ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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そして書き終えてから気づく

メジロライアン

結構初期から
(アプリ開いて確認した)
手持ちメンバーだったんだね
素で書き忘れてたね

ごめんなさい

んで、スペシャルウィーク
キミが次の犠牲者だ

ダイタクヘリオスの
『ウェーイ』のイメージがわかなくて
メジロパーマーはまだ塩漬け中


雪解けは緩やかに

 

~~♪~~♪

 

広大な牧草地帯に一人のウマ娘が歩いていた

 

その姿は地元のウマ娘にしか見えない

 

「はぁ、な~んもないな~。」

 

 

こんにちわ?は?

スペシャルウィークです

えへへ、引退して大分経っちゃいました

トレーナーさんお元気ですか?

私は、うん、元気です

ほんとですよ?

時たまおかあちゃんに

食べ過ぎで怒られちゃいますけど

 

今日はグラスちゃんの

『娘さんのデビュー戦ですよね?』

えへへ~、ちゃんと着日が

そうなる様に『していび配達』にしたんですよ?

スズカさんのお子さんも

ぶっ飛んでますよね

いいな~、また私も走りたいです

 

今度、人参詰め合わせを送りますね?

 

トレーナーさん

私、楽しかったんですよ?

でも、引退して

なんだか

いえ、

 

忘れて下さい

 

 

「はい、コレが

 消されていた文面の再構築だよ?」

「ありがとう、アグネスタキオン、助かる。」

 

人参の詰め合わせに同封されていた手紙から

違和感を感じ、

アグネスタキオンに復元を依頼したら

案の定

 

「タキオン、チームを任せて大丈夫か?」

「任せたまえ、

 サブトレーナーの権限で

 やれる事は済ませておくよ。」

「助かる、

 旦那にも

 『アグネスタキオンを借りて済まない』と。」

「まぁ、旦那君から言われて

 経験を積んでいる身としては

 ありがたい申し出だったからね、

 お互い様だよ、それで?いつ?」

「飛行機のチケットが取れ次第。」

「わかった、チームには伝えておくよ。」

 

無理に連れ帰って来なくて良いからね?

 

「お前、意味わかってて言ってるのか?」

「よくある事だ、ウマ娘には、ね、

 特に、スペシャルウィーク君は、な。」

「俺の力不足だ。」

「違うよ、世論のせいだ、

 キミのせいじゃない、

 そして、『それを推しつけた人間のせいだ』

 キミじゃない。」

「・・・すまん。」

「いいさ、後、コレを。」

「コレは?」

 

一時的にウマ娘から『人耳』になれる薬さ

効果は精々2日だ、上手く使い給え

使用期限は10日だよ

 

「・・・試したのか。」

「旦那君きっての要望でね、

 まぁ、夜が大変だったよ、

 簡単に組み伏せられて、ねぇ、

 あそこまで情熱的に求められたのは

 嬉しかったよ。」

 

そう言ってお腹をさする

 

「お前こそ無理すんなよ?」

「当り前さね、旦那君を呼んでるから

 そろそろ来るよ。」

コンコンコン

「入るぞ、タキオン。」

「ほらね?」

「___、頼む。」

「任せろ、お前は

 あの娘について居てやれ。」

そう言ってチケットを渡される

「いつの間に。」

「優待券だけど

 使わないとアレだからな、

 使ってくれ。」

「ありがとう。」

 

 

「さぶっ!?」

 

荷物を整理し、

有給扱いで理事長とたづなさんに

許可を取るのに時間を喰われ

 

冬になってしまった

 

世間は『有馬記念』に目が行っている

 

ヴァンヴァン

「おまたせー、トレーナーさん!」

「スぺのお母さん、お久しぶりです。」

「乗った乗った。」

 

軽トラに乗り込み

スペシャルウィークが居る家に向かう

 

「スぺのお母さん、

 スペシャルウィークは。」

「コタツでぼ~っとしてるよ、

 ほんと、抜け殻の様に。」

「・・・手紙を復元して貰いました。」

「読まなくていいよ、わかってるから。」

「っ。」

「アタシじゃ、解決できない、

 それだけはわかる、

 トレセン学園はあの娘にとって

 かけがいの無い経験で思い出で、

 青春だった、そこから離れればね。」

「すみませんでしたっ!!

 チームを受け持ち、

 あの娘が卒業するまでの時間を

 きちんと支えて上げられなくて

 申し訳ありませんでしたっ!!」

 

待避所に止まる軽トラ

 

ごす

 

「私は、そんな事を聞かされる為に

 あんたを迎えに来たんじゃない、

 スぺ、

 あの娘が再び『外を見れるように』

 『明るく、元気で』

 アンタの事を楽しそうに話す

 『アンタが好きな

  スペシャルウィーク』を

 もう一度見たいから

 ここまで迎えに来たんだ。」

「・・・できません。」

「なぜ?」

 

俺は、あの娘が傷ついているのを

わかっててチームを優先したんです

 

だから

 

鈍い音が響く

 

「責任取らせるから、覚悟しなよ?」

「わかってます。」

 

再び軽トラを進める

 

 

「ただいま~、すぺ~、

 荷物しまって~。」

「ぁ、は~い、

 おかあ、ちゃ。」

 

頬に痣を作ったトレーナーがそこに居た

 

「帰れ。」

「悪いね、すぺ、

 コイツは『私の客だ』」

「おかあちゃんでも、やだ。」

「すぺ、荷物をしまえ。」

「やだ。」

「俺がしまいます、

 場所、教えてください。」

「すぺ、案内しな。」

「嫌だっ!!」

 

 

「で?」

一升瓶とコップ

「何日か、時間を。」

「はっ、返す訳ないでしょ?

