ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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メジロマックイーンは
前々から書きたかった為


はぁ、今日も減量ですか・・・

天皇賞(春)連覇は

早々に出来る事では無い

 

「マックイーン。」

「はい、トレーナーさん。」

「昨日は『何を食べたか教えて貰えるか?』」

「えっと・・・何処でその話を?」

 

折角、トウカイテイオーと共に

ドリームシリーズへ転向した矢先

健康診断『太り気味』

 

まぁ、予想はしていた

理由は

時の黄金世代達と『打ち上げ』に

昨日は出掛けていた

 

メジロマックイーンが

『食べて来ない訳が無い』

 

「乗れ。」

「い、嫌ですわ。」

 

目の前にはウマ娘用体重計

 

「今、爺やさんから連絡が入った、

 『冷蔵庫は暫く使用禁止』だそうだ。」

 

この世の終わりの様な表情で

「あんまりですわ~っ!!」

 

 

ドリームシリーズの調整の為

走り込みをさせているのだが

 

「マックイーン、遅い。」

「な゛っ。」

「ほれ、こんなタイムじゃ

 トウカイテイオーのトの字すら

 見えてこないぞ?」

「わ、わかってますわ!!」ぐ~

 

「・・・マックイーン?」

(おかしい、確かに一時間前にお昼を食べた筈)

「だ、大丈夫ですわ!!

 ささ、早く続きをっ?!」

 

ひょいっと持ち上げる

 

「・・・お前、本当に大丈夫か?」

「な、なんですの?」

表情は貧血症状に近い

「まさかな。」

「は、離してくださいましっ!!」

「ダメだ。」

 

 

「お~い、安心沢~。」

「は~い!安心安全な

 私を呼ぶ、のは、貴方か、

 どうしたのかしら?」

普段のはっちゃけ具合から

すん、と、

医者の目に切り替わる安心沢

 

「マックイーンを診てくれるか?」

「・・・貧血症状ね、後は、

 わかった、マックイーンさん、

 きちんと検査させて頂戴?」

「はぃ。」

 

 

トレーナールームで

打ち込み作業を進めていると

 

ブブブブ

 

「お、安心沢か。」

《検査の結果よ》

「どれどれ・・・。」

 

確かに食べ過ぎによる『太り気味』は

合っていたが

 

『初経』と、まぁ、女性に至る症状が書かれていた

 

「そっか、マックイーン、

 女の子は卒業なのか。」

 

スマホをスリックし

ある方へ電話を掛ける

 

《なにかしら?

 今、それなりに忙しいのだけれど》

相手はメジロマックイーンのお婆様

 

「それを承知でお電話をした次第です。」

《そぅ、

 一旦、会議を中断して頂戴、

 急用なの》

ガタガタと音が立ち

 

《もう良いわ、私以外居ないわよ?》

「ありがとうございます、

 そして、おめでとうございます、

 お子様は、女性になられる準備が整いました。」

《っ、そぅ、そうですか》

「かねてからのお願いを

 受けて貰えますね?お義母様。」

《それはあの娘次第です、

 もう、メジロ家の重圧を考えなくていいと、

 伝えてはいますが、

 あの娘はそれでも引き継ぐと言っています、

 それがどう言う事か、御分かりですね?》

「そうでなければ

 この様に連絡を密に取る事も無かったでしょう。」

《そうでしたね、

 貴方は、既に覚悟を決めて

 あの娘と歩んで来たのよね》

「はい。」

《あの娘には?》

「これからです。」

《・・・あの娘を頼むわね》

「はい、例え

 断られても俺はメジロ家と共に。」

《バカね、あの娘を連れて

 何処かへ逃げれば良い物を》

プッ

 

「さ、行くか。」

 

 

「マックイーンさん、

 鎮痛剤は打ったけど、

 止まってる訳じゃ無いから動かないでね?」

「は・・・っ、はぃ。」

「ほら、動かない。」

「すみません。」

「さて、ちょっと用事があるから

 席を外すわね?」

「どちらに?」

「臨時保険医として、お仕事よ、

 理事長に報告があるのよ。」

そう言って出ていかれました

 

「はぁ。」

 

ウマ娘の走れなく理由として

幾つかある

 

『怪我』『病気』『成績不振』

『精神的理由』

そして

 

