漆黒の帝王   作:邪帝

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今回は妹分のマックイーン視点がメインだ

彼との出会い

大人ぶっていた頃のマックイーンが出会ったカスケード


幕間 メジロのパクパクですわ!? 初めての敗け

 

メジロの令嬢としてトゥインクルシリーズで春の盾を盾の栄誉獲るのがワタクシの夢でもありメジロ家にとってのそれこそが次世代の栄誉でもある

 

そんな私にも好きな殿方がいる

 

お兄様(カスケード)との初めての出会いは子供の頃のメジロ家が主催する年末のパーティーでした

 

 

あの頃の私はメジロ家の為色々な勉学や習い事勿論レースに走る為に日々学んでおりました。

 

同学年との子とは差が広がるばかりか逆に近寄りがたい存在になっていく自分に

(この程度は既にワタクシにとって数年先通り越したわ)

 

学校の教師ですら投げ出す程の優秀な頭脳寧ろ

「ここで教えることはもはやないに等しい」

「うちではお嬢様の教育は出来ません、渡米させるべきかと」

 

名門お嬢様学校ですらお手上げ状態に

そんな状況を見てたご当主アサマは

 

「そうですか、マックイーン明日から家で通信制をならいなさい!」

「ハイワカリマシタ」

 

まるで精密な機械いや感情すらない人形のように

毎日メジロ家に来る先生やトレーナー時には複数人で行われる授業とトレーニング

 

無論日々学力や運動能力が向上していく自分に喜びを感じていた

 

時々ドーベルやライアンパーマーと一緒に時間が空けば遊んだり走ったりしたこともあった。

 

アルダンお姉様やブライトお姉様もトゥインクルシリーズで走った経験を活かしてご教授などそれでもなにか心の中に何かが足りないと

 

 

心の中に感じたこの感情を抱えたままあの日お兄様と出会った。

 

 

 

 

「アサマ様今年もお疲れ様です」

「お久しぶりです、ミルさんと旦那様」

 

「アサマ様もふつくしいままで」

「ふふ、若い人にそう言われますと若返りますわ」

 

 

お婆様が話してる相手は世界的活躍を見せているミルレーサーさん

(あんなお婆様見た事がない)

 

メジロマックイーンはこの歳まであんな笑顔で話す相手を見たのは中々ない

お爺様と親しい人にしか見せた事のない表情で談笑している

 

 

 

「そおいえばお子さんは元気なのかしら?」

「えぇ、今日はフジちゃんは来れなかったですが息子(カスケード)は連れて来ました」

「あの子の子供を養子にした時は驚きましたがその後は?」

「やんちゃざかりで暇さえあれば走っておりますけど今日は流石にねぇあなた?」

「おおーいカスケード?・・さっきまでいたんだがあいつ手洗いか?」

 

この時ワタクシは大人の世界に飽きてたから会場となった部屋から出てメジロ家敷地内にあるレース場で軽く走って気分を変えるつもりだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メジロ家敷地内のレース場にて

 

 

「ふー、やっぱ走るのはいいなぁ、しかしまさかメジロ牧場が都内にいやこの世界ではメジロ家か!?、都内でもこの敷地の広さ異常だろ?坪単価いくらすんだろ?」

 

ウマ娘が一人静かな敷地のレース場で走って気持ちを昂らせている

まだ本格化してないウマ娘にとって日々の走りは気分転換になる

 

 

「まあちっと無断で走ってるのはいただけないがそろそろ戻らないと義母さんと義父さんが心配するし・・」

 

「そこのあなた勝手に使用してはいけませんわ!」

 

ん?

 

「ここはメジロ家が所有する場所ですわ!」

「OK!OK!そう声を荒げてヤカンのように赤くなっても沸騰しないぜ、お嬢さん」

マックイーンに対してこのウマ娘はからかってるのかどうかわからない返しをする

 

「なぁぁんですってぇぇ!?ヤカンとは失礼ですわ!!名を名乗りなさい」

「まぁまぁ名を名乗れっていってもさお互い初対面だろ?どうせならさ勝負しないか?」

 

勝負ですって!?この方は失礼にも程が

 

「身の程知らずとはこの事ですわね?」

怒りを露わにするメジロマックイーン

 

それに足してこのウマ娘は

 

井の中の蛙大海を知らずって奴だな、メジロマックイーン」

 

 

ワタシが感じた事のない畏怖いやプレッシャーを初めて感じた

このウマ娘はワタシに勝つつもりで臨んでいる

 

同年代ですら感じたことないプレッシャーいやG1レース場で見学で感じた緊張感いやそれ以上のプレッシャーを

 

 

「小父さんから噂では聞いてたが、ただの大人ぶった餓鬼だな」

「餓鬼とはなんですか!!あなただって子供じゃないですか!?」

 

ワタシは反論する

 

「だからそれが餓鬼だって言うんだよ、大人ぶっていながらすぐ反論するそれこそまさにお前は餓鬼だよ」

 

メジロの尾がキレましたわ!!

