未来の魔王が過去のトータス蹂躙RTA?   作:真藤陽人

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 お待たせしました、今回から復帰していきます
 恵理との話は思いついたのですがミレディやノイントの時も少し間が空くかもしれません

 という訳で頑張って書いたので楽しんで行っても会えると嬉しいです


 すいません、もしかしたら本来なら可笑しい点があるかもしれませんがお目こぼしくださ
  いm(__)m


化け物との出会い

 魔人族が滅んだ

 

 エヒトの力だと歓喜した教会はそれを盛大に広めた

 

 長年続いてきた戦争の終焉を人々は歓喜した

 

 帝国という別国があるものの長年の戦争が幕を下ろしたことにハイリヒ王国全体が安堵と

  これからの平和な日常に涙を流す

 

 だがそこで一つ問題になってくる事案があった、それは異世界より召喚された勇者たちの

  処遇

 本来ならば魔人族を亡ぼす使命をおびていた彼らだったのが既に魔人族は存在しない

 

 「エヒトさまが魔人族を亡ぼしてくださったのなら彼らは何の為に召喚された?」

 

 一部の者はこれから不穏な事が起こるのではないかと考えたが殆どの関係者は「勇者たち 

  に力が無かったから」などと考え始めた

 無論そんな考えが広まったのには原因がある、召喚された勇者たちの態度が敬虔すぎる信

  者には忌々しく感じたのだ

 

 エヒト様が召喚した以上は「神の使徒」として扱いつつも裏ではよく思われなくなってい

  く

 

 教会関係者は言葉にしなかったがその視線や向ける感情まで抑えられる訳もなく・・・

 

 

 

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 オルクス大迷宮がある町、ホルアド

 

 扱いに困っていた勇者たちに教会陣は本来の予定通りオルクスで経験を積ませ魔物を

  狩らせる選択をとった

 

 そんな経緯でホルアドにやってきた勇者一行は翌日に迷宮攻略を控えてその日は休む事

  となった

 

 だが1人だけ宿を抜け出し外に出るものが居た

 

 「あの老害共、絶対に殺して僕の人形にしてやる」

 

 普段の彼女を知る者が見聞きすれば呆然とするような言葉、そして纏っている空気は常

  人のそれでは無い

 殺意と狂気を孕んだ声を発しながら少女は目的の為に実行する

 

 「今はこんな弱そうな動物しかできないけど絶対に光輝くんを僕の物に・・・」

 

 中村恵理、勇者である光輝に恋をしてしまった少女

 

 「降霊術なんて光輝くんに嫌われるかもしれないけどこれで僕だけのものになるならい

   いよね♪」

 

 「本当にラッキーだったな、まさか香織だけじゃなくて雫まで南雲に付いて行っちゃう

   なんて」

 

 異世界召喚された南雲ハジメはクラスメイトである香織と雫、教師である愛子も連れて

  逃げ出した

 誰が言い出した事かは分からない噂だったが光輝がそれを信じた事で誰もがそうである

  と認識した

 

 「けどお姫様も連れて行くなんて漫画の読みすぎでしょ、オタクの夢ってやつなのか

   な?」

 

 香織がハジメを好いていた事は誰もが知っていた事なので機会があれば取引をし香織を

  光輝から離す算段を立てていた

 だが現実は香織だけでなく同じく目障りであった雫まで退場した

 

 「光輝くんは悲しんでいたけど僕は絶対に離れないって教えてあげれば・・・あはは」

 

 「これで光輝くんの近くにいる女は僕と鈴だけど鈴如きじゃ僕には勝てないしこれはも

   う光輝くんの隣は僕で決まりかな?」

 

 これから起こる未来を想像して歓喜する恵理、だがそれが致命的なミスだった・・・

 

 「きゃっ・・・どうして?」

 

 先ほどまで恵理の思うがままだった獣たちが突然恵理を襲った

 

 グルルルと低く呻く獣たち

 

 「うそ、僕の魔法は完璧だったはずなのに、どうして」

 

 確かに恵理の魔法は完璧だった、だが光輝との妄想をした一瞬に隙が生まれ恵理の支配

  から逃れた

 最大の壁となっていた香織と雫が消えた事で油断があった、のかもしれない

 

 そんな理由を考える間もなく恵理は獣たちに囲まれていく

 

 「くるな、くるな‼ 僕に手を出したら光輝くんがただじゃおかない、から」

 

 この獣を殺したのは恵理自身だったのだが殺害する為の魔法、降霊術の使用で彼女の魔

  力は殆ど残っていなかったのだ

 

 「嫌だ、こんな所で終わりたくない。光輝くん、助けて」

 

