(とわ)
いや~、セイちゃんでグッドエンディング記念
(入手してから3回目の育成)
の、つもりで書いてたらこんなになった
どうして?
え~
はい、いきなりピンチなセイちゃんです、はい
覚えているのは
昨日、トレーナーの部屋にお呼びがかかり
渋々部屋に入って・・・
マジで思い出せない
▽
「スカイ、また昼寝か?」
「そ~ですよ~。」
「一応、トレーニングの時間なんだけど?」
「え~、セイちゃん今日はお休みしま~す。」
「はぁ。」
スマホを準備する
「今すぐ起きれば
『マックイーンさんの主治医さん』は呼ばないでやる。」
「へいへい、起きますよ~。」
ちぇ~、今日もサボれないか~
⏰
「・・・スカイ。」
「ふ~、ふ~、ふ~・・・なんでしょ?」
タイムが落ちている
(あぁ、そんな気はしてたけど)
「調子悪いんだよな?」
「ん~、どうなんでしょ?」
「・・・スカイ。」
「トレーナーさん。」
「なんだ?」
「まだ、私は走るからね?」
「・・・わかった、
メニューの見直しをするから
今日は上がって良いぞ?」
「お?」
「なんだよ?」
「てっきり『もう組んであるから』とか
期待したんですけど~。」
「『今のお前』に合わせたメニューじゃ無いからな、
それをやれば『間違い無く身体が壊れるからな』
今日はストレッチやって終わりだ。」
「それってどんなメニューですか~、
ウマ娘の身体を壊す程
トレーナーさんはやらせようと?」
「・・・グラス。」
「はい、トレーナーさん。」
「ちょっ。」
「セイウンスカイを寮に連れてってくれるか?
そして、完全休養させる。」
「理由は?」
「・・・アグネスタキオンに言えばわかる。」
「了解しました。」
「え、ちょ、グラスちゃん?
あの、トレーナーさん?」
既に腕は掴まれ逃げるに逃げれない
「スカイ。」
「な、なんだよ?」
「俺に言えない事なのか?」
「教えませ~ん。」
⏰
「ふむ。」
はぁ、正直、タキオンに足触られるのコワイんだよねぇ~
「タキオンさん。」
「セイウンスカイ、
君の『代謝が落ちて来ている』」
(ぁ)
「へ~、ほんとに~?」
「嘘は言わないよ、
『ウマ娘専用医療従事者』の資格も
取っているんだ、学生の立場だが
『医者でもあるのだよ?』」
「っ、アグネスタキオンさん、
セイウンスカイさんは。」
「・・・残念ながら
『全盛期は終わりを迎えたと言えるだろう』」
(きっついなぁ~
タキオン、ホントの事はズバッて言うから)
「大丈夫大丈夫、セイちゃんは
この程度でへこたれるウマ娘じゃないですよ~。」
「・・・代謝を補助する試薬はあるにはあるが
まだ認可が下りないし、
現在の許可が出ている物でも
『持って半年だろうねぇ』」
「・・・セイちゃんにどうしろっての?」
「スカイさん!!」
「別に?私は既にこの脚で『引退している身だ』
診察をするのは経験を積むのと、
『キミのトレーナー君』きってのお願いだからね、
でなければ
他のウマ娘の娘をバンバン診察している所だよ?」
⏰
「ふ~、今日のトレーニング終わり~、んんっ!?
部屋が暗いっ!?」
もそもそ
「せ、セイちゃん?」
「どうしたの?もう夕飯の時間なのに
電気も点けないで・・・。」
いい、つけないでくれる
「・・・わかった、ベットライトは点けさせてね?」
うん
⏰
ぐ~
「ぁ、おなかすいた。」
時計を見ると
「げっ、22時?マジで?」
流石に食堂は閉まっている
「はぁ、トレーナーさん所に・・・。」
いつも通り、そう、いつも通りに
ご飯をたかりに行けば
⏰
「あれ?開かない。」
何時もはこの時間も何かしらしているのに
今日に限って閉まっている
「マジか~。」キュ~
ほんとに腹減りがヤバイ
⏰
(お、明かりだ)
せめて何か食わねばの思いで
食堂の隣にある調理実習室へ向かうと
部屋の明かりが点いていたのだ
「こんばんわ~、
お腹ペコペコのセイちゃん・・・です、よ?」
「ば~か、何してんだ?」
「開口一番でバカはないと思いま~す。」
「あぁ、
同室のサクラローレルに
言われてなかったらお前はマジで餓えて倒れてたろうな。」
「ローレル・・・そか、後でお礼言わなきゃね~。」
⏰
「で?」
「なにが?」あふあふ、ウマ~
「俺にまだ言えない事なのか?」
(ずっるいなぁ~)
「そうで~す、って、言ったら?」
「・・・天皇賞春は取り消す。」
「・・・セイちゃん、怒りますよ?」
「今のお前に怒られても怖くもなんともないな。」
へぇ
トレーナーさんの腕を捕まえる
筈だった
「あ、あれ?」
「『セイウンスカイ』
どうして言ってくれないんだ?
