ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

23 / 65
キタサンブラック救済のつもりが
こうなった


ひひ~ん!?

皆さんは

キタサンブラックと言うウマ娘を

よく知っていると思われる

 

困っている人をほっとけない

何かしら助けになれないかと奔走する

 

では

 

『スーパークリークにでちゅね漬け』された

キタサンブラックは知っているだろうか

 

「き、キタサンブラック?」

虚ろな目で

『流石に制服姿』だった

「はい、キタちゃんのトレーナーさん。」

「え?」

 

そう言って渡された紙袋の中身は?

 

(これが、キタちゃんに

 『実際に着せたスモック』ですよ?)

「お返しします。」

そう言ってキタちゃんをしっかり抱きしめてあげる

 

「帰ろう、キタサンブラック。」

ぁい、かえりゅ

 

おい、その言葉は不味い

「クリーク、これは治るんだよな?」

「そ~ですね~、

 長い娘は2週間でしょうか~。」

「・・・2週間は困るな、

 来週、キタちゃんのご両親とお話しがあるんだが。」

「ん~・・・でわ~、

 ちょっと、キタちゃんと

 二人きりにして貰えますかぁ~?」

「ん?」

 

有無を言わさず部屋の外に放り出された

 

突然キタちゃんの『甘い声が響いた』

 

「え?ちょ、ホントに大丈夫か?」

そう言うや否や扉が開く

 

「き、キタちゃん?大丈夫か?」

「は///はぃ~///」

「トレーナーさん。」

「はいよ。」

 

(今のキタちゃんは、

 ちょっと興奮している状態に近いですので

 直ぐにお布団にしまってくださいね?)

(はぁ、本当に大丈夫なんだろうな?)

(もし、捕まえられたら

 『尻尾』を強く握ってあげてください)

 

とってもしおらしいキタちゃんが見れますよ?

 

 

見たい?そりゃぁ、見たいけど

まだ『卒業していない』

 

トレーナールームの仮眠用ベッドに

『念の為拘束具を腰にひと回し』して

寝かせている

 

まぁ、危うく

『絞め殺されるかと思う程』締め付けられた

 

その際、尻尾を掴めば良かったのだが

ウマ娘の尻尾は『デリケートゾーン』だ

『サトイモ』・・・失礼

サトノダイヤモンドのトレーナー曰く

『尻尾はアカン、手首骨折で済んで良かったよ』

 

と、聞いていた為触らなかった

 

また、触らなくて良かったとも思える

 

事あるごとに側に座って来て

『尻尾ハグ』して来るからだ

キタちゃん曰く『尻尾で懸垂』とか言っているせいで

今では

『尻尾で10kg程度の荷物を

 持ち続けられるまでになった』

ただ、付け根が痛くなるそうで持って10分程

 

ん~・・・

 

どうやら起きた様だ

 

「キタちゃん、起きれるか?」

拘束具もはずしてキタちゃんを起こす

「ふぇ~・・・ほはようこらいまふ~。」

 

・・・耳をぎゅ

 

「ひんっ?!ななななんですかっ!?」

「起きたか?」

「あ、トレーナーさん!

 おはようござい、ま、す?あれ?」

「おはよう、キタサンブラック。」

 

ぴゃ~っ!?

 

毛布に包まって縮こまるキタちゃん

 

「あぁ~ああのののっ!?」

「ぁ~、自業自得だな、

 サトノダイヤモンドを追い過ぎだ。」

 

どうやら思い出したみたいだ

「ぁぅ~///」

「いくら友人とは言え

 『キスシーンを覗くのはダメだろう?』」

「へ?なんで知ってるんですか?」

「知ってるも何も、

 『俺、職業トレーナーさん』

 それに、サトノダイヤモンドのトレーナーは

 俺の友人だよ、

 アイツがサトノダイヤモンドの担当になってから

 『速攻相談されてな』後押ししたのも俺だ。」

「うぇ゛っ!?」

「俺から見ても良い仲に見えたしな、

 漸く外に出てるアイツに

 勿体ないぐらいの彼女だろうけど。」

「え?」

「あぁ、アイツは一度、

 『人間不信』になってな、

 ネトゲで久しぶりに会って

 オフ会、んでこの『ウマ娘のトレーナー』の

 世界に引っ張って来たのが俺だ。」

「ぇえええっ!?」

「アイツ、育成ゲームじゃ

 有名なプレイヤーなんだけど知らない?」

「いえ、あんまりそう言うのは見て無いです。」

「そうだな、

 大抵見ているのは

 『トウカイテイオー』のレース動画だもんな?」

「はい!トウカイテイオーさんは

 今でも憧れですから!!」

漸く毛布から出て来た

 

「ほれ、座れ、髪治してやる。」

毛布に潜った段階でボサボサになってる

「あぅ///お願いします。」

 

 

