ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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 永久の空へ
(とわ)

いや~、セイちゃんでグッドエンディング記念
(入手してから3回目の育成)
の、つもりで書いてたらこんなになった

どうして?


To the perpetual sky

え~

はい、いきなりピンチなセイちゃんです、はい

 

覚えているのは

昨日、トレーナーの部屋にお呼びがかかり

渋々部屋に入って・・・

 

マジで思い出せない

 

 

「スカイ、また昼寝か?」

「そ~ですよ~。」

「一応、トレーニングの時間なんだけど?」

「え~、セイちゃん今日はお休みしま~す。」

「はぁ。」

 

スマホを準備する

 

「今すぐ起きれば

 『マックイーンさんの主治医さん』は呼ばないでやる。」

「へいへい、起きますよ~。」

 

ちぇ~、今日もサボれないか~

 

 

「・・・スカイ。」

「ふ~、ふ~、ふ~・・・なんでしょ?」

 

タイムが落ちている

 

(あぁ、そんな気はしてたけど)

 

「調子悪いんだよな?」

「ん~、どうなんでしょ?」

「・・・スカイ。」

「トレーナーさん。」

「なんだ?」

「まだ、私は走るからね?」

「・・・わかった、

 メニューの見直しをするから

 今日は上がって良いぞ?」

「お?」

「なんだよ?」

「てっきり『もう組んであるから』とか

 期待したんですけど~。」

「『今のお前』に合わせたメニューじゃ無いからな、

 それをやれば『間違い無く身体が壊れるからな』

 今日はストレッチやって終わりだ。」

「それってどんなメニューですか~、

 ウマ娘の身体を壊す程

 トレーナーさんはやらせようと?」

「・・・グラス。」

「はい、トレーナーさん。」

「ちょっ。」

「セイウンスカイを寮に連れてってくれるか?

 そして、完全休養させる。」

「理由は?」

「・・・アグネスタキオンに言えばわかる。」

「了解しました。」

「え、ちょ、グラスちゃん?

 あの、トレーナーさん?」

既に腕は掴まれ逃げるに逃げれない

「スカイ。」

「な、なんだよ?」

「俺に言えない事なのか?」

 

「教えませ~ん。」

「ふむ。」

はぁ、正直、タキオンに足触られるのコワイんだよねぇ~

 

「タキオンさん。」

「セイウンスカイ、

 君の『代謝が落ちて来ている』」

(ぁ)

「へ~、ほんとに~?」

「嘘は言わないよ、

 『ウマ娘専用医療従事者』の資格も

 取っているんだ、学生の立場だが

 『医者でもあるのだよ?』」

「っ、アグネスタキオンさん、

 セイウンスカイさんは。」

「・・・残念ながら

 『全盛期は終わりを迎えたと言えるだろう』」

(きっついなぁ~

 タキオン、ホントの事はズバッて言うから)

「大丈夫大丈夫、セイちゃんは

 この程度でへこたれるウマ娘じゃないですよ~。」

「・・・代謝を補助する試薬はあるにはあるが

 まだ認可が下りないし、

 現在の許可が出ている物でも

 『持って半年だろうねぇ』」

「・・・セイちゃんにどうしろっての?」

「スカイさん!!」

「別に?私は既にこの脚で『引退している身だ』

 診察をするのは経験を積むのと、

 『キミのトレーナー君』きってのお願いだからね、

 でなければ

 他のウマ娘の娘をバンバン診察している所だよ?」

「ふ~、今日のトレーニング終わり~、んんっ!?

 部屋が暗いっ!?」

もそもそ

「せ、セイちゃん?」

 

「どうしたの?もう夕飯の時間なのに

 電気も点けないで・・・。」

いい、つけないでくれる

「・・・わかった、ベットライトは点けさせてね?」

うん

ぐ~

「ぁ、おなかすいた。」

時計を見ると

「げっ、22時?マジで?」

流石に食堂は閉まっている

「はぁ、トレーナーさん所に・・・。」

いつも通り、そう、いつも通りに

ご飯をたかりに行けば

「あれ?開かない。」

何時もはこの時間も何かしらしているのに

今日に限って閉まっている

「マジか~。」キュ~

ほんとに腹減りがヤバイ

(お、明かりだ)

せめて何か食わねばの思いで

食堂の隣にある調理実習室へ向かうと

部屋の明かりが点いていたのだ

「こんばんわ~、

 お腹ペコペコのセイちゃん・・・です、よ?」

「ば~か、何してんだ?」

「開口一番でバカはないと思いま~す。」

「あぁ、

 同室のサクラローレルに

 言われてなかったらお前はマジで餓えて倒れてたろうな。」

「ローレル・・・そか、後でお礼言わなきゃね~。」

「で?」

「なにが?」あふあふ、ウマ~

「俺にまだ言えない事なのか?」

(ずっるいなぁ~)

「そうで~す、って、言ったら?」

「・・・天皇賞春は取り消す。」

「・・・セイちゃん、怒りますよ?」

「今のお前に怒られても怖くもなんともないな。」

へぇ

トレーナーさんの腕を捕まえる

 

筈だった

 

「あ、あれ?」

「『セイウンスカイ』

 どうして言ってくれないんだ?

