ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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新年早々更新しないとは言って無い

トウカイテイオー救済?
深夜テンションで
書くもんじゃないね!


新たな時代

「はちみー、はちみー、

 はちみーをたべ~る~と~・・・。」

 

誰もいないロッカールームに

トウカイテイオーが一人

 

その姿は制服姿では無く

『旧家の正装』である

 

「はぁ、なんで正装着なきゃいけないの?」

 

その嘆きに誰も返さない

 

(ずるいな~、

 マックイーン、卒業前に

 トレーナーさんと・・・)「はぁ。」

 

ボクはどうなんだろう

ずっと一緒に走って来た

 

 

『トウカイテイオー、

 この有馬記念で復活を遂げた~っ!!

 見てくださいこの雄姿を!!

 再び掲げられる

 《3本のピースサインを!!》』

 

 

あの日、ほんと出せる力を全部出しきっちゃった

そのせいなのか

4度の骨折が効いて来たのか

『あの力は出せていない』

 

「はぁ。」

 

この正装は式典用で凄く窮屈だ

走れない

早く脱ぎたい

 

トレセン学園はもう卒業してOB扱い

いろんなウマ娘と会うけど

知らない顔ばかり

辛うじて

『キタサンブラック』ことキタちゃん

『サトノダイヤモンド』のダイヤちゃん

この二人はわかるけど

この二人も

『引退を選んだ』

 

そう、もうそれだけボクは

『時代に取り残されていた』

 

マックイーンは子供の世話だけじゃなく

二人目もお腹に居るとか

どんだけだよ

 

スぺちゃんは北海道に帰っちゃって

それ以来会えてない

勿論、テレビ電話で話したりはするけど

 

ウォッカ

一昨日会って驚いたのが

ダイワスカーレットと一緒に

赤ちゃんを抱いてた

 

あのゴルシですら

担当トレーナーと結婚して子供がいる

 

「ぼく、なにしてんだろ。」

 

このロッカールームはみんなで使っていた場所だ

だけど、来週建て替えで取り壊しが決まっている

 

「思い出の場所すら

 無くなっちゃうのか。」

 

備え付けのテーブルに乗っかり脚をぶらぶら

 

目を閉じれば

今でも鮮明に思い出せる

『楽しかった、

  悔しかった、

   悲しかった、

    それでも諦めなかった』

 

「ぁ、あれ、ボク、泣いてる。」

 

ホコリが積もる床に水滴の後が付く

 

「あはは、無くなっちゃう、

 みんな、

 ボクを置いていっちゃう。」

 

スカートを両手でつかみ

 

こらえようと

 

すればするほど、涙が溢れて来る

 

「みんなぁ・・・あいたいよぉ、

 あの頃に戻りたいよぉ。」

 

「ふむ、それは出来ない相談だね。」

 

え?

 

「やぁ、久し振りだね、

 トウカイテイオー君。」

「あ、アグネスタキオンじゃん、

 どうしたのさ?」

「どうもしないさ、

 キミが『過去に戻りたい』なんて言うから

 『引き寄せられてしまったよ』」

「何言ってんの?」

「ま、些細な事さ、

 それで?『何時の時代に戻りたいのさ?』」

「え?」

「『キミの戻りたいのは何時の時代だ?』と

 聞いたのだがね?」

「いつ。」

「有馬記念の直前かい?

 皐月賞かい?デビュー戦かい?

 『トレーナーと会う前かい?』」

 

え?

 

「それとも、赤ん坊からやり直したいのかい?」

「ちょっ、な、何を言ってるんだよ!!」

「戻りたいのだろう?」

「そうじゃないっ!!」

胸ぐらを掴みかかる

「ふん、

 キミの戻りたい思いはその程度か

 『なんで引き寄せられたのやら』わからんな。」

「いい加減にしてよ、

 ボク、ご機嫌ナナメなんだよ?」

「あぁ、そう言う事か。」

「アグネスタキオンっ!!」

 

キミは『進むのがコワイだけだね?』

 

「なんだ、それが原因か。」

「なんだ・・・って、なに、それ。」

「『置いてかれた』そう思ったのだろう?」

 

「まったく、私の時間を

 『その程度で邪魔をしないでくれたまえ』

 時間は有限なのだから。」

 

「はぁ、

 これ以上留まっても仕方ないから言うけど。」

 

『自分だけ覚えていて、

 周りの誰もが覚えていない過去に

 態々戻るメリットはあるのかね?』

 

 

「自分の存在すら

 その場にリセットされると思ったのかい?

 それはあり得ないし

 『現に、ここに居る私は

  キミの時代よりも先の時代の

  アグネスタキオンなのだよ』

 コレがどう言う事か解るね?」

 

じゃぁ、何しに来たの?

