ここであの子が来るよ
史実では日本ダービーでコールが起きたあの子がね
その後は引退してしまったけど 関係者の決心がなかったらあの日の観衆とコールはなかった
「zzzzz」
カスケード君が健やかに寝息をしている
しかし彼から発する熱が膝から伝わる
アルダンは心配しながらも寝ている彼に手を当てる
「主治医さんこれはいったい?カスケード君は病気なのですか?」
駆け付けた主治医は
「これは恐らく自然治癒力の一種ではありますがここまでの症状を見たのは初めてです」
「そうですかぁ、とりあえず大事なのですね?」
「えぇとりあえずは」
ブライトも彼に寄り添って膝を貸してるが内心は
(よかったですわぁぁ、カスケード君になにかあったら責任を取らなくてはいけなかったですわ)
違う方向で考えてた
「アサマ様ここはベッドに寝かせるべきでは?」
「大丈夫よこの子なら「少し寝る」って言った訳が見れるはずよ」
ご当主メジロアサマが主治医に言う
「「おばあさま?」」
「心配をよそに寝ているこの子の表情が可愛いわ」
(うちの孫達の婿になってほしいくらい、寧ろ息子でも)
「随分と入れ込んでるじゃないかメジロ家は」
「これはこれはタキオン教授」
主治医が挨拶をし
「アグネスタキオンさんいえタキオン教授」
「いやぁぁ珍しい症状がこの目で見れると聴いて駆けつけたんだよ・・ほほう?自然治癒力の中でもこれは異例だなこの子には」
タキオンは続けて言う
「減量というトレーニングと度重なる疲労と精神のひっ迫、それにも飽き足らず速さを求める・・まるであの頃の私と似ているがカスケード君に関しては会長が見せてくれた彼のノートによると彼にとってこれは二回目に当たるようだ」
「「「「二回目!?」」」
メジロの皆様が驚く
「おや?知らなかったようだねまあ無理もない彼のノートを見たら間違いなく異常性がわかるよ、今度コピーした奴持ってくる」
タキオンは寝ている彼の様子を見て
「ふむ、見れば見る程彼の本当の両親に似ているなぁ」
「「「!?」」」
「タキオン教授彼の本当の両親!?」
「おっといけないいけない、まだこれは極秘扱いだ来たるべき日に発表されるからね、きつくURAのお偉いさん達もお口チャックしているからね、フフフフフ!!」
含みを持たせながらも
「いやぁぁぁすまないねアサマ様わざわざ車を寄越して貰って」
「タキオン教授あなたはどこまで知っているのですか彼の出生を?」
(この子の母親は知っていますが父親は何故か情報が全くない)
アサマはタキオンに問う
「ご当主様は彼の母親を知っていますけどワタシも仕事の都合上調べた事があって最近ある事件のDNA配列を調べてわかったことなんで流石に機密扱いなんですよ」
「機密扱い!?」
「カスケード君の父親が?」
「トップシークレット?」
アルダンもブライトもその場にいる関係者も驚きを隠せない
「世界が震撼するほどとだけは言っておくべきかな?おや彼が起きるみたいだね」
いつ以来の熟睡だろうか?
こんなに身体が落ち着いたのは
そうだ!
減量トレーニングをして勝つ為に走ったそして勝った
パチ!
「おはようカスケード君」
「まぁおはよう」
アル姉とブライト姉さんが声を掛けてくれる
声がきっかけとなり俺は
「おはようアル姉、ブライト姉さん」
そのまま俺は立ち上がる
極限にまで絞った俺の身体は数時間前はやせ細った枯れ木の状態がまるで大木のようになり
上半身は骨が浮き出るような状態だったのがまるで筋肉がはち切れんばかりなって
下半身は衣服から隙間風が通るような状態から、今にも服を破りそうなぐらいに
「これはいったい!?」
「破壊から再生だよ主治医殿、だがこれ程の回復力は極めて異例だねぇぇカスケード君今の状態で走ってもらえるかな?」
タキオンが言う
「ちょうど走りてぇと思ったいいぜ」
「カスケード君まだ休んでた方が?」
アル姉は心配するが
「大丈夫だよアル姉、心配しなくても今は走りたいんだ」
「そう」
「大丈夫よアルダンさん、カスケード君が言うのですからねぇ」
カスケードを心配するアルダンにフォローを入れるブライト
「ちょうどあの娘達が一度ここに帰省するからいいかもしれないわね?」
「「おばあさま!?まさか妹達に」」
その妹達はというと
トレセン学園のカフェテラスにて
「マックイーン!お兄様のとこに一度顔出しに行かない?」
「ドーベル、そうねお兄様の状態を見たいですし」
「兄ちゃんあの後倒れたと聴いたから」
