咲Saki 姉妹の義弟は優しき力持ち。   作:北方守護

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始まり。

奈良県にある旅館【松実館】……

 

そこでは早朝から旅館に勤めてる従業員達が自分の仕事をしていた。

そんな中……

 

「よいしょっと、源さん、ビール瓶の箱はここで良いの?」

1人の少年が()()()()()()()()()()()()1()6()()()()()()()5()()()()()()()()()()

 

「あぁ、そこで良いぜ武昭。それよりもコッチの手伝いは良いからそろそろ学校に行く準備をしてきな」

 

「ん?もう、そんな時間なんだ、じゃあ」

武昭と呼ばれた少年は箱を言われた場所に置くと母屋の方に向かった。


武昭が母屋に入ると1人の少女が声を掛けた。

 

「あっ、武昭、丁度良かった、お姉ちゃんを起こしてきてくれませんか?」

少女の名前は松実 玄(まつみ くろ)と言い武昭にとっては2人いる義姉の次女にあたる少女だった。

 

「うん、分かったよ玄姉」

武昭は玄に言われてもう1人の姉が眠る部屋に向かった。

武昭がもう1人の姉の部屋のドアをノックするが反応が無かった。

 

宥姉(ゆうねえ)そろそろ時間だから起きた方が良いよ?入るよー」

反応が無かったので武昭が部屋に入るともう1人の姉で玄の姉にもあたる松実 宥(まつみ ゆう)が布団に包まって眠っていた。

 

「ほら、宥姉、起きないと遅刻するよ?」

 

「う〜ん……あっ、アキ君だぁ〜……エヘヘ暖かい〜」

宥は武昭に気付くと、そのまま抱きついてきた。

 

「全く宥姉は……ほら、運んであげるからちゃんと掴まって」

 

「うん〜ありがとう〜 エヘヘ〜」

宥が武昭の指示通りにしっかりと掴まったのを確認すると武昭は優しく抱き上げて玄の所に向かった。


武昭と宥が居間に向かうと玄と何処となく玄と宥に似た女性がいた。

その女性は松実 露子(まつみ つゆこ)と言い3人の母親だった。

 

「武昭、お姉ちゃんは……あぁーっ!?

玄は2人が来た気配を感じたので見ると武昭に宥が抱きついていて、それを見て大声を上げた。

 

「どうしたの?玄姉、急に大声を上げたりして」

 

「なんでお姉ちゃんが武昭に抱きついてるんですか!?」

 

「なんでって……宥姉が起こしたら俺に抱きついて来たから、そのまま運んできたんだよ?」

 

「もう、宥ったら……ほら宥、場所に座ってご飯を食べなさい?」

 

「は〜い、分かったぁ〜」

宥は露子に言われると自分の席に座り、それから皆は食事を開始した。

 

食事を終えて3人は小学校に登校していたが……

 

「玄姉、宥姉、歩きづらくないの?」

 

「これは武昭が心配だからしてるのですから歩き辛くないです!」

 

「こうしてるとアキ君の暖かさが伝わってくるの〜」

右腕に玄、左腕に宥が抱きついていたが2人は喜んでいた。

 




主人公設定。

松実 武昭(まつみ たけあき)
登場時、小学3年生。宥は5年生、玄は4年生。
髪は根本が黒で先に行くほど紺色になっていく。

現在の体格は身長147cm体重は57kgと3人といると1番年上に間違われる。
実は筋繊維高密度体質で見た目よりも力がある。
実は武昭は姉妹と血が繋がってない。

武昭の本当の両親は4歳の頃に家族での旅行中に交通事故に巻き込まれて亡くなっている。
その時に武昭は自身の体質のお陰でケガをしなかったが親戚達がキミが悪いと言って引き取る事を拒否した。

そして、親戚達が誰も引き取らなかったのを母親の同級生の露子が引き取る事にした。

引き取られた当時は何処となく距離が空いていたが()()()()の時に姉妹との距離が縮まった。


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