漆黒の帝王   作:邪帝

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タイトル通りだが今回あっさり急展開的な感じに仕上げる

「さあいよいよ彼女達も滞在期間があと僅かになりましたぁ」

「「「「話数がたりませんよ!!!!」」」」

「流石に海外ウマ娘をぶち込んで長くなったからなそろそろ主役の話をだな」

追記
最近熱いので気を付けましょう

ソシャゲの方は中々クライマックスでSSやUGにイケそうなとこまでいってるのになぁ


誘導ウマ娘 

「さあ東京競バ場で樫の女王目指して本日選び抜かれたウマ娘達が続々と現地入りしてます、本日のバ場の状態は良です」

 

 

日本ダービーとは違いもうひとつの生涯で一度の賞が得られるオークス(優駿牝馬)、

この世界でのオークスは既に外国生まれのウマ娘や海外のウマ娘も出走参加ができるようになっているが

 

 

「流石にイレギュラーはなかったか」

 

俺が手にしてるのは今日の出走するウマ娘達の一覧だが

 

(史実のまんまだな、まあ流石に調教師や関係者はあの世界とは違うか)

この世界と前の世界での違いを現実として受け入れてる。

 

「こーらカスケード時間よ!」

「なんで俺が誘導ウマ娘(誘導馬)をやらなくちゃいけないんだよ!」

 

姉のフジキセキに言われてカスケードは不本意ながら腰を上げる

その服装は姉の勝負服を男性用に作り直しており

外見からみればクールな執事またはリーマンにも見えなくもない

 

「まさかこんな形でG1レースの場に出るとか、わけがわからんぞ」

「マルゼンスキーさんのご指名で頼まれたんだからね、しっかりしなさい」

「はいはいっと」

 

 

なんでこうなったかというとこの前の併走トレーニングレースでマルゼンスキーさんの脚に負担が掛かってしまって療養期間の病院内で

 

「ごめんねルドルフ」

「とりあえず今度のオークス誘導ウマ娘は誰か別な子に頼むように手配する」

 

補足

 

誘導馬とは

 

パドックから本馬場まで出走馬を先導する役割が与えられ、誘導馬は多くの場合、隊列の先頭と最後尾を歩く。通常先導役は1頭であるが、中央競馬のGI競走においては3頭の誘導馬が先導を担う。また、国際競走で外国馬が出走する場合には、先導役とは別に、出走する競走馬の調教国の国旗を携えた誘導馬も合わせて入場する。競走馬以外にもイベントとして馬場で行われるパレードや楽隊などの先導や、レース開始前に観客を入場ゲートで出迎えるグリーディング役を務めることもある。

 

そして選ばれるのは別な場合も

 

重賞競走の優勝馬・入着馬など優秀な成績を残しながらも種牡馬にならなかった馬を、その知名度も勘案して選ぶこともある

 

 

ただこの世界でも誘導ウマ娘としての役割はあるわけで

 

 

 

 

「おう会長、今更選考する時間もねぇぞ?」

「そうだなゴールドシップ」

 

この時期だとほとんどの場所では空いている子はいないし困ったものだが、

 

ルドルフはなんとか欠員の代役を勤められるウマ娘がいないか思考を巡らせる

そこに白羽の矢がたったのが、

 

 

「ねぇねぇルドルフ」

「マルゼンスキー・・誰か心当たりあるのか?」

「ふふん、あるもなにも話題性で引っ張って来れるのもありよね?」

「話題性ねぇ・・ゴルシちゃんなら余裕だぜぇぇぇ」

 

 

話題性かぁ・・そうなるとフジキセキ、確かに彼女なら大役を勤められるな

 

「なるほどな、マルゼンスキー・・フジキセキにやってもらうか?」

「ルドルフそれだとあの子だけだとだめよ、どうせならサプライズもね♥」

「おい、もしかして後輩を出させる気か!?マルちゃんあんたとんでもねぇな」

 

ゴールドシップの勘が的中

 

「なるほど姉弟誘導か!!話題性もさることながら奇跡の競演採用だマルゼン」

「そうよルドルフバッチグーよ!!じゃカスケードちゃん説得してね?」

 