 『私の娘をこんなにしたんだ』

 責任を取らせるって言ったろ?

 『アンタの事を

  楽しそうに話すあの娘に戻るまで』」

 

帰れると思うなよ?

 

 

何日経っただろうか

 

雪は積り 解け

 

桜が咲き始め 夏が来る

 

そして、秋も

 

 

「まだ居たんですね。」

 

珍しく、そして、ここに来て

『初めてスペシャルウィークから話しかけて来た』

 

「あぁ。」

 

会話は続かない

 

「メールや、電話も返していないんだな。」

「関係ありません。」

 

チームをタキオンと旦那君に正式に引継ぎ、

トレセン学園に『籍』は残るが

『非常勤』となり

実質、クビになった

 

 

また、一年

 

冬が来た

 

今日も牧場・畑の手伝いも済ませて来た

 

「ただいま。」

 

返事は帰って来ない

 

「よ、ちょっといいかい?」

「はい。」

 

 

「もぅ、3年か。」

「そうですね、

 チームも引継ぎが終わって、

 今は非常勤なので実質クビになりました。」

「・・・続ける?」

「続けます、

 あの娘の、スペシャルウィークの

 少しでも気が晴れるなら

 俺は『一生をあの娘に捧げます』」

 

 

「トレセン学園、クビに

 なったんですね。」

「あぁ。」

 

「まだ、居るんですか?」

「あぁ。」

 

実は住所変更も済ませて

書類や手紙はここに来るようになっているが

 

『未だに来る〈そう言う手紙〉もある』

 

まぁ、スペに見せない用に

畑の一角に埋めている

 

「『トレーナーさん』」

 

聴き間違いだろうか?

 

「スペ?」

 

「『トレーナーさん』どうして、

 そこまでするんですか?」

 

聞き間違いでは無かった

虚空を映す瞳はまだ

『俺を映していない』

 

「スペと同じになれば

 スペの事、わかるかなって。」

 

「バカじゃないですか?」

「だな。」

 

「トレーナーさん。」

「なんだ?スペ。」

 

「人が嫌いです。」

「奇遇だな、俺も特定の人間は嫌いだな。」

 

「『ウマ娘』が嫌いです。」

「そうか、

 でも『スペシャルウィーク』

 キミは。」

 

だから、私は私が嫌いです

 

「そうだ。」

 

あの薬をもう一度造って貰うか

 

「トレーナーさん?」

「何日か待って貰える?」

「別に、いいです、けど。」

 

 

《やぁ、トレーナー君、

 薬は届いたかね?》

「あぁ、まさか

 『メジロ家のドローンで

  来るとは思って無かったけどな』」

《はっはっは~、

 サプライズだよ、

 4年も待たされたけど、

 効果はやっぱり二日間だ》

「そか、ありがとうな、

 アグネスタキオン。」

《ふっふっふ~、

 いい結果を期待しているよ?

 みんな、『会いたがってるからね』》

「・・・すまん。」

 

 

「なんですか、コレ。」

 

エメラルドグリーンに光ったり

どす黒くなったり

少なくても『七色に変化する液体』は

今まで見た事が無い

 

「『二日間だけ人耳になれる薬』」

 

「え?」

「いや、言葉の通り。」

 

「の、のめ、と?」

「消費期限もあるからね、

 飲んで欲しい。」

 

 

「どうだ?」

「違和感しかありませんよ。」

 

『二人で出かけるなんて、何年振りだろう』

 

「ましてや

 髪も全部降ろしてるからな、

 誰もスぺとはわからんだろ。」

「そうでしょうか。」

 

コンビニ、商店街、モール

 

ほんと、久し振りに見る光は

眩しかった

 

 

「わ~、この丘、久し振りです。」

「だろうな。」

 

札幌を見下ろせるあの場所に

 

『二人だけ』

 

「トレーナーさん。」

「なんだ?」

 

「責任、とってくれますか?」

「そうで無きゃ、ここに居ないよ。」

 

何年越しだろう?

そんなの、どうでもいい

 

箱から指輪を出し

 

スペシャルウィークの指輪に嵌める

 

「責任を取らせてくれますか?

 スペシャルウィーク。」

「はい、トレーナーさん、

 責任、取ってくださいね?」

 

その瞳に、俺が漸く映し出された

 

 




元・トレーナーさん

スペシャルウィークが引退を選び
その後チームを任され

スペシャルウィークの
置かれている状態を知りながら
チームを優先してしまった

今は、スペシャルウィークの実家で
『4人暮らし』

スペシャルウィーク

日本総大将・目
作者の犠牲者・科
史実も人間と栗毛馬嫌いなウマ娘

原因はグラスワンダーと
種馬時代で強制されたから

スペシャルウィークのおかあちゃん

隣の部屋で『うまぴょい』を
覗いていたのがバレて
スぺと大喧嘩したが
孫が生まれて
『おばあちゃん呼び』に
若干凹んでいる

アグネスタキオンと旦那君

スぺトレーナーの良き理解者で
問題が発覚した時点で
手を打てなかったのを後悔していた

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