感想が遅れましたが、ゼンカイジャー最終回とても面白かったです。まさか決着があんな形になるとは思いませんでしたが、いかにもゼンカイジャーらしいと思わず笑ってしまいました。
1年間本当に面白おかしく楽しめた作品です。1番好きなキャラはジュランです。
次回からのドンブラザーズも楽しみにしています。
今日は土曜日。
一般人にとっては2日間ある休日の初日。ある人は仕事の疲れを癒すために家でくつろぎ、ある人は趣味に時間を費やす。
そして特撮ヲタにとって、土曜とはウルトラマンが放送され、次の日曜には仮面ライダーとスーパー戦隊の放送が待っている、なんとも素晴らしい二日間でもある。
しかしホロライブで日々激務に追われる俺にとって、土日に休日があるということ滅多にない。とても貴重なのである
そしてなんと俺は今日、久しぶりに土日休みをもらえたのだ。
ここ最近は激務続きだったから、Aちゃん先輩が気を利かせてくれたのだ。いや、本当にAちゃん先輩には頭が上がらない。今度お礼に何か奢らなければ。
「さーて、どれから観ようかな〜っと」
というわけで、せっかくの休みの有効に使うため、俺は特撮耐久レースの開催を、ここに宣言した。
このレースはその名の通り、己の眠気の限界が来るまで特撮を見続けるというもの。良い子は真似しちゃいけない。
「やっぱり気合い入れるためにも、手始めにクウガを見て平成キメるか…いや、TDG一気見も捨てがたい……」
ピンポーン
誰だこんな時に。プレバンか?いやでも別に何か注文したわけでもないしなぁ……
「はーい、どちら様?」
「こんにちわっしょーい!遊びに来たよ!」
ホロライブ1期生の夏色まつりがいた。ので俺は、
「帰れ」
ガチャン
すかさずドアを閉めた。
「ちょいちょいちょーい!せっかく来たってのに、いきなり帰れはないでしょーが!!!」
が、まつりによって阻まれた。
「やかましい。一体なんの用だまつり」
要件をさっさと済ませてレース開始したいんだけども。
「章二、休みなんでしょ?まつりも今日は完全オフだから、一緒に遊びたいな〜って」
遊びたいな〜じゃないよ。
とにかくここでさっさと終わらせないとせっかくの耐久がおじゃんになってしまう。なんとかしなければ。
「あのなぁ俺スタッフ、お前一応アイドル。わかる?」
「一応って何!?なんでそんな嫌がってるのさぁ〜!アイドルと遊べるせっかくの機会だよ!」
「お前そんなこと言ってると、週刊誌が文春砲という名のナパーム弾ぶっ放してくるぞ。お前ただでさえ色々アレなのに」
「アレとかいうな!ていうかその辺は大丈夫!まつりすや他のリスナーも、みんな章二のこと認めてくれてるし!」
「いや、それとこれとはだな…」
俺はAちゃん先輩みたいに顔出しはしていない。しかし他のホロメンが配信やツイートで俺の存在をファンに教えてしまっており、なんやかんやで受け入れられてしまっているのだ。
最近では『ホロライブに特撮ブームを呼び起こした特撮界期待のホープ』だとか『ホロライブが特撮に侵食されてるから、実質そのスタッフはトクサツワルド』、『おのれディケイド』などと言う意見も耳にした。
というか誰がトクサツワルドじゃ。こちとらただ趣味がアイドルたちにバレて優しくしてもらってるだけのオタクなんだよ!
ていうかあんたらいいのそれで?大丈夫かこの業界!?
