ドトウ・・・長生きして欲しい
それはそれ、
コレはコレ
悪魔で派
悪魔で自分がアプリで育成した
タイキシャトルですのであしからず
むぎゅ~
「タイキ。」
「ゥ~。」
「動けない。」
突然、トレーナー室で仕事をしていると
扉が勢いよく開かれ
我が『愛バ』タイキシャトルが抱き着いて来た
勿論、正面から抱き着かれているので
柔らかいメロンが俺の眼前を塞いでいる
「あのさ、タイキ?
どう見ても事案案件な恰好だから、
一旦離れてくれるか?」
「・・・イヤ、デス。」
仕方なく『タイキを抱えたまま』
扉を閉め、カギを掛ける
扉の廊下側には
『御用はやよいちゃんか、たづなさんへ』と、
札を掛けて置く
タイキシャトル
最強マイラーとして、マイルのGⅠレースを
時には余裕、時には接戦を繰り広げ
ダートマイル・芝マイルGⅠ・重賞制覇を成し遂げた
(史実より勝ってる)
実は今回が初めてではない
最初の頃の『ホームシック』に始まり
GⅠ・重賞制覇と聞こえは良いが
『何度も挑戦して』と但し書きが付く
何度も負けながら
現役を9年続け
ようやくマイル制覇を成し遂げたのだ
ドリームシリーズに転向するのが明後日の
『マイルシリーズ』なのだが
「今日はどうした?」
「・・・。」
「タイキシャトル?」
「ドリーム、みたデース。」
「夢?」
「・・・みんな、いなくなって、
ワタシと、ドトウさんしか
いなくなっていったんデス。」
「・・・続けて。」
「しばらくハ、ドトウさんと
一緒に居たんデス。」
「なら、ドトウちゃんに感謝しなきゃな?」
「ハイ、でも。」
「でも?」
ワタシ、寝ている間に死んじゃったんデス
「・・・いつも通りに
挨拶して、お休みってしたんだろ?」
「ハイ。」
「きっと、ドトウちゃんは
『気付いてたんじゃないか?』」
え?
「悪魔で俺の憶測なんだけど、
ドトウちゃん、気付いてたと思う、
でなければ
『泣いている筈だよ?』」
「ソレは。」
「ドトウちゃん、
どんな『目をしていたのかな?』」
「タイキ?」
「『いつも通り』デシタ。」
「そうか。」
「ちゃんと、オワカレ、出来なかったデス。」
「・・・今から会いに行くか。」
「え?」
「メイショウドトウに。」
「チョッ!?」
しっかりタイキの手を掴み
スマホで素早くメイショウドトウの
スマホに電話を掛ける
〈ひゃぃっ!メイショウドトウですぅ!〉
「お、ドトウちゃん、ごめんね~夜遅くに。」
〈いっ、いえ、まだ起きてましたので大丈夫ですぅ〉
「ちょっと寮の玄関まで来れるかな?
ちょっと直接話さないといけない案件があるから。」
〈ぇ?私、なにかしちゃったんですか?〉
「いやいや、
家のタイキシャトルがちょっとね、
直接話したいってごねちゃってさ。」
(ノノノっ!?ノーゥ!?トレーナーさんっ!?)
必死に抵抗しているつもりなんだろうけど
こちとらゴルトレに鍛えられた体幹持ちだ
気弱なタイキシャトルぐらい余裕で抱えられる
〈タイキシャトルさんが?〉
「あぁ、大事な話しだから、電話じゃ嫌なんだと。」
〈・・・わかりました、玄関ですね?〉
「あぁ、お願い出来るかな?」
〈わかりました、いまから向かいますね?〉
「うん、よろしく~。」
あえて切らずにスピーカーモードにして置く
「トレーナーさん!!」
「なんだ?」
「ちょっとはオトメのハートを労わってクダサーイ!」
「いんや、
これは早い方が良い、
どうせ、明日って言って、その翌日は
また明日って、先延ばしする気だろ?」
「アゥ!?」
「それに、ドリームシリーズも
明後日に控えている、
こんな状態で出るのは
『他に出ているウマ娘に失礼だろう?』」
「・・・ソレハ。」
姿勢を整え『お姫様抱っこ』に切り替える
「チョッ!?」
「いくらタイキより『背が低くても』
この程度造作も無いよ。」
(こう言う時は、
ゴルトレと、タキトレに感謝だな)
※このタイトレは、ゴルトレトレーニングと
タキトレの試薬で強化人間と化している
尚、身長はどう頑張っても
これ以上は伸びない事が判明した
▽
玄関
「ぁ、あのぅ。」
「あぁ、ごめんごめん、
ドトウちゃん、今タイキ降ろすね?」
「はぁ。」
(ぅ~///ドトウさんに見られてしまいました)
「タイキシャトルさん?」
「ドトウさん。」
お?
