渋々『コロナワクチン』
inファイザーを(一回目)
撃って・・・打って来ました
スペシャルウィークアフターのつもり
続くかどうかは気分次第
私はユルサナイ
母さんを追い詰めた『人耳』を
それを知りながら見捨てたURA
そして、本当は親父も
許さないと言いたい
でも、
親父は『全てを捨てて母さんの元へ来た』
親父が居なけりゃ『俺』は産まれなかった
なら、この憤りを誰にぶつければ良い?
そうだ、親父が言うには
アメリカには『強いウマ娘』が居るらしい
『アメリカで走りたい』
『わかった、使えるツテを当たるよ』
そこからは早かった
流石にいきなりはアメリカで走れないと言われ
『偽名を使い』
トレセン学園へ転入し
『さっさとGⅠを獲った』
そして『アメリカの学園へ転入して』
ぶちのめして来た
そして、『トレセン学園に』
『グラスワンダーの娘が入学したと』
親父から伝えられて
「ようやくだ!!
母さん、漸く
『母さんを見捨てたウマ娘に復讐が出来る!!』」
▽
お母さん
私、トレセン学園に合格したよ!
でも、私の母、『グラスワンダー』は
『偽りの笑顔』を返してくれた
そう、トレセン学園に関わる事で
私の母は、『偽りの笑顔』しかしない
父に聞いても言葉を濁すだけ
なら、『何があったのか』
私の母から『本当の笑顔を奪ったのは誰なのか』
『レースで勝って見つけてやる』
ただ、『抹茶ラテを和食か洋食か貴女はどっち?』
って、毎日のように聞いて来ないで欲しい
私は『洋食』だと思うけど言えない
あの『圧』は、GⅠバの『圧』
下手に何か言えば
潰されるのは目に見えている
さて、門に着いたけど
なにこれ?
滅茶苦茶おかしい娘ばかりいるんだけど?
⏰
「あぁ、スクリーンヒーローさん、
ごめんなさい案内が遅れまして。」
「い、いえ、大丈夫です。」
この『人耳』はたづなさん
お母さんもお世話になった『人耳らしい』
そう、らしい、なのだ
写真で見た十年前の姿と変わらないのは
正直、恐怖を覚える
「どうされました?」
「いっ!?いえ、なんでもないですっ、
正直、お母さんが住んで居た
『同じ相部屋になるとは思って無かったので』」
なんの因果か
母『グラスワンダー』が寄宿していた
あの部屋なのだ
コンコンコン
「『シーザリオさん』入りますよ?」
あぁ?
むむっ、なんだか相部屋の娘は感じ悪いですね
「まったく、共有スペース何ですから
ちゃんと範囲内で広げて下さい。」
けっ
(うわ、物凄い資料の山と、え?)
「『お母さんの写真?』」
にぃ
彼女の口が裂ける
「あんた、名前は?『俺はシーザリオ』」
「わ、私は、
『スクリーンヒーロー』です、シーザリオさん。」
「まぁ、すまん、片付けるわ。」
(え?)
「あら、シーザリオさん、
『貴女が自発的に片付けるなんて』
冬なのに台風ですか?」
「うっせぇ、『行き遅れ女』」
(ひぃっ!?
見えない火花が、見える気がするっ!?)
⏰
「わ~。」
「んだよ?」
たづなさんは『仲良くしてくださいね?』
って、言って出て行った
「綺麗な字だな~って。」
「は?資料作るのに
汚ねぇ字じゃ読めねぇだろ?」
「それは、そうですけど。」
すんすん
「どうされました?」
お前、良い匂いするんだな
「へっ!?」
彼女は私を押し倒し
あちこち嗅いで来る
「やっ!?やめっ!?」
「やべぇ、なんだこれ、喰っちまいてぇ。」
彼女の鼻先が耳に当たる
「やぁっ!?」
「お~い、ここはハッテン馬じゃねぇぞ~。」
「ちっ、ヒシアマ叔母さんか。」
そう言って彼女は離れてくれた
(し、心臓バクバクなんだけおぉっ!?)
「まぁ、程々にしちゃくれねぇか?
スクリーンヒーローは
あんま脚良くねぇから、無理はさせんなよ~。」
(え?それだけっ!?)
どうやら、他の部屋に
顔だしも兼ねて見回りをしている様だった
「ふむ、あんた、両親は?」
「私?
『お母さんはグラスワンダーって言うGⅠバだよ?』」
そう、何気なく答えただけだ
けっ、美味そうなのに、コイツが、はぁ
ままならねぇな~
そう、小声で聞こえた
「貴女のご両親は?」
「ま、言っても大丈夫か。」
「ん?」
スペシャルウィーク
「え?」
「その耳、ちゃんと掃除してんのか?