 

「勝負ですわ!!」

「OK!距離は?」

 

(ワタクシが勝つのは当然です)

 

だがいざ勝負してみたら現実は非情だった

 

この日メジロマックイーンは初めて完膚なきまでに叩きのめされた

 

「げほげほ!!ぜぇぜぇメジロの令嬢であるワタシが!?」

「へぇ?初めてだよ、オレに5バ身差まで迫る奴なんてそうそういないぞ」

 

皮肉たっぷりにマックイーンに言うウマ娘

 

距離は2000㍍ウマ娘なら遅いペースでも走り切れる距離だ

まだ身体は成長前とはいえマックイーンは同年代の中でも異質にも拘らずだ

 

目の前の身の程知らずのウマ娘に手も足も出ない程敗けたのだ

ましてや息を切らしてない余裕たっぷりに皮肉を込めて言われた

 

「ハァハァ!メジロ家として敗けるわけにはいかない、次は3200㍍ですわ!」

「お前バカだろ?休憩挟んでから走るか」

「バカとはなんですか!メジロの尾がキレましたわ!」

 

(この手のタイプは本当に叩きのめさないと成長しないからなぁちょっとだけ本気出すか!)

 

感情むき出しのまま性懲りも無くマックイーンは相手のウマ娘に挑む

無論結果は同じいや先程のレースより完膚なきまでに叩きのめされた。

 

(なんでこんなに離されるの!?メジロの令嬢たるワタクシがなんで?)

 

今度は大差を付けられて敗けた

タイムはご愛敬だ

 

チーン!

 

メジロマックイーンは燃え尽きたいや

 

「ぜぇぜぇ」

 

「だから言ったのに本格化してねぇくせに走るから、まあ無事走り切ったのは認めてやるがな、少し横になれ」

 

「はい」

 

 

 

(後ろから追いつく気迫を感じさせられたのは久しぶりだったけどな)

 

 

夜のレース場の片隅でマックイーンを介抱するウマ娘

 

「ちょっと楽しみが増えそうだなぁ!ドーベルライアンパーマーがいるのかぁぁ」

 

 

 

 

 

 

その後、会場からいなくなっていたマックイーンとウマ娘を探しにきたメジロの関係者とそのウマ娘の両親が彼女らを発見するのだが、

 

 

「お嬢様!」

「こぉらカスケード!」

 

「しぃぃぃ・・今寝てるから」

「すぅすぅ」

寝息を立てているマックイーンを気遣うカスケード

 

「これはこれはお嬢様の相手をしてもらって」

「まぁ井の中の蛙大海を知らないお嬢様にはいい経験になったかもなぁって義母さんどったの?」

 

「どこ行ってたのよ?ってあらあらカスケードいきなりマックイーンちゃんに手を出すなんてどこの誰に似たのかしら?」

 

義母さんは何か勘違いしてるようだけど

 

「ただ併走の相手をしただけだぞ、性懲りもなく挑んでくるから叩きのめしただけだぞ?」

 

「「はぁ!?」」

 

勝負の内容を聴いて驚いたのはメジロの関係者即座になんか「ご当主様に通達を」といって慌てて移動したようだ

 

義母さんは逆に俺を心配して

 

「脚は大丈夫なの?カスケード」

「余裕余裕!!2000㍍と3200㍍余裕で勝った」

 

「「え!?」」

「性懲りもなく「敗けたくない」からって休憩なしで挑んでくるからさぁ、叩きのめせば解るかなって思ってさ勝負したんだよねぇ子供っぽいところあるなぁって」

 

 

大人達は驚くばかりだ

メジロの令嬢とはいえ同世代のウマ娘ですら勝てるかどうかわからない相手をカスケードは全力で叩きのめしたのだ

 

「本格化すれば間違いなく盾の栄誉取れるわなぁって、皆どうしたの?そんな顔して?」

 

「ちなみに少年、孫娘はお目に適う相手かな?」

執事服の老人が言う

 

「どうだろうなぁ、スタミナ配分は滅茶苦茶だし煽り耐性もまだまだだし実際のレースでは複数人を相手するわけだから鍛えればまあ余裕でG1獲れんじゃね?」

 

「そっかそっか、うちの孫娘のことマックイーンよろしくなカスケード君」

「なんかよくわからないけど練習相手が欲しいのかな?よろしくオジサン」

 

「ちょカスケードオジサンって」

 

「かーーーかっかっかっかっか、オジサンと呼ばれるのも久しぶりだなぁ」

(なんだろこの人?物凄く喜んでるのだが)

 

「オジサン名前は?」

「お カスケード君ワシはな豊吉と呼んでくれ孫娘の婿殿

 

 

よく聞き取れなかったけど練習相手が欲しかったんだろうな

 

 

 

それからというと両親が仕事でこっちに来るたびにメジロ家でお世話になる度に

 

 

「お兄様!!どこを修正すればよろしいからしら?」

「これはまず脚を前に出して」

 