ウィンクしながらルドルフに依頼する

「これは中々の役割だしな早速動くとするか」

「よっしゃゴルシちゃんも手伝うぞぉぉ」

 

 

 

 

 

即座に行動を移した彼女達によってカスケードは巻き込まれたのである

 

勝負服はまだ俺のはないので姉の勝負服を拝借し魔改造してなんとかするという暴挙になった。

この時ばかりは義理母の交友関係のおかげもあって間に合った

 

業者さん曰く

 

「超特急で勝負服を男用にするとか、初めての試みだったから納品期日がよく間に合ったぜ!」

かなりの突貫作業だったので義理母は依頼した業者に色を付けて謝礼金を出したらしい

 

 

 

 

で現在

 

 

「さあレース前のパドックですここで彼女達の状態が・・ってなんと!?誘導ウマ娘の先頭を担当しているのはフジキセキです!!あの奇跡の復活からの勝利を魅せたフジキセキです!!そしてその隣にいるのは破天荒ゴールドシップ」

 

「やあ皆さん、本日は光栄にも私がこうして先頭を担当する事になりましたどうか皆さま迷惑の掛からないようにお願いします」

 

かつて来ていた勝負服を着こなすフジキセキの光景をもう一度みたファン達は、

 

 

「「「キャァァァァァァフジ様よぉぉぉ」」」

「マジかよ!?、豪華過ぎねぇか!?」

「564お前その恰好ずるくねぇか!」

 

黄色い悲鳴とはちがってゴールドシップの恰好は

 

「ようお前ら、誘導ウマ娘ならぬ誘導員ほら工事現場の誘導する人だ」

「「「アハハハハハハ・・やっぱゴールドシップやわぁぁぁぁ」」」」

「腹いてぇぇぇぇぇよ」

 

 

色んな現場で人間が誘導をこなしている格好をしている

そのまんまの恰好なので場違いにも程があるが会場に爆笑の渦が起きる

 

 

 

「えっともう一人いますが誰でしょうか?今詳細な情報を・・」

 

 

 

 

 

 

その頃東京競馬場観客席周辺

 

 

 

 

「カスケードはどこにいったのかしら?」

「ムーンお前も知らないのか?」

 

トニビアンカとムーンライトルナシーはこの場にいないカスケード探している。

 

「野暮用だっていってたわよカスケードは」

 

エラズリープライドはカスケードからそう聞いており

 

「とりあえず待ってようぜ、ほらこれでも食いながら」

 

ミシェルマイベイビーが三人の前に出したのは

 

「まったく、こんな時間に揚げ物なんてアメリカのウマ娘は」

「日本のお店の揚げ物油がいいからカロリー控えめだよ?」

「とりえあずあそこのテーブルに囲って食べましょう」

「そうだな」

 

 

それぞれが席に座りフライドポテトを食べ始める。

 

 

「意外とこの味、私好きだわ」

ムーンはプレーン味を堪能中

 

「カレー味か・・これは中々」

ビアンカはカレー風味を

 

「BBQ味なんてあるの?・・クセになるわね」

エラズリーはBBQ味に嵌る

 

「やっぱケチャップとマスタードでしょう」

ミシェルは王道な調味料を満喫

 

 

ウマ娘達の食べる量は尋常ではなく、4人揃えばテーブルに置かれたフライドポテトの量は人間が注文する量の倍近い量だ。

 

ジュースのサイズも特注だ

 

「ゴクゴク・・この国の飲み物は格別だな」

「スポーツ飲料も充実してますわね」

「やっぱコーラっしょぉぉぉ!」

「ジンジャーエールも捨てがたい」

 

それぞれがフライドポテトを満喫してる中

 

 

 

「なんか歓声凄くない?なにかあったのかしら?」

「まさか?ムーンまだレース出走前だぞパドック如きで」

「そうよ・・まあきっと仕上がり具合で」

「ねぇ、あれってダーリンじゃない?」

 

「まさかぁ」と思い彼女達は目を擦る

 

電光掲示板のスクリーンに映されているのは紛れもなく(カスケード)である。

 

