピードだ」
「ペースが速すぎる」
「むしろ曲がりながらスピード上げて走っているカスケードが迫っているから」
メンバー達は目の前のレース場で起きている走りに驚愕している
ダダダダ
「カスケード・・・私だってあんな思いさせられたから今度は私が」乗り換え上手
ムーンは後ろから抜いて行こうとするカスケードに併せてラストスパートを掛ける
「君はいつだって前に行ってしまうだがあの頃とは違う!」迫る影
トニビアンカも抜かれないようにラストスパートを開始する
「みんな来てるわね、お姉さん逃げるわよぉぉ」
「絶対食らいついていくわ!」
「舐めるなよ!」
「面白くなってきたネー」
カスケードを除いて集団となって走っている彼女達
そして
「直線に入ったぞエアグルーヴ先輩」
「エアグルーヴ!!」
「マルゼンスキー!」
直線争いで抜けたエアグルーヴがマルゼンスキーに迫る
ルドルフが声を出す
「行かせるかぁ!!」
「まだまだぁ」
抜けたエアグルーヴに食らいついていくエラズリーとミシェル
「勝つのは私よ!」
「いいや私だ!」
内ラチからムーンライトルナシーとトニビアンカが同時に先頭を走っている彼女達迫る
だが
(内ラチから来ない間から抜けていくはず・・カスケードは!?)
東条はなぜカスケードがあんな距離からスパートを掛けたか徐々に上がっていくなら内ラチを取るはず・・まさか!?
「ぶるぁぁぁぁぁぁ!」追込み態勢 直線一気 まなざし 仕掛け抜群 黒い疾風
雄叫びと同時に後ろから迫りくる者そのウマ娘は外ラチから一気に上がって来たカスケード!
「彼は彼女達が争うのを見越してあえて内と中を捨てて外を選んだ」
強襲作を取られた事によりエアグルーヴに指示した作戦は無駄になった
「エアグルーヴ!」
東条は無事に走りきって勝つよりも精神的な部分で勝ってほしいと見守ることしかできない
「凄いわねカスケードちゃん!」
「カスケード!?」
「外からだと!?」
「ダーリン!?」
「やはり君に勝って示す」
「今度こそ!」
マルゼンスキーを横目にカスケードは外から抜いて行く
エラズリーは負けじと走る
エアグルーヴも気力を振り絞ってカスケードに食らいついていく
ミシェルもその後に続いて必死に脚を走らせる
トニビアンカは残り少ない距離でも脚に走れと力を籠める
ムーンライトルナシーも外から抜いてきたカスケードに追い付こうと更に走る
「はぁぁぁぁ!!」
エアグルーヴはカスケードに喉元に食らいつくようにまだ脚を走らせる
「まだ食らいつくか!?」
(流石女帝だな・・・はぁはぁ流石にあの距離から動いたのはギリギリだったなだが)
「まだまだぁぁ」
「いかせるかぁぁ」
両者一歩も引かずに差し返し差し反されながらもゴールを目指す
「「「「まだ敗けたわけじゃない!!!!」」」」 恋する乙女発動
まだ諦めてない彼女達もカスケードに必死に追い掛ける
「エアグルーヴ!?」
「先輩!!」
「リーダー!」
デッドヒートを繰り広げている最中リギルのチームメンバー達はエアグルーヴを応援する
「リギルのメンバーの前で敗けるわけには!」
「俺が勝つ!」
更に走り続け
「「「「今度こそ勝たせてもらうわよカスケード」」」」
残り100㍍で追い付いてきた彼女達
そして
全員が2400㍍をほぼ同時に駆け抜ける!!
「あー敗けちゃったー」
「マルゼンスキー!!」
ルドルフが声を出してマルゼンスキーに近寄る
「脚は大丈夫か?」
「大丈夫よルドルフ流石にあそこまで本気で走ったら脚がだめになっちゃからね」
「もう脚を駄目にしていなくなるウマ娘達はあまりみたくないからな」
「ちょっとルドルフそんな不気味なこと言わないで」
互いに心配し合ってる中
「ぜぇぜぇ」
「はぁはぁはぁ」
「結果は!?」
・・・・
電光掲示板では写真判定の文字が表示されている
「はぁはぁ・・オークスに向けて走るこの併走トレーニングレースが本番さながらそれ以上の走りか・・」
「ぜぇぜぇ・・先輩も中々ですよあそこで食らいつくとは」
エアグルーヴとカスケードは互いにリスペクトしあう
「「「「ハァハァハァ・・・勝ったはず!?」」」」
そして彼女達も必死にカスケードに追い付く
「エアグルーヴよく無事に走り切ったわね」
「ありがとうございます正直勝ってるかどうかわkりませんが・・はぁ」
「まずは呼吸を落ち着かせて」
「はい」
東条は心配そうにエアグルーヴに深呼吸させる
「カスケード!」
「半蔵さん・・・すまねぇ」
「いやよく堪えたこれは敗けても文句はつけさせねぇ走りだ」
「フ・・そうかぁ ぜぇぜぇ」
カスケードのトレーナー半蔵は魅せられた走りに納得していた
正直これは半蔵にとって賭けのようなものだった
電光掲示板にスローモーションで打ち出される光景を見る
そして
カスケード ハナ差
トニビアンカ
ムーンライトルナシー
エラズリープライド
ミシェルマイベイビー
クビ差
マルゼンスキー 3バ身
もしこれがG1レース本番であったら歴史に残る記録になっていたかもしれない着順が表示された
「ハナ差か・・・最後のあれか」
「たらればかもしれないがカスケード、いい勝負が出来たこれでオークスに敗けたら私の方が不味いな」
「「「「また敗けたぁぁぁクヤシィィィ」」」」
いやぁぁぁなげーわ文章力が足らねーなぁ
さて次回・・・
女帝のオークス本番かなぁ
追記
ちなみにタイトルの後者の名前 V-M○X発動!! BGMは脳内で
アヤベさんの固有どうみても合いすぎて困るいやほんと