映像を見ながらフォームチェックをする

 

「マックイーン!バテててきたのかぁ?」

「なんのぉ!」

 

室内プールではスタミナをつける為に泳ぎ

 

 

ドスドス

 

「メジロの令嬢としてこんなところで・・」

 

「おいおいどうしたぁぁマックイーンバテたかぁぁ?」

 

「なんのぉぉぉぉお兄様やってやろうじゃぁぁねぇぇかぁぁですわ」

 

ローラーを引きながらダートコース整地トレーニングをこなす

(3200㍍芝とダート10セット)

 

 

「兄ちゃんとマックイーンまだやってるよ」

 

「兄さんも凄いけどマックイーンもよく着いて行ってるわね」

 

「兄貴ってばさマックイーンに目を掛けてるけどさ実はまんざらでもない感じって奴?」

 

「パーマーそれどうゆうこと?」

「詳しく」

 

メジロドーベルとメジロライアンメジロパーマーがガールズトークを

あっという間に数年が経ちお兄様は黙って海外へと旅立って行く

 

 

 

 

 

 

 

「お婆様!!お兄様が海外へ行くってことなんで黙ってたんですか!?」

 

「マックイーンこれはねあの子から言われたのよ」

 

 

(見送りなんてすると未練が残っちまうからさ、メジロ家にはお世話になりすぎると甘えちゃうしなにより妹達がこれからトレセン学園に向かって行く過程で俺に甘えるまま妹達が育って行くと過保護になっちまうからさ婆ちゃん悪いけどさ、言伝頼むわ)

 

 

「お兄様」

「いいマックイーン?あなたはあの子にとってかけがえのない家族同然のように兄と慕ってるわけでその兄に甘えてもし勝てるレースでも勝てなくなった時、あの子が悔しい思いをしたくないからあえてあなた達から離れる事を選択したのよ」

 

「ですが!お婆様」

 

「私だって辛いのよマックイーン、あの子がドバイトレセン学園に入学が決まった時はそりゃぁ嬉しいって思ったわ、でも「可愛い子には旅をさせろ」って爺さんが言ってたわ」

 

「お爺様が!?」

 

 

 

数年前大往生したお爺様、お婆様と連れ添った円満夫婦

メジロ家にとって繁栄と栄光をもたらした事業は数々の物だった

 

 

「亡くなる直前まで「あの子は是非我がメジロ家に婿入りさせるんだ本人の意思も大事だけど可愛い孫娘の子供が見たかったなぁ」と言う程惚れこんだ男ですよ」

 

「お爺様がそんなことを?」

 

仕事人だったお爺様が笑顔でそんな事言っていたなんて知らなかった。

 

「孫娘、メジロマックイーンあなたは いずれカスケードの花嫁になってこのメジロ家に更なる繁栄と栄光をもたらすのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在

「すぅすぅ」

 

ベットで寝ているメジロマックイーン

 

「やれやれ眠ってるな、マックイーン」

「カスケード様お嬢様のトレーニングを見て貰えてありがとうございます」

 

「なぁにお世話になってる礼だ、ところで今日のおやつは?」

 

「フルーツの盛り合わせとなっております、アルダンブライトお嬢様のお茶会も踏まえたコースになります」

 

 

「姉さん達と久しぶりにお茶会か・・・紅茶に合う奴も頼むよ」

「かしこまりましたカスケード様」

 

 

眠ってる妹分をよそにカスケードはその場を後にする

 

夢見る令嬢が立ち向かう相手は遥か頂の先で相手をするのだがそれはまだ先のことである

 

 

 

 

ある世界線にて

 

 

「さあやってまいりましたメジロマックイーン春の盾三連覇を掛けてこの天皇賞春に挑みます」

 

「しかし立ち塞がるのは無敗の帝王カスケードと黒い刺客ライスシャワー」

 

 

兄と慕ってた相手に挑むライバルとして立ちはだかる刺客

 

「お兄様!!メジロ家の一員としてしてではなく一ウマ娘としていえ女としてカスケードさんあなたに勝ちます」

 

 

「へぇぇぇあれからどれほどの場数踏んだかわからんけどさ、あまり舐めんなよマックイーン」

「お兄様は渡さないライスの物だから!」

 

 

 

「いいえライスさんあなたの物ではないですわ、私達の物ですわ!」

「渡さない絶対にお兄様はライスの・・」

 

 

白きオーラ纏ったメジロマックイーンそれに対して黒いオーラがいや鬼が宿ったライスシャワー

 

「俺を差し置いてレース前に張り合うなんて舐めてるのか?」

 

そこに青い炎のオーラを纏ったカスケード

 

この日のレースに掛ける意気込みは他のウマ娘にも影響を及ぼして歴史上稀に見るレースになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マックイーンとの邂逅だなこれw

個人的には海外勢との出会いも書きたいとこだが
それ書いちゃうと進まないぜ

久しぶりの投稿がこれ
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