 

「あぁ、

 トレセン学園に忘れ物を

 取りに来ただけだよ、

 その為にタイムマシン(個人用)を

 作ったのさ、

 後でモルモット君・・・旦那君に

 しこたま怒られるけどね。」

 

は?

 

「そんな忘れ物の為に?」

「キミ取ってはね、

 私にとっては

 『無くしたく無かった物だ』

 この取り壊しが始まる前に

 戻る必要があったのだけど、

 キミに引っ張られ

 後、5日戻り直さなければ

 いけなくなってしまったがね。」

「ボクのせいだって?」

「あぁ、そう言ったね。」

 

「衰えた私にすら当てられない拳は

 見てられないね、

 キミは『ずっと側に居てくれた人すら』

 見えていないのかい?」

 

テイオー!!テイオー!!どこだー!!

 

「ぁ、トレーナー。」

「まったく、

 早く『元の流れに戻りたまえ』

 置いてかれたのではない。」

 

『みんな、待っているのだよ?』

 

 

「ぅ~・・・。」

なんか変な夢を見たような

 

「テイオー、起きてるか?」

「ぇ、あ、うん、『___さん』

 あり?トレーナーさん?」

「どうした?

 トレーナー呼びなんて『何年振りだ?』」

 

うわぁ~~~~っ!?

 

「___さん!!いいま何時っ!?」

「はぁ、7時だよ、

 子供達を送る時間まで

 そんなに無いよ?

 ゴハン食べてて?

 支度は済ませとくから。」

「ゴメーン!!直ぐ食べるーっ!!」

 

 

送迎バスに何とか間に合い

___さんと、トレセン学園へ向かう準備を

大急ぎで進める

 

「あわわわっ!?」

「ほらほら、

 髪結ってあげるから大人しくしろ。」

「急いで急いで!!

 『初日から遅刻』なんて~っ!?」

 

そうだ、ボクはトレーナーさんと結婚して

『同じ仕事に就いたんだ』

 

ウーマンスーツで決めて

「いくよ!!テイオーすて「待てい」ぐぇっ!?」

「やるなって言ったろ、

 ついこの間捻挫したの忘れたのか?」

「それはそうだけど、時間!!」

 

こつん

 

「ふきゃ?!」

「『何時も車で送り迎えしてたろ?』

 どうしたんだ今日は?」

「くるま・・・くるま?

 ぇ~・・・あ!あは、アハハハ~、ごめんちゃい。」

「トウカイテイオー。」

「なぁに?」

 

「マックイーンの娘さんを担当するんだろ?

 しっかりしろ!!」

 

あ、ようやく頭が冴えて来た

 

「ご、ごめんなさい『アナタ』

 ちょっと、夢見が悪くて。」

「まぁ、後で

 『アグネスタキオン』に診て貰え、

 どうせ保健室で寝てるだろうから。」

「あはは、そうだね、そうするわ。」

 

 

マックイーンの娘さん

 

え?胸でっかっ!?

ほんとにマックイーンの娘さんなの?

って、マックイーンに言ったら

 

『変わらないのはどちらですか?』って返された

くっ、ボクより

『少し胸が大きくなったからって!!』

 

 

「タキオーン、いるー?」

「んぁ~?だ~れだ~ぃ?」

「はぁ、そのベッドって、

 患者さん用でしょ?」

「そうだね~。」

もそもそと這い出て来る

 

「おや、『お帰り』

 ちょっとした過去への旅はどうだったかね?」

 

「辛いだけだった。」

「言っただろう?

 『周りは覚えていない』と。」

「うん、

 ありがとね、タキオン。」

「どういたしまして、

 さて、この試薬を「それじゃ!!」

 ちぇっ、逃がしたか。」

 

ボクはトウカイテイオー

 

新たな時代を紡ぐ

中央トレセン学園の『トレーナー』として

新たなウマ娘と共に

『時代を作るウマ娘を目指す』

 

7冠?まだまだ、序の口

もっともっと上を目指してかなきゃね!!

 




トウカイテイオーのトレーナーさん

レジェンドトレーナーの称号を
強制的に受け取らされた

トウカイテイオー以降も
4、5、6冠と、
ぶっ壊れウマ娘を育てて来た

流石に新卒トレーナーの
育成に回っている

トウカイテイオーとは3児の子供がいる

残念ながらメジロマックイーンの子供とは

3~5年ほどずれてしまった

トウカイテイオー

芯の強さを持つ・目
だけどガキンチョ属性・科
不屈のテイオーを冠するウマ娘

アグネスタキオン

本当に忘れ物を取りに行くためだけに
タイムマシンを作っちゃったウマ娘

稀にたづなさん、やよいちゃんも使うらしい
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