ウマ娘ショートストーリー?   作:扶桑畝傍

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久し振りに更新

カレンチャンで祝!UGランクへ到達記念

ナイスネイチャ・・・安らかに休んでくれ。


お・に・い・ちゃ・ん?

お~に~い~ちゃ~ん!!

 

はて?なんで家の外から『担当バ』の声がするのだろう?

 

アパートの扉を開け、下を見ると

 

「あ!お兄ちゃん!来ちゃった♡」

「カレン、アポ無しは嫌だって

 自分で言っときながら

 俺には無しで来るんだな。」

「お出かけしよ!」

「え?まだ在宅勤務中なんだけど?」

「え?」

「え?じゃなくて、昨日の別れ際に俺、言ったよ?」

 

(あっ)

「てへ?」

「まぁ、そこに居るとアレだから上がってけよ。」

「いいのっ?!」

「サイン会場にはしたく無いからな。」

 

 

「うわ~ぁ~・・・何にもないっ?!」

「ん?まぁ、

 寝床と冷蔵庫、PCぐらいだな。」

「清潔感って言えばアレなんだろうけど。」

(ない、何にも無さ過ぎる、

 お兄ちゃん、どういう生活してるの?

 トレーナー室以外は家に居るって聞いてたけど、

 本当にここで生活してるの?)

「ほい、紅茶、ミルクと砂糖はお好みでな?」

「え?なんで『高級陶器の紅茶セット』があるの?」

「ん?知人からの貰い物だ、

 確か『1890年~1900年代初頭』の

 貴族からの払い下げ品とか言ってたな。」

「へ?」

(えっと、それって

 とんでもない額になる物じゃぁ)

「知人曰く、

 『博物館にしまわれるよりも

     使われた方が良きる』ってな。」

「へ、へぇ~。」

(どどどどうしよぅ、壊しちゃったら

 べべべ弁償?)

カチャカチャカチャ

「カレンっ?!」

「あっつっ!?」

 

パリン

 

「カレン!大丈夫か!?」

すぐさまカレンを抱きかかえる

「ひゃっ?!」

 

よかった、カレンにはかかっていない

 

「指、見せて見ろ、火傷してないのか?」

「ゆび?」

「流し台に行くぞ。」

(え?え?この姿勢のまま?)

 

念のため指先に軟膏と湿布を張り保護

 

「ったく、どうしたんだ?」

「だ、大丈夫だよお兄ちゃん・・・ってっ!?

 カップが割れちゃったよっ!?

 べべ弁償しなくちゃっ!?」

「あぁ、『まだあるカップ』を

 新しく出せばいいよ、

 割れ方が綺麗だから、

 『金繋ぎ』で治せる範囲だ。」

「え?なおせる?」

「ん?やってみる?」

「え?」

 

お兄ちゃんはそのまま『押入れ』から

『見た事が無い量の陶器』がしまわれてる中から

修理道具を出して来た

 

って、押入れが『陶器で埋まってる』

 

「ねぇ、お兄ちゃんの知り合いの人って、

 何処かの国の人?」

「ん?

 あぁ、イギリスだかどっかの

 『修復職人』だな、

 トレーナーになる前からの知り合いでな

 最近は『城の修復プロジェクト』だかで、

 『ニュースで流れてたな』」

「・・・はぃ?」

「『____』って言う人。」

「え、ちょ、

 人間国宝を受賞した人だよ。」

「そうそう、

 『私はそんなおばあちゃんじゃないっ!』って、

 賞状を破りそうだったのを俺が止めたんだ。」

「と、止めたって、

 お兄ちゃん____さんとどう言う知り合いなの?」

「『行き倒れ』を拾った。」

「拾った?」

「おう。」

「行き倒れてたの?」

「そだな。」

「女性だよね?」

「あぁ。」

「泊めたの?」

「あぁ、トレーナーになる前だからな、

 もう10年は前か。」

「・・・仲、良いの?」

「愚痴はよく聞かされるが

 そう言った関係じゃないぞ?

 てか、彼女、『ウマ娘』じゃん、

 普通のヒトの俺が勝て訳がないだろ。」

「へ~・・・え?」

 

ウマ娘~っ!?

 

「え?ニュースになってたろ?」

「だって!!」

「ほれ。」

 

スマホをカレンに見せる

『彼女』が『帽子』を取った写真だ

 

「うそぉおおおっ?!

 めちゃくちゃ美人じゃないっ!?」

「そう思うだろ?」

「ぐぬぬぬ、スタイルもカレンより綺麗だし、

 背丈もあるし、

 こんなウマ娘なら、お兄ちゃんもコロッと。」

「ないないww」

 

画像を切り変える

 

「ぇ・・・なに、この『汚部屋』」

「彼女のアトリエ。」

「ぇ、えぇ~、う、うそだぁ~。」

「ほれ、動画もあるぞ?」

 

《____生きてるか~?》

《生きてる~》

《って、また籠ってたのか?》

《イワチャンさ~、なんか摘まむ物作ってよ~》

《そう言うと思って作って来たよ》

しゅばっ!!

《ごはーん!!》

 

「ストーーーップ!!」

「ほい、止めた。」

「ほ~~~~んとうに、

 同じ『ウマ娘』なのぉおおおおっ!?」

「まぁ、今は旦那さん捕まえて

 少しは身綺麗になったと思ったらな、

 『籠った後は戻っちゃう』そうだ。」

「・・・お兄ちゃん!!

