響SIDE
放課後俺は教室にまだ残っていた。一夏に必読の教本と内容の説明するためだが、
その肝心の一夏はPIC?AIC?CIA?と呟き、頭に?を浮かべながら机に突っ伏していた。
つうか、最初辺りはいいが、2番目どこからそうなったw
さっきの呟きから察するに、どうやら専門用語がイマイチ分からないようだ。
まあ、覚えにくいじゃろうな、前半はまだ覚えやす内容だったけど、後半とかもう意味不なものばかりだしな。
それに原作だと座学より実戦で生きる典型的な主人公タイプだしなー。
「あ、織斑君、立華君。まだ教室に居たんですね。よかった~」
「「ん?」」
声のした方を見ると教室に入口に山田先生が居た。
山田 摩耶ーIS学園一年一組の副担任。世界が違うとしたら、重巡洋艦であるだろう。それ程の胸部装甲をもつ
と違う違う話が逸れた
そう心の中で呟く。
「それで山田先生どうしたんですか?」
一夏がどうしたか山田先生に聞く。
山田先生を見ると書類やらなにやら持っていた。
「えっとですね、寮の部屋が決まりました」
そう言って別々の部屋番号が書かれた紙とキー二人共に渡す山田先生に俺は疑問に思って質問した。
「あれ?俺たちの部屋はまだないんじゃなかったんですか?それに政府から部屋の準備が出来るまで、1週間ほど自宅通学と聞いたのですが…」
そう言ったあと一夏を見ると俺と同意見なのか頷いていた。
「本来ならそうなんですが、身柄の安全を最優先した結果、寮の方が良いって意見が政府からの通達で急遽部屋を用意しました。同室じゃないのは部屋割りを無理矢理変更したため人数の都合で立華君だけ一人部屋です。」
「わかりました。でも荷物はどうすればいいですか?一週間掛かるから何も持って
来ていないのですが?」
「荷物なら私が手配しておいてやった。ありがたく思え」
そう俺が聞くと後ろから木こりのテーマでも流しそうな雰囲気で織斑先生が現れた。
「まあ、生活必需品だけだがな。着替えと、携帯電話の充電器があればいいだろう。それと立華のやつだが学園に届いていた。」
「え?それってどう…」
「荷物の札にウサギのマークが付いていた。十中八九ヤツ(束)だろうな。」
「………そうですか。」
だろうなと思ったよ。一体いつの間にと、その届けてくれた本人に聞きたいがやめておこう。まず第一に連絡が取れないし、何よりそんなこと朝飯前だよと平然と言いそうなのが目に見える。
「じゃあ、時間を見て部屋に行ってくださいね。夕食は六時から七時、寮の食堂で取ってください。因みに大浴場もありますが……………今の所、二人は使えませんので部屋のシャワーで我慢して下さい。」
「え?な「一夏は女子と混浴したいの?」…」
なんですかと言いかける一夏に釘をさすように俺が言う。
「いや別に女子との混浴は男のロマン……ゲフンゲフン…と言うわけで女子との混浴になっちまうから使えないというわけ。」
「お、おう、そうだな。」
途中で悪ふざけが過ぎて出席簿を振り下ろされそうになったが、分かればいいって目線で言われた気がしてなんとか回避できた。
「えっと、それじゃあ私達は会議があるので、これで。二人共、ちゃんと寮に帰るんですよ。道草食っちゃダメですからね」
全寮制の学校で寮までどう道草食えばいいんだ?と聞きたくなったが会議らしいのでこの疑問は胸にしまっておくことにしよう。
「えーと、ここか。1025室だな」
「俺は1026室だから隣か。それじゃあ一夏、また明日な~」
「おう」
一夏と別れて、取りあえず部屋に入る。
部屋に入ると、先ず目に入ったのは大きめのベッドが二つ。本来は二人部屋なのだから当然なのだろう。内装はビジネスホテル並みになってる。流石国営の学園だな。
とそう思ってると隣から
ズドンッ!
『って、本気で殺す気か! 今のかわさなかったら死んでるぞ!』
と聞こえてきた。
(あ~そうだったな。一夏のルームメイト、篠ノ之さんだったな。)
ワンサマー固有能力「唐変木&鈍感」が発動したのだろうと思いつつ、音を聞かなかったことにするのだった。