なんなら俺が舐め取ってやろうか?」
「ひぇっ!?
なめないでぇっ?!」
「はぁ~、聞こえてんじゃねぇか。」
「お母さんが探してるウマ娘なんだよ!?
教えてください!
元気にしてるんですか!?」
「うぉ、グイグイ来るじゃねぇか、
なんだ?そのままヤルか?」
今度は壁にへばりつく
「しないわよっ!!」
「つれねぇ~の、
まぁ、元気、ちゃぁ、元気な方か。」
「元気な方?」
「あぁ、妹か弟がお腹に居るんだよ、
それに、色々あってな、
あんま外に出られねぇんだ。」
「それなら!!」
スマホを素早く操作し『お母さんに掛ける』
「おい、誰に電話かけてんだよ?」
「え?お母さんだよ?」
「やめろっ!!」
今度は悲しくて辛くて
でも、助けて欲しい、そんな複雑な表情で
私は押し倒された
〈スクリーンヒーロー?どうしたの?〉
「お、お母さん。」
(どうしよう、これ、言っていいの?)
ギリッ「初めまして、
スクリーンヒーローのお母さん。」
俺はアンタが見捨てた
スペシャルウィークの娘だよ
スマホ越しに食器が割れる音がする
「お、お母さんっ!?大丈夫っ!?」
〈だ、大丈夫、大丈夫よ、スクリーンヒーロー〉
(震える声が
どう足掻いても大丈夫に聞こえないよ!!)
「『私はシーザリオ』
アナタの娘さんと相部屋なの。」
(こわっ!?急に女の子口調っ!?)
ミシミシと、スマホが聞こえる
「お、お母さん?」
「『グラスワンダーさん』
別に母は恨んでませんよ、
『アナタの事情も知っていたので』
まぁ。」
ここに居るアナタの娘を
『私が美味しく食べちゃうかもしれませんが』
べきっ
「ちょっ!?物凄い音したよっ!?」
〈・・・スクリーンヒーロー〉
「お母さん?」
〈レースでその娘に勝ちなさい
それだけよ〉プッ
「え?ちょ、お母さん?お母さんっ!?」
切れた
「ふふっ、ほんと、良い匂い///」
「やんっ!?そこ触らないでっ!?」
耳はほんとダメっ!!
スルスルと手がお腹を触る
「っ~!?」
「スベスベね~///コッチはどうかしら?」
やだ、そっちはむ「ふんっ!!」
ごちーん
と、漫画の様な音がシーザリオを襲った
キュゥ
「え?へ?なにが起こったのっ!?」
「まったく、お母さんの勘は
良く当たるわ。」
「あ、アナタは?」
「私?
『ラスカルスズカ』
お母さんは『サイレンススズカ』」
「あの、先頭民族の。」
「どこで聞いたのよ、それ。」
「お母さんから。」
「後でラインしとこ、
ほら、起きろ『ウマ喰い娘』」
「って~な~、
コイツが可愛くて美味そうなのが
いけねぇんだよ。」
「どういう意味よ、それ。」
(今のが痛いで済むのっ!?)
「や~、マジで触りまくって
今からでも食いたいぜ。」
制服を素早く直し
ラスカルスズカの後ろに隠れる
「嫌われたわね、アンタ。」
「いや、これからジワジワと
少しずつ、『私色に染めて上げちゃう♪』」
ウマ生で初めて鳥肌が立った
「はぁ、ヒシアマさんに言って、
私が貴女と変わるから安心して頂戴。」
「は~?なんでお前が相部屋になるんだよ?」
「『何人ウマ娘を食ったら気が済むのよ?』」
え?
「全部。」
蹴りが、綺麗にめり込んだ彼女は静かになった
「ちょ~っ!?大丈夫なのっ!?」
「みねうちよ、それに。」
「あぁ、効いてねぇよ。」
あぁ、お母さん、
トレセン学園って、大変なんだね
グラス
〔みんな、緊急よ〕
エルデース
〔どうしたんデスか?〕
キングよ?
〔珍しいわね〕
パクパクですわ
〔グラスさん?〕
テイオー
〔みんなどうしたの~?〕
ゴルシちゃん
〔どした?グラコロ?〕
グラス
〔切りますよ?〕
先頭は譲らない
〔グラスさん、
何があったんですか?〕
ウォッカ
〔なんだなんだ?〕
ダスカ
〔なにごと?〕
グラス
〔スペシャルウィークさんの
娘さんがトレセン学園に
入学したわ〕
たぶん、続くかもしれない・・・