 この間の『屈腱炎』のようにまた抱え込む気か?

 そこまで俺は信用できないトレーナーか?」

 

「言った所で『勝てますかね?セイちゃんは』」

「あぁ、『今のお前に合わせたトレーニング』を

 組み直すからな。」

 

ずるい

 

「なら言いませ~ん。」

「・・・わかった、『お前の判断で決めろ』」

え?

「今日限りで『契約は終了だ』

 天皇賞春までは書面上契約しているが、

 それ以降はお前で判断して走れ、

 俺じゃぁ役不足みたいだからな。」

ちょ

「残念だよ、『セイウンスカイ』」

やだ

「提出する書類もあるからな、

 俺はルームに戻る。」

まって

 

扉は閉められた

 

あぁ、やっちゃった、セイちゃんは

やらかしちゃいました・・・

 

天皇賞春

《しかし、セイウンスカイは残念でしたね》

《はい、前半の1000mは良かったのですが

 後半はズルズルと沈んで最下位

 今後、どのような調整をするのか

 正直考えたくはありませんね》

「おい、セイウンスカイ。」

「は~・・・は~・・・なに?」

「あの走り、無様だな。」

「ふへへ、セイちゃんはもう良いんですよ。」

「ざっけんな!!」

「ちょっ、シャカール!!」

「いいか!ファイン!!コイツは

 『全力が出せないのを承知で走りやがったんだ』

 他のウマ娘にも良い迷惑なんだよ!!」

「シャカール!!」

「もぅテメェに走る場所はねぇ、

 とっとと引退して引っ込め!!

 『トレーナー』に契約も切られてんだ、

 学園にも居場所があると思うな!!」

「いい加減にして!!

 エアシャカール!!」

「ロジカルどうのこうのじゃねぇんだ!!

 コイツは『レースを汚したんだ!!』」

 

「・・・そっか、居場所、なくなっちゃたのか。」

「スカイさん!!」

「スカイさん、今日もですか?」

うん、ごめん

「ねぇ、ローレルちゃん、

 セイウンスカイさんは。」

「今日もダメです。」

「けっ。」

「シャカール!貴女にも責任があるでしょ!!」

「あ?あんな『セイウンスカイ』は知らねぇよ、

 学園で見かけなくて清々するぜ。」

「あ、ローレルちゃん!」

「スペちゃん!」

「どぅ?セイウンスカイさんは?」

「それが・・・。」

「そ、っかぁ。」

「どうしよう、スぺちゃん。」

「大丈夫!今は話せないけど、

 きっと、なんとかなるよ!」

「なんとか?」

あ、スマホが唸ってる

「ぁ~、マナーモードにしたままだっけ。」

 

《明日、12時、練習コースで》

 

「とれ、な?なん、で?」

あぁ、久し振りのお天道様だね~

あったか~い

 

「へ?」

 

そこには

 

『勝負服を纏ったウマ娘達が居た』

 

「けっ、ほんとに来やがったぜ。」

「もう、シャカール!」

「来てくれたんですね?『セイウンスカイさん』」

 

「その、勝負服。」

その名こそ、『日ノ本一の総大将』

「セイウンスカイ。」

「ぐ、グラスちゃん?」

「早く着替えて来てくれますか?

 『みんな、貴女を待っているんですから』」

「そうともさ!このレースの主賓はキミなのだから!」

「テイエムオペラオー。」

「せ、セイウンスカイさん、()()()負けません!」

「メイショウドトウ。」

「さぁ、セイウンスカイ、

 エルの本気を越えられる物なら越えて見せろ。」

「エルコンドルパサー。」

「まったく、この一流たるウマ娘

 キングヘイローを待たせるなんて

 良い御身分ですわね、スカイさん?」

「キングちゃん。」

「うふふ~、

 『京都大賞典』の件は忘れませんよぉ~?」

「め、メジロブライトっ!?」

 

「トップロードは予定が合わなくてな、

 悔しがってたよ。」

 

「トレーナー、さん、なに?これ?

 セイちゃんに、なに、させようと?」

 

「ん?全員と全力勝負だ、

 距離、2500m右回り、『一本勝負』」

 

「せ、セイちゃんちょ~っと調子が。」

 

逃げるなら、終わってから好きなだけ逃げろ

 

背を向けて止まるセイウンスカイ

 

「どうして?」

「なにがだ?」

「セイちゃんの不調、どこで?」

「お前のトレーナーなんだぞ?

