ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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去って行った諭吉さん数枚と
キングヘイローの湯けむり記念!!


一流とトレーナー

「はぁ。」

 

今日はお母様と食事なのだけれど

 

「へ?今日?

 ごめん、ヘイロー、トレーナー会議と

 用事もあるから申し訳無いけど無理なんだよ。」

 

えぇ、私(わたくし)も、彼の予定を

ちゃんと確認していなかったのは認めますわ

 

「はぁ。」

 

スタミナキープの為に始めた

メッセンジャーのバイトをこなしつつ

予定の時間まで時間を潰すしかないわね

 

あら?メッセンジャーを御存じない?

昨今はデジタル化がどんどん進んでおりますが

やはり貴重書類・重要案件の契約書など

今でも紙媒体は大切に使われていますの

 

中等部、高等部とキングに相応しい成績を残し卒業

最前線から離れるにあたって

トレーナーさんから紹介されたのですわ

 

「はい、こちらにサインをお願い致しますわ。」

「き、キングヘイローさんでしたかっ!?」

「えぇ、そうですわ。」

「あ、ぁの!!」

片方に書類と片方に手帳

「ふふっ、サイン、私(わたくし)も必要ですわね?」

「ありがとうございます!!」

 

互いにサインを交換しその場を後にする

 

「・・・もう一件は時間・・・無理ですわね。」

トレーナーさんから貰った

グリーンバンド腕時計を確認する

「あ、ウマ娘メッセンジャー本部ですか?」

《はい、どうされました?キングヘイローさん?》

「____の分なのですけれど、

 この後の用事に遅れてしまうので

 他の方にお願いしたいのですけれど大丈夫でしょうか?」

《はい、確認しますね》

「ふぅ、ふぅ、ふぅ。」

全速力で走っておりますの

お母様が予約したレストランに

 

運悪く誰もが

指名依頼を受注中で代わりがおらず

結局20キロ程走った来たわ

 

「くっ、いくら消臭スプレーでも。」

少し汗臭い

「はぁ。」

 

時間こそ間に合ったけれど

「お母様?」

「いらっしゃい。」

 

な・ん・で・メ・イ・ド・服?

 

「今日は貴女をねぎらう為に貸切にしたのよ。」

「ぇ。」

「不思議ね、私達の家系からはステイヤーが通例だったのに、

 貴女は最強のスプリンターになったのだから。」

「あの。」

「なにかしら?」

「どうしてその格好を?」

「安心なさい。」

「はい?」

()()()()()()()()()()()!!」

「・・・ぇ?」

「さ、貴方もそこで隠れて無いで出て来なさい。」

「は、はい!!」

 

そこにはタキシードに身を包み

普段よりも多少頼りがいがある雰囲気をだしている

 

「トレーナーっ!?どうしてここにっ!?」

「ヘイロー、ごめんね?

 どうしても今日が良かったんだ。」

「今日?」

 

「「君の(貴女の)誕生日だから。」」

 

まったく

 

「・・・と。」

「ヘイロー?」

「このキングヘイローに相応しい

 誕生日にしないと承知しないわよ?トレーナー?」

「・・・うん、キングヘイロー。」

 

そして食事が終わり

 

「お母様?」

「なにかしら?」

今度はウーマンスーツに着替えたお母様

「その。」

食器は片付けられ

ワインが一つとグラスが3つ

「確かに成人していますけど。」

正直、ワイン苦手なのよね

「キングヘイロー。」

「なにかしら?トレーナー。」

 

すっと取り出される小さな箱

 

「ぇ?」

 

「俺と、結婚して下さい、

 そして、ヘイローのお母様、

 この結婚を認めて頂けますか?」

 

「えぇ、貴方なら任せられるわ。」

「お母様っ!?」

 

「ヘイロー?」

 

「キングヘイロー。」

 

 

それから一年後

 

日本国内最大級のチャペルにて

 

「綺麗だよ、キングヘイロー。」

「当たり前よ。」

「キングヘイロー。」

「お母様、私(わたくし)キングヘイローは、

 お母様から卒業いたします、

 今まで、本当にありがとうございました。」

「・・・そぅ。」

「そして。」

「うん。」

「「私達のこれからを、ご指導ご鞭撻のほど、

  よろしくお願いします。」」

「・・・ヘイロー、貴方達。」

 

式も滞りなく済み

 

その帰り道

 

「お母様。」

「キングヘイロー?」

「ヘイロー、言うのか?」

「えぇ。」

「・・・。」

「わたくしのお腹には、と・・・

 ()()()()()がいますの。」

「そぅ、そう!!そうなのね!!」

「はい、つい先日判明しました。」

「お母様、わたくし。」

「ヘイロー!」

 

母親に抱きしめられ泣きながら笑顔を輝かせる二人を

俺は眺めていた

 

 




トレーナー
・種族トレーナーへ進化
実はキングヘイローと同級生(学校は人間の方だが)

小学生の時、両親のスーツ新調に付き添い
ヘイローのお母様のお店に
その時、バックヤードから出て来た
キングヘイローに一目惚れし
その日から猛勉強し
中学・高校を飛び級卒業し、
中央トレーナー試験に二回落ちて
三度目に合格、晴れてトレーナーとして
トレセン学園に着任し
()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

後日、お母様から暴露され
よりアツアツな夫婦関係を築いたとか

さて、ヤエノムテキも出て来たし
諭吉さんを刻む準備をせねば・・・
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