三人は好意を寄せているカスケードに対して心配している
ここ数日は練習しながらもやはりお兄様の事は逐一実家に連絡を取っている
「はぁ、大体お兄様はいつも無茶をする!!流石にメジロの尾がキレましたわ」
マックイーンが声を荒げる
周りのウマ娘達が驚く
「落ち着いてマックイーン、兄ちゃんだってまさか「倒れるとは思ってなかった」と言ってじゃないか!?」
ライアンがマックイーンに言う
「でも兄さんは流石に今回は周りに心配掛け過ぎてるし、ちょっと私達の我儘聞いてもらえるかも」
ドーベルは含みを持たせる
「それはいい考えですわ!ドーベルさん」
(この間見つけたフルーツ食べ放題の店に連れてって貰って)
「マックイーンどうしたの?」
ちょっと引き気味なドーベル
「そうだ!兄ちゃんに前話してたこと頼んでみよう」
「ライアン?以前言ってた子の走りを見てもらうのですか?」
「うん、兄ちゃんもあの時約束してくれたからちょっと呼んでくるね」
その場を後にするライアン
「ドーベルはお兄様になにを所望するのですか?」
「うーん内緒かなぁ」
(一緒に出掛けようと言いたいけどねぇ)
「ドーベルさん抜け駆けは許しませんわよ!」
「マックイーン・・そんなつもりはないわよ、兄様だってまだ次のG1のこともあるし」
2人は好意を寄せているカスケードの今後の流れを話しているが
その光景を見ていた
カキカキ ペラペラ
「うひょー!!カスケードさんも罪ですねぇ、はぁぁぁ♥新作が捗りましゅゅ♥」
軍隊顔負けのギリースーツを着て薄い本を書いているアグネスデジタル
誰にも気づかれずに日々この昼休みでネタを探して今描いてる
「次のイベントでの新作は「兄に恋するご令嬢」うひょー我ながら尊い」
なお時間いっぱいまで描いて次の作品に取り掛かるのだが
「お腹が減って動けない」 ガクッ
誰にも気づかれずに門限時間すれすれでたまたま見つけたフジキセキに寮に運ばれるのであった。
美浦寮にて
「アイネスー!」
「どうしたのライアン?そんなに慌てて」
同室のライアンが慌てた様子で部屋に戻って来た
「ほら、最近悩んでるって言ってたでしょ?」
「うん、たしかに言ったなの」
「兄ちゃんが相談に乗ってくれるよ」
「え?本当なの!?」
でも悪い気がするし
「大丈夫だってアイネス、兄ちゃんならきっと力になってくれるよ」
「そうなの?じゃかお言葉に甘える」
「そうと決まればメジロ家に行こう!アイネス!」
「え?ちょっと待ってメジロ家!無理無理わたしマナーとか出来てないよ!」
「大丈夫だよ!おばあさまの頃とは違って今は楽になってるから気にしないでアイネス」
「そうなの?」
(ライアンも一応名家のお嬢様だけどそれなりにマナーとか決まりごとをやってるけど)
アイネスは同室のライアンが名門一族のお嬢様だとは入学してから即座に聞いたけど
すぐに友達になって悩んでる私にも相談に乗ってくれるし
「わかったなの!ところで兄ちゃんってライアンのお兄様ってこと?」
「まあ一応ただ兄と慕ってるだけなんだけど、カスケード兄ちゃんなんだけどね」
ん!?
アイネスの頭の中に疑問が浮かび
「もしかしてカスケード先輩、ライアン?」
「うん、そうだよアイネス」
まさか兄ちゃんと呼んでいる人がまさかの
疑問が確信へと繋がり
(カスケード先輩ってどおいうことなのぉぉぉぉぉぉぉぉ!?)
驚きを隠せずにいたアイネスフウジンはこの日向かったメジロ家で未来が変わると
とある世界にて
「おや?」
「どうしたゴドルフィン?」
「なにかあったのか?」
「いいえ、どうやら悩みを吐き出す子の未来が変化するみたいよダーレー」
「やはりあの子羊君に任せて正解だったな、バイアリー」
「そうだなだがまだ回収出来たマイナス因子はごく僅かだが彼には運命を変える脚がある」
三女神は世界を通して彼の周りを観察している
「しかし彼も罪づくりよねぇ」
「どういうことだ?ゴドルフィン」
「このままいくと彼・・子孫繁栄の種ウマ待ったなしよ、しかもかなりの娘とうまぴょいよ」
「「はぁ!?」」
ダーレーとバイアリーはゴドルフィンが見た彼の未来の話をしたら暫く顔を隠す程の内容だったようだ
初期の声が気に入ってたアイネスフウジン
新しくなった時の声を聴いて萎えた自分
久しぶりに登場した三女神
現在のカスケードに対するヒロインが
海外勢 メジロ家のご令嬢(パーマーは除く)ラモーヌは既に旦那いる
既に彼外堀が埋まり始めてるがまだセーフゾーン