 

「「「「なにやってんの!?」」」」

 

 

ムーンライトルナシー

(お待ちになって!?なんてかっこいいのかしら?えっと執事服?・・「ムーン・・結婚してください」・・何考えてんのワタシ♥)

 

トニビアンカ

(♥やはり君は私の物になるべきだ♥)

 

ミシェルマイベイビー

(エ?エ?あんなクールなのダーリン、やだもっと好きになっちゃう♥)

 

 

エラズリープライド

(♥惚れ直しちゃううわ♥カスケード♥)

 

 

 

 

彼女達が好意を寄せているカスケードの姿をみて再度それが好きだと言う事を再確認したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってパドック場では

 

 

「えっと只今ゴールドシップの隣にいる誘導しているウマ娘は・・なななんと!?あのフジキセキの弟カスケードです、模擬レースで全国にその名を知れ渡らしたカスケードです・・今年のルーキーの中でも話題性とその実力を示したウマ娘です」

 

片目を覆う鬣凛々しく整ったその姿恰好はこの場にいる誰もが見直す程の立ち振る舞いをこなしており魅了している。

 

「本当にあれでまだデビューしたばっかのウマ娘なのかよ!?」

「服越しでも既に身体が仕上がっているぞ」

「写真撮っておくか?」

 

 

誘導をこなしているカスケードの姿を見て観客は

「今年のルーキー達の中でもずば抜けている」と感じた

 

 

「よう後輩お前も人気じゃねぇか?」

「564先輩もまさか勝負服ではなくギャグに走るとか」(実は内心爆笑中)

「今日の主役たちはボクらではなくポニーチャン達だよ、ほら」

 

フジキセキが言うと続々とパドック入りする各ウマ娘達

それぞれが紹介されていく中

 

「5番3番人気 ナナヨーストーム」

「この日の為に仕上げてきたと意気込んでおります」

 

「2番人気エリモシック」

「少し緊張してまずが大丈夫、実力は申し分ないです」

 

そして本命の一番人気が登場

 

「7番エアグルーヴ!!」

「母ダイナカールと親子オークス制覇という事もあり人気も一番です」

「偉業達成の為にチーム一丸となって彼女が出走するオークスに向けてトレーニングに勤めたそうです」

 

 

エアグルーヴは落ち付いており、

親子でオークス制覇という偉業と勝利を信じてパドックを歩く

 

「必ずお母様と同じ頂きに立ってリギルに勝利を!!」

 

その光景を見たカスケードは

 

(先輩いい仕上がりだし落ち着いてるし昂っているな、心配する余地はなかったな)

 

 

「どうした後輩?」

「いやなんでもないさ」

「もうひと仕事終えたら出番は終了よ」

 

 

 

パドックの誘導を終えて一旦戻る

 

そして

 

 

「さあ人気と偉業達成か各ウマ娘、本バ場入場です」

 

 

東京競馬場か、ここであいつらは激闘と名勝負を繰り広げたんだな

俺は誘導しながらも初めてこの芝生に立つ

 

「これがG1の雰囲気か」

「カスケード」

「後輩とりあえず焼きそば食うか?」

 

564先輩どこからだしたんだよ、その焼きそばって?

観客席では、

 

「さあ564焼きそば本日はオークスだけに多くしておるぞぉぉ」

 

あれ?皇帝じゃないか?しかもギャグ言ってるけど気づかれてない

鉢巻をしながら祭りという服を着て焼きそばを焼いて販売している皇帝にカスケードは

 

「なんで三冠ウマ娘が焼きそば屋で調理兼販売してんすか564先輩?」

「おうよ、やっぱ出店はあってなんぼよ後盛り上がるしな」

 

あと先輩が言うには皇帝が「たまには観客と交流を楽しみたいと」そして

ゴルシ先輩が誘導している間だけ皇帝が代わりに焼きそば屋の出店をやると

 

 

 

G1の流れが始まり

 

「さあ各ウマ娘達がスタート地点へと向かっております」

「樫の女王の栄冠を手にするのは誰か!?」

 

大役をこなして俺達はその場を後にする

 