「『生理』こんなにも早く来てしまうなんて。」

ウマ娘と言う『女の子の卒業』がある

 

こうなってしまうと

最早走れない

激痛とまではいかないまでも

レース中・練習中に

『なってしまう事があるからだ』

 

「そんな・・・だって、テイオーと。」

「約束してたもんな。」

 

何時の間にか入って来ていたトレーナーさん

 

「ノックも無しに入室とは

 デリカシーの欠片も無いのですか?」

身体を起こそうするが押さえつけられる

 

「点滴打って鎮痛剤で落ち着いてるんだ、

 無理すんな。」

「ですが。」

 

溜息をつきつつ身体を起こしてくれるトレーナーさん

 

「・・・始まったな。」

「はぃ、もぅ、走れません。」

「待ってたかいがあったよ。」

「どう言う事ですの?」

キッ!!と、目つきが鋭くなるが

「やっと言える。」

「はい?」

今度はキョトンとする

 

メジロマックイーン

俺と、結婚してくれますか?

 

「お断りしますわ。」

「即答か、理由は?」

「メジロ家に婿入りの意味を御分かりですか?」

「あぁ。」

「なら、尚の事お断りします、

 私の今後は

 メジロ家を維持、

 発展に力を尽くさねばなりませんの。」

「俺が出来る事は何でもやる。」

「駄目ですわ、

 貴方は

 『私を離して

  新たなウマ娘の夢を成就なさいませ』」

 

以心伝心・一心同体

そうじゃなかったのか?

 

「えぇ、そうでしたわね、

 でも、それとコレは違いますわ、

 ですから、これからは

 『お互い、別の道を歩むのです』」

 

そんな顔して良く言うよ

 

「っ、そんな顔、してい、ません、わ。」

 

ぼろぼろにこぼれる涙は

拭っても拭いきれない

 

「だって。」

 

「わたくしは。」

 

「メジロ家、なんですもの。」

 

鼻水が垂れていようが、

涙でぐずぐずだろうが

 

メジロマックイーンにキスをする

 

「ぁぁ。」

 

「今日ぐらい、メジロ家を忘れろよ、

 マックイーン。」

「だ、め、です、わ、わた、くし、わぁ。」

タオルで綺麗に拭き取っても

止まらない涙

 

「俺は、とっくのとうに、

 『お前専属だ』

 他の誰でもない

 『メジロマックイーンの専属トレーナーだ』

 なら、今までも、『これからも』

 一心同体だ、メジロマックイーン。」

 

舌を絡め深く、長く、キスを続ける

 

 

コンコンコン

「ぁ~、入ってよろしいかしら?」

「大丈夫だ。」

 

(どこが大丈夫なのよ

 このむせかえる甘い匂いを

 どうする気なのよ)

「はい、これ。」

「コレは?」

「ちゃんと使いなさいって事よ。」

「ぁ~。」

 

 

翌日には引退を発表し

 

卒業式後、

 

また太り気味?で、安心沢に診断して貰ったら

 

「はぁ、遅かったのね。」

「え?」

「あ、安心沢?」

 

赤ちゃん、出来てるわよ?

 

速攻メジロ家のお婆様に呼び出され

メジロ家の婿入りが決定した

 

更に翌日、トウカイテイオーに蹴られた

 

 

産まれた女の子は

『ゴールドシップに良く似た』

葦毛の美人になったそうだ

 




マックイーンのトレーナーさん

チーム・スピカでは無い世界線

ドリームシリーズへ転向した時点で
高等部の履修は済んで居る為
『ウマ娘の成人扱い』

実は今では廃れた
『華族(日本の貴族)』の子孫

メジロマックイーン

パクパク・目
食べた分だけ身に付く・科
メジロ家のポンコツ枠ウマ娘

メジロ家のお婆様(お義母様)

実は中央トレーナー試験会場で
トレーナーを見つけ
マックイーン専属として
最初から狙っていた

レース結果、指導力、達成力をしっかり精査し
彼なら大丈夫と判断した

ただ、卒業式後の報告が入るまで
メジロマックイーンの『妊娠』に
気づけなかった

安心沢刺々美

トレセン学園臨時保険医兼
シンボリルドルフ担当医

今回は真面目枠

ゴールドシップ

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