「お邪魔しまーす!」
とか言ってるうちに勝手に侵入された。ほんと遠慮ないなこいつ。
「うわぁ〜見事なまでにオタク部屋だねぇ」
「うるさい」
まつりは人の部屋を見て失礼なことを呟く。
お前にこのロマンがわかってたまるか。
「あ、ここの棚とかフィギュアだらけ」
「下手に触って壊したりするなよ。限定品とか沢山あるんだから」
「はーい……へぇ〜最近のウルトラマンってこんな感じなんだ〜。この赤いのとか猫耳付いてるし……お?」
さてと、少々予定が狂ったがさっさとどれを観るか決めないと、このままではせっかくの休日を無駄にしてしまう。
「ねぇねぇ章二!これ、なんてウルトラマン?」
「あ、まつりお前勝手に……」
まつりが手に持ってるのは頭部や腕、脚に青いクリスタルの装飾があるウルトラマンのフィギュアーツ。
「ギンガか」
「ギンガって言うの?なんかあちこち宝石がついてピカピカしててすごくかっこいい!」
ウルトラマンギンガは、記念すべき新世代ヒーローズシリーズの第1作目。
怪獣やウルトラマンが、スパークドールズと呼ばれる人形に封印され、地球へと降り注いだ。伝説のアイテムギンガスパークに選ばれた礼堂ヒカルが、遥かな未来からやってきたウルトラマンギンガと一体化して、怪獣に立ち向かう物語。
ソフビ人形を使って、怪獣や歴代ウルトラマンに変身するなど、それまでのウルトラマンの常識を覆す要素が多く盛り込まれた画期的かつ挑戦的な作品であった。
予算の都合で話数は計11話とかなり少ないが、その人気から続編が作られ、ウルトラマンシリーズおよび円谷プロの復活に大きく貢献した偉大な作品である。
「せっかくだし、観てみるか?」
「いいの?みたいみたい!」
というわけで、特撮耐久レース最初の作品は、ウルトラマンギンガに決定した。
それじゃあ視聴開始!
『いくぜギンガ!』
『ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!!』
『シャオラッ』
『ギンガクロスシュート!』
『僕に戦えというんだな、ジャンキラー……いや、ジャンナイン!』
『ウルトラマンが人間を救うのではない!人間と力を合わせ、戦ってきたのだ!!』
『タロォォォォ!!!』
『ヒカルーッ!未来を掴め!』
『止めてやる!全ての命!全ての時間を!』
『止めるのは…お前のその歪んだ野望だ!!』
『ギンガエスペシャリー!』
『ギンガ…』
『私は宇宙に旅立つが、君はこの星をもっと冒険しろ。それが終わったら…また会おう』
『……おう!』
『未来は、変えることができる。良いようにも、悪いようにも…それを成すのは君たちだ』
『さらばだ…ありがとう』
「面白かった〜!タロウが元に戻れた時なんて、まつり興奮しちゃったよ!」
「まあ、楽しめたのならよかった」
「ねぇ!もうお昼だし、一緒にどこか出かけない?」
「何言ってんだ?」
「え?」
「ギンガが終わったら次は当然ギンガSだろうが。ビクトリーの勇姿を焼き付けないでどうする」
「い、いやまつり流石にちょっと疲れちゃったから、そろそろ気分転換したいな〜って」
「これは特撮耐久レースだ。付き合った以上、限界がくるまでのめり込もうや」
「ひぇぇ…」
その後、ギンガSからZあたりで限界を迎えたまつりは、そのまま寝落ちしてしまった。これからトリガーだって言うのに勿体無い。
仕方ないのでまつりを自室のベッドに移動させ、耐久レースの続きへと洒落込んだ。
「ふへへぇ…章二ぃ」
移動の際にまつりのニヤケ声が聞こえたが、どんな夢見てんだろうなぁ。
「ま〜つ〜り〜ちゃ〜ん……白上に内緒で章二さんとお家デートとは、どういう了見ですか〜?」
「ふ、フブキ落ち着いて!話せばわかるから!」
「しかも章二くんのベッドで寝たらしいよね?これは流石にメルも頭にきちゃった。章二くんとナニしてたのか、説明してほしいなぁ」
「ナニもなかったよ!ただずっとウルトラマン観てただけだから!!」
「アキちゃん、はあとちゃん」
「了解〜」
「は〜ちゃまっちゃま〜!」
「ちょ、アキロゼなんでまつりの腕を掴むの!?はあとちゃんも、その手に持ってる
事務所に入ると、他の一期生たちに連行されるまつりの姿が目撃されたが、見ないことにした。