チートガン積みウマ娘   作:瓶詰め蜂蜜

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3話

◎月◐日

 

 今日は中央トレセン学園中等部の入学試験がある。筆記試験は自信あり。実技は逆にやりすぎないよう注意しなくちゃいけない。……勝ったな。風呂入ってくる。

 

◎月♧日

 

 トレセン学園無事入学した。同級生に『ダイナってあのダイナ?』って聞かれたけど、よく分からん。……まぁ、何故か俺の子供が姉妹親戚になってるのは謎な上に、俺の孫世代が先輩なのも謎だが。

 

◎月∈日

 

 とりま、トレーナーを捕まえるために学園を放浪しなくちゃ。取り敢えず外面的な目標は……打倒皇帝、でいっか。

 

◎月∞日

 

 変質者にあった。勝手に人の脚触って『良いトモしてるねぇ』とかなんとかかんとか。取り敢えず、シャイニング・ウィザード食らわせた。ざまぁ。

 

◎月◑日

 

 選抜レース勝利!レコードが何とか言ってたけど、前世でも良くあったことだし、気にセンでもよい。うん。

 因みにコースは1600mの芝だった。

 

▲月◐日

 

 いろんなトレーナーからお誘い貰ったけど、もう少しじっくり考えてからがいいなぁ。あと、なんかシンボリルドルフが所属してるとこのクールビューティーなトレーナーさん。怖いから近寄らんとこ。

 

▲月✦日

 

 なんか変な芦毛の先輩に襲われた。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「ぎにゃぁぁぉぁぁぁぁあっ!!!」

「はははっ!!待て待て待てぇっ!!」

 

 そのウマ娘は唐突に現れた。何故か麻袋と紐を持って、グラサンマスクというザ☆不審者スタイルで襲ってきたのだ。

 「誘拐犯だこれっ!?」と直感し、咄嗟に躱して、只今トレセン学園内を追いかけっこしているのです。しかも、なんか追いかけてくるウマ娘も増えてるし……。

 お母さん。トレセン学園での生活が不安です。まる。

 

「ちょっ!?あの娘もうどんだけ走ってるのよ!?」

「俺達やスペ、テイオー何かと挟み撃ちをしたりしてるのに捕まらないって、どんなスタミナしてるんだよ!?」

 

 何やら言いながらも未だに追いかけてくる諸先輩方。いや、まだまだ走れるんですが此方は。前世も含めてありえないほど走り回った俺の脚と技術は生半可なものじゃないからな!

 

「い〜や〜っ!!犯されるー!!エ○同人みたいに!!エ○同人みたいにっっ!!」

「「するわけねぇっ(ないでしょっ)!!!」」

 

 俺の叫び声に揃って叫び返すウォッカ先輩とダイワスカーレット先輩。俺は背後をちらりと見ながら左後方へと予備動作無しで跳躍した。

 

「ちぃっ!!」

 

 すると、右から現れた謎の芦毛のウマ娘……ゴールドシップが空振りしたタモを片手に舌打ちをした。

 

「何でタモで捕まえようとするん!?こちとら鮮魚じゃないわい!!」

「新鮮生物は全部魚じゃーっ!!」

「「「それなんて暴論っ!?」」」

 

 ゴールドシップの言葉に俺以外にもウォッカ先輩とダイワスカーレット先輩が偶然にも声を揃えてツッコんだ。

 

「って、やばっ!!これじゃ追いつかれる!!」

「逃さねぇぜ?可愛子ちゃ〜ん」

 

 気づけばかなりの至近距離に迫られていた。俺はちらりと一瞥して全体を見回すと、足に力を入れて即座にトップスピードへと加速した。

 

「壁は超えるためにある!!Plus Ultra!!」

 

 瞬時に後ろへと流れていく景色。そして俺は……。

 

「うわぁぁぁあっ!?止まれな……ぶべぇっ!?」

 

 側に積んであったダンボールの山に頭から突っ込み、目を回すのだった。




前話の『芝ダート洋芝短距離マイル長距離障害全部でワールドレコードを叩き出す。』の文で抜けがあったため『芝ダート洋芝短距離マイル中距離長距離障害全部でワールドレコードを叩き出す。』と編集いたします。
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