活動報告にてキャラクター募集を行っております。興味のほうありましたらご参加下さい。
_______鮮血が空を舞った。
怒号と喧騒。
悲鳴と懇願。
狂気と興奮。
そして生と死。
戦場とはつまるところそういうものであり。ただ果てしなく土と血に塗れ、互いの命を狙う金属音が鳴り響き、鼓動する生命が暖かな肉塊へと変貌する。
そこに至るまでに正義はあったのかもしれない。
しかしてそこに正義は無し。あるのは純粋なまでに単純明快な生存競争。
喰うために殺すのでは無い。殺す為に殺し、生きる為に生きる。
生命を未来へと繋ぐ行為が歪曲し、ただ残るのは肉塊の荒野と血の大海。
英雄譚に語られるような華々しさとは無縁であり、末端には栄光すら降り掛かってこない。
夢を語った友が隣で物言わず崩れ落ちる。
人を斬りたくないと泣いていた臆病者が狂ったように笑いながら敵の亡骸に剣を突き立てる。
殺しなんて楽勝だと息巻いていた男が地に伏し幼子の様に震え続ける。
鮮赤と鈍鉄と灰色に彩られたその空間を、人は戦争と呼んだ。
…………そんな戦場に好んで赴くもの、というのは意外なほど多い。
一つは野生動物。人間達が身勝手に争った後には、新鮮な肉が大量に転がっているのだ。腹を空かした奴らは、これ幸いと集い、貪り、元の形は残らない。
一つは盗賊やこそどろ。動物たちは肉にこそ興味があれど武器防具には関心が無い。そういったものを集め、売り払い、金を稼ぐのは彼らの常套手段だ。尊厳や想いなんぞは1ゴルドの価値もない。
一つは
そして、もう一つが_______傭兵だ。
彼らの殆どは大義を持たない。意味を掲げない。正義を語らない。
そこにあるのは己が武勇と果てなしの欲求。彼らは何かのために戦わず、自らの為にその腕を振るう。
誰もが当たり前に死ぬ戦場に、まるで散歩に行くように赴き、殺し、生き残る。血塗れたその手で報酬を受け取り、笑顔を浮かべて『ご贔屓に』、なんて言いながら去っていく。
異常であり正常。常に裏切らないのは金だと知っているから、戦地に赴き命を懸けて金を稼ぐ。
丁か半かではなく、金か死か。自分の命を掛け金に、生きるか死ぬかの鉄火場に立つ筋金入りのならず者。
それが彼ら傭兵という生き物。
その命を掛けただけの報酬を得て、戦の起こらない平常においては面白おかしく暮らしている_______
_______なんてことは一切ないッ!
当たり前だ!!
命を懸けたからと言ってただ大金が貰えるなんて甘い話は転がっていない!
仮に大規模な戦いに赴いたとして、無双とも呼べる活躍をしなければ貰える額はたかが知れているのだ!
その癖殆どの傭兵は酒好き女好き!!未来なんて考えずに湯水の如く浪費を繰り返す、貯蓄なんて言葉は母の腹の中に忘れてきたノータリン!!
自分の生活費!武器の修繕費に更新費用、薬品等必需品用のお金に遠出の際の食料品!現場で自分達で武具を修復するためのツールや素材、宿泊費に雇用している団員への給与やボーナス!!
故に仕事なんて選んでられない!護衛や警備はもちろんの事、討伐撃退お任せあれ!最悪団員を食わせる為に略奪する覚悟だって持ってます!
敢えて言おう!!傭兵達は余程の実力者や国から半永久的に雇われ半ば騎士団化しているような連中以外、基本的に底抜けに貧乏人なのであるっ!!
これは国を救う英雄でも無く、大義の為に奔走する正義の御伽噺でも無い!
ただただ日々を生き、笑い、酒を飲み、そして戦う傭兵達の物語!
進め!貧乏暇無し傭兵団ッ!!