ドトウちゃんがタイキを抱きしめた?
「え?」
「大丈夫、貴女はここに居ます。」
「メイショウドトウ?」
「『こちらこそごめんなさい』
『私が泣いたら、
貴女が辛くなると思ったので』
『いつも通りにか出来ませんでした』」
「ぁ、アァ、ドトウ、アナタは。」
「・・・今は、こうして一緒に居ます、
みんなも一緒に。」
「メイ。」
「はい、メイショウドトウ、ここに居ますよ?
流石に、タヌキさんや、
『猫のメト』さんは、まだお会いしてませんけどね。」
わんわん泣き止まないタイキシャトルを
しっかりと抱きしめ
頭を撫でるメイショウドトウは
『向こうでも』『ここでも』
大事な仲間なんだと
大事な友人なんだと
そして
「タイキのトレーナーさん?」
「はい。」
「私の友人を泣かせたら、どうなるか。」
御分かりですね?
「め、メイ?」
「ど、ドトウちゃん?」
「ね?」
「はい!!絶対に幸せにして見せますっ!!」
「えぇっ!?トレーナーさんっ!?
それ、ホントですカっ!?」
「・・・あぁ。」
実はいつか渡そうと思っていた
『婚約指輪』を取り出す
「ホントは、卒業を待ってからって
思ってたけど、
受け取って貰えるかい?
タイキシャトル?」
「ぁ///ハイ、フツツカモノデスガ、
よろしく、オネガイシマす!」
「ほぇ~、いいですね~。」
(え?本当にドトウちゃんなのこの子?
さっきの物凄い気迫は一体・・・)
(あの気配は・・・ライスさんに
似たような感じが・・・)
「あの、ですね?」
二人「はい。」
見なかった事にして下さいね?
あのライスシャワーと変わらないどころか、
それ以上の気迫の真顔の圧は
忘れられる訳が無かった・・・
▽
「トレーナーさん?」
「タイキ、今更トレーナーさんはないだろう?」
「アァ、そ、ソレハ。」
「タイキシャトル?」
「ァ~///お殿様///」
「ん~、惜しい、旦那様な?」
「エェっ?!そうなのデスカっ!?」
タイトレ
身長162cm
魔改造系トレーナー
ゴルトレに体幹を鍛えられ
(ゴールドシップの
ドロップキック10連耐久トレーニング)
タキトレから怪しい試薬を
飲み物に混ぜられ気付かなかった
タイキシャトル以外にも担当していたが
婚約指輪を受け渡した翌日から
他のウマ娘からの求婚を受けるが
「ワタシにマイルで勝てたらユルシテあげマース!!」
と、一蹴し、収まるかに思えたが、
ドリームシリーズ以外でも挑んで来る
マイラーウマ娘の挑戦を受け続けていた
タイキシャトル
ドリームシリーズに転向し
3年ほど走っていたが
メイショウドトウの『ドジ』により
『トレーナーと一緒に
倉庫に閉じ込められてしまう』
結果、妊娠、引退レースを出来ずに引退した
ただ、その日から
メイショウドトウの目つきがヤバくなったとか
ならなかったとか
ゴルトレ
ゴルシ・ザ・ドロップキックで、
ウマ娘に蹴られても平気な身体になった
その経験を活かし、タイトレを鍛え上げた
タキトレ
アグネスタキオンと試薬実験を繰り返した結果
12色発光を達成
ウマ娘の筋肉増強試薬を
『ヒト耳』に飲ませるとどうなるか?
と、タキトレ以外のデータが欲しくなり
タキトレと、アグネスタキオンで画策し
タイトレのコーヒーにその試薬を混ぜた
結果、『馬のタイキシャトル』を
知ってしまう
その事を、誰にも話していない
メイショウドトウ
ほえほえ系・ドジっ子属性・的場属に属するウマ娘
普段はいつも通りのドトウちゃん
しかし、テイエムオペラオーと競り合う時や
『的場インストール状態』がある
あのテイエムオペラオーも
『的場インストール状態』の
メイショウドトウには
流石にふざけない・・・かもしれない
一度だけとは言え乗っていらした的場さん・・・