「ほれ、これでどうだ?」

「ほぇ~、トレーナーさん

 理容師さんなんですか?」

「まぁ、親戚がな、

 ほれ、寮の時間大丈夫か?」

「あ、今日は外泊届を出してたんですけど、

 両親が帰って来れなくなっちゃって、

 家に帰っても、その、

 トレーナーさんのお家は、ダメ、ですか?」

 

「なんもないぞ?」

「え?ベッドの下にそう言う本は?」

「ないねぇ。」

「えぇ~。」

「俺にどんな期待をしてんだよ。」

 

 

トレーナーさんの賃貸マンション

 

「ぁ、あれぇ?トレーナーさんのお家って、

 ここ、でしたっけ?」

「あぁ、引っ越したんだよ。」

「い、何時の間に。」

 

 

「と、トレーニングルームがある。」

「あぁ、隣はサウナとお風呂も付いてるぞ。」

「ぁ、後で使っていいですか?」

「構わんよ。」

 

 

リュックサックに詰めて来た

トレーニングウエアにすぐさま着替えたキタちゃんは

一通りのトレーニング器具で汗を流した後、

今、お風呂に入っている

 

「はて、冷蔵庫の中身で足りるかね。」

越して来たばかりなので

『ミンチ肉20kg』とか

『産地直送高級にんじん』とか

その他物々が入っている

 

とりあえず、にんじんハンバーグを作り出す

 

じゅ~

 

「うわ~、いい匂い!」

「おぅ、あがった・・・

 なんで俺のワイシャツを着ているんだい?

 キタサンブラック?」

「へ?」

 

「そうか、道理で

 ロッカールームのワイシャツが無くなる訳だ。」

とっとと寝間着に着替えさせお説教中

 

「だって!

 トレーナーさんの『匂い』が

 イケナイんですよ!!」

「あぁ?」

「始めは男の人の匂いだな~って思ってたら

 なんだか、クセになっちゃって

 半月に一回は嗅がないと落ち着けなくなっちゃって

 最近は毎日嗅がないとダメなんです!!」

 

「どうして引いてるんですか?」

「いや、

 まさか俺にこう言う事が降りかかって来るとは

 思って無かったからな、

 そっか~、だからシャツが無くなるのか~。」

「はい!!

 トレーナーさんのせいです!!」

 バシン!!ひんっ!?

 

「毎日のように買い足すと

 『とんでもなくお金がかかるんだぞ?』」

「ぁ。」

「ったく、アイツの言う通りか。」

「アイツ?」

「あぁ、サトノダイヤモンドのトレーナーだよ、

 ついでに言えば、

 サトノダイヤモンドからも、言われてたな。」

「え?ダイヤちゃんからも?」

 

『たぶん、わかってないと思います』

 

「ほぼ、毎日、毎回、

 キタちゃんが

 俺のワイシャツに頬ずりして

 クンカクンカして、うずめて、

 カバンにしまっているのが

 サトノダイヤモンドに見られてたんだ。」

 

あ、フリーズした

 

 

「はっ!?」

「おはよう、キタサンブラック、

 せっかくのにんじんハンバーグが

 冷めてしまったよ。」

「あぅ、すいませんでした。」

「はぁ、

 さっきご両親に連絡したんだ。」

「え?」

 

『キタちゃんを、

 キタサンブラックを

 俺の嫁にください』ってね

 

「ふぇ?」

「いつも一緒に居れば

 ワイシャツが無くなる事もねぇだろ?」

「うぇええええっ!?」

「いや~、

 ダメ元で電話したら『即OK』でたよ、

 むしろ『家の娘以外を選ぶとかないよな?』って

 言われたけど、

 まずありえませんって返したよ、

 お義父さんの方は

 まだ忙しく見たいでね、

 予定が空き次第連絡くれるって・・・キタ?」

 

ぼん

 

「ぁ~、

 落ち着くまでそこにいな、

 にんじんハンバーグを

シチューにアレンジして来るから。」

 

その日

キタサンブラックの生涯で

一番声を出した

 

「ひひ~ぃ~んっ!?」

 

 

「「あ、やっとくっついた」」

後日、サトノダイヤモンドと

そのトレーナーさんに見つかり

根掘り葉掘り

ある事ない事を聞かれまくった

 

 




キタサンブラックのトレーナー

元、廃人ゲーマー実況者

サトノダイヤモンドのトレーナーとは
古くからの友人で
彼の人間不信
『原因の一部の片棒を担いでいたのだ』
数年お互いに離れて
ネトゲで偶然再会
そこで漸く和解した

ナチュラルに彼氏ワイシャツをする
キタちゃんには、流石に引いた

キタサンブラック

自覚症状無し・目
薄い本OK・科
トレーナーさんの
ワイシャツクンカクンカウマ娘な、ウマ娘

恥ずかし過ぎると『ひひ~んっ!?』と鳴く

スーパークリーク

お洋服は残して置きますね~、な、ウマ娘

スモック以外にも、
キタサンブラックを着せ替え人形にしていたらしい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。