 気づくなと言われる方が難しいんだが?」

「おっかしーなー、私は

 こたえて、なかったよね。」

「あぁ、そうだな。」

「それに「セイちゃん!!」ローレル。」

 

あぁ、キミまで勝負服なんて

 

「セイちゃん。」

「はいはい、なんでしょ~?」

「『私と勝負して』」

「え~、セイちゃん絶不調なんだけどな~。」

「なら、『私の不戦勝』になってしまうので

 『却下です!!』」

「ぇ~。」

「ふひ~、間に合った~!

 まだ走って無いよね?ね?」

「つ、ツルちゃんまで。」

「さぁ!セイウンスカイさん!勝負ですよ!」

ロッカールーム

 

ひどいや

みんな  こんな  私の  逃げれないじゃん

「は~、先に言っとくけど

 セイちゃんもう全盛期の様に走れませんからね~。」

もう二度と袖を通すつもりは無かった勝負服

「ば~か、

 『今のお前と戦いに来てるんだ』関係無いよ。」

「ほんっと、トレーナーは

 私をおバカ呼ばわりしますね~。」

「あぁ、逃げ続ける限り

 バカ呼びは変えないがな。」

「え~、それじゃぁセイちゃんは

 『先行』に切り替えよ~。」

「『逃げない』お前は嫌いだよ、セイウンスカイ。」

え?

 

「セイウンスカイ。」

「な、なにさ?」

「学園も、レースも

 逃げたいなら、『俺の元に来い』

 お前と一緒なら、

 『どこまでも一緒に逃げてやる』」

 

それって、告白ですか~?

 

「先ずはコイツ等全員から逃げきらないと

 どうにもならんけどな。」

 

振り向けば

全員から湧き上がる気迫が嵐を起こしているように見えた

 

「へ~。」

 

いいよ?でもセイちゃんですからねぇ~

 

 

っは~!きっついねー!!

 

みんな全力 そりゃ当然だよね?

 

でもね

 

ここまでお膳立てされちゃぁ

 

「使わずじまいの切り札も使っちゃわないとね!!」

 

レースを無事に終わらせる『脚使い』を辞める

 

スキル『To the perpetual sky』ExLv

 

「これこそが

 全部から逃げる為の

 セイウンスカイの切り札だぁあああっ!!」

 

あ゛ぁ゛あ゛あ゛っ!!おもいだしたぁあっ!!

 

ジュースと間違えて

『お酒』飲んじゃったんだ~っ!!

 

え?え?じゃぁ、セイちゃんやっちゃいました?

 

マジ?マジ?うそうそうそ?!

 

「ば~か、

 一口飲んで爆睡したのはどこのどいつだ?」

「うっひょぇうぇえっ!?」

「ったく、だから勝手に冷蔵庫漁るなって

 言っただろうが。」

「じゃ、じゃぁ、

 なんでセイちゃん『すっぽんぽん』なんで?」

「・・・責任は取る。」

え?

「急に脱ぎだしたかと思えばそのまま

 横になって爆睡したんだ、

 俺は・・流石に不味いと思って

 毛布でお前を包んだんだ。」

「トレーナーさんはどうして?」

「あ?

 全員の調整してたからな、

 寝不足でそのまま寝ちまったんだよ。」

「ぜ、全員?」

「お前と同世代なんだぞ?

 みんな同じように不調を抱えてたんだ、

 それを今日に合わせて

 『全力』で走れるように

 トレーニングも見てたんだよ。」

あっきれた

「で?」

「なんでしょ?」

「昼間の返事は?」

 

 

「まぁ、指、見て見ろ。」

指?

「薬指だ。」

 

猫の刻印と、S.Sとトレーナーさんのイニシャル

 

「プラチナだ、勝手に作った。」

 

「・・・にゃ。」

「にゃ?」

「にゃんてことするんですか~っ!?」

「だ~っ!?バカ!!

 『立ち上がるな!!』」

 

理事長室

「か、確認、と、トレーナー君、

 その『紅葉跡』は?」

「セイウンスカイからの制裁です。」

「はぁ、トレーナーさん?」

「断じて手を出しておりません!!」

「ダメです、きちんと責任を取って下さいね?」

「勿論です。」

「ご両親に挨拶に行かなきゃな。」

「ふへ?」

「なんだ?それからも逃げるってか?」

「に、逃げたい、です。」

「流石にダメだろ。」

「ふにゃぁ~ん!?」




セイちゃんのトレーナー

セイちゃん一途

他の不調ウマ娘達を纏めて
『絶好調』に持って行ける
長優秀トレーナー

セイウンスカイ

トレーナーに盛大な『紅葉跡』をつけちゃうウマ娘

スキル『To the perpetual sky』逃げ専用
永久に続く青空へ
全身全霊を持って全てを置き去りにする
例えスタミナが尽きかけても加速し続ける
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