そしてG1ファンファーレが鳴る

 

 

 

 

 

「お疲れ様、カスケード」

「いい経験させてもらったよ姉さん」

「そうだねぇ、G1レースの誘導なんて中々できるもんじゃないからね」

 

仲良く会話する姉弟

 

「おいおいどうせなら記念撮影しようぜぇぇ」

「ゴルシさん、それ賛成!ほらカスケード速く」

「わかったら姉さん引っ張るなよ」

 

 

端末を取り出したゴールドシップは

「いくぜぇ3・2・1ポチッとな」

「ポチっとなってセンパイ」

「アハハハ」

 

 

楽しいなこういうのも前の人生でも色々と記念とかあったなぁ

 

なおこの時の写真が後にバカ売れして転売が起きる程の珍事件が起きるのだがそれはまだ先である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日のレースは盛り上がった結果的には

 

 

エアグルーヴ 2:29.1 一着

 

ファイトガリバー 2:29.3 二着

 

リトルオードリー 2:29.4 三着

 

入着組もコンマの世界そして

 

 

「やりました!!新たな樫の女王誕生はエアグルーヴ!!母ダイナカールと親子制覇ですしかも母ダイナカールより速いタイムでゴール 1秒縮めてのゴールですそして無敗のまま桜花賞につづいて二冠ですこれはもう秋の秋華賞を狙うしかないでしょう!!」

 

 

 

史実とは異なる勝利を得ているエアグルーヴ

 

東京競バ場には祝福の歓声と喜びが広まっている

 

「エアグルーヴならトリプルティアラも夢じゃない!」

「今年のティアラ路線は彼女だ!」

 

 

「お母様と同じ頂きにやっと立てた」

(まだここで勝ち誇っていてはいけないまだその先がある)

 

祝福と同時に新たな偉業を目指す決意を得たエアグルーヴ

そして

 

 

「エアグルーヴよくやったわ!!」

「東条トレーナー!」

「先輩」

「ヤッホーエアグルーヴ」

 

チームメイトからも祝福され

 

「どうぞオークスのレイになります」

「ありがとうございます」

 

受け渡されたレイを肩に撒こうとするが

 

「ほらちゃんとしてエアグルーヴ」

「わかりましたよお母様・・・ってお母様!?」

「あ?バレちゃったね」

 

 

エアグルーヴにそっくりなウマ娘がいる

観客席がざわつく

 

「おいあれって!?」

「ダイナカールさんじゃぇねぇか!!」

「カメラ班早くしろ歴史的瞬間が撮影できるぞ!!」

 

 

 

 

紛れ込んで祝福しにきたウマ娘こそエアグルーヴの母ダイナカールである

 

「お母様どうしてここに!?」

「だって娘の晴れ舞台でしょ?」

「いや晴れ舞台だからって立ち入り禁止なはず」

「ゴルシちゃんに「親子で写真撮ったら売れて見合いの話くるかも」ってね?」

 

「あの方はほんとうに困った事を」

 

少し呆れ気味ながらも

 

「すいませーん親子揃って一枚お願いします」

「こちらもお願いします」

 

その場に集まって来る取材陣と観客

 

「ほら、エアグルーヴ一緒に撮りましょう」

「わかりました・・」

「ほらもっと笑って折角勝ったんだから」

「すいません東条さんウチの母が」

 

申し訳なさそうにいうエアグルーヴ

 

「いいわよ、親子水入らずなんだし」

「いいトレーナーさんに出会えたわね、エアグルーヴ」

「えぇ本当に東条さんのおかげで」

 

 

次の日一面に載っていたのは

 

母娘揃って満面の笑顔で「オークス親子制覇」

 

母を超えた新たな女王の名はエアグルーヴ!!

 

 

そしてその影で行われた併走トレーニングレースでの激闘を知るのは一部の関係者しかしらないが後にその戦いがまた起きるのは先である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あっさりしてるけどいいかな?

エンタメ要素回だなこれ


次回は

ついに海外ウマ娘達VSカスケード

短期留学終結!?

これが終わればいよいよカスケードの本格的始動に入るぞ多分


追記
少し役割を変えました
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