 カレンはぜ~ったい!!

 こんな風にならないからね!!

 大丈夫だからね!!」

「んん?まぁ、そこはカレンだからな、

 安心しているよ、

 それに、もっと磨いて

 カワイイを追求していって欲しいからな。」

「お兄ちゃん///」

「そう言えば、

 今日は『どこに行くつもりだったんだ?』」

「・・・ショッピング?」

「何故に疑問形?」

「だって、『____』さんのインパクトが強すぎて

 全部忘れちゃった。」

「だな~、

 俺も最初は近寄るのすら躊躇(ためら)ったからな。」

「『行き倒れ』の時?」

「あぁ、

 流石にアレでな、

 『風呂に入れて洗ってあげたんだ』」

 

 

「アラッテアゲタ?」

「髪も尻尾も手入れして無くてな、

 切り揃えて整えて、

 ブラッシングに3時間はかかったな、

 それから『メシ』は要求されるわ

 『風呂の世話もやらされるわ』

 『3年は半ば強制同居状態』だったな。」

 

 

「カレン?」

「オニイチャン、カレンにもしてくれるの?」

「なにを?」

ボソボソボソ

「ん~、

 『フォロワー』さんが怖いけど、構わないよ?」

 

「へ?」

 

「ん?お風呂だろ?

 髪も整えるし、尻尾も整えるんだろ?」

「な、なんで?」

「んん?」

「いや、じゃ、ないの?」

「なんでさ?俺の『愛バ』が要求して来るんだ、

 それに、カレンチャンのお願いなら構わないよ、

 流石に水着は来てほしいけどさ。」

コケッ

「も~~っ!?」

「見る訳には行かないだろう?

 『カレンチャン』なんだから、

 『添い遂げるヒト』に見せて上げなよ?」

 

「お

 に

 い

 ちゃ

 ん

 の。」

 

おばかーーーーーっ!!

 

「うるさ、

 カレン?卒業式まで『後一週間』なんだから

 そう言う事で『炎上』はしたくないでしょ?」

「もー怒った!!

 卒業式の日!!

 覚悟しててね!!

 逃げちゃダメだからね!!

 地の果てだろうが

 宇宙の彼方だろうが

 ぜ~ったい!!逃がさないからね!!」

「はぁ?

 まぁ、『愛バ』の卒業式を

 抜け出すトレーナーなんて有り得ないからな、

 ちゃんと出席するよ?」

「この朴念仁!!」

「んん?」

 




イワチャン(岩元トレーナー・兼お兄ちゃん)

カレンチャン専属担当トレーナー

カレンチャンのアタックに動じないのは
『妹にウマ娘』が居る為、
赤ちゃんの頃から
『高校生』までずっと世話をして来た母子家庭

父は既に他界しており、
辛うじて写真しか残っていない
ウマ娘の妹は『岩元トレーナー』を
父親代わりに育った為
『彼氏基準』が、岩元トレーナー以上が絶対条件

その為『修復職人のウマ娘』の彼女を
『拾った際も』特に欲情が湧く事なく
『妹の世話で培った技術』をフルに活用しただけで
特にそう言う感情は持たなかった

『修復職人のウマ娘』曰く
「ん~、そんじょそこいらの
 マッサージ店よか疲れ取れるし、
 専属マッサージ師をお願いしたいぐらいヤバイ。」
との事

身長は170cmと大きめで
体格は細マッチョ
普段のワイシャツ・ズボンの線の細さからは
想像出来ない程ガッチリしている

カレンチャン
カワイイ目
妹属性科
お兄ちゃんが好きなウマ娘

卒業式後、速攻捕まえ
トレーナーの自宅に直行し
『逆に喰われた』

暫くしておめでたのニュースが世間を騒がし
『フォロワー』がトレーナー自宅へ凸を慣行するも
『トレーナー』に全て撃退されている

その騒動がひと段落した頃
『トレーナーの自宅』から
『ツヤツヤしたカレンチャン』が現れ
『フォロワー達は浄化されていった』

義妹(岩元トレーナーの妹ウマ娘)

容姿は『ハッピーミーク』に近いが
つり目で口元は基本△
オッドアイで『左が藍』『右が翠』
左目が弱視であり、眼鏡っ娘
『バ名』は持っておらず
普通の高校に通っており、
カレンチャンの卒業式と、
自身の卒業式が重なり、
『お兄ちゃん』には、カレンチャンを優先するように
キツク言い聞かせていたが、
式が始まる直前に態々こちらに寄ってから、
カレンチャンの卒業式に出ようとしていた兄に
「全く、義姉ちゃんになるかも知れない人を
 ほっとくとかあり得ないからね!!」
「んん?そうなのか?」
「そ・う・な・の!!」
「ん~、わかったよ。」
と、追い出している

そして、本当に義姉ちゃんになったカレンチャンと
初対面

「お兄ちゃん、絶対逃がしちゃダメだよ?」
「え?いや、責任取るし。」
「お兄ちゃん///」
「カレンお姉ちゃん!
 これからも家の兄をよろしくね?」

カレン曰く、『カレンお姉ちゃん』は効いた
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