ガイア連合武器密輸課職員の日常   作:プルータス

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久しぶりにカオ転三次も更新。
半終末期に終末後の話を突然差し込んでもいい。それが自由ってもんだ。


たまには未来の雑談を

 西暦20XX年、世界は終末の炎に包まれた!

 地は裂け、海は枯れ、風はそよぎ、のどかな日差しに小鳥は歌う!

 だが人類はなんか絶滅していなかった!

 

「ヒャッハー! 久しぶりの獲物だぜ!」

「追い立てろ追い立てろ!」

「おっと積み荷に当てるなよぉ」

 悪魔化したトラックをデモニカバイクで追い立てる。安全な遠距離からちょっかいをかけながら追い続け、罠や事故に追い込むという古今変わらぬ伝統的な猟である。

 おっと事故った、かかれものどもー。

「おいおいコイツらスマホなんて集めてやがったぜ」

 今じゃDDS入れてCOMPぐらいにしかならねぇってのによぉ!

「……十分では?」

「言われてみればそうである」

 お前賢いな。コッソリ勉強とかしてた?

 

「ま、待ってくれ。今いるニンゲンは失ってしまえばなくなってしまう。

 だがニンゲンは増やせるんだ。

 ニンゲンが増えたらあんたらにも分けてやってもいい。

 今日よりも明日なんじゃ」

「なにぃ、それを聞いてますます積み荷がほしくなったわ!」

「あ、明日がぁ~!」

 うーん、この悪魔の勝手な理屈よ。

 ところでヒゲダンディニキ、載ってるの少年1人に女子中高生10人だよ。

「なんてこった。即戦力にならないなら奪っても単価が安いじゃねぇか!」

 

 

 

 初陣を終えた少年たちをベテランのモヒカンが労いながらシェルターへと帰還する。他所のシェルターから酒を輸送した身からすれば持ち込んだ物がすぐに役に立つようで何よりである。

 ところで手に入った彼らはどうするの?

「おう、飛び入り参加ご苦労さん。

 まずはいつも通り変な紐付けされてないかをアナライズだな。

 その後はちゃんと人的資源として働いてもらうさ」

 ローマ式奴隷ってやつだね。いつかは市民権を買えるように頑張ってもらうと。

「おうとも。オレのシェルターに来たからにはオレの資産で資源だ。

 人間てのは発注から生産に1年、まともに使えるまでに更に10年単位かかる上に故障しやすい高級消耗品だからな。ガイア連合が食を保証してくれてるうちにドンドン確保しとくんだ。

 こっから先、世界じゃどんどん人材の教育レベルが下がるだろうからな。キッチリ勉強して高く売れるようにしねぇとなぁ」

 誰が覚醒できるか分からない以上、そこらの一般人でも全然前線に立つ戦士になりえる。だけど読み書き四則計算(そろばん)すらできない奴に悪魔との交渉なんてタダのカモでしかない。

 やっぱり教育って大事だけど普通のシェルターだとそこまで手がまわらんからね。

「今はまだ終末前の教育がされてるから社会はまわせる。だが油断したシェルターからドンドン教育水準が下がってく。

 そんな連中に高く売れるぜこれはよぉ」

 ほうほう、で、いつくらいから売れそう?

「…………じゅうねんごくらい?」

 気の長い計画だなぁ。

「しょうがねぇだろ。

 終末前の教育を受けてきた人間の抜けたタイミングを狙う商売なんだから。

 面白そうだからって出資してくれたイナバニキには感謝してんだぜ。しっかり恩返ししてやるからゆっくり待っててくれや」

 人身売買はイメージ悪いんだけどなぁ。

 名目上は人材派遣サービスあたりにしとかない?




ドラマ撮影伝読んでたら浮かんできた光景です。新兵たちの実地訓練を兼ねたのどかな悪魔狩りの光景をお届けしました
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