pixivで上げたCrossickネタです
2人は同棲しており、この作品内では夜勤をしていた健屋花那が朝方に患者がナースコールをして病室に来て対応した矢先、担当した意思の手違いでその患者さんが本来服用する薬とは別の薬を飲んでしまった結果、急死したしまったと言う設定です。
その日の昼時、私の家に帰って来た彼女は顔を青ざめていた。
「ただいま……巴さん……」
リビングにある2人掛けで少し大きめソファーに横たわってスマホを触っていた私はソファー越しにいつもとは違う彼女を見て自然と眉間によるのを感じた。
「ん?どうしたの、健屋さん」
「……ごめん、なさい、巴さん」
歩いてソファーの所まで来ていた彼女は暗い顔のまま私の上に乗っかってくる。
「なにがあったの、健屋さん」
「……今日、私、私が見ていた患者さんが私の手違いで殺しちゃった」
首を傾げつつも私はスマホをソファーの背もたれの上に置き、私の胸に顔を埋めていた彼女の髪を梳かしながら聞くと彼女はポツリと返してくる。
「殺したって、え、どう言う事?」
「あのね、今日の朝ね、ナースコールが来て対応したんだけど、その人が投与すべき薬が、先生のミスで違う人の薬で、それで……」
私の胸に埋まりながらも涙声になった彼女は私の服を強く握ってくる。
「私がもう少し早く気が付ければ……悔しかった、辛かった、救えなかった、私がミスを、しなければ、あの人は、死ぬ事は、無かった、私がもっと、早く、気づいてお薬を飲ませなければ、もっとちゃんと見ておけば……」
彼女の体が震え始め、私の胸に温かい液体が衣服越しに濡れ始めるの感じて私は髪を梳かすのを一旦止める。
「それは、健屋さんのせいじゃないでしょ」
「うん……先生にも言われた、けど……けど、投与したのは健屋なんだよ、健屋がろくに確認しないで投与したから……あの人は死んだんだよ……」
顔を上げた彼女は涙を大量に流しており、両手で私の服を握りしめながらも顔を悔しさで歪めていた。
「わかってた、一つの間違いが大惨事を引き起こすって、わかってたけど……」
私は、医療従事者で無ければ、医療に少しでも精通している人物ではない。けど、医療を行なっている者にとって一つの間違いが大惨事になると言う話は前に彼女から聞いている。
「でも、今はもっと怖い……」
再び彼女は私の胸に埋もれて、ギュウっと彼女は私の服を握る力を強める。
「……このまま巴さんが私の事を人殺しとして扱って私の前から消えてしまうんじゃないかって、思って……」
萎んでいく彼女の声を聞きつつも私はフッと笑みを浮かべる。
「そんな事はしないよ、私はずっと健屋の側にいる、なんだって私達はCrossickであると共に性癖コンビなんだから……ね」
その私の言葉を境に部屋が静かになり彼女の嗚咽音以外の時間が過ぎて行いった。そして、気付いた時には彼女は私の上で顔を横にして寝ており、寝顔を見つつも私は上下する彼女の背中を優しく撫で続けるのだった。