この間の『屈腱炎』のようにまた抱え込む気か?
そこまで俺は信用できないトレーナーか?」
「言った所で『勝てますかね?セイちゃんは』」
「あぁ、『今のお前に合わせたトレーニング』を
組み直すからな。」
ずるい
「なら言いませ~ん。」
「・・・わかった、『お前の判断で決めろ』」
え?
「今日限りで『契約は終了だ』
天皇賞春までは書面上契約しているが、
それ以降はお前で判断して走れ、
俺じゃぁ役不足みたいだからな。」
ちょ
「残念だよ、『セイウンスカイ』」
やだ
「提出する書類もあるからな、
俺はルームに戻る。」
まって
扉は閉められた
あぁ、やっちゃった、セイちゃんは
やらかしちゃいました・・・
⏰
天皇賞春
《しかし、セイウンスカイは残念でしたね》
《はい、前半の1000mは良かったのですが
後半はズルズルと沈んで最下位
今後、どのような調整をするのか
正直考えたくはありませんね》
⏰
「おい、セイウンスカイ。」
「は~・・・は~・・・なに?」
「あの走り、無様だな。」
「ふへへ、セイちゃんはもう良いんですよ。」
「ざっけんな!!」
「ちょっ、シャカール!!」
「いいか!ファイン!!コイツは
『全力が出せないのを承知で走りやがったんだ』
他のウマ娘にも良い迷惑なんだよ!!」
「シャカール!!」
「もぅテメェに走る場所はねぇ、
とっとと引退して引っ込め!!
『トレーナー』に契約も切られてんだ、
学園にも居場所があると思うな!!」
「いい加減にして!!
エアシャカール!!」
「ロジカルどうのこうのじゃねぇんだ!!
コイツは『レースを汚したんだ!!』」
「・・・そっか、居場所、なくなっちゃたのか。」
「スカイさん!!」
⏰
「スカイさん、今日もですか?」
うん、ごめん
⏰
「ねぇ、ローレルちゃん、
セイウンスカイさんは。」
「今日もダメです。」
「けっ。」
「シャカール!貴女にも責任があるでしょ!!」
「あ?あんな『セイウンスカイ』は知らねぇよ、
学園で見かけなくて清々するぜ。」
⏰
「あ、ローレルちゃん!」
「スペちゃん!」
「どぅ?セイウンスカイさんは?」
「それが・・・。」
「そ、っかぁ。」
「どうしよう、スぺちゃん。」
「大丈夫!今は話せないけど、
きっと、なんとかなるよ!」
「なんとか?」
⏰
あ、スマホが唸ってる
「ぁ~、マナーモードにしたままだっけ。」
《明日、12時、練習コースで》
「とれ、な?なん、で?」
⏰
あぁ、久し振りのお天道様だね~
あったか~い
「へ?」
そこには
『勝負服を纏ったウマ娘達が居た』
「けっ、ほんとに来やがったぜ。」
「もう、シャカール!」
「来てくれたんですね?『セイウンスカイさん』」
「その、勝負服。」
その名こそ、『日ノ本一の総大将』
「セイウンスカイ。」
「ぐ、グラスちゃん?」
「早く着替えて来てくれますか?
『みんな、貴女を待っているんですから』」
「そうともさ!このレースの主賓はキミなのだから!」
「テイエムオペラオー。」
「せ、セイウンスカイさん、
「メイショウドトウ。」
「さぁ、セイウンスカイ、
エルの本気を越えられる物なら越えて見せろ。」
「エルコンドルパサー。」
「まったく、この一流たるウマ娘
キングヘイローを待たせるなんて
良い御身分ですわね、スカイさん?」
「キングちゃん。」
「うふふ~、
『京都大賞典』の件は忘れませんよぉ~?」
「め、メジロブライトっ!?」
「トップロードは予定が合わなくてな、
悔しがってたよ。」
「トレーナー、さん、なに?これ?
セイちゃんに、なに、させようと?」
「ん?全員と全力勝負だ、
距離、2500m右回り、『一本勝負』」
「せ、セイちゃんちょ~っと調子が。」
逃げるなら、終わってから好きなだけ逃げろ
背を向けて止まるセイウンスカイ
「どうして?」
「なにがだ?」
「セイちゃんの不調、どこで?」
「お前のトレーナーなんだぞ?
