検索『モブウマ娘名鑑』より抜粋?
私は一般的に言われる
「ナナシ」の部類らしい
ウマ娘に産まれはした
家族も普通に育ててくれた
そして
「はい、これで『トレセン学園』の
入学手続きは終わりですよ?」
駿川たづなさん
この人が偶然
『酔いつぶれていたのを発見、介抱』したのがきっかけで
『トレセン学園』へのツテが出来たのだ
半信半疑で入試を受け
『受かってしまった』
よりにもよって
『トウカイテイオー』さんと同じクラス
「はぁ。」
両親には感謝しているが正直
「勝ち目、無くない?」
同世代にはあの『3大チーム』
『スピカ』『リギル』『カノープス』
詰んだ
いや、いくら前線にでる事が無くなっても
シンボリルドルフ会長が居る時点で
私に勝ち目が無い
早速自主退学届けを書こう
⏰
どん
「あだっ。」
「うぉ。」
誰かとぶつかる
「あの、えっと。」
「いつつ、お、新入生か、大丈夫か?」
「あ、はい、問題ないです。」
「ん?それは?」
あ、退学届けが見つかった
「おいおい、
走りもしないで辞めるのは損してるぞ?」
「知りもしないで
よくそんな事言えますね?」
「あぁ、知らないからな
どんどん言うぞ?」
「・・・なんですか?」
彼に手を掴まれ動かせない
無理に動かせば用紙が散らばる
「一度、走りを見せてくれ。」
「は?」
「ちょっといいかな?」
ソイツはスマホを取り出し
いきなり何処かへ電話を始めた
「あ、やよいちゃん、今大丈夫?」
はい?
コイツは今誰と話してるって?
『おぉ!___君では無いか、
どうしたのかね?』
「実はさ。」
話している最中も
手を離してくれない
「うし、コースは抑えたから、
体操着と、練習用シューズ履いて来てくれる?」
「え?なんでですか?」
「え?走りを見たいから。」
「嫌です、
コレを提出して直ぐ引き払うので。」
「あ、たっづなさ~ん!」
「は~い!どうされました?」
「この娘を更衣室と
『練習コースへ』案内して貰えますか?
色々準備するんで。」
「またですか、___トレーナー、
理事長には?」
「もう許可貰ってるんで。」
今度は手を離して
何処かへ行ってしまった
「はぁ。」
最悪だ、このまま理事長室に
「って。」
う、動かないっ!?
「どうかされました?」
「は、離して貰えます?」
「嫌です、
___トレーナーが見つける娘は
『必ず成果を残すので』」
いや、コワっ!?その目コワイ!!
⏰
「はぁ、来たわよ。」
「名前を教えて貰っても?」
「プレダトリス。」
「作戦は?」
「先行、の、つもり。」
「距離は?」
「え?2000とか?」
「うし、一本やって見て?」
「は?」
⏰
「なんでこんな事に。」
屈伸を軽くする
流石にいきなり動かすと後が怖い
「では、私がスタートを切りますね?」
この緑の悪魔め
アンタには絶対関わらんからな
「よーい。」
「っし。」
「スタート!」
ゲートが開く
怖くはない 右回り
「上りか。」
3コーナー手前で最頂部
「下り。」
右に身体を傾け内ラチギリギリに
(結構スレスレなのね)
やや膨らんでしまう
「4コーナー。」
踏み込みを強くして行く
「らぁっ!」
苦しい
ハロン棒、見えた
「ぐぅっ!!」
食い縛り走り切る
⏰
「どうでしょうか?」
「向いてないな。」
(あぁ、やっぱり
あんな有名どころが集まる世代、
勝てない、早く届けを)
「うし、
『追い込み』でもう一度。」
「え?」
「___トレーナー?2000ですよ?」
「いるだろ?
例外のゴールドシップが。」
「それは、まぁ。」
(何言ってんの?)
⏰
ハロン棒通過タイムを細かく指定された
じゃぁ、誰が計測すんの?って
言ったら、何処からか
カノープスのメンバーが現れた
「どうなってるの。」
「たは~、
貴女も運がないね~。」
確かナイスネイチャ先輩
「ターボがへいそう?するからな!」
え?ちっさっ!!これで先輩なのっ!?