 そんな悲痛な叫びも空しく勇者は現れない

 

 そしていよいよ獣たちが一斉に恵理を襲った・・・

 

 「・・・これで、終わりかなんて」

 

 自らの最後を覚悟しつつも目を開くことは出来ず、恵理は生涯を終える・・・事は無

  かった

 

 

 ドパンッ

 

 そんな音が響き数秒、恵理には何の痛みも襲ってこなかった

 

 「・・・なんで?」

 

 間の抜けた声を発しながら再び目を開く恵理、そうして広がっているのは獣たちの死体

  だった

 

 「たく、羅針盤がなかったらマジで危なかったぞ」

 

 そんな悪態をつく声に恵理は聞き覚えがある、否先ほどまで感謝していた相手の声だ

 だが同じ声でも恵理の知る呑気なものではない、年配の人間が纏う覇気ともいえる圧

 

 そんな事を考えている恵理に声を掛けてくる

 

 「よぉ、久しぶりだな中村」

 

 「やっぱり、南雲なの?」

 

 「それ以外の誰に見える、今の俺は髪も腕も正真正銘人間の物だろ」

 

 「嘘でしょ、でも僕の知ってる南雲は・・っていうかお前が持ってるその武器‼」

 

 「お互い様だ、お前だってそんな雰囲気じゃなかったし一人称も違っただろ」

 

 「それは・・・はぁ、こっちが素だよ」

 

 驚くほどあっさり認めた事にハジメは内心で驚く

 

 「随分素直に認めるんだな」

 

 「それはそうさ、君は僕の目的の為の手助けをしてくれたんだからね」

 

 「香織と雫を勇者から離したからか?」

 

 「っっ⁉・・・よくわかったね」

 

 「お前の目的は大体知ってるからな」

 

 「・・・例えばどんなことかな?」

 

 「あ?そうだな・・・」

 

 そう言ってハジメが語る計画は恵理が本来計画していた物だった

 ハジメが語り終わった後、恵理は

 

 「ねぇ、君の天職って予言者?」

 

 「ただの錬成師だ」

 

 「錬成師って確か何十人もいるっているハズレじゃないか」

 

 「あぁ、全く持ってその通りだ」

 

 「・・・どうして僕の前に現れたの?」

 

 「さぁな、特に理由なんてない」

 

 「嘘だね、だって君は香織たちを連れて逃げたなんて言われてるのに態々こんな所に着

   て話す意味が分からない」

 

 「逆に聞くがどうしてお前はそれほど気になるんだ?」

 

 「なんでだろうね、死にそうなところを助けられたからかな?」

 

 「心にもない事を言うな、お前は勇者にぞっこんだろ」

 

 「そうだね、僕は光輝くん一筋・・・だよ」

 

 「そうか、まぁそうだよな・・・こりゃあ時間かかるな」

 

 「なにそれ、意味わかんないんだけど」

 

 「聞えてたのか、気にすんな・・・じゃあな」

 

 そういってハジメは恵理に背を向けてオルクス大迷宮のある方向に歩き出す

 

 「どこ行くのさ」

 

 「オルクスに潜って鉱石を掘る、ついでにあそこの魔物の素材は使える」

 

 「へぇ、まるでいった事があるみたいな言い方だね」

 

 「あるからな、まぁお前らと会う事はないだろうがせいぜい気を付けろ」

 

 そうして本当に立ち去ろうとするハジメの背中を見ながら恵理は考える

 

 「(もしオルクスの魔物を支配出来たら)」

 

 ハジメの口ぶりと騎士団の話からして先ほど殺した獣とは比較にならない強さを持って

  いる事だろう

 

 だがもしそんな魔物を殺して支配出来れば?

 

 きっと大戦力になる、だがそれを殺す術を恵理は持ち合わせていない

 

 「(・・・賭けてみるか?)」

 

 その考えは普段なら絶対にしない考えだと自覚はある

 だが恵理は圧倒的な力と覇気を持った南雲ハジメという人間が気になった

 

 「・・・ねぇ、南雲」

 

 そうして彼女は提案する、自信の持てる全てを賭けて

 

 「オルクスに、僕も連れて行ってくれないかい?」

 

 

                                   つづく




 ・・・どうしてこうなった

 自分でもよく分からないんですがなるようになるはずです


 勇者loveな恵理をどう攻略するかかなり迷いました・・・その結果がこれなので期待しないで読んで貰えると嬉しいです

 次回は一章で飛ばしたオルクス攻略ですよ

(追加合わせた)ヒロイン以外のキャラとの絡み

  • その他クラスメイト
  • 旅で出会った面々
  • 上記2つとも
  • いらない
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