気づくなと言われる方が難しいんだが?」
「おっかしーなー、私は
こたえて、なかったよね。」
「あぁ、そうだな。」
「それに「セイちゃん!!」ローレル。」
あぁ、キミまで勝負服なんて
「セイちゃん。」
「はいはい、なんでしょ~?」
「『私と勝負して』」
「え~、セイちゃん絶不調なんだけどな~。」
「なら、『私の不戦勝』になってしまうので
『却下です!!』」
「ぇ~。」
「ふひ~、間に合った~!
まだ走って無いよね?ね?」
「つ、ツルちゃんまで。」
「さぁ!セイウンスカイさん!勝負ですよ!」
⏰
ロッカールーム
ひどいや
みんな こんな 私の 逃げれないじゃん
⏰
「は~、先に言っとくけど
セイちゃんもう全盛期の様に走れませんからね~。」
もう二度と袖を通すつもりは無かった勝負服
「ば~か、
『今のお前と戦いに来てるんだ』関係無いよ。」
「ほんっと、トレーナーは
私をおバカ呼ばわりしますね~。」
「あぁ、逃げ続ける限り
バカ呼びは変えないがな。」
「え~、それじゃぁセイちゃんは
『先行』に切り替えよ~。」
「『逃げない』お前は嫌いだよ、セイウンスカイ。」
え?
「セイウンスカイ。」
「な、なにさ?」
「学園も、レースも
逃げたいなら、『俺の元に来い』
お前と一緒なら、
『どこまでも一緒に逃げてやる』」
それって、告白ですか~?
「先ずはコイツ等全員から逃げきらないと
どうにもならんけどな。」
振り向けば
全員から湧き上がる気迫が嵐を起こしているように見えた
「へ~。」
いいよ?でもセイちゃんですからねぇ~
⏰
っは~!きっついねー!!
みんな全力 そりゃ当然だよね?
でもね
ここまでお膳立てされちゃぁ
「使わずじまいの切り札も使っちゃわないとね!!」
レースを無事に終わらせる『脚使い』を辞める
スキル『To the perpetual sky』ExLv
「これこそが
全部から逃げる為の
セイウンスカイの切り札だぁあああっ!!」
▽
あ゛ぁ゛あ゛あ゛っ!!おもいだしたぁあっ!!
ジュースと間違えて
『お酒』飲んじゃったんだ~っ!!
え?え?じゃぁ、セイちゃんやっちゃいました?
マジ?マジ?うそうそうそ?!
「ば~か、
一口飲んで爆睡したのはどこのどいつだ?」
「うっひょぇうぇえっ!?」
「ったく、だから勝手に冷蔵庫漁るなって
言っただろうが。」
「じゃ、じゃぁ、
なんでセイちゃん『すっぽんぽん』なんで?」
「・・・責任は取る。」
え?
「急に脱ぎだしたかと思えばそのまま
横になって爆睡したんだ、
俺は・・流石に不味いと思って
毛布でお前を包んだんだ。」
「トレーナーさんはどうして?」
「あ?
全員の調整してたからな、
寝不足でそのまま寝ちまったんだよ。」
「ぜ、全員?」
「お前と同世代なんだぞ?
みんな同じように不調を抱えてたんだ、
それを今日に合わせて
『全力』で走れるように
トレーニングも見てたんだよ。」
あっきれた
「で?」
「なんでしょ?」
「昼間の返事は?」
あ
「まぁ、指、見て見ろ。」
指?
「薬指だ。」
猫の刻印と、S.Sとトレーナーさんのイニシャル
「プラチナだ、勝手に作った。」
「・・・にゃ。」
「にゃ?」
「にゃんてことするんですか~っ!?」
「だ~っ!?バカ!!
『立ち上がるな!!』」
⏰
理事長室
「か、確認、と、トレーナー君、
その『紅葉跡』は?」
「セイウンスカイからの制裁です。」
「はぁ、トレーナーさん?」
「断じて手を出しておりません!!」
「ダメです、きちんと責任を取って下さいね?」
「勿論です。」
⏰
「ご両親に挨拶に行かなきゃな。」
「ふへ?」
「なんだ?それからも逃げるってか?」
「に、逃げたい、です。」
「流石にダメだろ。」
「ふにゃぁ~ん!?」
セイちゃんのトレーナー
セイちゃん一途
他の不調ウマ娘達を纏めて
『絶好調』に持って行ける
長優秀トレーナー
セイウンスカイ
トレーナーに盛大な『紅葉跡』をつけちゃうウマ娘
スキル『To the perpetual sky』逃げ専用
永久に続く青空へ
全身全霊を持って全てを置き去りにする
例えスタミナが尽きかけても加速し続ける