「ツインターボは逃げなので
存分にぶち抜いて下さい。」
メガネのイクノディクタス先輩が言うけど
いや、チームメイトをぶち抜けって・・・
「プレちゃん、大丈夫、
一緒に掛け声掛ける?」
えい!えい!むん!!
いや、その揺れるソレは
アレですか?自慢ですか?
マチカネタンホイザ先輩
⏰
「いくぞ~!」
「はぁ。」
3コーナーにナイスネイチャ先輩
4コーナーにタンホイザ先輩
その間にイクノ先輩
「それでは。」
たづなさんが準備する
「はぁ。」
構える
「スタート!!」
ゲートが開く
「って!?はやっ!?」
「うぉおおおっ!!」
って、ダメだ、今回は追い込み!!
追いつきたい自分をなんとか抑える
バックストレートは後少し
もうツインターボ先輩は3コーナーの途中だ
(追いつけるの?)
「ここからだよ!!」
ナイスネイチャ先輩から激が飛ぶ
「っ!!」
まだ我慢しなきゃいけないのっ!?
3コーナー4コーナー中間!!
「踏み込め!!」
「うぉらぁっ!」
あれ? 身体が うごく?
ズドン!!
「よし来た!いっけーっ!!」
4コーナーでなんかへばってた
ツインターボ先輩を横目に
『大外』を使い加速する
「にがすかぁ~!」
なんか聞こえるがどうでも良い
「うぉりゃぁああっ!!」
⏰
「お~。」
「___トレーナーさん、
タイムはどうですか?」
あぁ、たづなさんが聞いて・・・
まって?
貴女向こうのスタート地点に居ましたよね?
幾ら横切って来ても早く無いですか?
「凄い・・・4秒も縮んでいる。」
「まぁ、2000の平均タイムに
あとちょいだけどな。」
え?
「プレダトリス、
キミには追い込みが合っている、
トレーニングは俺が見てあげるから、
『もう暫く足掻いて見ない?』」
・・・どうしよう
「見捨てない?」
「もちろん。」
「わがままだよ?」
「構わない。」
「そ。」
「じゃぁ?」
「やる。」
「よし、後は模擬レースと
デビュー戦へ向けて直ぐ準備だ。」
「ちょっ。」
「ガンガン行くからよろしく、
プレダトリス、
『捕食者』の名前に負けない様に
鍛えてやるからな?
・・・ちぇっ、知ってたのか
「ついでにアンタも捕食してやろうか?」
「ならせめて3冠だな。」
「はぁっ!?」
「あちゃ~、
とんでもライバルの出現ですか~。」
「ターボ負けないもん!!」
「ふふっ、私も負けられませんね。」
「うぉ~、
長距離なら負けませんよ~!」
⏰
有馬記念
勝ったのはプレダトリス!!
マチカネタンホイザを5馬身差で
勝利を収めました~っ!!
『捕食者』の名前は本物だ~っ!!
⏰
トレーナー私室
「さて。」
両腕を捕まえる
「おっと、な、何事かな?
プレダトリス?」
「私、言ったよね?」
「・・・言いましたね。」
「3冠じゃアレだから4つ獲ったよね?」
「はい獲りました。」
「じゃぁ?」
「まっ!?」
捕食しちゃうね?
ァ~///
トレーナー
実は元チームリギルのメイントレーナー
彼女とぶつかったのは
『新入生を物色していたから』
決して見捨てないを心情とし
結果を叩き出して来た
後任に『東条ハナ』を指名し
チーム運営から退いた
(書類作成が嫌になったとも言う)
プレダトリス
アプリではモブウマ娘として登場する
選ばれた理由?
作者の独断と偏見です。
やや闇墜ちしやすい傾向
サイドテールが特徴の可愛い系
同世代に『三大チーム』が居る時点で諦めていた
後に、カノープスへ入る
クラシック3冠を達成し
3年の最後に『有馬記念』を選択
見事勝利し
『トレーナーを美味しく捕食』
卒業後、結婚、引退した
そして、子供も『追い込み』を引き継ぎ
『トレセン学園の捕食者』として
『特殊な意味で有名になった』
ウマ娘の耳が美味しいのが原因らしい